2008年10月20日 月曜日
少しずつ、朝は肌寒く感じる季節になってきました。今日は「休日明けの1日を子ども達にどのように過ごさせようか」と教師達で考えて環境作りをしました。砂場は掘りおこして、フンワリと。泥場には子どもが手軽に持てる小さ目のやかん(泥団子には水加減が大切なのです)、木工コーナーには子どもが好きな細長い板と釘が打ちやすい堅さの木片、じゅず玉にどんぐり、トラックはリレーができるように、早く登園してきたAちゃんとBちゃんが、ジョロで何度も何度も水を入れてきては水線をひきました。休日明けの幼稚園は、テラスが砂だらけだったり、風でごみや落ち葉、おまけに今朝は野鳥の羽までが散乱していました。子ども達が登園する頃にはそこらもきれいになり、遊びたくなる環境になりました。
登園してきた、ひまわり組のK君は早速フンワリ砂場で山を作って、トンネルを掘りました。そこにパイプを差し込んで水を流し始めました。時々、木の葉を流します。「流しそうめん!!」とK君は得意そうに言いました。そうめん流しの下はどんどん穴があいて池ができました。その池にきりん組のH君とR君が作った釣ざおを持ってやってきました。座る所にはシートの代わりに新聞紙を広げて座って、紙袋を横に置きました。中には紙コップや釣った魚を料理する廃材で作った包丁、お皿などが入っていました。ハイキングセットを持ってきて、ご飯のおかずにするひらめを釣りに来たのだそうです。そして、もう一つすごいのが釣りざおには「おんぱ」(H君が言っているには)がついていて、魚が喰いついたら「ピピピピピ」と鳴って、気づくようになっているそうです。おもしろい発想に教師も、まわりの子ども達も、ウキウキして見ていました。どこかでそのような光景を見ていたのでしょうか、大人の社会をしっかり見ていて、遊びに取り入れている子ども達はここから生活を学ぶのです。
じゅず玉コーナーでは材料が豊富になったことで、子ども達のイメージもひろがり、それぞれがオリジナルのネックレスやブレスレッドを作っていました。すみれ組のT君は一粒通すのに、長い時間がかかっていましたが「ママにあげるんよ」と言って、最後まで根気強く通す、ほほえましい姿がみられました。
そしてAちゃんとBちゃんが引いた、まるで花びらのようにひょろひょろとかわいいトラックでは、年長児が棒バトンを持って、年中児が丸いバトンをもってリレーを始めました。勿論スタートラインもくねくねと曲がった楽しいラインです。誰もそのことを気にしないでリレーは続いていました。
又、子ども達は作品展を意識するようになり、友達に刺激されながら、制作をする姿が多く見られるようになりました。明日は、どんな作品が出来るか楽しみです。
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