2008年4月21日 月曜日
今朝ブランコのところで、小さな黄色いたんぽぽの花が、咲いているのを見つけました。「たんぽぽ組のたんぽぽだ。」と言って、たんぽぽ組の子達が、集まってきました。通りかかった年中組のkちゃんが、おでかけ図鑑を広げて「ここにもたんぽぽあるよ。」と見せてくれました。絵の中と実際に目で見たたんぽぽを重ね合わせて子どもたちなりにより感じることができた樣でした。
また、調理室でお味噌汁を作っていた古森先生の所に「お魚の匂いがするよ」と言って来たkちゃん。もしかしたら、だしを取ってる時の煮干しのにおいかな・・・それとも煮出した炒り粉を甘辛く煮付けた匂いを煮魚の匂いと感じたのかな・・・どちらにしてもこのkちゃんの家庭では、おかあさんが、しっかりとお料理を作っていて 、その後ろ姿をkちゃんは、いつも見てきたのでしょう。その後ろ姿は、kちゃんの五感にしっかりと届いていました。
私たち教師もそういう姿を見せながら五感で育つ子ども達を意識していきたいと思いました。
さて、入園して10日たった子ども達は、少しずつ自分で、気に入った場所や、好きな遊びを見つけることが、出来るようになりました。お母さんをおもいだして泣いていたkくんやsくんは、気に入った箱を並べてセロハンテープでつないでいくと、とてもおもしろい形が出来ることに気づき、できあがったものを「お母さんにおみやげ」と言って、大切に持ち帰る姿が見られました。
また、kちゃんは、「紙で、ケーキが作りたい。」と言って丸い台紙に「イチゴ、みかん」と言いながらパステルで色を塗り、それをスチール皿にのせると、「ケーキできたよ。」といって、大事にカバンの中に入れていました。降園前には、「あなたのお名前は」ゲームをしました。ネコちゃんを次々手渡しながら、あなたのおなまえは・・と聞かれた子が大きな声で名前を言うのです。その後みんなで名前を呼び「はーい」と手をあげて返事をします。殆どの子が、大きな声で名前を言う事が出来、驚きました。また、ひよこから進級した子どもたちは、広告で剣を作って見せてくれたり、片付けを先頭に立ってしたりと、とてもはりきっています。
明日は、またどんな楽しい事を見つけられるかな。どんな発見があるかな。ととても楽しみです。ひとりひとり、どの子も「楽しい事」を見つけられると良いなと思います。
コメント (「たんぽぽみーつけた。たのしいことみーつけた。」 たんぽぽぐみ 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)