2008年3月6日 木曜日
今日は、昨日に引き続き、雲ひとつない青空の気持ちのよい朝でした。空を見上げていると、桜の木には、かわいい木の芽がふくらんできていました。「この木に桜の花がいっぱい咲いた頃、みんなは、年中さんになるんだよ。」と話しながら、一年前の入園式のことを懐かしく思い出していました。
「先生!今日もキングやまつくろう!!」とK君の声に続き、M君、Y君、Aちゃん、Mちゃん達が、張り切って砂場へいちもくさんに出かけて行きました。昨日みんなで作った山に『キングやま』と名付けたことで親しみができ、今日も続きをしようということになったのです。なんだか友達に会いに行くようなわくわくした気持で、私も砂場へと向かいました。すると、「あのね、山はね、お水をかけると、固くなるんよね。」「あんまり水をかけすぎてもくずれてしまうんよね。」「お舟が流れるには、水をくんできて流したらいいよね。」と子ども同士で試したり、考えたりしながらの言葉がとびかっていました。キング山をせっせと大きくしようと砂を高く盛り上げているひまわり組さんのそばでキング山のまわりに長い長い川づくりをしているりす組さん、そして、その川の水が流れるようにと中の砂を掘り出して形を整えている年長のY君。異年齢児たちがこうしてかかわりながら砂場という場所を共有して遊んでいる姿はすごいなと思いました。キング山ができ上った時、ひとつの穴を見つけた私は、お山に顔を描こう!と誘い掛けました。(実は、この事が後の反省会で、教師の誘導でそういう展開になるのはどうか?という議論?となりました。副園長から一つの穴からの発想、そして展開は子ども達ならもっと面白いものになったのではないか?という話を聞き私自身の反省するところとなりました。)
そして、口を大きく掘って穴をあけたことで、そこにプリンカップの型押しを並べ歯にみたてました。「上の歯は無理よね。」というと少し考えたK君。「わかった!」と言って白いコップを上に差し込んだのです。中に砂が入ったままでは差し込めないので砂を出してコップを入れてみました!すると「できた!!」上の歯下の歯そろったキング山になったのです。そして、その口にプリンを作って食べさせてあげているかわいい姿がありました。果てしなく広がっていく子どもたちの発想をとめてしまわないよう、教師はいつも子どもたちの芽をのばしてあげられる援助の仕方や言葉かけをしていきたいと思いました。
今日はらいおん組の最後の習字でした。以前の習字の時間に管野先生から「次の習字で最後になります。その時には自分の名前を書くから練習してきてね。」と言われていたことを覚えていた子どもたちは「先生!昨日練習してきたよ!」と言って登園してくると自信あり気に言っていました。一文字ずつ書いていた今までの習字とは違って、名前の手本を見ながら自分のペースで書いていきます。最後まで集中して書き続ける子や途中、集中が途切れても気持ちを切り替えて書く子等、いろいろな姿が見られました。
ぞう組では、今までに書いた習字の整理をしました。うずまきの字から始まって、1文字から2文字、4文字、そして今までのことをおさらいして書いた名前をとじながら自分たちの字がだんだんと上達していることに気付き、自信を持ってきた様子でした。この1年間してきた習字の時間は文字の練習だけではなく集中すること、話を聞くこと、書けた喜び、正しい姿勢、汚さないこと、大切に扱うこと、準備から片付けまで沢山のことを学んだようです。
コメント (「ボクらの友達 キングやま。」 ひまわり組 吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)