2007年11月22日 木曜日
今日はみんなが待ちに待ったおしりかじり虫くんに会える日でした。このお話を頂いたのは2週間程前で、それから遊びの時間やクラスでも踊る機会を持ってきました。一応、出演する幼児を決めましたが、実際は周りで一緒に踊ったり歌ったりする他の園児達の元気な雰囲気をNHKさんとしては大切にして下さっていました。出演者となった40名の年長児達は、希望する友達全員の踊りをみながら4回5回にかけて相互に推薦し、最後はじゃんけんするなど、できる限り教師は口をはさんだり誘導しないようにして決まりました。
撮影時間は1時間程でしたが、実際に放映されるのは1分程度ですので出演者も映らないこともあると思います。しかし、ここで何より良かったのは全園児が首が動くカメラなど本格的な撮影を体験できたこと、全園児が南流石さんとモロさんとおしりかじり虫の指導を受けて踊ることができたこと、そして、全園児が一緒に写真を撮ったことでした。愛媛県で唯一、来年、放送教育研究会を受けている三葉幼稚園に、NHK松山放送局さんのご好意で、来て頂けて良かったと思っています。しかし、残念なことに、出演できなかったことでNHKさんにまでお電話された方がいて、NHKさんには大変ご心配をおかけすることになってしまったことです。以前もそのようなことから他の放送局さんから、三葉には来て頂けなくなったことがありました。子ども達は自分の力で悩んだり納得したり、協力したり頑張ったりする力もつけて欲しいと思うのです。
ところで子ども達は撮影の邪魔をしないでみんなが笑顔で楽しんで参加できました。振り付けの南先生と司会のモロちゃんも「三葉の子たちはすごい!」「他の幼稚園ではこんなにうまく進まない」と褒めて頂きました。特に南先生は時間ぎりぎりまで子ども達の相手をして下さり、とても嬉しく思いました。人懐っこい三葉の子ども達はすぐに撮影のおじさん達とも仲良しになり、帰られる時はみんなで手を振って送りました。
一枚目の写真は撮影の風景ですが、もう1枚は毎日戸外で「おしりかじり虫」を元気に踊っていた、ひよこぐみのYちゃんが南先生に見てもらっているところです。とても小さな体でリズムをとりながら踊っている姿には南先生もメロメロでした。
話は変わりますが、25日(日)は三葉アミーゴスABCDEFGがサッカー大会に出場します。私たちも応援に行きたいと思います!
2007年11月21日 水曜日
今日は朝から、子ども達が長いズボンを見せながら「きょうは、じょうばよね?ちゃんとながズボンはいてきたよ!」とはりきって登園して来ました。昨日から、乗馬に行く時の服装や馬を乗り下りする時に足を広げる練習、馬小屋に入る時の約束事を子ども達と話していました。そのことを覚えていて、お家の方にもちゃんと伝えることができたようでした。
そしてバスに乗って乗馬クラブに着きました。バスが馬小屋に近づくと、窓から馬が顔を出して子ども達を迎えてくれました。子ども達もそれに応えるように「おうまさん、こんにちはー!!」と手を振りました。
年少児はどの子も初めての乗馬で、楽しみな反面、緊張している様子も見られました。すみれ組では馬に乗る前に馬小屋見学をしました。丁度、馬がエサを食べている所で子ども達の目の高さのところに馬の顔があったために、馬小屋の入り口で少々戸惑っていましたが、教師と一緒に入っていくと安心して見ることができていました。間近で馬の顔を見た子ども達は「おうまさんの目っておっきいね。」「やさしそうね。」「はがすごい!おおきいは。かまれたらいたいね。」とよく観察していました。
いよいよ馬に乗ります。いつもはこわいものなしのS君は台の上に登ると「うわぁ、ドキドキする。」と言いながら待っていました。馬に乗るとどの子どももニコニコの笑顔で怖がらずに楽しめたようでした。S君は馬から下りてくるなり「馬の背中って気持ち良かったぁ!毛がチクチクして痛かった。それとね、背中と首が硬かったんよ。ぼくの首のうしろも硬いんよ。R君も硬いね。馬のここんとこ(首)なんで硬いのかな?ぼくのもなんで硬いのかな?」「それは骨があるからじゃない?」「そうか!ぼくのも骨か。馬にも骨があるんだね。ぼくと一緒やね。R君も一緒。」と友達の首や教師の首をさわりながら確認していました。人間にも馬にも背骨があって、首があって、みんな生きている同じ生き物なんだということに気が付いているようでした。
乗馬が終わった後、乗馬クラブの隣りの土手を歩くと、そこで畑をしているご夫婦に会いました。「こんにちは」とあいさつをすると笑顔で「こんにちは」と返して下さいました。そこの野菜は無農薬で野菜についている虫を一匹一匹捕るのだそうです。虫や鳥よけの風車やつるしたカンカンが風を受けて動いている様子やきれいに咲いたコスモスや菊の花など、すてきな自然にも触れることができました。バスの中でも楽しかったことや感じたことを子ども達はいっぱい話し合っていました。
ご家庭でも子ども達の話を聞いて、生き物や自然について考えてみて下さいね。
2007年11月20日 火曜日
今朝は、古森先生や他の先生たちがやきいもの準備をして下さっていました。バスを降りるなり子どもたちはその場に行って「古森先生頑張れ、大丈夫?!気をつけてね」などと、古森先生の応援団になって応援していました。一番にやきいも作りをしに来たのはひよこぐみのHくんでした。Hくんは、この前のフリースクールに来ていたので慣れた手つきでおいもを洗ったり、新聞紙とアルミホイルで包んで「できあがり」とおいもを点検していましたが「まだだめよ、ここ。ここがでとるやろ。」と言って、もう一度アルミホイルで包み直しました。フリースクールの時においもがきちんとかくれるように包むと教えられたことを覚えていたのでした。きれいに包み直して「これでよし!」とつぶやきました。また、他の子どもたちもフリースクールに来ていた友達に教わりながら作る姿がみられました。そして「おいしくなってね」などと言葉をかけながら火の中に投げ入れました。やきいもができあがるまでの時間にイスやござを出して、食べる席をセッティングしていると、ひよこぐみ、さくらぐみ、ちゅうりっぷぐみの子どもたちが集まって来て、気がつくとイスにきちんと座って待っていました。そして待ち切れなくなった子ども達の間からは、やきいもグーチーパーの歌が聞こえだしました。毎日、降園前に歌っているからかとても上手で、何度も何度も歌っていました。やっと焼きあがったおいもを割ってホカホカのおいもを一人ずつ渡すと「おいしそう」と歓声があがりました。
今日は年少ぐみとひよこぐみが1番に食べました。おいしそうなやきいもの匂いが漂うなか、おあずけの年中さん、年長さんは時々遊びの手を休めて後からのぞき込んで順番が来るのを待っていました。
その途中でぞうぐみのAちゃんとちゅうりっぷぐみのTちゃんのお父さんが新聞紙を届けに来られました。話を聞くと、今朝、Aちゃんは今朝の新聞をそっと取って家を出ようとしていました。それを見つけたお母さんが「お願い、それは置いていて、今日の新聞だから。」と止めました。しかしAちゃんは「今日はやきいもの日だから・・・私、やきいもをしたいの!」と譲りません。そこでお父さんが古い新聞紙を調達して届けることになったのだそうです。
年長さんが食べ終わった頃、冷たい風が吹いて雨が降ってきて、今日のやきいもはおしまいになりました。次のやきいもは27日(火)の予定です。
今日、きりん組とくじら組は合歓の木さんを訪問しました。
2007年11月19日 月曜日
たんぽぽ組のNちゃんがやってきて「先生、見て見て。出来るようになったんよ。」とつりかんのところまで引っぱっていきました。そして体を大きく揺らしながら手をおもいきり伸ばしてつりかんからつりかんを渡っていきました。最後までたどり着くと得意そうに教師を振り返りました。「Nちゃん、すごいね。」と言うとNちゃんは「こんなになったんよ。」と手の平を広げて見せてくれました。手の平は豆ができて、その豆がつぶれていました。3歳児なのに手の豆がつぶれるまで頑張ってやり遂げたNちゃんに思わず拍手をして、その豆をさすらずにはいられませんでした。その様子を見ていたKちゃんも「Kちゃんも出来るようになったんよ。」と一生懸命つりかんをして見せてくれました。周りで見ていた子もその様子を見て、やってみようとする姿がみられ、友達の影響力の強さに改めて子ども集団の大切さを感じました。
また、今日は、絵本サークルのお母さん達が絵本の読み聞かせをして下さいました。子ども達は1学期と比べ、静かに絵本を集中して見るようになっていました。お母さんからも「とても静かに聞いてくれたので読みやすかったです。」と言ってもらって、とても嬉しそうでした。
今日は朝から古森先生が調理室でシチューを作ってくれていました。「今日はシチューなんやって。」「野菜いっぱい入っとるよ。」とあちこちで会話をする姿がみられました。食べるのが遅いK君もシチューがとてもおいしかったようで、今日はパンとシチューをすぐに食べて「先生、おかわり行ってくる。」と初めておかわりをしていました。豆乳が入っているとはとても思えないくらいまろやかで野菜もやわらかく、苦手な子も「食べれたよ。」と嬉しそうにお皿を見せに来ていました。
先日のアンケートに「パン給食の日はお腹がすく」という内容が何人かありました。そこで今回から試しに年長さんのパンは1まわり大きくなり、副食も古森先生が豆乳シチューを作って下さったのです。シチューを何杯もおかわりをした子ども達は、今日も「お腹いっぱい」と満足そうでした。
2007年11月18日 日曜日
社宅の庭の木にあぶらぜみとくまぜみが止まっていた。
あぶらぜみを捕まえようと思ったら、あみのふちでせみをたたいてしまった。
「ジジジー」と言って逃げてしまった。「へたくそ、痛いだろ」と言っているのかな。
今度こそくまぜみをとるぞ。「今だ、それ。やったー捕ったぞ。くまぜみゲット。」初めてくまぜみを捕った。あぶらぜみより大きく、緑色の羽がとてもきれいだった。くまぜみは「シャーシャー」と鳴く。
虫かごの中に入れておいたらおしっこをされたので、あわてて逃がした。「早く逃がせ」って言うことかな。
2007年11月17日 土曜日
今日のフリースクールは「さつま芋」をテーマに焼き芋作りや、ひがしやま(干し芋)作りを親子で体験しながらその不思議について考えていきました。
さつま芋掘りを体験した後、子どもたちは家庭でお芋の天ぷらやスイートポテトなどのお料理を作ってもらって食べたようですが、焼き芋は幼稚園でも今年初めてなのでとても楽しみにしていたようです。新聞紙とアルミホイルを持って来るように伝えていたので、焼き芋にどう使うのか、どうして必要なのかを年少担当の教師達がフリースクールでおなじみの劇で説明していきました。そして洗ったお芋を塩水につけてバイキンをやっつけることや、新聞紙やホイルを巻く事で直接火に当たらないで中はアツアツ・ホクホクの焼き芋が出来る事を学びました。そして、早速、年少さんはお芋洗い、焼き芋作りへ、年長、年中さんは「ひがしやま」作りに分かれて活動に参加しました。
「ひがしやま」を知っていますか?
今日はこの芋作りも取り入れました。「ひがしやま」というのはふかした芋を細長く切り、長い時間ゆっくりとお陽様に当てて作る干し芋の事です。陽に当てる事で水分が蒸発し、甘みが増すのだそうです。もしかしたら朝日のあたる東の方を向けて干す事で「ひがしやま」と呼ばれているのでは?などとも考えました。私達教師も幼稚園で子供達と植物を育てていくうちに、朝日の大切さに気づきました。そういえば、洗たく物も朝日に干すし、布団も午前中干します。人間の体内時計も朝日を浴びると直るといいます。人間にとって食べ物はかかせないものですが、生きていくためにとても大切なエネルギーをお陽様からもらっているのですね。
「ひがしやまは初めて!」という保護者の方も多く、とても興味を持って熱心に古森先生の話を聞いていました。やわらかいお芋を切る事は少々難しかったのですが、年長さんは日頃の経験を活かして、慎重に一人で上手に切っていました。また、年中さん、年少さんは普段の包丁ままごとで野菜を切るのとは違った感触を味わいながら保護者の方や先生達と一緒に切る姿が見られました。切ったお芋をひとつひとつザルの上に並べ、「いつ食べれるの?おいしくできるかなぁ。毎日、見とこー!」とでき上がりを楽しみにしていました。また「家でも作ってみよう!」と保護者の方も張り切っておられました。さて、今年の「ひがしやま」のでき上がりはどうでしょうか?1ヵ月くらい先でしょうか?!とても楽しみですね。
さて、みんなで準備した焼き芋の方はおいしくでき上がったでしょうか。
実は焼きすぎて少々炭になってしまった芋もありましたが・・・。お父さんのお手伝いを頂いて、ほくほくのあったかい焼き芋ができ上がりました。
園庭に大きなビニールシートを敷き、ピクニック気分でみんなであつあつの焼き芋を食べました。焼き芋は時間をかけてじっくりと焼くことで芋の甘みが増し、それが外へ出ないようにして食べられるのでとてもおいしいです。でも本当に焼き芋がおいしい理由はやっぱりあの焼けた時の香ばしい匂いと湯気の立っている温かさ、そして割ったときの鮮やかな色など人の五感を刺激するからではないでしょうか。焼き芋は五感で味わっている事を子ども達に伝えたかったのですが、やはり私達だけではうまく説明が出来ず、わかりやすく古森先生に説明していただきました。子ども達はよく話を聞いて色々な事を知ろうと意欲満々な姿が見られました。
最後に「手作り芋羊羹」のはずだった「芋羊羹風ゼリー」を食べ、胸いっぱい、お腹いっぱいの楽しいフリースクールとなりました。保護者の方々にたくさんお手伝いして頂きましてありがとうございました。
※ちょっと美容にいい話
美容にいいといわれているビタミンC、ビタミンEを多く含むさつま芋。(ビタミンEは玄米の2倍ともいわれています。)ビタミンがいちばん多く残る芋の料理方法は、短時間で加熱料理できる天ぷらだそうです。しかし、いくら良いとはいえ食べすぎには注意して下さいね。
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