2007年12月19日 水曜日
登園するとすぐに「先生ー!テント作ろー!」とやってきたぱんだ組のK君は早速、新聞紙で剣を作り始めました。最近、ひつじ組で大きな町を作っている様子を見て、昨日、自分たちも何かを作りたいとみなでアイディアを出した結果、テントを作ろう!ということになったのでした。
まずはたくさんの剣を作り、骨組みを作り始めました。「テントは三角やった!」と言って剣を組み立て始めました。組み合わすことはできたのですが、すぐにつぶれてしまいうまく立ちません。「もっと新聞くっつけたらいいんやないん?」「テープが弱かったんかなぁ・・・」みんなで試行錯誤していくうちにS君が「下にペットボトルつけたら立つんやないん!」とアイディアを出し、急遽、四本の柱のあるテントに変更しました。しかし床がすべって立たないことに気付いたY君は下にダンボールを敷き、ガムテープて留めて固定しました。その様子を見ていた子たちが「もっとダンボールつなげてご飯作る所作ろ!」「じゃあ、キャンプできるようにしよー!」とテントからダンボールや広告、新聞をつないで、その上にコンロを作り、コップやお皿を用意しました。それからも「電気がいる!」「机もイスもいるんやないん!」など、どんどんとアイディアが飛び出してきました。そんな中、H君が「あっ!コンセントないと電気がつかんよ!」と言うと、お菓子の箱を立てて毛糸で繋いで電気を引きました。今日は午前保育で残念ながら完成できず、時間切れになってしまいました。「テント作ってみんなが入れるようにせないかん!」など、明日も続きを作ると期待を持って降園しました。
最近、友だち同士で同じ目的を持って遊んだり、制作をしたりしていく姿も多くみられ、協同的な遊びができるようになってきています。以前は大型積み木やお菓子の箱で家や物を作っていましたが、今では廃材や新聞を多く使って工夫して作っていくようにもなりました。子どもたちの1日1日の発達の姿は目を見張るばかりです。幼稚園という子ども社会で刺激し合い、影響を受け、助け合い、お互いが成長し合っていく姿は体験学習そのものです。
今学期もあと2日。どんなキャンプ場ができるのでしょうか。
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