2008年3月3日 月曜日
今朝、バスに乗っていると空が次第に薄暗くなり、気味の悪い空になりました。「週の初めなのに、何だか嫌だな。。。」と思っていると、子どもたちは「朝から夜になったよ」とか「魔女がでてくる」などとキャーキャー言いながら、空を見て興奮していました。そんな子どもの姿を見て、私は「はっ!」としました。 「物はとりよう!」子どもたちは今まで親しんできた物語や日常の経験を重ね合わせて、いち早く想像の世界で楽しんでいたのです。 それからは「夜だから寝ないと」などと言ってみんなが寝たふりをしたり、「魔女だー」といって頭を隠したりして遊びながら幼稚園に向かうことができました。
土曜日のお餅つきの帰りに、「お土産のお餅は3つ。どう分ける?」と子どもたちに問いかけると、みんな「お父さん、お母さん、兄弟に分けてあげる!」と言って「1人で食べる」と言った子は1人もいませんでした。しかし、その分け方を聞くと、それぞれで「自分は1つ食べて、残りをみんなで分ける」という子や、「お父さん、お母さんに1つづつあげて、残りの1つを兄弟で分ける」という子など、しっかりと計算ができていました。そんな訳で今朝、子どもたちのもう1つの話題は勿論おもちの話でした。
「お餅を焼いて食べたよ」とか「みんなでお昼ご飯に食べたよ」などと、お餅の話がたくさん聞かれました。 その中でも、T君は、「お母さんが”ありがとう”っていってくれたんよ」と笑顔で言っていました。 「ありがとう」と言われて、その時の嬉しい気持ちは次のありがとうに繋がっていくのではないでしょうか。「お餅つき」という活動だけでなく、その過程や後までも、たくさん学ぶ事があるんだな、と感じました。 さて、みんなでついたお餅ですが、今年は沢山ついたので、お土産にしてもまだ残っていました。そこで、今日は古森先生が「お雑煮」を作ってくださりました。とても温かくて、お餅が伸び、みんな「ほっ」とした顔で食べていました。具も沢山入っていて、お餅が苦手だった子も、初めてお雑煮は全部食べたそうです。
年長児は、卒園式の練習が始まっていますが、今日は古森先生が「頑張るって何?」という話をして下さりました。私もつい、子どもに「頑張って」などと言ってしまいますが、子どもたちは「何を?」と思っている事でしょう。 「具体的に何をするのか?」という事を考えて初めて頑張るに繋がるのです。 例えば、今日の年長児の「頑張る」というのは、「我慢すること。」そして、自分でやろう、やってみようと思うこと」なのです。私も子どもたちに、そのような表現、言葉掛けが出来るよう、心掛けていきたいと思います。
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