2009年4月10日 金曜日
初夏を思わせるような好天に恵まれた今日の入園式、元気よく登園した子ども達はすっかり三葉っ子になりきった表情でお父さんお母さんと一緒にお部屋に行く姿が見られました。先日の一日入園で靴箱やロッカーの場所を覚え、お部屋の中で遊んだことで、所持品の始末もスムーズにでき、驚くほど落ち着いて行動することができました。もちろん、入園式では一人ひとりが保護者から離れて椅子に座ることができ、式の流れひとつひとつに反応していました。クラス紹介では担任から名前を呼ばれると、大きな声で「はい!」と手を挙げて返事をし、歌や手遊びでは楽しくリズムに乗って遊ぶことができました。東京から1年振りに駆けつけて来た園長から「入園おめでとうございます。」と言われると「おめでとうございます!」と同じように返す子どもの姿に、会場からクスクスと笑いが出るなど和やかな雰囲気に子ども達がすっかり溶け込んでいる様子がうかがえました。
今日の入園式のため、「今日が大事・今日が大切」を合言葉に教師達は色々なところに心配りをしてきました。例えば、立て看板の模様とお土産の袋の模様を同じにしました。これは、入園式に来て1番最初に目にする立て看板と最後に手にするお菓子の袋が同じというサプライズに期待した教師の遊び心でした。また、チューリップの花の植木鉢にリボンを付けてお祝いの気持ちを表現しました。それをより生かすためにバックに青色の紙テープを付けました。どの場所にも、今日の入園式に来る子ども達への想いを巡らせて準備をしていきました。
大切な子ども達の園生活を期待してご夫婦やおじいちゃん、おばあちゃんまで沢山の方々でいっぱいの会場は熱気にあふれ、私達の子ども達への呼び掛けにも力が入り、入園式の時間が延びるハプニングもありました。
記念撮影でも子ども達を見守るようにお父さん、お母さんも加わってにぎやかな写真になりました。みんなの息がそろわず写真屋さんのおじさんは汗だくだくでしたが、それも入園式ならではの光景です。4月3日満開になった桜の花も散らずに緑の葉っぱを加えて子ども達を待ってくれていたようでした。
今日の教師達の反省会では、沢山の失敗やそれについての反省もありましたが、副園長から「二度とない今日を、明日、明後日も毎日、今日が大事・今日が大切という気持ちを持って保育しよう。」と励まされ、元気で明るい三葉っ子のために私達は心を込めて保育にあたることを固く誓い合いました。
早速13日から午後までの保育が始まります。教師達は明日、明後日のお休みはきっと月曜日の子ども達との生活をどう過ごそうかと頭の中はいっぱい、ドキドキ思い描くことでしょう。1年間よろしくお願いします。
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