2009年5月21日 木曜日
今日は、いつものギラギラしたおひさまもちょっとお休み。ちょっぴり涼しい一日のスタートでした。
バスから降りてきたK君が、「いちご今日も赤くなっとるね。」「ひとつ、ふたつ、みっつ、・・・」と数えているうち、「今日は、すくないねえ」とつぶやくと、「お日様がでてないけんかなあ」とI君。いちごを通して、はち、だんごむし、なめくじ、などの虫たちとの出会い、そして虫たちは、たくさんの話題や課題を私たちに提供してくれました。子どもたちの大好きだっただんごむしも実はイチゴを食べる害虫だったこともわかりました。
またびわの木の前では、ぞう組のS君とI君は、古森先生の歌声を聞いて、びわの木を見にやってきました。昨日もびわの話題が各クラスででたのですが、そのびわの木の前で歌詞のお話をしてくださいました。「うすいにじあるろばさんのお耳みたい」というのは、ろばの耳の裏は、血管がみえて薄いピンク色で、お日様が当たると、虹色に見えること。「お日にぬるんでうれている」は、お日様を一杯に浴びたびわが美味しそうに甘くなっている。」という意味であることを教えてもらいました。するとS君達が、突然「びわの絵が描きたい。」といって画板とパステルを持ってきて、びわの木の前で、絵を描き始めました。びわの葉っぱが、ろばの耳ににていることやびわの実が上を向いて抱き合ってることなどに気づきながら描いていました。その真剣なまなざしは、「ちびっ子画家」のようでした。
さて砂場では、藤棚の伸びたツルをおじちゃんが切っていました。切ったツルが山積みにしてある事に気付いた古森先生はそのツルで冠を作りました。そしてその冠を頭に乗せて歩いていると、その後ろを後から後から子どもたちの行列が出来ていきました。それに気づいて あっという間に子どもたちと教師が集まり、藤のツルでスカートや冠を作り、それを身につけ 園庭を走り始めました。その光景は、ジャングルでちびっ子達が遊んでいるかのようでした。「ジャングルぐるぐる」や「サバンナ」を踊り、それはそれはたのしかったこと。・・・・・・ 今思い出しても身体が自然に動いていきそうです。
「ぱんだ組ニュース」
カイワレ大根の栽培を経験したことで いろいろなことに興味を持ち始めたようです。「さくらんぼの種を植えたら芽がでるかなあ」「この種はどうかなあ・・・」といいながらT くんは実際に土に植えてみました。 またカイワレ大根の種をまくことを聞いた丁ちゃんは、おうちで、自分でやってみたいと牛乳パックに朝顔の種を入れて持ってきてくれました。その朝顔が水栽培で大きくなり緑の葉をつけ、根もはってきたので土に植え替えをしました。
またカイワレ大根の種を入れる入れ物を作ったことでS君は今日自分で線も描かず、かごをイメージしながら、なんと同じ形を作りました。こんな幼稚園での子どもたちの遊びがすべて学校に行ったときに科学や算数の学習ににつながっていく根っこになるんだなと改めて子どもたちの姿を見て学びました。そしてもう一つ・・・・・ぱんだ組には今、免許を取るために他園から音楽の得意な大原先生が実習に来てくださっていて、まいにちそれは素敵なピアノの音色とオペラ歌手のような歌声を聞かせてもらっています。ぱんだ組だけすごく得をしている気分・・に浸っています・・。
そして今日、きりん組とくじら組の子どもたちは、合歓の木を訪問しました。大好きな「アブラハムの子」や「お引っ越しゲーム」そしてふれあい遊びしましたが、年中の3学期に比べてはるかに成長した子どもたちは一生懸命でした。びわの歌も幼稚園のびわの木を思い出しながら優しく歌うことが出来ました。今回はおじいちゃん、おばあちゃんのために茶つみの手遊びを用意していきました。「夏も近づく八十八夜トントン・・」お年寄りと子どもたちが年齢を越えて心が通い合ったひとときでした。
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