幼稚園の日記(ブログ)

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2008年3月11日 火曜日

 ぞう組の子どもたちは、「おはよう」の挨拶のかわりに今日の挨拶は「今日、最後のお弁当持ってきた?」「うん、持ってきた!」というやりとりでした。いつもより大事そうに下げているカバンの中には、お母さんが作ってくれた幼稚園最後のお弁当が入っていました。いつになくソワソワしている子ども達でしたが、さすがに開ける幼児はいませんでした。お昼のお弁当の楽しみと同じ位やっぱり遊びが大好きな子ども達なのです。

 青空のもと、自分のしたい遊びを見つけて遊び込む姿が見られました。包丁を使ったままごとコーナーでは、大根をチューリップ型に抜いて花びらで飾ったかわいい料理を作ったWちゃんとYちゃんができあがった物を古森先生や年少の子たちに見せたいと、テラスに飾りました。イメージした物に他の花や野菜を切ってつけるところなどさすが3年間三葉に通っただけのことはある!!と感心しました。又昨日から仲間入りした新しい遊具「スマイルたのしいお店屋さん」は、年中さんと年少さんたちに大人気です。この「スマイルたのしいお店屋さん」は各4つの個室にかわいい椅子がついていて、小さな窓からやりとりができるようになっています。ちょっと不思議に思ったのは、遊んでいる子たちがみーんな男の子だったことです。

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 いよいよお昼の時間です。今年に入って一番暖かかった今日は、園庭で全員が揃って最後のお弁当を食べました。色とりどりの帽子が混じって「いただきまーす」の大きな声。お弁当の袋を開けるとお母さんからのメッセージが入っている子たちが何人かいました。そのメッセージを読んでいると思わず涙がこぼれる程感慨深いものがありました。一人ひとりに対する思いはメッセージだけではありません。今日は特別に好きな物だけを入れてくれたお母さん、1段が2段になって盛り沢山のおかずが入っていたTちゃん。いつもより早く起きて作ってくれたことを喜んでいる女の子もいました。

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 ポカポカ陽気の中で最後のお弁当を全部食べたぞう組は、全員、感謝のカードを作ってひそかにお弁当袋の中に入れました。今まで3年間あるいは2年間自分の為に作ってくれたことに「ありがとう」の気持ちをこめて書いていました。最初と最後のお弁当って、親も子も忘れられない思い出ですね!お母さん達ありがとうございました。

 *ちょっといい話*

 昨日のバスの中で、ひよこ組のMちゃんとぞう組のSちゃんが心和む会話をしていました。それは、

M「私ね、もうすぐ引っ越すんよ」                             

S「どこへ?」

M「お部屋が変わるんよ」

S「うーん、それってひよこさんから年少さんになるってこと?」

M「うん、帽子が変わるんよ」

S「そうだね、もうすぐMちゃんは年少さんだもんね。私はあとちょっとで卒園していなくなるから、Mちゃんがこれから入ってくるひよこ組さんに優しくしてあげてね。

M「うん、わかった。」

         心がポカポカしてくるいいお話でした。

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