2008年10月22日 水曜日
昨日、年中さんと年少さんが稲刈りをしている様子を見守っていたかかしさんが、今朝、登園してくる子どもたちを、稲木の側でにこやかに迎えてくれていました。しかし、そのかかしさん、何か物足りない様子です。いったい何なのでしょうか?
なかなかそこに気がつかない私たち教師に、副園長が、昨日刈った田んぼを、この場所へ移動するようにアドバイスをくれました。昨日この場所で刈ったのに、どうしてわざわざ離して遠くまで運んでしまったのでしょうか?
教師たち数人で、稲木の側に運んでくると、やっとかかしさんが安心した顔で立っているように見えました。そうすることで、子どもたちが自然に集まってきて、「これ昨日刈ったんよね。」と話したり、ひまわり組のMちゃんは、「キラキラテープがないとスズメが食べるんやない?」と心配して、先生と一緒にキラキラテープを貼る姿なども見られました。こういった子どもたちの姿を見て、環境の大切さを改めて思い知る事となりました。
さて、今日は子どもたちの遊びの様子を、園庭のままごとコーナーにスポットをあてて紹介することにします。
「先生、メープルアイスができたよー。食べに来てー。」 たんぽぽ組のNちゃんの誘いに出かけてみると、年少さん・年中さんが大勢、豊富な食材を並べて、料理作りをしていました。私も楽しくなって、思わず、『大根のお花』を作ってお皿に置きました。すると、ぱんだ組のAちゃんが、すかさず大根の茎でお花の葉っぱを作ってくれました。その後、Mちゃんと一緒に人参のまわりに小さく切ったさつま芋を置いて、おひさま・・・そして、いちょう切りにした小さな大根をリボンの形に置き、ちょうちょ・・・そのちょうちょの上には、キャベツの葉を小さくちぎって触覚まで作っていたのには驚きました。さらに、お皿のまわりには、菊の花びらを1枚1枚並べて、飾り付けまでしていました。
とてもステキな『お皿のお花畑』が出来上がり、嬉しくなった2人は、それをたくさんの先生に見せに行っていました。こあら組のお母さんにもほめてもらって、大喜びのMちゃんとAちゃんでした。
教師のちょっとしたヒントから、どんどんイメージを広げていき、それをいろいろな遊びの中で表現できるなんて、本当にすごいことだな、と思いました。また、4歳児になると、それを広げていける創造性や表現する技術が育っていることも嬉しいことでした。
明日は遠足です。どうも空の様子が心配ですが・・・。楽しみにしているみつばっ子たちの願いがどうか空に届きますように。
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