2008年5月21日 水曜日
今日もギラギラと暑い1日になりました。お日様とにらめっこしながらも、子どもたちは元気に戸外で遊んでいます。親子運動会が終わった余韻がまだ残っている子どもたちは、今日も年少さんから年長さんまでが、真剣な表情でリレーをしていました。また、踊りの曲がかかると、自然にみんなが集まってきて、「イカのおすし」や「アブラハムの子」をリズムよく踊っていました。ふだん大人しい子も、踊りになると積極的に体を動かして、運動会のあの雰囲気がそのまま遊びとして形に表れているな、と感じました。この盛り上がった雰囲気が、今後の夕涼み会や秋の運動会のイメージにつながっていくのでしょう。
また、今日は昨日に引き続いて、第2週目のこあら保育がありました。お母さんと手をつないで登園してきたこあらさんは、どの子も、たくさんの遊びのコーナーを見て、目をキラキラと輝かせていました。そして、所持品の始末をすると、戸外に出て自分の思い思いのコーナーに走っていきました。包丁ままごとで野菜を切ったり、お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒になって砂を掘ったり、色とりどりのお花が並んでいるたたき染めのコーナーを見て驚いたりと、遊び方も様々です。「ママ、あっち、おもしろそう!」と言ってぐいぐいとお母さんの手をひっぱっていくこあらさん。まだ2歳だけど、たくさんの発見や驚きをし、頭をフル回転させているんだろうなぁ、と感じます。これからのこあらさんの成長がとても楽しみです。
そして、今日1番の見所は年長さんの砂遊びでした。ぞう組とくじら組の子どもたちが、スコップを片手に熱心に砂を掘っていました。しだいにそれは深い深い穴となり、水を流して海になりました。次に山を少しずつけずってトンネルを作っていきますが、少しでも失敗すると崩れてしまうので、子どもたちも真剣です。山の端と端から掘っていき、トンネルがつながると歓声があがりました。トンネルの向こうから水をどんどん流していくと、水の力でちょっとずつ砂がけずれていき、細い細い空間ができました。今にも崩れそうなのに、微妙なバランスを保っているその様子を見て、子どもたちもドキドキハラハラ。でも、その細いトンネルに水が通っていくのが嬉しくて、何度も何度も水を流します。それを見守りながら教師たちで「自然の力ってすごいよね。」と感動していて、ふと気がつくと、水を運ぶ役・水を流す役・トンネルが崩れないか見張る役・埋まっていく穴を掘る役と、それぞれに役割分担ができていました。新しいクラスでの友だち関係ができてきて、最近は協力して何かをするという機会が多くなってきたように思います。時には、○○組VS○○組というような集団での競い合いや対立も見られるようになり、クラスでの団結力やチームワークが深まってきています。子どもたち一人ひとりが、どんどんいろんな子とかかわって、友だちの輪を広げたり、絆を深めていったりする姿に、それぞれの成長が楽しみな毎日です。
2008年5月20日 火曜日
楽しい親子運動会が終った今日、子ども達は、ニコニコ笑顔で登園してくると、何事もなかったかのように、叩き染めや色水遊びなどに加わって、いそいそと遊び始めました.
すみれ組の子ども達も、シールを貼ると「お外行くー」と言って、元気に部屋を飛びだすと「やっぱりあれがしたい!」と言って向かったのは、野菜のスタンプコーナーでした。今朝新しくだした野菜のスタンプコーナーを登園するといち早く見つけて興味を持っていたのでした。紫キャベツや大根、ピーマンを半分に切った物をきれいな形になるよう「10数えてから、話すんよ」と言うと「1.2.3.4.5…10!」と数えて、パッと手をあげると「うわー、お花ができた!」と歓声がわきあがりました。そして、何度も何度も10数えて今度は「お花畑ができた」と、目を輝かせて見せてくれました。
また、砂場でも、とてもおもしろい事をしている子ども達を見つけました。ぞう組のHくんが「みんな僕の足を砂で埋めてー」と言って足を埋めてもらうと、「みんな、水をちょうだい」と友達に、声を掛けていました。「Hくん、何しよるの?」と聞いてみると、「H君は木になっとんよ。お水をくれたら、咲くけん。今は、蕾なんよ」と手で蕾を作っていました。しかし、なかなか咲きません。「Hくんまだ咲かないの?」と聞くと「そんな少しの水では大きくなれんもん。もっとお水をくださーい」と答えました。それを聞いた、周りの子が急いで、ジョウロを取りに行き、たくさんの水をあげました。すると、手をバタバタさせて「水が多すぎてくさります」と言いました。そこで今度は少しずつ水をあげていくと「パッ。咲きました。」と言って、両手をひろげると、モゾモゾと足を動かし始めました。木が喜んで根を広げたのだそうです。そこでは思わず子ども達や教師から拍手があがりました。そして、いつの間にか、年少、年中のたくさんの子どもたちが集まっていました。たくさんの子どもを惹きつけたH君の想像性と表現力に、驚かされた1日でした。私も、子どもに負けないように、頭をやわらかくして、いろんな事を感じていきたいと思います。
2008年5月18日 日曜日
今日は、平成20年度の親子運動会がありました。今年は、砥部の運動公園が使えず、幼稚園で行うことになりましたが、三葉幼稚園らしさ、日常の保育の様子を見て頂けるように準備してきました。テント下には、子どもたちが保育の中で作った浸し染めを使って旗を作って飾りました。空には、年長児が身の周りの素材を使って作ったこいのぼりをつるしました。運動会の日には晴れてほしいと願い子どもたちが作ったてるてる坊主も飾りました。園外では、なかなか出せない、温かい雰囲気の中、運動会が始まりました。
親子運動会のプログラムは、親と子が触れ合い、日常忘れがちになっているスキンシップを意識した内容を取り入れました。“お父さんお母さんの所まで元気いっぱいの笑顔で走ってほしいな。”“お仕事で忙しいお父さんお母さんにだっこしてもらえたら嬉しいだろうな。”“親子で作戦を練ることで家族の話題のきっかけになるといいな。”など教師の考えや思いが込められています、年少児にとっては、初めての幼稚園行事です。様々な思いで、幼稚園に来たことだと思います。子どもたちが気負いしないように構えないように、開始時間までに、周りでいつもしているリレーごっこや盆踊りでリラックスさせると子どもたちの顔が一気に明るくなり、運動会もそのままの活気で進めることができました。
年少のTちゃんは、登園してきたときから、とても喜んでいました。なぜ喜んでいたというと、『今日はお父さんが仕事を休んで来てくれた』ということでした。教師が予想していたよりも泣く子が少なく、幼稚園で見せるより、何倍もよい笑顔で競技に参加することができていました。
年中の「くっつきむしくっつけ」では、お父さんたちの楽しいパフォーマンスがあり、とても盛り上がりました。落ちないようにしっかりとつかまって、親と子の楽しいスキンシップがはかれたと思います。年長は年長らしくのびのびとリトミックを表現することができました。秋の運動会での鼓笛隊にご期待下さい。「ぼうしとりドン!」では、くじら組のBチームは今まで負けたことがなかったらしいのですが、本番では、負けてしまい、お父さんたちが子どもたちに謝っている姿もありました。
今年度の親子運動会では、普段の保育の延長として自然な形を見て頂けたと思います。今年泣いている子供たちが少なかった理由には、普段の保育の雰囲気の中で、お父さん、お母さんと楽しく競技ができたということがあったかもしれません。今日のような、素敵な子どもたちの笑顔がたくさん見れるように今後の行事も頑張っていきたいと思います。本日は暑い中、ご協力ありがとうございました。
2008年5月16日 金曜日
園庭のテント下に出されたいろいろなコーナー(浸し染め、たたき染め、色水など)は、今日もたくさんの子どもたちがじっくり時間をかけて遊ぶ姿が見られました。「昨日出来んかったけん、今日は絶対うまく作るけん。」と言ってトントントンとたたき染めを楽しむ年長組の子どもたち。それを見ながら「私もしたい。」と花と布を用意する年少さん。あんなの作りたいなー、やってみたいなーと思いながら遊ぶようになっていることを私たち教師はとてもうれしく思います。
今日もコースに分かれて踊ったりゲームをしたりしましたが、楽しい中にもルールがあること、ルールを守らなければゲームが成り立たないこと、場を乱したり、勝手なことをしたりすれば、周りの人に迷惑を掛けてしまうことなど、学習する場面がたくさんありました。まず1つ目は、3学年全員で踊っているときに砂いじりをしていた年長の女の子たちがいました。せっかくみんなが楽しく踊っているのに、雰囲気がこわれ、周りも不快な思いもしたし、何をすべき時なのかを判断しなければならないのにできなかったことを考えるチャンスが出来ました。この女児たちは、自分のしたことがいけなかったことと気付き、コースのクラスへ謝りに行きました。すると年少さんから「もう次はせんとってね。」と逆にアドバイスを受けたそうです。
そしてもう1つ、年長の帽子とりゲームで必ず守らなければならないルールが2つあります。1つはゴムを頭の上にあげること、それから、自分の帽子を取られたらすぐに席に戻ること。しかし、どちらも守れていないクラスがあり、勝負には勝ったけれども、ルールが守らなければ負けであることを知らせました。今日ここで学習した内容は、社会的なつながり、生活していく上で大切なことです。今、三葉幼稚園では、楽しく遊ぶ中で、社会的な決まりや、チームワーク、お互いへの思いやり、そして刺激を受けながら多様なかかわりが見られるようになってきています。
又、今日はバイキング給食でした。園の方に給食の内容についての問い合わせが非通知でありましたが、アレルギーの子どもたちの食事は古森先生手作りの玄米チャーハンとスパゲッティーサラダでした。野菜は園で取れた自然の物をふんだんに使っています。これからも、業者が対応できない時は、園の特別食で対応させていただきますのでご安心ください。
2008年5月15日 木曜日
今日も天気が良く、ほとんどの子どもたちが、戸外で遊んでいました。たたき染めのコーナーでは、今までは、白い布を四角い形に切ったものをそのまま出していましたが、花の形に切って出してみると、子どもたちが、「私はハートの形がいい!」「星の形がいい!」「花の模様がいいなぁ」と言いながら好きな形に切って利用する姿が見られました。毎日作っているAちゃんは、初めてつくるBちゃんに「Bちゃん、どんな形にする?」と言って一つひとつ隣で見本を見せながら、作る姿が見られました。Yちゃんは、自分の分と弟の分と2枚作りました。
又、浸し染めのコーナーでは、赤・青・黄の3原色を出してその色を使っていくつの色ができるかな?と子どもたちにも問い掛けながら、試してみました。Kくんは赤・青・黄色の絵の具を四角に折ったキッチンペーパーにたっぷりひたしたので、開いてみると、全部の色が混じり合っていて「わあ、ここは紫色やでここは黄緑でここはオレンジになっとる」と言って上から順に変化した色を楽しんでいました。そしてもう一度すると言って次は少しずつ、3色の絵の具をつけてみることにしました。そうっとそうっと、3色の絵の具を一つひとつていねいにつけていくと、今度はさっきのにごった色と違ってとても鮮やかな色になりました。「さっきと違う色になっとるー!!」とKくんは絵の具のつけぐあいでもこんなに色の具合が違うということに気づいたのでした。そうしているうちに、机の上に落ちた絵の具と絵の具がいつの間にか混ざり合って机の上でも色の変化が見られたのです。「わあー!!黄緑になった」それに気付いた子どもたちは誰からともなく歓声をあげました。Sちゃんは、顔の形を作りたかったようで、ひとさし指で、点・点・点と絵の具をつけて、目と口を描きました。その中でも色の変化に気づいたようでした。乾いた浸し染めの紙はテルテル坊主の洋服になったり、テントの旗になったりして風になびいてゆらゆらゆれて親子運動会の雰囲気を盛りあげてくれています。今日も戸外でたくさん遊んで、新しい発見をしたり、いろいろなことに気づいたりした子どもたち、そして、教師も、子どもたちと同じように、たくさんの発見と感動がありました。
2008年5月14日 水曜日
昨日からの雨も上がり、気持のよい天気となった今日、園庭に万国旗を飾ると子どもたちの間では、「もう少しで運動会やね。」と気持ちが高まってきました。
そんななか昨日に続いて、色水コーナー、浸し染めコーナー、叩き染めコーナーが盛り上がっていました。叩き染めコーナーでは昨日の教師の話し合いの中で染めた後水洗いの際に酢を使ったらどうなるだろうか、色落ちが少ないのではないかということがありました。そこで、酢を水でうすめたものを出してみると、子どもたちはすぐに、「なんか酸っぱいにおいがする。」「僕このにおい知ってる。お酢だ!」「何をするん?」と興味をもっていました。「これで洗うんだよ。」と伝えてやってみると、水で洗うより色がはっきり出て、昨日も染めていたkちゃんは「昨日より緑色になってる。なんで?」と驚いていました。今日も一つ子どもたちと一緒に不思議を発見することが出来ました。
今日は包丁ままごとコーナーがさくら組前に移動したためいつも包丁ままごとコーナーの場所であるカーポートが空いていました。それに気づいた子どもたちが1人、2人、3人とカーポートの中に座り込んで何かを始めました。しばらくして何もない所に座り込み何をしているのかなと近づいてみると、すでに10人くらいの子どもたちが集まって泥団子づくりに熱中していました。なんでこの場所なのかよく見てみると「見てみて!つるつる!」「先生!さら粉!!」 …そうなんです!!昨日の雨でほかの場所の土は湿っていたのですが、そのカーポートの下だけがきれいなさら粉になっていたのです。その穴場スポットを見つけた子どもたちは長い時間、泥団子づくりを楽しんでいました。
その横にはもう一つの穴場スポットがありました。そこは昨日からの雨で大きな水たまりができていました。そのもう一つの穴場では年長児が中心になって泥遊びが始まっていました。あまりにもダイナミックにそして楽しそうに遊んでいたので「何を作っているの?」と聞くと「豆乳工場!!」と張り切って答えていました。「コーヒー」と答えるかなと思っていた私はとても驚きそして感心しました。手づくり給食を通して豆乳が身近なものとなり遊びにもつながっていることを知り改めて経験の大切さを実感しました。食育は食べることだけでなく幼児たちの生活の中にしっかり根付いてきているのですね。
2008年5月13日 火曜日
今朝バスから降りた子達は園庭の正面のテントの下で何か楽しい事が始まっている様子に気が付きました。浸し染めで作った旗がそのテントのまわりに貼り付けてありました。「先生、あの旗のところにいってくるね。」とかばんを持ったまま覗きに行く姿も見られました。また、叩き染めのコーナーでは、木づちで白い布に花や葉っぱをはさみトントン叩いてその色を写し彩っていく様子にとても興味を持ったようでした。色水コーナーから自分の好きな色や形の花やよもぎを布の上に並べてはさみ、一生懸命金づちやメンボウで叩いていきます。布の上にくっきりと花や葉っぱの色が浮かんでくると完成です。そーっと布を開けてみた年少児のHちゃんは「うわぁ!!すごい!!」と手を叩いたり、踊ったり大喜びで、その感情表現に教師も一緒に楽しむことができました。そして浸し染めのコーナーでは教師たちがいろいろな素材の紙(半紙やクッキングペーパー、コーヒーフィルターなど)を持ってきていました。年中児のMちゃんは全ての種類の紙を使って浸し染めをしていました。紙の種類によって染み込み方や滲み方が違います。様々な素材を使うことでその違いに気付いていきます。やっていくうちに少しずつコツをつかんでとても綺麗な模様が作れるようになうと、「これお母さんのお土産にする。」と嬉しそうに持って帰る子の姿も見られました。
今日は雨が降ったりやんだり。子ども達は遊びも空とにらめっこしながらでした。しばらく遊んで丁度雨が止んだ時、戸外でアブラハムの子の曲が流れました。始めは雨が止んですぐだったので子ども達が少なかったのにその曲を聞きつけてどんどん集まってきました。どの子もニコニコ笑顔で楽しそうに踊っていました。あまりに楽しそうに踊る子ども達に、今度は年長児がするリトミックの曲をかけると、年少、年中児も先生の真似をしてリズム打ちを上手にしていて驚きました。ちゅうりっぷ組の子ども達もリズムに合わせて手を叩いたり、足踏みしたりととても可愛い姿が見られました。「あしたも絵の具のやつやろうね」「トントン叩くやつやりたい」と明日に期待を持ってワクワクしながら帰っていきました。
今日は今年度初めてのこあら保育がありました。包丁ままごとコーナーでお家の人と一緒に野菜を切ったり、作った料理をうさぎにあげに行く子もいました。11時にホールに集まると、一人ずつ名前を呼んで自己紹介をしました。帰りのバスでは疲れて眠ってしまう姿も見られました。また来週も一緒に遊びましょうね。
コメント (僕たちの自慢のトンネル!! ぺんぎん組 岩城悠 はコメントを受け付けていません)