2008年2月15日 金曜日
今まで年長さんが訪問していたケアフル竹原へ「こんどは年中さんお願いね。」とバトンを渡されて、1番にうさぎ組が行くことになりました。
子ども達に話をしたものの、頭の中には「?」がいっぱいでした。先週から子ども達と内容を考え、練習を火曜日に古森先生に見てもらいました。ところが踊りをした後は寝転んでみたり、おしゃべりしたり。「これではおじいちゃん、おばあちゃんにみんなの元気をあげれないからバツだね。」と言われてしまったのでした。
そこで、どうしたら元気をあげれるのかみんなで考えながら練習して、今日を迎えました。行くバスの中では出かけることが嬉しくて嬉しくて「あっ!総合公園!」などと会話が盛り上がり緊張感もありません。これで大丈夫かな?と、とても心配でした。
ケアフル竹原に着いて、おじいちゃん、おばあちゃんを目の前にすると案の定、なかなか「おはようございます。」が言えず、みんな小さくなってしまう始末でした。
そこで古森先生がおじいちゃん、おばあちゃんに「今の年長さんのようにまだまだ幼い子ども達を育てて下さい。」と話して下さいました。するとおじいちゃん、おばあちゃんの方から「かわいいね。」と親しみを持って語りかけて下さり、子ども達は平常心に戻ることができました。
元気良くみんなで挨拶をした後、おじいちゃん、おばあちゃんと手遊びをしたり「握手でシュルル」の踊りをしたりしていくうちにお互いがどんどん楽しくなり、いつの間にか跳んだりはねたり、ニコニコ笑顔で無邪気ないつものうさぎ組さんになっていました。おじいちゃんの顔をさわったEちゃんは「ざらざらしてた。」と感じていました。子ぎつねの歌を歌った時のこと、手できつねを作って一緒に歌ったのですが、指を曲げることができないおじいちゃんにEくんとRくんは「こうするんよ。」と優しく手をとって教えてあげる姿が見られました。
それからプリプリサンバ、ちびっこ剣士を踊り、風船バレーをしましたが、やっている間もおじいちゃん、おばあちゃんたちはとても楽しそうで笑顔いっぱい。部屋中が温かい雰囲気になっていました。
プレゼントに金メダルを渡して、帰りにはおばあちゃんから「沢山の元気をもらったよ。ありがとう。」と嬉しい言葉をいただきました。
帰りのバスの中では「やったよ!」という満足感で「楽しかった!」とみんなの顔は一際輝いていました。今日、訪問して子ども達はよい経験をさせて頂いたなと、とても嬉しく思いました。
そして園へ戻ったうさぎ組の子ども達は今度はちょっぴりあわてました。それは園内中にお店が出来ていることでした。少しずつ広がっていったお店屋さんがとうとう全クラスに広がっていたのです。各お店のエピソードは沢山ありすぎて今日の職員会はその話題で一時間半も盛り上がってしまいました。
その一部を紹介してみます。ぱんだ組の回転寿司のお寿司屋さんの向かいにぺんぎん組の御寿司屋さんが出来、ライバル店となりました。そこでお客さんをとられないようにねじり鉢巻にエプロンをつけて呼び込みながらこっそりぺんぎん組を偵察に行っていたぱんだ組のHくんの姿が見られました。ところがぱんだ組の回転寿司のたねは中国製なのです。「今、検査しています。」と何やら覗き込んでは調査したお寿司を出してきます。毒が入った中国輸入のお寿司代は25,000円。おまけはありません。最近の社会情勢をよく知っていて、それを遊びの中にしっかり取り込んでいるのは驚きでした。「こちらにどうぞお座り下さい。先にお金をお支払い下さい。」なんと前払い制でした。
くま組ではラーメン屋さん、くじら組では昨日のバレンタインチョコやさん。ちゅうりっぷ組ではたこ焼き屋さん。すみれ組の虫屋さんはせみを持って隣のひまわり組へ行商に出かけて売り始めました。年長さんたちの影響を受けてどんどん広がっているお店屋さん。これはほんの一部です。
保護者の皆様、18日の講演の前にはお待ちしています。三葉商店街に来ておもしろさを味わって下さい。
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