2009年2月27日 金曜日
「先生、今日はまた雨降りよるけん外であそべんけん残念やね」とTくんが登園してくるなり話しかけてきました。今日もお部屋での活動になりましたが、ぱんだぐみでは3月の年長さんとのさよなら会に向けて、飾りづくりや、プレゼントづくりをしました。プレゼントを作りながら年長さんとの思い出を話し始めた子ども達の会話です。Yくんは「ゆびずもうをしてもらった」Aちゃんは、「私はつりかんを教えてもらったけん、つりかんができるようになったんよ」Nくんは「サッカーを一緒にした」と、口々に話す姿が見られました。プレゼントも「ぼくは〇〇くんにあげたい」と言いながら一人ひとり思い込めて作っていました。そんな中、古森先生から「お食事の準備ができました。いつでもどうぞ」という放送が流れてきました。そうです。今日は手作り給食の日なのです。それを聞いた子ども達が「先生準備できたんやって。早くカレー食べよ」「カレーの匂いがするけんすぐカレーって分かった。早く食べたい」と落ち着かない様子がみられました。そこで途中で片付けをして、11時頃ですが早目の昼食にすることにしました。年少さんではもっと大変!ソワソワ11時までも待ち切れなかったようです。
今日は雨が降っていたので、子どもたちは裏通路から登園してきたので台所で教師たちが準備している様子を、裏の窓ごしからのぞき「〇〇先生おはよう」「お料理しよるね」と言って楽しみにしていました。ぱんだぐみのYちゃんも「今日は、お母さんがお手伝いにくるんよ」と何度も調理室をのぞきに行く姿が見られました。今日のメニューはカレーライス、さつまいものサラダ、枝豆、小松菜のお浸し(小松菜はきりんぐみのお友達のおじいちゃんから頂きました)、ゼリーでした。たんぽぽぐみのSくんは8杯もおかわりしたよと得意そうに言っていました。カレールーだけ食べてもおいしいまろやかな味だったのでルーのおかわりをしたり、野菜の苦手な子どもも残さず食べることができました。くじらぐみでは、前日にTくんがつくしを家から持ってきたのを古森先生が、家で調理して持って来て下さいました。くじらぐみの子どもたちは「おいしい!おいしい!」ととても喜んで食べていました。
ぱんだぐみでは、降園前にさよなら会の内容について話し合いました。歌をうたったらいい、踊りがしたい、ゲームがしたいといろいろな案がでました。また来週から、子どもたちと話し合いながら活動を進めていきたいと思います。
2009年2月26日 木曜日
2日間雨が降って外で遊べなかった子ども達は待ってました!とばかり、今日はほとんどの子ども達が外に出て遊んでいました。ちゅうりっぷ組のY君、N君、K君は、普段お部屋の中でブロックをして遊ぶことが多かったのですが今日は外に出て、包丁ままごとコーナーでキャベツやだいこんを切って野菜ご飯を作っている姿が見られました。発表会が終わって約3週間、今日もひよこ組の男の子が「おまつりにんじゃ」と言ってやってきました。曲をかけてあげてひよこ組の子が踊り始めると、ぱんだ組の男の子と女の子も入って一緒に踊り始めました。ぱんだ組の男の子も、女の子のなかで友達と顔を見合せながら楽しそうに踊っていました。嵐のカウボーイで一緒に踊りの練習をしていたすみれ組のT君とたんぽぽ組の君は、発表会がきっかけで仲良くなりました。2人は、サッカーでパスの練習をしたり、泥場で泥遊びをしたり、1人が長縄を回し1人が跳んだりして遊ぶ姿が見られました。発表会をしたことで、普段かかわることがない別のクラスの友達とかかわることができ、このように楽しそうに遊んでいる姿を見て嬉しく思いました。そして、もうすぐ年中さんになるこの子たちを見ることが楽しみになりました。
今日は、絵本サークルのお母さんによる読み聞かせがありました。ちゅうりっぷ組、たんぽぽ組の子ども達は、R君のお母さんが読んでくれるということを伝えていたのでとても楽しみにしていて、静かに聞くことができました。
うさぎ組、ひつじ組では、今年度最後の合歓の木訪問がありました。初めてのお年寄りとの交流は、1月に行く予定が延期になったことで子ども達は心待ちにしていました。歌や踊り、触れ合い遊びの内容を少しずつ練習してきたので少し緊張したり、照れたりしながらもお年寄りの手をとって楽しく活動する姿が見られました。「たきび」や「ななつのこ」はお年寄りがよく知っている歌で一緒に口ずさんで下さっていました。前回ケアフルで好評だった「かるたとり遊び」は合歓の木でもお年寄りに文字札を読んでもらって、子ども達が絵札を取るという方法で、一緒に遊ぶ意識がもてる楽しい遊びになりました。文字は読めても言葉が不自由なお年寄りが一生懸命読んで下さる姿に、周りにいた仲間のお年寄りやヘルパーさんたちはこのお年寄りと子ども達の姿にしきりに拍手を送っていました。。最後にペンダントのプレセントを渡して「また来てね♪」という声に「うん、また来るから!」「年長さんになったら来るよ!」と答えていました。1Fのデイサービスのフロアーではおじいちゃん、おばあちゃんに2月の歌「ひよこのかくれんぼを子ども達に教えていただけませんか?」という古森先生のなげかけに嬉しそうに応じて下さって子ども達も一緒に歌って踊ることができました。今回の訪問は、歌や踊りを楽しむことよりも社会的にどのような行動をとればいいか、子ども達に相手のことを思い、心をこめて交流するということの大切さを、私達教師の指導のあり方について課題を与えられた訪問でした。
2009年2月25日 水曜日
今日は、ぺんぎん組がデイケアセンターのケアフル竹原を訪問しました。4月から1ヶ月に1回の割合で年長児が交流会に行っていましたが、3学期になり年長児からバトンをうけて年中児が訪問しています。2月はぺんぎん組の番になっていました。そこで、発表会が終わってから子ども達と内容を考えて練習してきました。
「踊りは元気なおまつり忍者がいいんじゃない?」
「すごろく遊びがしたい!!」
と、子ども達から意見が出てきてプログラムが決定しました。今回の目標は、”自分達ですすめていくこと”です。プログラムの紹介はグループごとで進め、列に並ぶことやゲームの進行、準備も子ども達に任せることにしました。今日は古森先生にも一緒に行ってもらうつもりでいたのですが、会議とこあら保育の給食の準備があり、引率ができないということでした。”みんなは何のために行くのか”、”色々なお年寄りがいること”、”どのように接したらいいのか”など、人に対する心遣いについて話してもらって、元気よく出発しました。
着くと少し緊張した様子で挨拶をして交流会が始まりました。”おまつり忍者”の踊りは、始め掛け声が小さかったのですがお年寄りの手拍子に励まされて、徐々に元気になり終わったときにはいっぱいの拍手をもらいました。触れ合い遊びでは”お引越しゲーム”をしました。踊りながら違うペアを探して、次々と変わっていきます。ペアのいないお年寄りはいないか、子ども達なりに気を配り可愛い笑顔でゲームを進めることができました。”すごろくゲーム”は、自分達で考えて動く場面が多く、戸惑うこともありましたが可愛い子ども達の表情にお年寄りにも喜んでいただけました。
園に帰って、古森先生への報告の中で
「早く並べんかった・・・。」
「大きな声が出んかった・・・。」
と、自分達なりに反省する声が聞かれましたが、
「元気よく踊れたよ!」
「私と踊ったおじいちゃんは、泣きよった!」
と、自分達がお年寄りを元気付けてあげられたことを感じ取った子どももいました。
さて、もうひとつの深イイ話です。
昨日のことです。年長のRくんに担任のH先生が注意したところ、ふざけてからかってしまったのです。その姿にH先生は
「君のために教えてあげていたんだけど、もういいね。」
と、少し冷たく突き放したその帰り、どうしようかと悩んだRくんは去年の担任のN先生に
「H先生と帰るまでに仲直りできんかった・・・。」
と、しょんぼりして言って帰ったそうです。そして、その日家に帰って、そのことをお母さんに話すと
「それはいけないね。H先生はRのために言ってくれたのに。」
そして、弟にも
「それはいかん!!」
と言われて、「悪かった。」と反省しました。そして、今朝1番にH先生に謝り、仲直りすることができたのでした。
1年の間にたくさんの出来事を一緒に乗り越えてきた担任とクラスの子ども達は、気がつくと深い絆でつながっていたのでした。Rくんは、きっとこのことを忘れないでしょう。ぺんぎん組の子ども達が年長に進級するまで、あと17回登園日があります。私もぺんぎん組の子ども達と忘れない思い出作りをしていきたいと思います。
2009年2月24日 火曜日
今日は、朝から雨が降っていました。戸外で遊べないので、残念そうにしていた子どもたちですが、そこは遊びの天才…室内で遊びを見つけて楽しんでいました。りす組では、3月16日の『さよなら会』に向けて、みんなで少しずつ輪つなぎを作っています。「黄色とピンクを1個ずつつなぐよ。」 「のりはちょっとずつつけないとベタベタになるから気をつけてね。」と話しながら、細長い折り紙の輪がどんどんつながっていきます。少し時間がたつ度に、さっきよりも長くなった輪つなぎを、「先生見て見て。」と見せに来ます。「すごいね。長い!」と言って拍手をすると、Nちゃんが、「103個もあるんよ!!」と、腰に手を当てて自慢気に言いました。それを聞いて、みんなで「えっ。どれどれ?!いち、に、さん……」と数えてみました。Sちゃんに、「目標は何個?」と聞くと、「無限∞個!」と照れくさそうに答えました。長なわとびができてしまうくらい長い長い輪つなぎを、明日からもちょっとずつ伸ばしていきたい!と子どもたちもはりきっています。
私が1階の廊下を歩いていると、急に「ちくっ!」と言う声が聞こえて、腰に何かが当たりました。後ろを振り返ると、ミツバチの格好をしたひつじ組のHちゃんとRちゃんでした。「わぁ!ハチさんじゃないの!かわいいねぇ。」と言うと、「えへへ。これから劇するんよ。ちくちく!」 「さるかにばなしだよ。ちくちく!」と言いながら、手に持っているとげで嬉しそうに刺す真似をしました。周りにいる子どもたちも、「私はお母さんガニ!」 「私は子ガニっ。」と、それぞれ役が分担されているようでした。生活発表会できりん組さんがした『さるかにばなし』の劇を、ひつじ組がするのだとはりきっています。先週ミニ発表会が終わり、少しずつ小道具やお面を持って帰っていますが、子どもたちの中ではまだ終わっていなのですね。そういえば昨日、ぺんぎん組でも人形劇をしていました。年長さんや他クラスの影響を受けながら、まだまだ劇遊びの発展が見られそうです。
それから、今日は降園前に、クラスみんなで伊予柑を食べました。土曜日のフリスクルが直前に中止になってしまったので、急遽、フリスクル申込者の中の何名かと一緒に、伊予柑狩りに行きました。「これ僕とお父さんと先生が採ったんよ。」 「なんか前食べた時よりも甘くなっとる!」などと、参加した子どもたちが嬉しそうに話す中、「私も蜜柑むぐ!」 「わけてあげる!」 「おいしいね。」と、楽しそうに話しながらおいしく頂きました。
さて、気がつけば今年度はあと17日でおしまいです。あと数日で終わり、4月から新しいクラスになります。ケンカやトラブルがまだまだ絶えない年中組ですが、1日1日を大切にしながら、子どもたちと楽しく毎日を過ごしていきたいです。
2009年2月23日 月曜日
朝早く登園してきた子どもたちから、「ねぇ聞いて!!ちゅうりっぷ組の所におひなさまがあったよ!!」と聞いた子ども達は「みんな行こうや!!」とワクワクしながら見に行きました。そこではAちゃんが、「一番上のキラキラしてるのがおひなさまで、隣りはおだいりさまなんよ。」と言うとMちゃんが「私の家のおひなさまは、オルゴールがあって、私が赤ちゃんやった時の写真を飾っとるんよ。」と言いました。それを聞いたAちゃんは、「私の所は四角のガラスの中に入ってるやつで、もっと小さいおひなさまなんよ。」と得意そうに自分のお家のおひなさまを自慢していました。「あかりをつけましょぼんぼりに」と歌いながら何度もおひなさまの顔をのぞき込んで「ひなまつり、楽しみやね」と語り合うかわいらしい姿がみられました。
一方、ちゅうりっぷ組とたんぽぽ組の間の廊下に土曜日に園外でみつけたすずめ蜂の巣を飾っていると、子どもたちは興味津々。「いち・に・さん・し・・・4階建てのお家や!!」と外側のからを開いて中が見えるようにしていた蜂の巣の中を覗いていました。そして、「あ!!蜂がおった!!」と子どもを守り続けて死んでいった3匹の蜂をみつけました。蜂は女王蜂を中心に仲間意識が強く、敵が巣に近づくと門番の蜂が巣を守ろうと必死になって敵をおいはらいます。そして、秋になって蜂が巣から出ていく時、全ての蜂が無事に巣から飛び立っていくのを門番の蜂が最後まで見届けます。その蜂がこの3匹だと言うことを知ったAちゃんは、「パパもママも、私とお姉ちゃんが大事で言よった。その蜂さんも同じなんかなぁ。」と他の子ども達も「蜂さん、私の顔より大きいお家が作れるってすごいね。」と感動していました。このように命をつなぐために頑張って命絶えていく生き物の姿に触れることは命の大切さを知る絶好のチャンスです。このよな自然な環境を見逃さず触れさせていきたいと思います。
さて年長児は卒園写真の撮影がありました。生活発表会も終わり、卒園に向けての第一歩です。今日は全員出席でした。1日1日小学生の顔になっていく子ども達の姿を精一杯見守っていきたいと思う毎日です。
そして今日の昼食はさつま芋のポタージュスープでした。さつま芋のほかに、にんじんや幼稚園で採れたブロッコリーが入ったスープは甘くてとても美味しかったです。野菜が苦手な子ども達もおかわりする姿がみられました。最後に少しの残ったお皿のスープをパンにつけて食べるとそれも好評で、どの子も本当に幸せそうにニコニコしながら食べていました。年長児にとっては古森先生の心もあたたまる手作り給食を食べるのはあと何回でしょか。
2009年2月20日 金曜日
踊りが大好きなひよこ組の子供たちは、登園して来るなり「お祭り太鼓がしたい」「くいしんぼうがしたい」と毎日テラスに出て、踊っています。今日も、いつものように踊っていると、原田先生が、「ひよこ組さん、ミニ発表会に飛び入りでちびっ子ザウルス踊ってくれる?」と声をかけにきてくれました。すると子供たちは、「踊る、踊る」と大喜びで、一目散にホールへ駆け出していきました。本当は、ひよこ組は昨日ミニ発表会に出たので、今日は出ないことになっていたのです。ところが、ちびっこザウルスのプログラムを読むことになっているぞう組の子供たちが、「読みたい」と残念がっているということで、古森先生がひよこ組も踊ったらと言ってくれたことで、参加することができたのでした。本番は、泣いて踊れなかったAちゃんが今日は踊ることができました。突然ではありましたが、そこはひよこ組さん自分の思いのままに楽しんでいました。
今日は、参観日の最終日でした。すみれ組では、かばんを片付けるとH君が1番に来てくださったお父さんとお母さんと一緒に泥団子作りをする姿が見られました。お母さんも「泥団子作りってはまりますね」といって、ピカピカの泥団子を目指して、子どもと一緒になって楽しんでいらっしゃいました。お父さんは「僕は見てるから」とその様子を優しく見守って下さっていました。他の子ども達も大喜びで、いつも以上に一生懸命作っていました。しばらくして、大事件!!!H君が一生懸命作った泥団子が割れてしまったのです。泣きだしてしまったH君に、お父さんが「任せろ」と言わんばかりにH君の為に泥団子を作り始めました。しかし、何度も何度もひびが入ってしまい、その度に必死に水をつけて直したり、他の子どもが砂をかけて手伝ったりする姿を見て見ている私はとても温かい気持ちになりました。最後の方には、お父さんお母さんの方が子どもよりも熱心に作られている姿は、毎日つい子どもの気分になって熱中して遊んでいる私たちには気持ちが分かって、とても嬉しい1日でした。 お部屋では、1年間の絵を綴る「僕、私の絵」の表紙作りをしました。みんな、絵がとっても上手になっていて、足や体、顔を動かして、嬉しそうに描いていました。「大人になったら、どんな風にこの絵を見るのかな。。。」と、私の幼稚園時代の絵を思い返しながら、子どもと一緒に楽しい時間を過ごしました。
自由参観日の最終日は、赤コースのミニ発表会でした。ミニ発表会とは、2月8日の生活発表会で欠席してしまった子どものために、園内でもう1度、発表会をしようというものです。9時30分開始の予定でしたが、教師が子ども達ひとりひとりの衣装を点検し、みんながステキになるようにとこだわっていて気がついたら20分遅れてしまっていたのでした。それは、その一瞬は2度とない一瞬だから子どものできるだけ、可愛い姿を見せてあげたいという古森先生の思いからでした。私達、教師では気付けない部分を古森先生に指摘してもらったのでした。「今日は、生活発表会では見ることのできない舞台裏もみてもらいます。」ということで、幕間の子ども達の様子も保護者の方に見てもらいました。舞台裏では、教師に指示されなくても、並んだり、大道具を運んだり、片付けたりする姿を見て感心された保護者の方もいらっしゃったのではないかと思います。
今年度、私は、年中のオペレッタ「ピーマンマンとかぜひきキン」を担当しました。子ども達は、元気いっぱいに表現することができ無事に発表会は終わったのですが、私は後悔することがありました。それは、発表会本番の時にピーマンマンのマントが外れてしまったのです。マントが片方外れてしまったKちゃんは、そのことを気にしながら踊っていました。あの時「外れたらお友達同士で付けてあげてね!」ということを伝えていたらと、とても後悔しました。そして、今日のミニ発表会でもう1度発表できる機会ができ、そのことを伝えることができました。すると、見事に友達同士でマントを付け合う姿がみられたのでした。それを見て更に、もっと早くに伝えてあげていたらという気持ちが大きくなりましたが、言われたことを、すぐに実行できる子ども達の成長した姿はとても嬉しく思いました。
昔から「2月は、逃げる」「3月は、去る」と言われていますが、あっという間に一日、一日が過ぎていく今日この頃です。2月もあと一週間で終わり3月18日は、いよいよ卒園式です。きりん組では、卒園式にむけて、気持ちが高まるよう話をしたり、座席で立ったり、座ったり、返事をしたりなどの練習を少しずつ始めています。子ども達は、すぐに自分の座席の位置を覚え、名前を呼ぶと元気よく「ハイ」の返事をすることができています。一人ひとりの表情を見ると、とてもたくましく感じられるようになりました。来週の月曜日は、卒園写真の撮影です。また、絵の表紙作りをしたり、アルバムに貼るパソコンのお絵描きをしたり、文集の表紙を作ったりと子ども達は、創意工夫しながら着々と卒園の準備をすすめています。卒園まで残り少なくなってきましたが、子ども達と共に笑い、喜び、感動し、そして、発見して一日、一日を大切に過ごしていきたいと思います。
2009年2月19日 木曜日
年長児にとって「最後の発表会やね!」と子ども達が期待と緊張感をもって臨んだミニ発表会でした。らいおん組では、発表会の日、Hちゃんが欠席していたことから、子ども達は「Hちゃんのお母さんは絶対来るよね!じゃあ、Hちゃんのためにがんばらないとね!!」と張り切っていました。しかし、欠席していたHちゃんのお母さんだけでなく、ひよこ組から年長組までたくさんの方々が来てくださいました。ほとんどの方が最初から最後まで、子ども達の演技や歌を見て拍手を頂き、大喜びでした。
プログラム13番は年長の鍵盤ハーモニカと歌です。「ビリーブ」を歌った後、アンコールの手拍子に古森先生から「よかったね!アンコールはもっと声が聴こえないといけないから、もう一本マイクを増やしてあげるね!」と気持ちを盛り上げてもらって「うまれてきてくれてありがとう」を歌いました。明日は赤コースのミニ発表会です。ぜひ、子ども達が楽しそうに演技している姿を御覧下さい。
ちょっと風が冷たい中、たくさんの子どもたちが戸外に出て遊んでいました。砂場では、大きな山と川ができ、‘チョコレート工場’と称して、ダイナミックな遊びが始まっていました。気がつくと、参観に来られていたお母さんも一緒になって穴を掘ったり、山を作ったりして下さっていました。子どもたちは嬉しくなって、いつもよりはりきっていました。大きな山ができあがると、「なんだか気持ちいいです。」と、お母さんも楽しそうでした。また、長なわとびのコーナーでは、お母さんがなわをまわして下さっていて、数分後には大行列ができていました。ぱんだ組のK君は、「63回も飛べたんよ!!」と、嬉しそうに報告しに来てくれました。「えー!すごいやん!」と答えると、こっそり私の耳に手をあてて、「あの○○ちゃんのお母さんのまわし方がとっても上手なんよ。」と、教えてくれました。本当に、たくさんのお父さんやお母さんが一緒に遊びに参加して下さっていて、子どもたちものびのび遊ぶことができています。子どもたちが何気なくしている遊びが、実際は長時間続いていたり、とても大きな力や体力を使ったりしています。 そして、今日りす組は、少し片付けや給食の準備が遅くなってしまって、することが押せ押せになってしまいました。年中さんは、今、年長さんになるための準備をしています。しっかり教師の話を聴くこと、自分で次は何をするべきか考えて行動すること、ルールはしっかり守ること・・・など、頭をフル回転させて毎日過ごしていけるように、私たち教師も、子どもたちに目的をしっかり伝え、先を読みながら行動できるような環境を作っていきたいと思います。
今日もたくさんの保護者の方々に自由参観日に来ていただき、子ども達も心なしか心ウキウキして園庭や室内で遊んでいるように見えました。室内を覗いてみると、さくら組では何人かの子ども達が集まって何やら真剣に作っているようでした。そっと覗いてみると、K君が「先生。今ね魚釣り作りよるんよ。」と作った釣竿とバケツを見せてくれました。「釣りがしたいけん池が欲しいな。」と口々に言うので、水色の布を出してあげると新聞紙を丸めて池の周りの岩を作り始めました。すると、Y君が「魚だけじゃ寂しいけんワカメと船を作る。」と船も作りました。釣り堀が完成すると、子ども達がそれぞれに作った釣竿をもって釣りを始めました。魚には穴があいていて、釣竿のひもをひっかけるようになっていました。なかなか釣れずに悪戦苦闘している子もいましたが、コツを掴んで一匹二匹と釣っている子もいました。一人が作り始めた魚釣りが、子ども達の発想でこんなに広がりみんなで楽しむことができていました。ここからまた遊びが広がっていけるよう明日の環境を考えていきたいと思います。
参観日最後の明日は、赤コースのミニ発表会です。子ども達は「また衣装が着れるね。」「お母さんが見にくるんよ。」と嬉しそうです。
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