幼稚園の日記(ブログ)

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2008年4月17日 木曜日

 「今日はなかよし会やね!ねんしょうさんよろこんでくれるかな?」と話をしながら登園してきたAちゃんは、「先生!ホールの飾りがまだできてない。」と途中になっていた飾り付けをしたり、お面に色を塗ったりと準備を進めていきました。そしてなかよし会では、くじら組はひまわり組さんを迎えに行くことになっていました。くじら組のHちゃんはひまわり組へ行き、手をつないだひまわり組さんの名札をのぞき込み「Yちゃんって言うんだね。よろしくね。」と笑顔で話しかけていました。

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 それからホールへ上がるとりす組さんが、両側へ別れて手をつないで道を作って待っていてくれました。その道を通りくじら組の子どもたちに手をつないでもらってひまわり組の子どもたちも入場してきてなかよし会が始まりました。この日に向けてくじら組とりす組で「ひまわり組さんに何をしてあげようか、何をしてあげたら喜ぶかな。」と話し合い、以前の日記にも書いていた歌や踊り、かくれんぼをすることになっていました。かくれんぼでは、昨日、隠れるところが何もなかったホールに自分たちで柵や段ボール、布を持ってきて、家のようなものを作ったり、「大型積み木でも隠れれる!」と準備をしていました。そして今日、かくれんぼは、初めはひまわり組さんは舞台の上から応援し、くじら組と、りす組で行いました。ひまわり組さんは「次は僕たちかな?」と自分たちがすることを楽しみに見ていました。そして、くじら組、りす組の順に鬼になってかくれんぼは進み、ひまわり組さんが隠れる番になりました。始める前、くじら組に「ひまわり組さんはまだかくれんぼが分からなかったり、上手に隠れないかもしれないから、みんなで隠してあげよう。」と呼びかけました。鬼はりす組さん、くじら組は隠れるお手伝いをします。スタートすると、ひまわり組さんが、一生懸命隠れているところに段ボールを上から置いてあげたり、自分の体で隠してあげようとしたりするとてもかわいい姿がみられました。

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 そして、歌や踊りをした後、待ちに待っていたおやつの時間になりました。10個のテーブルに分かれて、年長、年中、年少児が混ざり合って座ると1つのテーブルにかりんとうがたくさん入ったお皿が1つ。兄弟の少ない子どもたちにとって、みんなで一つのお皿から取り合って食べることは経験として大切なことなのです。今日のなかよし会の目的の中にそのことも意図して、蒸しパンではなくかりんとうを作った教師たちでした。食べている様子を見ていると、最初片手にたくさんのかりんとうをにぎりしめ、反対の手でお皿にあるかりんとうを食べている年少児や自分の弟に最後の一つをあげる年長児、最後に残っていたかりんとうを全部取り、周りの子どもから注意されている年少児もいました。

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 今回は、なかよし会の予定をあえて延ばして、子どもたちと一緒に考えたり、準備をしたりしてきたことで年中児、年長児たちは年少児を迎える会の意識を持って主体的に進める姿が見られました。また、年少児も幼稚園での生活の楽しみ方がわかったのではないかと思います。子どもたちが主体的な生活ができるよう、教師たちは先を見通しながら適切なアドバイスや手助けができるようにまだまだ研修していかなければならないと思いました。

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