2007年11月30日 金曜日
今朝は冷え込んでいましたが時間がたってくるとお日さまも顔を出し、青空も見えてきてとても過ごしやすいお天気になりました。
今日はくじら組の女の子が5人で楽しそうに包丁ままごとのコーナーで料理を作っていました。今日のままごとコーナーはラディッシュやクローバー、お花など、材料がたくさんそろっていて子ども達の意欲も強く高まっていた様でした。それらの材料を色どりや切り方などを工夫して作り、できあがった料理はお皿やコップなどに色どりや盛り付け方などを考えてキレイに盛り付けていきました。それらをテーブルに並べていたMちゃんに「どのくらい時間かかったんだろう?いつから作ってたの?」と聞いてみると、「あのね、朝きてシールを貼ってからずーっと作りよったんよ。」と話をしてくれました。そしておいしそうな料理が並んだところでMちゃんたち5人がいろいろな教師を呼びとめ、料理の説明を始めました。「先生はどれが一番好き?」と聞かれたのですが、「それは選べないよぉ。どれもおいしそうだから。」と言うと、「それじゃー全部ね!!」と笑顔で満足そうに言いました。そこで料理の得意な古森先生にも見ていただくことになり「こもりせんせい、きて、きて。」と呼んできました。古森先生は「すごい!フランス料理みたい。これも、これも、これもおいしそう!」と驚いた様子で言ってくれました。その様子を見ていたくじら組のH君も料理を一生懸命に作り始めました。ザルを使い、手際よく水を切る姿がとてもさまになっていました。「H君は何を作ったの?」と聞くと、「大根のサラダと野菜炒めとお味噌汁!」と教えてくれました。「先生、食べていって!」と声を掛けてくれたので立ち寄ってみました。「あっ!H君、おはしがないみたいだけど・・・。」と言うと、「本当だ!ちょっと待っとって!」と何かを探しに行きました。「はい!おはし!」と持って来てくれたのは大根の茎2本。無いものは無いなりにあるもので補うという力が身についているなと感じました。
一方、プールではトランポリンとマットが出ていますが、今日はさくら組の男の子2人とらいおん組の男の子とぞう組の男の子が遊んでいました。年長さんがマットですもうをとっていました。トランポリンの上から見ていたさくら組のAちゃんもBちゃんもその後、見よう見まねですもうを始めました。ところが「はっけよーい・・・」と言うと、構えましたがその格好がボクシングのような構え方でした。それを見ていた年長児のTくんが「すもうはこうやってするんよ!」と、のこったのやり方やルールを丁寧に教えてくれました。三葉では年長児が年少児達と一緒に遊んであげたり、世話をしたりする姿がよく見られます。年長児は責任感をしっかりと持って、園での良きお兄さん、お姉さんとして活躍しているのです。とても感心させられます。
プールから園庭に出てみるとひよこ組の幼児たちが太鼓橋に上ったり降りたり、ぶらさがったりする姿も見られ、伸び伸びと遊んでいました。
桜の木の葉っぱもほとんど落ち、冬のおとずれを少しずつ感じられてきましたが、その落ち葉をカマキリにプレゼントしてあげる子や小さくちぎってケーキの飾りにする子、さらに落ち葉の雨と言って、みんなで息を合わせ空高く舞い上げる姿も見られ、落ち葉という自然の物でこれだけの遊び方を見つけ出す子ども達はきっと幸せに違いないと思うのです。
子ども達は明日はどのような遊びを見つけるのでしょうか。そんなことを考えられる私達もとても幸せに思えます。
2007年11月29日 木曜日
1日1日秋が深まり、さくらの木は日に日に葉が落ち、いちょうの木の葉はほとんどが黄色になり変化していっています。
登園してくると年少組のSくんは靴を脱ぎながら「なんでいちょうの木は黄色なんやろ?」とつぶやいていました。又、いちょうの木の下ではHちゃんたちが落ちているいちょうをお母さんのプレゼントにしようと集めてきれいに束ねて花束のようにしていました。
そんななかで園で飼育しているかめさんも寒くないかと気になってきました。「そろそろ冬眠させてあげないといけないね。」と子ども達と一緒にかめの様子を見ていると「お水がきたないね」とAくんが言いました。そこでみんなでかめさんのお家のお掃除をすることにしました。その間、かめさんを散歩させているとMちゃんは「前よりゆっくり歩いているね」と気付きました。夏に出した時はもっと速く歩いていたと言うのです。そして「ごはんもあげなければ」と気付いたMちゃんは餌をあげました。しかし、かめさんはあまりそれを食べませんでした。「どうしてかな」と考えていたMちゃんは餌の袋の裏側に何か書いてあるのを見つけました。「ストーブがいると書いてあるよ」と言うので読んでみると“室内で飼う時には水温を25度以上にするように”と書いてありました。もう少し寒くなって、もっとかめさんが動かなくなったら落ち葉などを入れてかめが落ち着けるようにしてあげたいと思います。
さて、年中組では11月12日に自分の植木鉢にチューリップの球根を植えたのですが、その日から毎朝、欠かすことなく誰かが水やりをしています。みんなが年長さんにになる頃にきれいな花が咲くことを楽しみにその日が来るのを心待ちにしながら世話をしているのです。又、年少さんは今日、各クラスのプランターにパンジーの花を植えました。年中になったらきれいな花が沢山咲いて、色水遊びもできると嬉しそうに水をあげていました。
青コースは今日、乗馬に行きました。馬小屋に行くと馬を洗っていました。みんなで珍しそうに見ていると「さわってもいいよ」とおじさんが言って下さったのでちょっと馬の鼻にさわったKちゃんは「やわらかい」馬に乗った時のまるで違う感触に驚いていました。
きりん組のUくんが「馬をこしょこしょしたらヒヒンと笑うんかな?」と言っていたのを聞いたOくんは「ぼくしたよ。でも笑わんかったよ」と楽しそうに言いました。
年少さんは初めての乗馬でしたが、乗る前に緊張していたSくんも降りる時はにこにこ笑顔。どの子も「楽しかった」「また行きたい」と言ってスキップして戻ってきました。
2007年11月28日 水曜日
今日は紅葉が風が吹くたびにはらはらと散ってとてもきれいでした。この自然を壊さないよう、自然のままで子ども達を迎え入れました。今日は落ち葉を使った遊びが砂場の周りや包丁ままごとの所でたくさん見られました。年長のAちゃんは砂場の土を固めて山を作ると、焼き芋の所に集めてあった松の木の枝をみつけて「それください」と言って枝をもらって山のてっぺんに立てました。そしてその山に何を思ったか目を作って片目に落ち葉を貼りました。「海賊のできあがりー!」と言うともう一つ作って「次は子分!」と親分と子分の山ができました。
ままごとコーナーでは女の子が落ち葉を丁寧に切り刻んで料理に使っていました。そして片付けをした後、年長組は5クラス全員でリレーをしました。
らいおんぐみでは先週、作戦を練っていて、古森先生にもアドバイスをもらっていたのでリードの仕方がとても上手になっているのに驚きました。その後、昨日から話題になっている園庭の紅葉について古森先生に話していただきました。園舎側から園庭に立っている木を見ながら桜やイチョウの木の葉っぱは色が変わっているのにオリーブや松の木は一年中緑のまま。それに桜の葉は赤色、イチョウの葉は黄色になるけど何で違う色なんだろうと沢山の「なぜだろう」が見つかりました。するとTちゃんが「桜の木はさくらんぼがなるよね。イチョウの木は黄色の実がなるよね。だから葉っぱの色も一緒なんかな。」と語りかけてきました。確かにそうです。さくらの赤い葉っぱと赤い実、イチョウの黄色い葉っぱと黄色い実、そしてオリーブの緑の葉っぱと緑の実。このような発想がでたことに「なるほど!!」と感心するばかりでした。私自身、それなりに知識を身につけておかなければ子どもに追い越されてしまうと少しあせりを感じました・・・。
その時に聞いた内容だけを考えるのではなく、さらに先を考えて実がなっている時の事も頭に思い浮かべられる子どもの発想力の豊かさに今日も驚きと感動をもらいました。
明日からもいろいろな環境の中で子ども達の発想が豊かになるような保育をしていきたいです。
2007年11月27日 火曜日
先日から幼稚園の園庭には紅葉した落ち葉が舞い散っています。先日の午後のことです。そんな落ち葉で子ども達を遊ばせてあげたいと私達教師は一つの場所に掃き集めました。そして今朝、園庭の落ち葉の美しさに気付いた古森先生はその掃き集めた落ち葉を見て「なぜ集めてしまったのか」と残念そうに聞かれたのでした。今朝の落ち葉は赤や黄色、緑と本当に色が一枚一枚違い、落ちていても見とれてしまうような美しさがありました。今日のあの自然が作ってくれたじゅうたんは今日しか見られないのですよね。『今しかできない体験を子どもたちにさせてあげたい』それこそ私達の目指す「心のある保育」であった事に気づかされた言葉でした。また、用意しなくても自分で遊びを見つけていく事のできる三葉の子ども達にとってよいと思ってした事であっても、やり過ぎは子どもの考える力を遮断してしまう事になるのです。古森先生の言葉を改めて見てみると自然に落ちた葉と集められた葉では色の発色も違い、周りの環境との合性も全然違って私自身驚かされました。幼稚園の今年の紅葉は本当に素敵で「京都に行かなくてもいいね」と教師達は見入っています。
今日はそんな赤い落ち葉をひまわり組のRくんが下先生に「先生、大好きだからお守りあげる」と手渡しました。後で聞いた話によるとK先生がRくんに並ぶのが早かったからとプレゼントした落ち葉だったことが判明しました。落ち葉をRくんにプレゼントした時「ありがとう!ぼくのお守りにするね」と言ってくれたと感動していたK先生はそれを知ってちょっと複雑な心境でしたが・・・。
今日はこあら保育がありました。昨日の人形劇がとても楽しかったとKくんは帰ってすぐにおばあちゃんに電話したそうです。自分の楽しかったことを他の人にも伝えて楽しい気分を分けてあげたいという気持ちがとても嬉しく、温かい気持ちになりました。また今日は素敵な紅葉を背景にあったかい焼き芋を食べて、みんなにこにこで帰っていきました。
2007年11月26日 月曜日
今日は年に一度、子ども達が楽しみにしている人形劇の日でした。登園して来るなり「先生、今日は“三匹のこぶた”みるんよね」と楽しみにしている様子がうかがえました。
実は人形劇団バクさんは、関東と関西のエリア別に公演する題目が分かれていて、“三匹のこぶた”は関東の方でしかしていないのをどうしても子ども達には三匹のこぶたを見せてあげたいという思いから古森先生が交渉して下さって観劇できるようになりました。
三匹のこぶたは誰もが知っているストーリーですが、そのお話には子ども達に伝えたい内容がたくさん含まれています。それをプロの方がどのように演出し、子ども達に見せてくれるのか私達教師にとっても、とても興味深いものがありました。
三匹兄弟がそれぞれバラバラに作っていった家が壊れてしまい、残ったのは地道にコツコツ時間をかけて一生懸命作ったレンガのお家。そこで三匹が力を合わせてオオカミを追い払って幸せな暮らしを手に入れるのです。面白く、また、ドキドキしながら見ていた子ども達はどんどんお話の世界に引き込まれ、真剣な表情で見入っていました。
途中、オオカミに「子ぶたはどこへ行ったんだー」と聞かれて「知らないよー」と答えた赤コースの子ども達や、オオカミに「うそをつくな!!」と言われて「あそこにおるよ」と言ってしまった青コースの子ども達と、面白いかけひきもみられました。場面々で興奮したり、静まりかえったりと様々でしたが、どの子どももきっと心に残る人形劇だったのではないかと思います。
年長さんは毎年、人形劇を見たことが刺激となって2月の発表会に向けて気分が盛り上がっていきます。今年度はどう活かされていくのか楽しみです。
帰りのバスの中ではくじら組のYくんが「オオカミはウルフ、子ぶたはピッグだよね。あの時、本当に食べられるかと思ったんよ。でっかい口やったけん。」と友達と話していました。
昨日はエルピスサッカーの対抗試合がありました。三葉幼稚園には10名前後のAG、7チームに分かれ、4つのリーグから勝ち進んでみごとアミーゴスGが決勝戦に挑み、相手の東松山ハリケーンに先制されたものの同点に追いつき、最後は年中さんのRくんがみごと逆転のゴールを決めて優勝することが出来ました。
最下位から優勝まで様々な結果でしたが、子ども達は自分の力を出し切って楽しんでボールを追いかけていました。ごほうびに金メダルをもらったアミーゴスGチーム優勝おめでとう!!
2007年11月25日 日曜日
キャンプファイアーで先生たちがやった「西遊記」がおもしろかった。
先生たちはとってもカッコイイ。特にとしお先生が悪い奴をバンスカやっつける。
でも、中田先生のつのもとってもよかった。
僕は大きな声で「ガンバレー」と応援した。
最後はそんごくうが数えきれないほど出てきて悪い奴をみんなやっつけた。
お泊り保育はチョー楽しかった。他にもたくさん。
すいかわり、花火、初めて包丁を使ってたまねぎ、人参を切った。
寝る時に古森先生が絵本を読んでくれた。
けどねむくて何の本を読んだのかわからない。でもとっても楽しかった。
「これで大きくなったらしゅっちょうのあるしけんしゃのしごとになれる?」
「もちろん。」
「もし、アメリカしゅっちょうになったらどうする?」
「アメリカだってオッケーよ。」
2007年11月24日 土曜日
パパとママと僕の三人で公園にせみを捕りに行った。
大きな木がたくさんあって、いっぱいせみが鳴いていた。
捕っても捕ってもまだいっぱいいる。あぷらぜみばっかり。
全部で7匹ゲット。僕は3匹、パパは1匹、ママは1匹逃してしまった。
本当だったら13匹捕れたのに。でもとっても楽しかった。
こんなに捕れたの初めてだ。車の中でパパにお礼を言った。
「ありがとうパパ」
コメント (ままごとでお料理作ったよ! ひまわり組・柴田佳奈 はコメントを受け付けていません)