2023年5月20日 土曜日
過ごしやすい気候になったなと思った途端、猛暑日になり、ほとんどの子ども達が半袖姿になりました。大人はこの朝晩の気温差でしんどくなる事もありますが、子ども達はとっても元気に登園してきます。れもん組(2歳児)では、ループタオルを自分のタオル掛けに掛けたり、オムツをカゴの中に入れたりと、自分の所持品の始末をする事が出来るようになりました。毎日やっているので、すぐに終わらせて、遊び始めるその姿に感心するばかりです。友達と関わりながら遊ぶ姿も見られるようになり、その分友達とトラブルになる事も多く見られるようになりました。線路を友達と長く繋げて、電車を走らせて楽しんだり、柱の陰に隠れていて‘‘ばあ!”と笑い合ったりたくさんの友達とグルグル柱の周りを追いかけっこしたりと、毎日子ども達の笑顔がキラキラ輝いています。
お母さん、お父さんの姿をよく見ている子ども達は、ぬいぐるみを寝かせて綺麗に布団を掛けてあげて、優しくトントンして寝かし付けていたり、ある子はキッチンでままごとを始め、「ジュージュー」と言いながら料理を作り始めました。時々かき混ぜている手つきも、結構様になっています。フライパンで炒めていたIちゃんは器用にフライパンを持ち上げて振っていました。そして、たくさん友達が集まって来ると、完成したご飯を振る舞う姿も見られ、そこに保育教諭も加わって楽しんでいます。これからもたくさんぶつかり合い、たくさん刺激し合って、もっともっと成長する事が出来るといいなと思います。
片付けもとっても上手になった子ども達は、片付けの声掛けにも大きな声で「はーい!」と返事をして動き始めます。片付けていない子を見つけると「おかたづけよ!」と注意している子もいて、頼もしく思えます。
外遊びも大好きな子ども達は、砂場へ行くと自分で選んでスコップやお皿、おわんを運んで来ます。よちよち一生懸命運んで来ている姿がまた可愛く見ていて楽しく思えます。たくさん泥だらけになりながら、それも気にする事なく遊んでいる姿は、もうすっかり三葉っ子です。最近はうさぎも園庭に出ていてすぐ近くから見られるので、「かわいいねえ~」と顔を寄せたり、エサを与えて食べると「たべた!」と大喜びしたりする姿も見られます。進級、入園してこの2ヶ月で幼稚園児の影響を受けていろんな事が出来るようになってきた子ども達に驚かされっぱなしです。これからもっともっと‘‘できる”が増えるように関わっていきたいと思います。
2023年5月13日 土曜日
空にはこいのぼり。
プランターには苺。
工事中のショベルカー。
年長さん達のリトミック。
園庭やテラスに出ると興味のある事がいっぱいで「早く行こうよ」と毎日可愛いアピールをしているひよこ・もも組の子ども達です。
おむつ替えが終わると「座ってね」の言葉で1列に座ると、水筒を配ってもらいます。
お茶を飲み終えると、水筒を片付ける場所で待っている保育教諭の所まで運んでいけるようになりました。
よちよち歩きで笑顔で運んでくる姿は、本当に可愛いです。
そして、保育教諭に褒めてもらいハイタッチをする時に見せる笑顔は最高です。
1週間くらい前に5〜6歩 歩き始めたYちゃんは、ロッカーを支えにしながら、少しずつ歩いて持ってきます。
お友達のように私も届けたい。と思う一心で持って来ているYちゃんにキュンキュンしてしまいます。
又、歩けないお友達の水筒も片付けてあげようとする姿や、「持っていく?」と言わんばかりにのぞき込み、手渡ししたりしている姿を見ると「大きくなってる」と日々の成長がとっても嬉しくなります。
毎週木曜日はスポーツダンスの日です。
4月はまだ慣れない子(場所見知り、人見知りで号泣してしまう子がいます。)のために講師にお願いして、もも組の部屋での出張レッスンをしてもらっていました。
5月に入っての今週の木曜日からは、3階の会議室の広い場所で伸び伸びとスポーツをさせたいと思い、古森先生に相談したところ「並んで講師を迎えるのではなく、先に行って好きな遊びをいっぱいしているところに来て頂いたら」と、アドバイスを受けました。
もも組の子ども達にとって3階までの移動は大きな冒険でした。
実際に手すりを持って自力であがれたのは1人で、1段1段援助しながらゆっくり上っていきました。
ハイハイやだっこであがる子もいました。
これからの練習で1人また1人と手すり移動ができるようになっていくのが楽しみです。
会議室につくと広い場所に、大玉やトランポリン、ネットトンネル、ボールが準備されていて、テンションが上がった子ども達は、それぞれが好きな遊具で遊び始めました。
C君、Rちゃんはトランポリンの上に座ってお尻ジャンプをすると、ボールが動くのを楽しんでいました。
Yちゃんはネットトンネルから顔を出していたので、トンネルの中にボールを転がしてみると、高速ハイハイでキラキラした目で追いかけていました。
しばらく遊んでからの講師の到来だったので、泣き始める子はほとんどなく、一緒に楽しく遊んで頂きました。
お部屋とは違った子ども達の伸び伸びとした表情を嬉しく思いました。
最後に1列に並んでの点呼やあいさつも上手にできました。
好きな遊びから自然な形で広げていく事が、子ども達に安心感を与えたようです。
新しいことを始めると不安でどうしても泣き出してしまう1歳児達に「何かをさせなければ」ではなく、子どもが興味を持ってかかわれる環境の中で、その流れから自然にさせたい活動に入れる、より良い環境が準備できるよう、保育教諭間で連携をとりながら試行錯誤していきたいと思いました。
2023年4月22日 土曜日
4月に入園してきた子ども達も園での生活に慣れ、泣きながら登園していた子も笑顔を見せてくれるようになりました。れもん組の子ども達は自分のシールを覚え、靴を片づけたり、タオルを掛けたりと、自分で身支度を行おうとする姿が見られます。中には”にんじんのシールどこかな…”と迷っているお友達がいると「ここ、ここ、」と指をさして教えてあげている子もいます。お仕度ができると待ちに待った遊びの時間です。Sくんは入園初日に見つけた電車の玩具がすっかりお気に入りになりました。レールを一直線につなげて車や新幹線、飛行機などを走らせていました。園庭で幼稚園児が踊りだすと、楽しい音楽につられて踊りの大好きな子ども達がテラスに集まってきました。知らない曲でもお兄さん、お姉さんの真似をして手足をパタパタと動かす姿がとっても可愛いです。
「今日はスワンや犬の滑り台で遊ぼう!」と園庭に出た日、隣にはこども館の工事に伴い移動してきた幼稚園児用のままごとコーナーがありました。コンロや電子レンジなど見慣れない道具に興味津々…かと思いきやTくんはフライパンを持ってきてコンロの上に乗せると、炒るようにゆすり始めました。その横ではSくんとAくんが白菜をレンジの中に入れ「ぴっ」とボタンを押していました。「皆使い方知ってるの?!」と保育教諭達はびっくり!!Wちゃんもコンロに鍋を置くと、つまみを回そうとしていました。後ろの机ではHくんが半分に切った竹を持ってきて、まな板の上に乗せました。ぐるっと見渡して何かを探している様子。しばらく考えた後、もう一本同じものを持ってくると、まな板の上に乗せた竹の上で押し引きして切ろうとしていました。どうやら包丁を探していたようで、見つからなかったので代わりの物を一生懸命考えていたのでした。玩具で遊んでいるときももちろん楽しそうなのですが、大好きなお母さんの真似をして想像力を働かせ、本物や自然に触れているときが一番顔が輝いているように見えます。日頃から身近な大人のことをよく見ていることに感心し、豊かな発想と吸収力に改めて驚かされました。
室内では絵具遊びもしました。手のひらに絵具を付けて手形を押してダイナミックに遊ぶ子や、人差し指で「んふふ♪」と感触を楽しむ子、線を引いたり、スタンプしたりと思い思いに楽しんでいました。「できたー!」とカラフルになった手を満足そうに見せてくれたKちゃんは紙2枚分たっぷり遊びました。前回の絵具遊びで嫌がっていたAくんはこの日は自分で腕まくりをして興味津々。そーっと指先に絵具を付け、まだ慣れない感触に戸惑いながらも色を変え何度もスタンプをしていました。戸外でも屋内でも、子ども達にとって魅力的な遊びはたくさんあります。これから1年間、五感を十分に刺激し、子ども達が学びたいことを提供できるよう、私たちも頑張りたいと思います。
2023年4月9日 日曜日
保育園は4月1日(土)から新年度がスタートしました。今年は21名の新入児を迎えました。新入児達は初めて保護者の元を離れて集団生活に入ります。生まれて初めてのことばかりで知らない人に抱っこされても不安いっぱいです。泣く子は思い切り、その不安を訴えているのです。そんな子ども達を保育士達は幼稚園の先生にも助けてもらいながら両手に抱きかかえて大奮闘です。そんな日がいつまでも続く訳ではありません。泣いている子ども達をテラスに連れて行くと、幼稚園児達がにぎやかに遊んでいる様子を見て泣き止み、じっと見ています。そしてお兄ちゃん、お姉ちゃんが動く方を目で追っていきます。
2歳児クラスのれもん組はほとんどの子どもがもも組、みかん組からやってきました。慣れている子ども達も今までと違う保育室や友達にちょっぴり緊張している様子もうかがえます。そこはさすが在園児達です。自然にいつものように目新しい玩具を使って遊んだりテラスに出て遊んだりしていました。お天気のいい日は園庭に出るのをまだかまだかと待ちかねています。そして「さあ、お片付けしよう」と声を掛けると「あっ!」と察知した子ども達はすぐに帽子を取りに行きますが・・・。「お片付け済んでないよ」と声を掛けるとそっと帽子を元に戻して散らかったおもちゃを片付けます。そしていよいよ園庭へ。園庭に出ると自分の遊びたい場所を見つけてそこに向かって一目散。新入園児のAちゃんはビックボスに挑戦しようとしました。でも、1段足をかけると「やっぱり怖い」と降りてきました。これから何度か挑戦するうちにいつの間にか登れるようになっています。
子ども達は日々目と頭のアンテナを張りめぐらせて色んなものを見ています。抱っこされて泣いていてもアンテナは動いていて目に止まったものは真剣に見ています。とにかく何もかも新しいものばかりその1つ1つは、子ども達の目から頭にため込まれていくのです。こうしながら子ども達はどんどん成長していきます。
一日一日笑顔の時間が増えていくよう寄り添いながら子ども達が楽しいと思える保育をしていきたいと思います。そんな子ども一人一人に笑顔が増えていき、笑顔いっぱいになるのも間もなくです。保育教諭たちも笑顔が増える度に喜びと嬉しさが大きくなってきて疲れも消えていきます。これからも笑顔で頑張りますのでご協力よろしくお願い致します。
2023年3月24日 金曜日
お母さんお父さんから離れるのが嫌で、泣いて泣いて登園していた4月当初から、1年が経とうとしています。あんなに泣いていたのに、今は笑顔で保護者に「ばいばい」と手を振って保育教諭に受け入れられている子ども達です。
集団生活の中で1歳児なりに、だんだんと身についてきていることもたくさんあり、保育教諭自身も驚かされる毎日です。
「○○するよ~~!」と声をかけると、集まって座って待つことや、並ぶことも分かっています。月齢の高い子ども達は、お茶を飲んだ後は自分でパチンとふたを閉めて、水筒を運ぶことなども出来るようになってきています。(まだまだ援助が必要な子どももいます)
遊びも変化してきて、一人遊びや保育教諭との遊びから、友達に興味を持ち、真似してみたり、一緒に遊んだりと成長が見られます。トラブルもありますが、これも成長の過程で必要なことです。トラブルになることでお互いの気持ちを分かりあい、譲ったり、譲ってもらったりすることも出来るようになります。保育教諭の援助なく、子どもだけのやりとりで「どうぞ」など、ちょっとした関わりが見られると、とても嬉しくなり、そして心がほっこりします。
テラスに遊びに行くと巧技台やジャングルジム、トランポリン、ブランコなど子どもの楽しめるものがいっぱいあります。思い思いの場所に行って遊び始める子ども達。身体を動かして、「こんなことできるよ!」と精いっぱいのアピールタイム♪足腰がしっかりしてきたことでジャングルジムもすいすいと登って、余裕の表情で手を振ったり、巧技台でも転ぶことなくバランスを自分でとりながら移動したりして、笑顔を見せてくれます。滑り台では、階段を自分で登って滑るだけなのですが、「すごいね!」と褒められると得意顔!何度だって滑り終わると得意顔してハイタッチ。褒められると嬉しくて何度だってしてくれる子ども達です。
まだハイハイしかできない子ども達も、自分で這って移動して「楽しそうだな」と思うものに一直線!手に取ると嬉しそうにして笑顔を見せてくれます。
遊ぶことや考えることなど、大人の私達より子ども達の方が自由で柔軟であることにも保育を通して気づかされることがたくさんあります。
紙芝居の中の絵を見て「リスが歌ってるね」とHちゃん。その紙芝居ではリスがドングリを持ってました。「ほんとだね!マイク持って歌ってるように見えるね」と面白い発見も子どもから学びました。
保育しているようで、実は私たちが学んでいるんだなーと思うことも度々です。
日々の保育の中でまた新たな発見を、子ども達としていきたいなと思いました。
2023年3月4日 土曜日
朝晩は寒いものの日中暖かくなる日が多くなり、春がもうすぐそこまでやって来ているなと感じる今日、ひよこ組のおゆうぎ会がありました。保育教諭達は子ども達がいつもと違う雰囲気を感じないようにいつも通りを心がけて朝の受け入れをしました。数人泣いて来る子もいましたが、お部屋に入ると泣くのをやめ、遊び始めました。会議室に上がってからも広い部屋が嬉しくて走り回っている子もいれば、友達衣装を見せ合ったり、友達と遊んだりしている子、さまざまでしたが、いつも通り過ごす事が出来ていました。ホールに移動してからは、慣れた場所だったのでリラックスした表情を見せてくれました。保護者には子ども達が手遊び、大型絵本を楽しんでいる間にそっと後方座席に座ってもらいました。
ほとんどの子が気付いていない間にいよいよおゆうぎ会開始です。
最初に古森先生から話があった通り、ついこの間まで遊ぎ場で自由に過ごしていた子ども達はここでも自由に動き回っていましたが、何回も練習していく内に、少しずつ落ち着いてきていました。もも組は実は「いないいないばあ!」が大好きな子ども達に「かわいいかくれんぼ」の踊りをと選んだのですが・・・いざステージに上がると、全く動かずほとんどの子ども達が座って前を凝視状態になってしまいました。それを見ていた古森先生が「いつも遊んでいる物を出してみたらどう?」とアドバイスをしていただき、すぐに電車やボールを出すと、動かなかった事が嘘の様にそれぞれが好きな事を見つけて遊び始めました。「おゆうぎ会」=生活発表会は日頃に子ども達の園生活を見て頂くのもまた嬉しいのではないかという考えに達したのです。今日も子ども達がとっても可愛い衣装を着て、自分達が好きな遊びを見つけ、それぞれが遊んでいました。保育教諭が‘‘させなければ’’と思ってしまっていましたが、保護者の方には普段の子どもの姿を見て頂いて安心して頂けることが1番なのです。リズム遊びでも、鈴の音が鳴る事が嬉しくてたくさん音を鳴らしている姿はとても可愛いかったです。
次はみかん組です。運動会では泣かなかった子がいなかったのでは?と思う位たくさん泣いてしまったみかん組でしたが、今日はステージに上がる前に保護者に気付いてしまって泣く子も数人いましたが、いざステージに上がるとほとんど泣かず、しっかり頑張っていました。初めて見る大勢のお客さんにびっくりしてしまい、踊りの時には固まってしまう子がほとんどでした。練習の時に誰もいない状態で練習をしていたので、子ども達の目の前に広がった大勢のお客さんの風景は不思議だったと逆に見入ってしまったのではないかと思いました。アンパンマンの手遊びになると、慣れてきたようで1人2人と手遊びをし始めましたが、その間に終わってしまい、「残念」と思った瞬間、古森先生に「もう1回しましょう!」と声がかかり、もう1回やらせてもらいました。衣装を着て立っているだけでも可愛い子ども達ですが、一生懸命やっている姿にはすごく感動しました。この5ヶ月ですごく成長した子ども達を見て頂けたかなと思っています。
最後はれもん組です。リトミックで動物になりきって動くのですが、最初に自分の動物を呼ばれると「は~い!」と自分たちのお家に入って行く姿やリズムに合わせてドンドンとゆっくり歩いたり、ニョロニョロ出て帰ったり、ピョンピョンジャンプをしたり、走ったりとたくさん動きながら音をよく聴いている姿はさすがだなと感じました。歌も練習の時はマイクを向けて聞こえるようにしていましたが、今日はそのマイクがいらないくらい大きな声で歌う事が出来ていました。そして、アンコールをもらうと急いでもう1回ステージに上がって行く姿に成長を感じました。アンコールは保育教諭も急だったので少し心配でしたが、そんな心配はよそに子ども達は立派な姿を見せてくれました。もうすぐたんぽぽ組へ進級する子ども達がほとんどです。こうして幼稚園とつながっていき、来年度はもっともっと大きなステージで立派にやっている姿を想像すると今からとっても楽しみになりました。
みんなで踊った‘‘ジャングルぐるぐる’’は、全クラスが大好きな曲です。手をグルグル回したり、「あっ!」と指を差したりする姿がとっても可愛い踊りです。ママやパパを見つけて泣き出す子もいましたが、それも良い思い出です。「こんな時もあったんだよ!」と大きくなったら見せてあげて下さい。
みんなが頑張ったので、古森先生がお土産を用意してくれました。何でも腕にかけるのが大好きな子ども達に袋を腕にかけてあげると、笑顔になり、大切そうに持っている姿はとっても可愛いかったです。保育園では行事がほとんどなく、園での様子を見ていただく事もほとんどないので、運動会やおゆうぎ会でこの様に泣いたり笑ったりする姿をたくさん見ていただけてよかったです。今日はたくさんのご協力ありがとうございました。
2023年2月26日 日曜日
梅の花も咲き春の訪れが嬉しい今日この頃です。
2月21日(火)
「青森りんご対策協議会」よりりんごが届きました。
何か?まだよく分からないひよこ組の子ども達も園庭いっぱいに集まっている幼稚園児や、見慣れないトラックとおじちゃん達をじっと見ていました。
古森先生のお話の後、何やらりんごもらえるの?と察したかのように、人工芝の1番前まで集まってくる子ども達に、思わず笑ってしまいました。
古森先生が「保育園のみんなもおいで〜」と呼んでくれると、急いで靴を履くと、僕も私もと中央市場のおじちゃんの所まで行きました。
幼稚園のお兄ちゃん・お姉ちゃんのように並んで順番に1個ずつ丁寧に持たせてもらったりんごを大切そうに両手でぎゅっと抱きしめて帰ってくる姿は、とても可愛かったです。
抱きしめたままもも組のお部屋に帰る時も、自分だけの特別なりんごなので、落とす事もなく、ヨチヨチ歩きの子もしっかり持って歩いていました。
部屋に帰ると、給食準備のためりんごを1度集めようとすると、大泣きが始まりました。
大切なりんごを取り上げられると思った子ども達は、イヤイヤアピールでりんごを守ります。
「じゃあもう1回だけりんごぎゅっする?」と声かけをして、また持たせると、すごくいい笑顔になりました。
この真っ赤なりんご、幼稚園のお兄さん、お姉さんと同じりんごは、自分だけの特別な宝物です。
そこに1歳児の嬉しいと言う精一杯の感情のアピールがあるのを見て私も嬉しくなり、集めることを躊躇してしまいました。
「うんご、うんご、ぎゅっ」と言い、涙目で渡してくれたR君。
お迎えの車の中でも「Rのうんご」と言いながらずっと持っていたそうです。
またIちゃんのお母さんより連絡ノートを通して、甘くていい香りのりんごに幸せな気分になりました。と嬉しい報告も頂きました。
幼保連携の三葉幼稚園では、様々な体験をこんなに小さなもも組の子ども達にも平等にさせてくれるのです。よく分からなくてもこの年齢ならではで、感じる事を大切にしたいなと思います。
小さなアピールが成長と共に形になっていくのが今からとっても楽しみです。
3月4日のおゆうぎ会に向けて毎日3Fホールまでの階段移動も頑張っているもも組です。
月齢の高い子は手すりをぎゅっと持って「ガンバレガンバレ」のかけ声で上っていきます。
褒めてもらい自信のついたK君、Hちゃんには、「待って、待って」の声かけも必要になりました。
時々振りかえってにこっと笑ったり、ハァーハァーと息をしながら友達を待っている姿もまた可愛いのです。
おゆうぎ会まで後1週間となりました。
課題はまだまだいっぱいなのですが、子ども達は、日々の練習を楽しんでいます。
1日の長い時間を保育園で過ごし、当日その保育園で、大好きなお父さん、お母さんを見つけると嬉しすぎて泣いてしまう子もきっといると思います。
運動会の時、園長よりお話があったように「泣くも表現、笑うも表現。子どもの素直な表現を受けとめて」をご理解いただき、楽しんで頂けたらと思います。
追伸
広告紙をちぎって口にあてている写真、マスクだそうです。
コロナ禍で生まれてきた子ども達にとって、自分はしていなくても幼稚園児や周りの大人のマスク姿は当たり前に目にする姿なのですね。
コロナ収束が言われていますが、このようにして、またマスクも自然な形で引き継がれて習慣として根付いてったであろうと、時代と歴史の流れを想像しました。
マイマスク姿可愛かったので載せますね。
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