幼稚園の日記(ブログ)

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2008年10月15日 水曜日

 今日は、年長組の稲刈りと年中組・年少組(赤コース)・プレ年少組のさつま芋掘りでした。昨日から服装のことやどんな風にして稲刈りをするのか話し合っていたので、田んぼに近づくにつれ、子ども達は「あ、もうすぐだ」と胸をときめかせていました。途中倒れている稲を見て「自分達の稲は大丈夫やろうか」と心配する姿も見られました。そして現地に着いてから、古森先生の説明を聞いている時のことです。まわりの田んぼの稲の切り株などに気を取られて集中できていない幼児が見られました。そんな姿に今日はいつもと違って古森先生に厳しく注意されました。それは真剣に聞かなければ、ケガにつながる作業であることを理解してほしいことがまず第一、第二に、人の話をしっかり聞く態度を身につけさせたいという願いからでした。話は稲の刈り方からお米についてまで続きました。「稲の穂の中身は何?」の質問に「玄米」と素早く答えるH君。そして、「玄米の皮は?」=「もみ」、「残った物は?」=「わら」と次々に答えることができていました。

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 遠藤さんに稲刈り機で入りやすいように、まわりを刈って頂いた後、早速子ども達は田んぼの中に入って稲を刈っていきました。左手で株をしっかり持ち、右手で鎌を握ると、古森先生に教えて頂いたことを守ってゆっくり鎌を引いて刈っていくことができました。鎌の形は何でカーブしているのか、その説明も稲を刈りながら曲がっている理由が実感できたのではないかと思います。

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 全員が刈った後、残った分を遠藤さんが稲刈り機で刈って頂いていたのですが、今日は教師も最前列の数名の子と一緒に稲刈り機の操縦体験をさせて頂きました。教師も初めての経験で、緊張しながらも稲刈り機が稲を刈りながら、5株ずつ束ねて落としていく様子に感動しました。こんな便利な機械を発明した人間の頭脳ってすごいですね。明日はその束ねた稲を稲木にかける予定です。お日様の栄養をいっぱい頂いておいしいお米になることでしょう。

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 それからさつま芋掘りの方は、じゃが芋とさつま芋の成り方について再度古森先生から話して頂きました。お母さん芋からできるじゃが芋とつるからできるさつま芋の違いに、役員さんの中にも驚いた方もいらっしゃったようで、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。又、緑の葉っぱの色のカエルと土の色のカエルがいて、まわりの敵から身を守る為に住んでいる環境によって色が変化していくこと、自然とそうなって生きていることなど、目の前で見ることができました。このような実体験ができることを有り難く思いました。今日の畑には、他にも沢山の虫達がいました。バッタ・ミミズ・ヘビ・そしてネズミたちが、みんなのさつま芋畑で生きていたのです。大騒ぎしながらも虫や小動物に物怖じせず、土を優しく掘りながらさつま芋掘りをしていく三葉の子ども達、ずっとずっとこの体験を忘れないで欲しいと思います。

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 では、ちょっとかわいいひまわり組さんの会話を紹介します。

 Oちゃん  「うわー、虫がこっちに来よる」

 Aちゃん  「大丈夫よ、お芋がおいしいけんおるんよ、一緒に掘ろうね」

 Oちゃん  「うん」

 明日は年長組と年少組(青コース)、そしてこあら組さんとミキスタディースクールの方がさつま芋堀に行きます。

   * 特別大サービス *

 さつま芋堀から帰って、バスのおじちゃん達がみんなが掘りやすいようにくわを入れてくれた時に傷がついたさつま芋を集めて、古森先生がふかし芋を作って下さいました。昼食後に届いたあつあつのさつま芋に、どのクラスでも歓声が上がりました。掘りたてのさつま芋は、くりのようにホクホクしてとってもおいしかったです。

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