2008年7月3日 木曜日
今年一番の暑さとなった今日、年長児たち誰からともなく「こんなに暑くて朝顔大丈夫かな?」と心配する声が上がりました。それを聞いたまだ朝顔に支柱を立てていなかったKくんは「まだ支柱立ててないけんたてんといかん。」と言って朝顔の様子を見に行きました。本来ならもう支柱を立ててあげていなければいけなかった朝顔は、長く延びたつるが隣の支柱を感知してその支柱に巻きつこうとしていました。それを見たk君は「先生大変!隣に行ってしまいよる。」「早く支柱を立ててあげんといかん」と言って急いで支柱を立てて優しくつるを巻きつけてあげました。干上がっている植木鉢をみて古森先生が、「みんながプールに入りたいと思った時や、のどが渇くときは朝顔さんも水がほしいんじゃないかな?」と声をかけました。それを聞くと何も言わず走って水を汲んできてあげる子どもたちの姿も見られました。一日で目に見える成長をする朝顔をこれからもしっかり観察し、世話をしていきたいと思います。
また、今日は暑かったことで、砂場では、砂場いっぱいに川や水路を作って遊ぶ姿が見られました。。そんな中、なかなか友達の遊びに入っていけないきりん組のHくんが仲間に入りたそうにやってきました。しかしこの日も「入れて」の一言が出ず友達の遊びを眺めていました。そこへやってきたSくんが「入れて」と言って遊びに入って行くと、それを見たHくんも勇気を出して「入れて」と言いました。すると、遊んでいたMくんの表情が変わり近くにいたBくんに「Hくんは壊すけんいかんよな。」「絶対壊すもん。」とささきました。あまり遊んだことのないHくんに自分たちの遊びを壊されたくないと思ったのでしょう。すると、その様子を見ていたKくんが横からやってきて、「絶対壊さんって約束するならいいよ。」と条件を出しました。友達と同じものを作ることが楽しかったHくんはこの日は作っているものを壊すことなく「おれ水汲みに行ってこようわい!」「ここにあなほったらいい?」と自分の役割を見つけて遊んでいました。遊びが終わったとき、満足そうに「楽しかった!」と言っていたHくんは、遊びの中で相手のことを考えたり自分なりに役割を持って協同で遊ぶ楽しさに気づいたりすることができました。そこにはちょっぴり寂しい思いをしたり辛い思いをしたり、それを乗り越えて喜びや楽しみ方を見つけ、また一つ成長していく子どもの姿がありました。そんな姿を見逃すことなく見守っていきたいと思います。
2008年7月2日 水曜日
もうすぐ七夕ということでテラスには笹飾りを作る環境が出ました。それを見た子ども達は早速、机の前で折り紙を選んで作り始めました。その横で年長児はちょうちん作りを始めました。それを見て年中児のSちゃんも真似をして一緒に作り始めました。
また年少児のK君は初めて輪飾りを作るようで、どうやってつくるか迷っているようでした。すると隣にいた年中児と年長児がK君に輪飾りの作り方を丁寧に教えてあげる姿が見られました。一つひとつ輪をつないで、だんだん長くなっていくと、「うわぁ!!すごく長くなったよ。」と、とても嬉しそうに輪飾りを持って立ち上がって歓声をあげていました。
そして、笹にくくりつけると、「これ、K君が一生懸命作った輪っかだからね。」と教えてくれた年中、年長児に話していました。
先日、園で田植えをしました。その時、「もしかしたらカブトエビの卵があるかもね。」と古森先生が言われていましたが・・・今日見ると、その泥舟の田んぼの中に沢山のカブトエビがいました。年少児のHちゃんは、「うわぁ。いっぱーい!!」と言って、覗き込んでみていました。しばらくするとHちゃんが、「あっ!!お腹見えた。」と言いました。見ると、カブトエビが背泳ぎをするようにお腹を上にして泳いでいました。その様子をずっと見ていたHちゃんは、「すごいね。すごいね。」と何度も言いながら、長い間、観察していました。
2008年7月1日 火曜日
7月1日、今日は恒例の海開きでした。今年も三葉幼稚園年長組が、梅津寺へ海水浴(磯遊び)にいきました。梅津寺パークも遊園地の方のご好意により、1時間無料貸し切りで遊ばせて頂きました。
今回は、例年と違って先に遊園地で遊びその後海に入るということで、行ったり来たりと少しあわただしかったのですが、子どもたちは、古森先生の誘導に従いすみやかに行動することができていました。遊園地では、年長児が乗れる乗り物が、メリーゴーランド・汽車・コーヒーカップ・ダンボ・飛行機の5つです。これを5クラスがクラス単位で順次乗っていくのですが、貸し切りにもかかわらず、終わったら走って次の乗り物へと急ぐ子どもたち。又教師たちも、少しでも多く乗せてあげたいと思い、ついついあせって走らせていました。(何回乗れるか、ひそかに競争していたのかも・・・) 全部の乗り物に乗り、次はいよいよ海へ。
重たい荷物も何のその、早足で海へ歩いて行くと、そこには潮がひいた砂浜がとってもきれいに広がっていました。説明を聞いてしっかりラジオ体操をした子どもたちは、海の中程で手を振って待っている教師の元へ「よーいドン!」の合図で走って行きました。今日の海は遠浅で砂浜が二段階に分かれていて、上の方は固め、下の方はやわらかく溶けていきそうなくらいきれいで、キラキラ輝いた金の砂のようでした。海の水も濁りが少なく、ワイワイ言いながら泳いだり、水をかけあったりする姿が見られました。ワカメやひじき、天草などが沢山ある中、小さな貝を見つけたり、魚が飛び跳ねる姿を目撃したり、きりん組のA君は海老を捕まえて持ち帰ったりしました。又、砂浜で山や川を作っていたぞう組のk君は、「来て来て、カニ見つけた」とはしゃいでいるとS子がいきなり砂を掘り、水を溜めていきます。そして「バケツ100杯の夏休み」の2番を歌い始めたのです。その歌詞は、「今日も僕は海で遊んだ、砂のプールを作って遊んだ、カニを捕まえて泳がせてたら、おこって僕の指をはさんだ・・・」というものです。カニを水の中に入れると砂の中のもぐっていくので、みんなは少しあわて気味でしたが、再度捕まえてみんなで大合唱しました。今日の海も子どもたちにいろいろな発見や体験をさせてくれました。
昼食は、梅園の木陰でおいしくいただきました。遠足に来た気分で「お菓子を持ってきたら良かったね。」なんて思いました。また、夕方からのニュースでも放送されたようです。楽しい様子が伝わっていたことと思います。
本日7月1日から7月5日まで作品展を開催しております。毎日毎日の体験を子どもたちはすぐに絵や作品にしていきます。日頃、子どもたちが主体的に遊び込んでいる中で生まれてきた全園児の絵や作品を3階ホールに展示しております。又、年長習字は3階会議室です。今回は今までの遊びの中で子どもたちが試してきた染物等も会議室に展示しておりますので、皆さん是非見学にいらして下さい。
又、21年度就園予定の方には見学説明会を2日、3日、4日と行います。ご来園をお待ちしております。
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