2009年3月10日 火曜日
今週から年中のフロアーはどこのクラスも忙しそうにしていました。 あと残り少ない年中での園生活は年長さんを送る卒園式の練習、さよなら会の準備、そして来年度の入園式の練習とどれにもかかわって自分達が手伝ったり進めたりするようになっているからです。「もうすぐ、私らが年長やけん今の年長さんにさよならせんといかんよね」「そうよね、何してあげたら喜んでくれるんやろ?」このところ色々と考えてさよなら会の内容も決まりました。そして今はその内容をプログラムに書いたり、歌や踊りふれあい遊びを年少さんと練習したりしています。今日は年長さんの各クラス名の動物の絵を年中の子ども達と描きました。 あこがれの年長さんのクラスの動物を描いていると早く自分も年長さんになりたいという気持ちが強くなって来たようでした。 さよなら会、卒園式、入園式に向けての準備や練習を通して自分達がお兄さん、お姉さんになっていろいろな事を進めていくという自覚を持つことがこれらの活動の目標です。
今日は今年度最後のお母さんのお弁当の日でした。園庭のポカポカ陽気のなかでほとんどのクラスが一緒にお弁当を開いて食べました。 年長児と年少児の兄弟が並んで食べる姿や同じバスの子、発表会で友達になった子、どの子もニコニコでした。 ふと、見ると年長組のAちゃんのお弁当箱の側には白い紙のお母さんのメッセージがそっと置いてありました。「3年間残さず食べてくれてありがとう「もりもり食べて本当に大きくなったね」「これからも好き嫌いせずに何でも食べてね」など心のこもったメッセージからはお母さんの想いが伝わってきました。年中、年少さんの中にもメッセージが入っている子どももいて「先生読んで」と持ってきました。
年長のK君は「先生どうしよう、お母さんがお手紙くれたんやけどブロッコリーが食べれんのよ」と少し困った顔をしていましたが「せっかくお母さんが作ってくれたおいしいお弁当だから食べてみよう、今日は最後だからね」と声を掛けるといつの間にか食べていました。お母さんの手紙の影響は凄いね、と教師たちも感心しました。手紙をもらった子ども達、もらっていなくても今まで長い間お弁当を作ってくれたお母さんにお礼の手紙を一生懸命に書く子ども達の姿が見られました。心を込めて作ってくださったお母さんの気持ちを子ども達はくみとってありがとうを伝えたかったのです。
そして春の足音はすぐそこまで来ていました。駐車場の横の畑に植えた苺の緑の葉っぱの陰からチラホラと白いものがこぼれて見えるではありませんか。そこで預かりの子ども達を連れて見に行くと、小さいつぼみが沢山ついていてその中にはぽつぽつと白い花も見えていました。それを見た子ども達は「あっ!!咲いとる!」と言ってとても喜んでいました。明日はクラスの子ども達と見に行くつもりです。
春の訪れと共に卒園していく年長さん、進級に期待を持って色んなことに取り組んでいる、ひよこ、年少、年中さんの一日一日を大切にしていきたいと思います。
コメント (「おいしいお弁当をありがとう」 ひつじ組 日野美雪 はコメントを受け付けていません)