2010年5月24日 月曜日
雨降りの園庭を眺めながら「今日も雨、降りよるね」、「昨日から、ずーっと雨が降りよる」、「外でも遊べん」と言う子ども達の会話が聞かれました。ひよこ組の子ども達は、テラスで年少児達が絵の具を使って絵を描いているのを見て、「僕も描きたい」と言って、部屋に戻りスモックを着はじめました。そして、K君が「今からお絵かきするけど、みんなもする?」と他の友達に声をかけると、「する。お絵描きしたい」と言って、自分達でスモックを出してきました。パステルを持ってテラスに出ると、「大きい紙がいい」などと自分達で思い思いの紙を選び描き始めました。絵の具を使う時には、とっても嬉しそうに、また少し緊張した」様子で、塗ったり、描いたりする姿がみられました。
年中・年長児の部屋に行ってみると、お絵描きをしていました。ひつじ組のMちゃんは、パステルで絵を描き終えると、線からはみ出さないように、丁寧にひと塗り、ひと塗り、きれいに絵の具を塗っていました。
そんななか、すみれ組の子ども達が、「プールに恐竜がおるよ!!」と言ってひよこ組の子ども達を呼びに来てくれました。それを聞いたひよこ組の子ども達は、「えっ!恐竜がおるん?大きい?」などと、すみれ組のお兄ちゃんに聞きながら急いでプール室に行きました。そこでは、すでに恐竜の上に乗っている年少児達がいました。そんなお兄ちゃんたちの姿を見て、「うわ、すごい」と目を輝かせていました。また、足の下がくぐれるので、「恐竜のトンネルや」と言って、列をつくって、くぐって遊ぶぶ姿も見られました。その牛乳パックの恐竜には、10人もの子ども達が乗ることができました。たくさんの子ども達が乗ったり、くぐったりして遊んでいるうちに、少しづつ崩れて、恐竜は、座り込んでしまいましたが、子ども達は、乗ったり、くぐったり、また、年長児は、上から下に飛び降りたりと、いろいろな遊びを楽しんでいました。
思う存分、遊んだ後、壊れかけた牛乳パックの恐竜に「ありがとう」と言う感謝の気持ちを持って、片付け始めました。片付けていくうちに、「これ、プールに浮かびそうやね」、「イスになるよ」などと言って、捨てずにこれからも、利用することになりました。この恐竜達は、イスや他のおもちゃに変身して、まだまだ活躍してくれそうです。
2010年4月23日 金曜日
「今日は晴れたねぇ」、「やったぁ。外でいっぱい遊べるね」とバスの中で、子ども達はウキウキしながら話していました。幼稚園が近くなると、「もう、遊びよるよ」、「まず、何する?色水する?ままごとする?」、「雨が降ったけん、水たまりあるよねぇ」と言いながら急いでバスから降りてダッシュで部屋へ向かいました 。
ひよこ組の唯一の4月入園者Sちゃんも部屋に入ると「今日は、外で遊べるねぇ、何して遊ぼう」とつぶやきながら、所持品の始末をしていました。そして、外へ出ようとすると、園庭から楽しそうな曲が聞こえてきました。踊ることが、大好きなSちゃんは、「踊る」と言って、テラスへ飛び出しました。「小さなヒーロー、かえるの体操、XYZ、とっきゅうでんしゃにのって」など様々な曲が次々と流れていました。Sちゃんは、どれも初めて踊る曲でしたが、周りで踊っている友達を見たり、教師を見たりしながら踊っていました。そして、2・3回踊って、自分が知っている曲になると、今度は前に出て、先生になったつもりでみんなの方を見て踊り始めました。又、Sちゃんは、クラスでは、一人ですが、他のクラスの沢山の友達のなかに入って、いろいろな遊びに興味をもってかかわる姿が見られます。色水をしたり、包丁ままごとをしたり、泥砂遊びをしたり、何でも楽しそうです。それは、ひよこ組さんと言うだけで、みんなが優しくしてくれていて、色水では、「この、葉っぱがいいよ」と言って、ケールの葉っぱを渡してくれたり、水を入れてくれたりと、いろいろ教えてもらいながら遊べるのです。5月には、ひよこ組にも友達が増えて、5人になるので、もっともっと楽しくなるにちがいありません。
今日は、くま組さんが、年長さんになって、初めての歩風里訪問でした。朝の練習の時から、張り切っていました。行く前とバスの中でも古森先生に話をしてもらったことで、益々意欲的な姿が見られました。歩風里では、自己紹介でも、自分のことを活かしたあと、おじいちゃん、おばあちゃんのことも、しっかり聞いていて、帰ってきてから、Hちゃんとお話したおばぁちゃんは、「私と 同じで、うどんが好きやった」などとても嬉しそうにはなしてくれました。
今日は古森先生が、たけのこと幼稚園で採れた、えんどう豆の煮物をつくってくれました。少しずつでしたが、子どもたちは「おいし」と言って、ペロりと食べていました。
2010年3月17日 水曜日
今日は、午前保育ということもあって、朝から登園して来た子ども達は、急いで所持品の始末をしてシールを貼ると、ダッシュで戸外へ出て、思い思いにブランコや長縄跳び、泥団子作り、包丁ままごとなどをして遊んでいました。普段は、室内でブロックをして遊ぶことの多いK君も「今日おれごはん作ってくるけん」と言って、仲の良い友達を誘って、ままごとコーナーへ出かけていきました。また、明日は年長さんは、卒園式です。今日は、年長さんと一緒に遊ぶ最後の日でした。長縄コーナーでは、年長児や年中児が一緒になって遊んでいました。そこでは、きりん組のY君が「まわしてあげるよ」と言って縄を廻し始めました。すると、年中組のT君が、「ありがとう」と言って、とても嬉しそうにニコニコしながら縄のなかに入って跳んでいました。
ひよこ組では、昨日らいおん組さんが、古森先生に絵などのプレゼントをしているのを見ていたI君が「古森先生描いたよ」と言って持ってきました。それを見た子ども達もそれぞれが口々に「いつも、おいしいごはんを作ってくれてありがとう」「アメありがとう」などと言いながら描いていきました。みんなで、古森先生にプレゼントすることに決まりましたが、まだ今日、休んでいた子もいるのでそのお友達も仲間に入れることにしました。そこで、明後日、1枚の画用紙に32人の顔が貼れたら完成です。明日は、卒園式で、お休みですが、明後日のひよこ組で過ごす最後の日32人みんなで古森先生にプレゼントしたいと思います。
2010年2月23日 火曜日
今日も、昨日に引き続き、テラスや室内でお店屋さんごっこが繰り広げられていました。ひまわり組のMちゃんは、今日、お父さんが、参観に来てくれたことが、とっても嬉しくて、「これは、おだんごです。次は焼きそばです」などと言って、目の前で作って大サービスをしていました。すると、買いてのお父さんが、丸くないおだんごを見て、「これが、おだんごですか?おだんごは、こんなんじゃない?」と言われると、「あっ!」と言って、急いでまるめてあげる姿がみられました。実はお父さんは、単身赴任でたまたま帰っていて、再び出かける前に時間をとって来て下さったとのことでした。それは、とてもステキな親子のやりとり風景でした。
また、昨日、年中さんのお店に買い物に行ったT君は、自分たちが作った目玉焼きは”焼いてない”ことに気づき今日は、朝から廃材の箱の上に赤い紙を置きコンロに見立てて、フライパンで目玉焼きを焼き始めました。年少さんのお店も、年中さん達のお店を見て、少しつづ変化してきています。
一方ひよこ組のI君は、砂場で遊んでいました。最初は、山を作って遊んでいるだけでしたが、友達がカップに砂を入れてケーキを作っているのを見て「ケーキやさんする。」と言って、カップに砂を入れて、たくさん型ぬきをしていました。そして、「これは、イチゴケーキ、チョコケーキ、バナナケーキ」などと説明して「どれがいいですか?」と言って、こあら組のRちゃんと一緒にケーキ屋さんごっこを始めました。その後、花びらをもらったI君は、ケーキの上に散らばらせて、さらにおいしそうなケーキをたくさん作りました。
今日は、こあら組さん早コースの子供たちは、初めてのお弁当日でした。今回は、お母さんの手作りお弁当ということで、どの子も楽しみにしていたので、ニコニコ笑顔で、お弁当をほおばっていました。
2010年2月1日 月曜日
今日は、発表会のリハーサルということで、バスも子ども達を迎えて直接、市民会館に行きました。迎えのバスに教師が3人乗っていると「何で今日は、3人も先生乗っとん?」と聞いてくる子や、お母さんから話を聞いていた子は、「今から市民会館行くんよねぇ」などと、嬉しそうに友達と話していました。そして、市民会館に到着すると「年中の時したぁ」などと、思い出したようでした。ひよこ組は、今日2月1日入園の幼児が4人いて30人になりました。初めての登園日が、市民会館ということで、不安になって泣く子もいましたが、知っている友達を見つけて、笑顔で過ごすことができる子もいて、ホッとしながらも、ドキドキの1日を過ごしました。控え室で待っている時に、「新しい友達が3人ひよこ組に入ったから、みんないろいろ教えてあげてね。踊りや、歌も知らんけんね」と言うと、Mちゃんが、「Mが教えてあげる。」と言って、横で踊ると今日入園したYちゃんもそれを見ながらニコニコ笑顔で踊っていました。控え室では、いつものようにウロウロしたり、走ったりしていた子ども達が、舞台の上に立つと、広い会場に目を見張って立ちつくしてしまう子も数人見られましたが、やがて曲に合わせてからだが動くようになり、最後には、ニコニコで踊っていました。そして、「犬のおまわりさん」の歌の時には、いつものように「ティティティティ♪」と前奏から歌い始め元気よく最後まで歌い終わりました。その後は、客席から他のクラスの踊りや・劇・歌をみました。知っているお兄さん、お姉さんを見つけると、「あっ!A君や、Cちゃんや、上手やね」「かっこいいね」といつもとは違う姿を見て、親しみをもって観る姿がありました。また、自分の踊りの時に踊れなかったI君は「僕も踊るけん!」とお兄さん、お姉さんの姿を見て、やる気になっていました。
本番まで、後1週間、今のやる気が本気になるよう楽しみながら踊ったり、歌ったりしていきたいと思います。
2009年12月21日 月曜日
11月から干してある干し柿が、とっても良い色になっていて、縄につるしたままホールへ6連48個持って上がりました。終園式が始まり、副園長が「これはなにだった?」と聞くと子ども達が口々に「干し柿」と答えていました。その後も、前はシブかったなどと色々思い出しながら反応していました。「干し柿は、太陽のパワーをたくさんあびて、甘くなるんだよ。まずは、わたしがお味み」と副園長が小さく切った干し柿を口に入れようとするとそれを見ていた子ども達もつられて「あーん」と口を大きくあけました。まるで、小鳥が親鳥からのエサを待っている様でした。また、その後、「食べたい人」と聞くと、子ども達は、すごーい勢いで、「はーい、はーい。食べたい」と手を挙げました。ひよこ組のA君も今にも立ち上がりそうないきおいで、返事をしていました。食べたい先生ということで、原田先生が食べてみることになりました。それをA君は、「いいなぁ」と言いながら、原田先生の反応を見ていました。原田先生は、干し柿を口に入れると、両手で口を押さえて、子どもたちの前を行ったり来たり、満面の笑顔で、子ども達の肩をたたきながら「おいしい。あまい。」と、言って大喜び…。ひよこ組のA君は、やっぱり食べたくて、とうとう前に出て、副園長のところまで行ってしまいました。それを見て副園長が「食べたい?」と聞くと、「食べたい」と言って、口をいっぱいいっぱい広げて待っていました。そして、口に入った瞬間、何度もお辞儀をするように頭を動かしたあと床に倒れ込んで「ウマイ、ウマイ」と言いました。さらに、原田先生が「どうだった?」と聞くと、大きな声で「ウマイ」と言って、今日一番素敵な笑顔をみせました。教室に戻ってからもA君は大はしゃぎで、「おいしいけん。みんなも食べてみ」と叫んでいました。他の子ども達も口に入れた瞬間「甘い」と言って、両手で、ほっぺをおさえる子や「おかわり」と言って少ししかない干し柿を奪い合う子達の姿がみられました。
又、副園長が、「来年は何年かなぁ?今年はうし年で1番目は、ねずみ年2番は牛年、じゃ次は?」と聞くと、ちゅうりっぷ組のB君は「がぉ」と口を聞き手をつめだてて今にも、とびかかりそうなかっこうをしてトラを表現して見せました。
最後に2月の生活発表会の時に踊る踊りを年少・年中教師が体いっぱい動かして舞台全体を使って踊りました。年少の教師の踊りは「ロックン・オムレツ」。とてもリズミカルな踊りで、みんなが自然に踊り始めやがて、会場全体が舞台のようになりました。次に年中さんの踊りは、「夢で逢えたら」で年少児は、すわったままポカンと口をあけて見ていましたがひよこ組のNちゃんは音楽のリズムにあわせて手を打ちながら、「かわいいね」と言っていました。
来学期は、子ども達ともっと楽しく踊ろうと約束しました。
2009年11月24日 火曜日
今日、バスから戻ると、ひつじ組のS君とTちゃんが、プランターをのぞき込んでいました。「何してるの?」と聞くと、「ここに、ちっちゃな花が咲いとんよ」と言って、指差しました。そこには、本当に小さな小さな白い花が咲いていました。S君は「寒いけどお花も頑張っとるんやね」とつぶやいたあと、「ぼくも遊ぼう」と戸外に走っていきました。
遊びの天才で環境の変化に目ざとい子ども達の今日の遊び場は包丁ままごとがさくら組前のテント下に移動したことで、いつものままごとの場所が乾いていて泥団子のサラ粉の絶好の場所になっていました。最初はいち早く気付いた3、4人の子ども達が遊んでいたのですが、いつのまにか気がつくと「あそこのサラ粉が良いよ、きれいな団子ができるよ」と次見たときには10人以上の子ども達が、丸くなって泥団子作りに熱中していてその後でも思い思いに手際よくサラ粉を振りかけてツルツル団子をつくる姿が見られました。また、包丁ままごとでも場所と雰囲気が変わったこと、たくさんの野菜があったことで、年長児からひよこ組の幼児までが、一緒になって料理を作る姿がみられました。最近は、包丁の使い方も高度になりハートに切ったダイコンを並べてクローバーにしたり、みじん切りにした野菜を混ぜ合わしてサラダを作ったりしてお皿の盛り付けも手が込んだものになっています。そして、お片付けの前は、懐かしの「お祭り忍者」や「地球にエコしょ!」に加えて新しい曲も何曲かかけて、元気いっぱい踊ってポカポカ温かくなったところでお昼になりました。発表会に向けて、新しい踊りもどんどん入れてみんなで踊っていきたいと思います。
コメント (「ありがとう恐竜・さようなら恐竜」 ひよこ組 水木良美 はコメントを受け付けていません)