幼稚園の日記(ブログ)

 Home /幼稚園の日記(ブログ)

2008年2月18日 月曜日

今日も先週から続いている各クラスのお店屋さんごっこは楽しく進められていました。ぞう組はこのお店屋さんごっこが始まった頃、ポップコーンとアイスクリームを作って売っていました。初めは他のクラスの年長組さんとひよこ組さんが沢山買ってくれていたのにある日突然売れなくなりました。その理由はきりん組とらいおん組のお店が繁盛し始めたからです。お客さんがぞう組まで足を運ぶことがなくなり、ぞう組のお店はひっそりと静まり返ってしまいました。そこでみんなで「どうしてだろう?」「どうすればお客さんが来てくれるのだろう?」と話し合いました。「お客さんを呼びにいこうよ。」とか、「店を違うものにしようよ。」といろいろな意見が出て、レストランに変更することにしました。ところがレストランを開業したものの女の子達はエプロンやバンダナ作りにばかり気合が入り、商品を作る所までいきません。男の子達も少々呆れ顔でした。ところが気が付くとお客さんが列をなして並んでいるではありませんか。「大変、早くしなくちゃ。」とIちゃんの一言で急いでメニューを作り、注文を聞いて早速料理を作り始めました。そこからはぞう組の協力体制はバッチリでいろいろな物が作られていきました。注文をとってからあっという間に作る姿を見て、なんておもしろいチームワークなんだろうと感心しました。例えば焼肉定食ではごはんを作ると人、焼肉・野菜を作る人、デザートを作る人、運ぶ人・・・とそれぞれに役割ができて作っていくのです。その時の声の掛け合いが絶妙でした。

そして今日、講演会に来る保護者をお客さんに巻き込もうと先週末に全員が招待状を書きました。そのおかげでお母さん方がお金を作ってお店に来てくださったのです。そのお客さんに群がるように注文をとる姿が見られました。他のクラスや他の学年も食育講演会の前に参加して下さる保護者の方に大喜びの子ども達は自主的に呼び込みをしたり、商品作りを頼んだりしていました。

よく見てみると、くま組のラーメン屋さんでは麺をゆで、打ち上げる格好を一生懸命している男児がいたり、くじら組ではうっかりお金を払わずに商品を持ち帰った年中児にお金の請求に行ったりと、そこそこて社会生活に密着した行動をする姿が見られました。「明日はこうしよう!」「〇〇を作っておこう。」と自分達で考え工夫しています。お店屋さんごっこはまだまだ続きそうです。

65.jpg  58.jpg

49.jpg  312.jpg

さて、今日のもう一つのイベントは東京から『あなたと健康』でお馴染みの東城先生をお迎えして食育講演会がありました。一般の方々も来園され、多くの方々に食事の大切さ、心と体のつながりについて約1時間半にわたって講話していただきました。その後、昼食をとりながら質疑応答があり、自然療法などについて東城先生にそれぞれが指導を受けられました。又、3時から5時までは私達教師が幼児教育の大切さを教わりました。『生きる力』を幼児期につけることで一生幸せに生活することができるという内容の部分では、その大事な時期を預かっている私達が今、しているこの食育はきっと三葉でしかできない保育だと確信しました。古森先生を中心として食育を通して生きる力を育てる場をこれからも続けていきたいと強く思いました。
参加していただいた皆様、ありがとうございました。

114.jpg

211.jpg

トラックバック
コメント (Comments (1))