2008年10月9日 木曜日
今日は年長児たちは、砥部焼観光センターに卒園記念の絵皿を描きに行きました。前日までに、どのような絵皿にするか自分で考えて下描きもしていたので、「早く描きたい!」とみんなわくわくしていました。古森先生から、着いてからの注意や砥部焼きの話をしてもらってバスで出発しました。バスの中でも嬉しくて大騒ぎ、ついに教師から大目玉をもらった子もいるほどでした。しかし砥部焼と言う焼き物はは松山にしかない事や、センターの方々の話をしっかりと聞いて世界に1つしかない絵皿を作ろうという事と、砥部焼が展示されている所には、いろいろなつぼがあって、中には100万円もするつぼがあるかもしれないから、勝手に触らないようにする事などの注意はしっかり覚えていました。。子ども達は、到着すると、「わぁ着いた!!」と、感激の声をあげて、わくわくした表情でセンターの中に入って行きました。販売コーナーに陳列されている砥部焼に、「きれい!」と言って、見とれながら2階の絵付けコーナーに上がって、センターの方に説明をして頂きました。テーブルの上にある茶色と緑色の絵の具を使い分けて描く事、液が沈殿しているので、ゆっくりとすり鉢で混ぜてから筆をつける事、お皿を配られたら裏に先生達が名前を書いているので向きを変えずに描く事を教えてもらって、さっそく絵付けが始まりました。そぉっと筆を浸してじっくりと描く姿はとても真剣でした。中には、皿を前にすると絵を考えていたのに「緊張する・・・。」と言って手が止まってしまう子もいました。それでも呼吸を整えて、「よし!描くぞ!!」と言うと心を込めて絵付けする姿が見られ、とても微笑ましく思いました。描いている途中、少し失敗した子もいましたが、一人ひとりが想いを込めて絵付けをする事が出来ました。
その後各クラス順番に、工場の見学をさせていただきました。砥部焼が完成する過程をセンターの方に丁寧に説明していただき、砥部焼きの原料の石も見せていただきました。、お姉さんがろくろが回っている上で、手作業でお椀や湯のみの形にしていく様子には、拍手がおきていました。最後の絵付けの部屋をガラス越しに覗くと、赤色で絵付けがされた、きれいなお皿がありました。茶色や緑色と違って赤色は、熱を通しやすいため焼けてしまうので、何度かに分けて焼かなければならない事を聞くと、「すごくきれい。」と言って、注目をしていました。今日作った絵皿は、約3週間で出来上がるそうです。センターの方に自分達の絵皿の仕上げをお願いして、幼稚園に帰りました。
一方園内では、ぱんだ組の部屋で、小さな”あめやさん”が開店していました。そこにやってきたのはたんぽぽ組の子ども達。「なにがほしい」と聞かれて、なぜかべそをかいていたAちゃんは思い出したかのように「ママ・・。」と応えました。すると、ぱんだ組のBちゃんが「このあめちゃん食べたら元気になるけんあげる!」と言って、売っていたあめをプレゼントしたのです。あめをもらったAちゃんはしっかりそれを手に握って部屋に帰っていきました。赤コースの運動会はまだ終っていませんが、子ども達の遊びもどんどん広がっています。見落とさないよう見守ったり援助したりして心豊かに過ごさせていきたいと思います。
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