2008年10月18日 土曜日
今日のフリースクールでは子どもたちが楽しみにしていたことが2つありました。一つはお母さんやお父さん、おじいちゃんたちとおいも掘りをすること、そしてもう一つは、以前古森先生から話を聞いていた『忍者屋敷』を見学出来る事でした。なぜ『忍者屋敷』という名前がついたかというと、昨年の古森先生の話の中に「テレビでお侍さんたちが住んでいた家を見たことがあるかな?あんなお家がこの林の向こうにあって直してるから出来たら見に行こうね。」というのを聞いてから、「忍者のいたとこまだ行けないのかな?」「「忍者屋敷に入ってみたいね。」と何人かの子どもたちの間で『忍者屋敷』という名前が付き畑に行くたびに期待を膨らませていました。そして今日、ついに大きな門をくぐり忍者屋敷に入ると「ワァー!大きい!!」と驚きの声が上がりました。その後、「この屋敷は170歳で江戸時代に建てられたもの。」「玄関の横には縁側があってここでは今でいう税金のように村の人たちが年貢米を納めに来ていたんだよ。」という古森先生の話を真剣に聞いていました。そして、「僕はまだ6歳だから…」と考える姿も見られました。それから中のものには絶対触らないという約束をして中に入りました。床の高くなっている窓から外を見て「2階みたい。」と景色を楽しんだり「中がすごく広かったけんゴロゴロしてしまった。」と普通の家との違いを楽しんだり、中には畳が何枚あるのか一生懸命数えたりする姿も見られました。「今日見たのをみんなにも教えてあげる。」と張り切っていたKちゃん。また機会を見つけて今日来れなかった子どもたちとも見にこれたらいいなと思います。
屋敷見学の後、もう一つの楽しみのいも掘りをしに畑に移動しました。フリースクール恒例の劇(実は今日は即興でした。)では、お母さんの芋から成長した子供のつるが栄養を求めてどんどん伸びていき、赤ちゃん芋が出来るというものでした。最初に掘ったところに芋が出来ていなかったというハプニングもありましたが子どもたちは真剣に話を聞いていました。それからいも掘りがスタートです。保護者が参加してのいも掘りは私も初めてでしたが、いつもと違う雰囲気ですることができました。芋にスコップで傷をつけてしまったM君に「その傷はMが傷ついた時と一緒で痛いんだよ。」とお母さんが話しかけたりお父さんが大きなスコップで掘りやすくしているところを「お父さん頑張って!」と応援するHちゃん等各家族でいろいろな楽しみ方があったのではないかと思います。「今日はこのお芋でてんぷらを作ろう」と話していたT君家族!今日のお芋はいつも以上においしいご飯になるのではないかと思います。
旧秀野邸とは、帝京大学が所有している建物で「伊予の古建築」として紹介されています。天保9年(1839)今から169年前に旧庄屋住宅として建築されました。敷地面積3,300平方メートル部屋敷8室、62畳という広さで長屋門など当時の遺構をそのまま残しています。昔の農具や民具なども残っています。三葉幼稚園に連絡して頂ければ見学、利用できます。又、地域でも活用していただけます。
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