2012年10月2日 火曜日
10月に入り、秋の訪れを色々な所で感じている子ども達は、空を見上げて「あれは、何っていう雲かな」と嬉しそうに言っていました。昨日、年少組はDVDでしぜんとあそぼの「そらのくも」を視聴していたので登園してくると興味深く空を眺める様子がありました。又、ぺんぎん組、りす組、ひつじ組は、年少組が昨日見た同じ番組を10時からテレビ視聴しました。ひつじ組のMちゃんは、テレビの中で「この雲は、何に見えるかな?」の問い掛けに「らいおんみたい、ひつじみたい」とつぶやきながら興味津々でした。他にも帰りのバスでは、ぺんぎん組のK君がバスから空を眺めながら「先生、あの雲は魚みたい」と言うとそれを聞いた、ぱんだ組のNちゃんは、「本当だ、魚の鱗みたい」と嬉しそうに次々と色々な雲の形を発見していました。子ども達の楽しいつぶやきを聞いたり、発見したり気付いたりしている様子を見て身近な自然の中で沢山のことを学んでいるなと嬉しくなりました。
一方、年長組は砥部焼観光センターに行き卒園記念品の一つでもある、お皿の絵付けをしました。一人2本の筆を用意してもらい緑色、茶色の2色を別々の筆を使い、混ぜないという約束を守りながら一人ひとりが目的を持って絵付けを楽しんでいました。絵付けの際は、毎年砥部焼センターの渡部さんという女性が一つ一つ丁寧に幼稚園児に分かりやすく説明をして下さっていました。しかし、渡部さんは、11月に定年退職ということで「三葉さんの説明は、今日が最後なんです。」と心残り惜しそうに見送って下さいました。毎年、三葉っ子を温かく迎えて下さって本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。年長児が絵付けをした、お皿は11月の作品展に展示しますので楽しみにして下さいね。
又、昼食後のぱんだ組では、毎日のことですが片付けをした後、みんなで雑巾掛けをしています。1学期に比べて雑巾の使い方も上手になりました。これからも自分達が使った部屋は、みんなできれいにしたいと思います。
♪三津浜中学校の生徒が職場体験に来ました。♪
中学生が笑顔いっぱいでみんなの競技の応援をしてくれました。
☆こあら保育のお友達がかけっこを楽しみにしました。☆
2012年5月24日 木曜日
早いもので入園、進級してから2ヶ月が経とうとしている今、三葉っ子達は、色々な草花を利用して叩き染めをしたり、野菜の形を楽しみながらスタンプ遊びをしたり・・・そして、お絵描きコーナーでは副園長が今日は、イチゴのプランターとかわいい花のプランターを用意してくれました。環境の中に赤いイチゴが実っているプランターを見つけた年中組のAちゃんは、パステルでイチゴを描き始めました。そして、イチゴのまわりには、モンシロチョウが飛んでいてもう今は咲いてなかったイチゴの花も描きました。イチゴのプランターの下には、ダンゴムシもいます。又、お花からお花へ飛んで花粉でお化粧をして実がなるお手伝いをしてくれるミツバチも描きました。先日、トマトのりりこの苗植えをしたことや駐車場で見た、タケノコのこともこの1枚の絵の中には描かれています。ひよこ組から在園しているAちゃんは、今までいっぱい経験したことを沢山溜め込んでいて色々な遊びの中で引き出して想像をはりめぐらして表現しているのでしょう。まさに、遊び=学び、そして、体験が様々な場面でイメージされている様子が伺えてとても嬉しく思いました。そのことを考えた教師達は、環境の用意の仕方、絵の具の出し方等まだまだ課題があることに気付かされたのでした。教師の役割としてこのような子ども達の成長のチャンスをつくること、子どもの芽をつぶさないようにその感性に気付く感性を持つこと等教師の柔軟さも求められます。
一方、さくら組、たんぽぽ組、ぱんだ組、うさぎ組、ぞう組、きりん組、らいおん組とひよこ組は、屋外ゆうぎ場へ園外保育に行きました。昨日行ったクラスは、年長児が年少児の手をつないで歩いて行ったのですが今日は、集合時間に間に合わなかった年長児の変わりに副園長から頼まれた年中児が年少児の手をつないで行くことになりました。副園長から「ぱんだ組さん、うさぎ組さん、お願いね」と頼まれた年中児は、任された責任感と緊張感を持ちながら一生懸命、手をつないで歩いていました。副園長とした、前の友達と間をあけないことや左右を見て道路を渡ること等の約束をしっかり守った年中児を見て、成長しているな、頼もしいなと嬉しく感心するばかりでした。
今日は、太陽のパワーを沢山あびながら屋外ゆうぎ場でおもいきり遊びました。そして、自分の足で適度な距離を歩く経験も大切にしたいと思いました。その屋外ゆうぎ場の帰りに駐車場の畑に寄るとわくわくドキドキすることが起きていました。第一駐車場の畑には、以前、連作が出来るキュウリの苗を副園長が購入して植えてくれていました。その畑の前で副園長とくじら組さんが何かを見て話していたのです。その内容は、「みんな古森先生は、キュウリを食べたかったから、キュウリの苗を植えたの。でも、この1本だけはキュウリでなくどうやら、かぼちゃになったみたいなの。だから、まいごのまいごのかぼちゃさんなのよ」・・・それを聞いた子ども達は、その他の苗に咲いているキュウリの花とかぼちゃの花を見比べて「あれ?」と珍しそうに眺めていました。この連作が出来るキュウリの苗は土台はかぼちゃパワーでしっかりと根をはって、土から上は、キュウリの茎がついであったのです。お日様が大好きなキュウリが出来るはずが・・・この1本だけはキュウリにならず、かぼちゃの花が咲いたのです。どうやら三葉っ子達の為に考える機会をくれたようです。本当に自然は素晴らしい子どもの知性や感性を育てる環境です。私も子ども達のために素敵な人的環境になれるように頑張ろうと思いました。
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☆くじら組さんが風歩里に行きました。おじいちゃんやおばあちゃんに元気とパワーをプレゼントしました。☆
2012年5月1日 火曜日
今日から5月になり、桜の木も若葉でいっぱいになりました。青空が広がる中、登園してきた子ども達は、イチゴやシイタケの生長を楽しみに観察する姿がみられました。年長組のYちゃんは、「うわぁ、赤ちゃんイチゴがいっぱいあるよ」と発見したことを友達に伝えていました。そして、年中組のKちゃんは、「先生、金曜日に古森先生にお料理してもらったはずなのに、また、シイタケができとるよ」と嬉しそうに話してくれました。幼稚園の様々な自然に触れるなかで発見や気付きをしている子ども達です。又、砂場や泥場でも楽しい遊びが繰り広げられるようになりました。気温も高く、水の冷たさが心地良いなか砂場では、年少児、年中児、年長児がかかわりながら山を作ったり、協力しながらトンネルを作ったりしていました。そして、水路作りをしていた年長児が近くにいた年中児に「ゆっくり水を入れたらこぼれないからね」と教える姿もありました。砂場という同じ空間の中で会話をしたり、一緒に何かを作っていく過程で色々なことを学びあっています。「遊び=学び」をこれからも大切にして私も子ども達に負けないように気付き、学んでいきたいと思います。
先日の保育参観では、各学年保護者とフォークダンスをしたり、親子ゲームをしたりして楽しみましたが子ども達は、他の踊りやかけっこも大好きです。特に「お祭り忍者」の踊りは活気がありどの子も力強く踊っています。4月に入園したばかりの新入児も年長児の踊っている姿を見て少しずつ覚えています。毎日の生活のなかで刺激を沢山受けて子ども達は、どんどん発達していきます。連休明けの今日もかけっこで転んでも転んでも起きあがって走る子ども達の姿はとても活気に満ち溢れていました。明日、1日登園したら大型連休に入ります。明日を大切に、そして、家庭生活での刺激も大切です。幼稚園に入って少しお兄ちゃん、お姉ちゃんになった姿を認め家庭内でも気持ちの充実を図って頂きたいと思います。
2012年4月10日 火曜日
昨日は、小学校の入学式。そして、今日は、いよいよ三葉幼稚園の始園式です。真新しい名札を胸に付けて、新しい帽子をかぶった三葉っ子達は、わくわくドキドキしながら登園してきました。「担任の先生は、誰かな?」と楽しみにしている様子で自分と同じ色の帽子の先生を見つけると、にこにこしながら安心した表情をしていました。そして、満開の桜をバックに進級写真を撮った時は、お花に囲まれてとても嬉しそうないい笑顔になりました。副園長と担任と一緒に「にこにこにー」の合言葉で撮った写真は、今年度のアルバムの1ページ目になります。
始園式では、副園長から一つ大きくなったこと、そして、明日から年少さんが入園することを話してもらいました。副園長の話を聞いた子ども達は、まるで新しい友達のことは、まかせてと言わんばかりの自信満々の表情でした。年中さん、年長さん、よろしくお願いしますね。
始園式の後は、明日の入園式の代表児の言葉と踊りの練習をしました。この代表児は、全て新入児のお兄さん、お姉さん達です。副園長から紹介してもらったみんなは、はじけんばかりの笑顔でした。お祝いの言葉を言ったり、幼稚園のうたを歌ったりと一人ひとりがとても張り切っていました。明日は、このお兄さん、お姉さん達が幼稚園の先輩としてお迎えしてくれます。入園するお友達、楽しみにしてくださいね!!
♪ぴよぴよ組のお友達もハイチーズ♪
2012年2月29日 水曜日
園庭の環境作りをしていると、昨日の夕方から降っていた雨であちらこちらに大きな水溜りができていました。「これを見たら子ども達は、思いっきり泥遊びをするだろうな♪」と、汚れることを覚悟しながら待っていると教師たちの思い通り、登園してきた子ども達は靴でそっと水溜りに入ってみたり、長靴できていた子は豪快に水溜りへジャンプしていました。未就園児保育に来ていたこあら組さんも、お兄ちゃん達が楽しそうにしているのを見て、一緒になって遊んでいました。泥んこ遊びが好きな子ども達!!どのクラスでも、教師達は泥んこになった服のお洗濯に大忙しだったことでしょう。一方、ままごとコーナーでも未就園児の子達がお兄さんお姉さんを真似して、ままごと遊びをしていました。「ネコさんの手よね。」と言いながら、野菜を切っていくと時間をかけて小さく小さく切ったり、年少児が切っているのをじっと見て切ったものをお皿に入れたりしていました。
今日も朝からトラックが園庭に入り、いくつものタイヤの跡ができていました。バスから降りてきて、早速タイヤの跡を見つけた年中児が、「迷路や!迷路や!」と言って跡をたどって走っていました。跡がなくなった所にゴールのマークとして「花まる」を書くと、「もう1回!どっちが早いか競争よ!」と言って競争していました。今日も工事が続き、2階のテラスから見える建設中の部屋を見て、「壁ができよる!あそこが入り口かな?」と完成するのを楽しみにしているようでした。
砂場では、昨日ぺんぎん組のAくんが山作りをしていた山がつぶれているのを見て、もう1度掘ってみることにしました。掘っていくうちに段々とお風呂のような形になり、「今日はお風呂を作る!」と張り切って作り始めました。途中、お歩きで早く登園していたぱんだ組の男の子達にバトンタッチすると、4人がかりでお風呂作りが始まりました。深い穴になると次は水を溜めることにしました。しかし、水を入れるとすぐになくなってしまい、ちょっとしか水が残りません。「どうしたら水が溜まるのかな?」とみんなで考えて、鍋を集めてそこに水を入れるという案が出ました。しかし、お風呂を作りたかったので次の案を考えることに・・・。すると、「砂は水を吸うけん、溜まらんのよ!」というBくんの一言を聞き、そこから「砂が水を吸わない為には、どうすればいいか?」と考え始めました。なかなか良い案が出ず困っていたので教師が、「凧を作った時に、ナイロン袋は風を通さんかったよね。」とヒントを出すと、子ども達は「水も大丈夫かも!!」と考えてナイロン袋を切り開いてガムテープでつなげて、お風呂の底に敷いてみると、水を溜めることに成功しました。次に、Cくんが「お風呂やけん、お湯を入れたらいい!」と思いつき、トイレに設置してある水道からはお湯も出ることを思い出すと、教師に手伝ってもらいながら、みんなでお湯をバケツに汲んで運び、温かいお風呂が出来上がりました。完成したお風呂に裸足になって入った子ども達は、ポカポカになりにっこり笑顔になりました。子ども達が想像していたお気に入りのお風呂は、未就園児達にも大人気のお風呂でした。
いつでもどんな環境の中でも、その環境の中で楽しいことを見つけて遊ぶ子ども達。その様子を見ていると、今までの自分達の生活や遊びの体験がつながっています。この時期の子ども達は、算数や国語などのお勉強で学ぶより、様々な体験から知恵も技術も、そして算数や国語の基本も学んでいることがよくわかります。年長さんは、あと2週間で1年生です。学校でもこのような生活がきっと生かされることでしょう。明るく元気いっぱい、そして心遣いのできる子ども達って素敵ですね。
2012年2月7日 火曜日
今日も、朝から雨が少し降っていましたが登園してきた子ども達は、室内・テラスで様々な活動をしていました。年長のテラスでは、早く来た子ども達が集まって鍵盤ハーモニカの練習をしていました。子ども同士で教えあいリズムを合わせて弾いている様子を同じように早く来た年中児も静かに聞いていました。又、次々と登園してきた年中児は、各クラスで廃材遊びやアルバム整理と自分の好きな遊びに集中している姿が見られました。年少児は豆まきをした経験から、部屋に鬼の壁面を作ろうと一人ひとりが個性豊かな鬼の絵を描いていました。Aちゃんはニコニコ笑顔でいっぱいの可愛い女の子の鬼。C君はオレンジの顔のくいしんぼう鬼。パステルで時間をかけてしっかり塗りこんで描いていました。みんなで描いた絵をお部屋の壁面に貼り、鬼の隣には新聞紙で作った豆を投げている自分の絵も貼っていました。
発表会本番まであと少しになりましたが、踊りが好きな子ども達は他の学年の曲がかかると、いつ覚えたのかと驚くほど歌も歌いながら踊る姿が見られます。通りかかった年少さんも立ち止まり「お手本だよ?!!」と言わんばかりに堂々と踊ってくれました。発表会もみんなが笑顔で参加してくれたらいいなと思います。
今日はサンドウィッチロックの踊りのみんなでお弁当を食べたよ♪
具だくさんの手作り弁当♪ たくさんおかわりしました。
ぱんだ組では、2月に行く施設訪問について練習を始めました。子ども達と考えた交流内容を取り入れていくと「おじいちゃん達に発表会のオペレッタを見てもらいたい。」「じゃんけんゲームをしたい。」「踊りも見てもらいたい。」と様々な意見が出てきました。初めて行く施設訪問は期待いっぱいでとても張り切っています。発表会が終わったらみんなでおじいちゃんおばあちゃんに喜んでいただける楽しい歌や踊りを練習したいと思います。
2012年1月16日 月曜日
今日も朝から登園してきた子ども達が次々と園庭に出てきて、寒さなんかへっちゃらと言わんばかりに、裸足になって体を動かして遊ぶ姿があちらこちらで見られました。土曜日にフリースクールに参加した子ども達が中心になって、凧作りやコマ回し・凧揚げリレーなどお正月の遊びも盛んに行われていました。コマ回しでは、参加していたお父さんが手の平の上で上手にコマを回しているのを見ていた教師も、朝から挑戦していました。その様子を見て、子ども達も興味津々!!上手くコマが回ると「うわぁ?。すごい!!できたね?」と他の子も集まり喜んでくれます。すると、上手く手の平に乗せて回ると拍手が起こりました。挑戦していたのは教師だけでなく、フリースクールに来たお母さんは何としてもコマを回せるようになりたいと、帰りにスーパーに行ってコマを買って帰り、公園で練習をしていたという事を子どもから聞き、親子で楽しんで下さっていたんだなと、とても嬉しく思いました。又、凧あげリレーでは凧をバトンにして走るのですが、年少児は走りながら凧があがっているかどうか気になり何度も何度も振り返っては、自分の凧があがっているのを確かめてとても嬉しそうに走っていました。
外で思い切り遊んだ後、各学年に分かれて発表会の練習をしていると「ピンポンパンポーン♪今日の給食は”ポトフ”です。体が温まるので、温かいうちに食べてください。」と副園長からの放送が流れました。それを聞いた子ども達はざわざわ。「早くご飯の準備せんと!!」と急いで準備をすると、いつもより早く並んでよそってもらたお皿をこぼさないように気を付けながら持って、みんな笑顔でお部屋へ戻ってきました。”いっただきまーす”の合図と同時に一番にポトフを食べみんながみんな「おいしいね。あったかいね。」と言いながら食べおかわりもあっという間になくなってしまいました。手作り給食が大好きな子ども達。早く金曜日にならないかな?♪と楽しみにしています。
明日は、こあらさん初めての一人登園です。子ども達に話すと「部屋を教えてあげる。」「一緒に遊んであげる。」「泣きよったらお世話してあげる。」と、とても楽しみにしていました。明日は、こあら組のお友達が元気いっぱい・ニコニコで来てくれるのを三葉幼稚園のみんなで待っています。
※砥部動物園のぞうの太郎君の劇をすることになっているらいおん組さんですが、その役をすることになっているTちゃんは昨日お母さんと動物園に行きました。太郎君はちょっと体調がよくなかったそうですが、「たろうくーん!!」と呼ぶとこちらを向いてくれたそうです。そして、飼育員さんに『劇をする』という話をすると太郎君からのお手紙をもらいました。そこには、
◎動物たちを大切にするために動物園があること。
◎みんなからは餌をもらっているけれど、本当は自分達の住んでいる所で自由に生きることが幸せなこと
◎人間の中に動物がいるのではなく動物の中に人間もいるのだということ
こんなことをしっかり分かっていてね。という事が書いてありました。このことをしっかり考えながら劇を作ろうとみんなで相談しました。
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