2024年6月22日 土曜日
日に日に蒸し熱さが増し、夏らしい気温になってきました。梅雨入りの発表があったものの、天気予報の傘マークはあったりなかったりで、“雨が降ったらあれをしよう、晴れたらこれをしようかな”と保育教諭達は天気予報とにらめっこです。そんなこととは知らない子ども達、室内でも戸外でも伸び伸びと遊んでいます。
テラスでは、ジャングルジムや、滑り台、ファンタジースペースなどの遊具で遊んでいます。ファンタジースペースは透明のトンネルで、外から「おーい!」と手を振ると、”わたしも!!”と次々に子ども達が入ってきて皆で手を振ってくれる姿がとってもかわいいです。2人で座っておしゃべりしている姿も見られ、前より子ども同士での関わりが増えたように思います。
TくんとEくんは蟻の観察に夢中でした。「ありだー!」、「ありー!」と這いつくばって追いかけます。Eくんは実は虫が苦手なのですが気になるようで、一定の距離を保ちつつ見ていました。最後はテラスの床の隙間に入ってしまい、「あー。」と残念そうに覗く2人でした。
年長さんもよく声を掛けてくれます。この日は、年長のお姉さん3人がアンパンマンの手遊びや、「たなばたさま」を手話付きで歌ってくれました。その声を聞いてれもん組の子ども達が集まってきました。じっとお姉さん達の歌を聞いて、時々振りを真似していました。歌い終わると「かわいいねえ」とほっぺをつんつんしたり、頭をなでてくれてご満悦。身を乗り出して、”かわいい待ち”をしている子もいてほっこりしました。本園に戻ってからこのような場面がたくさん見られるようになりました。お姉さん、お兄さんの表情が本当に優しくて、たくさんの人から愛情をもらえる環境を大切にしていきたいです。
室内では、巧技台やおままごと、廃材選びなどをしています。
ソファの上でマグネットブロックをつなげていたTくんは、四角のパーツを一列につなげていました。ソファの端までつなげると二列目を作り始めましたが、すぐに崩してしまいました。Aくんは縦につなげて「できた!」と見せてくれてました。一番上だけを持ってゆらゆら揺れるのがおもしろくて、落ちないようにそっと揺らしていました。それにヒントを得たTくんが、またソファの上に一列に並べ始めました。端まで並べると、今度は側面に縦につなげました。そうすると、もっと長くつなげられることに気付いたのです。四角形のブロックを持っている友達に「かして」とお願いして全ての四角形をつなぎ合わせると、満足気に笑って「できた!!」と見せてくれました。その後マグネットブロックは線路になり、電車や車、ままごとのハンバーガーを持ってきて自分達で遊びを展開させていました。
2024年6月15日 土曜日
みつばっこハウスから本園に帰って来て約1ヵ月が経ちました。もも組の子ども達はすっかり慣れて毎日元気に遊んでいます。少しずつ「あつまれ〜」と声をかけると1人、2人…と日に日に集まる人数が増えてきました。そんな子ども達はテラス前に用意している遊び場へ行く時、もも組前の扉を開けて「いきますよ〜」と声を掛けると、歩ける子はヨチヨチ自分のペースで歩いて、入園したばかりのほとんどの子がハイハイで一生懸命テラスまで来るようになりました。その中には、Uターンしてしまう子、自分の気の向く方向に行こうとする子達もいて、その子達は「違うよ〜」と保育教諭が追いかけて来てくれる事までもが子ども達にとっては遊びになっている様で、キャッキャッと満面の笑みで逃げて行きます。最初は何の事か分からず誰も動いてくれなかったこの移動も、この1ヵ月で自分達で行く事が出来る様になりました。小さな体で、他の友達がやっている事を見ながら、昨日出来なかった事が次の日には出来る様になっていたりと、たくさんの事を吸収して成長しています。テラスへ行くまでに部屋で被せた帽子も気が付くと数人しか被っていない事もありますが、基本的にはテントの日陰で遊びながらも少しずつ太陽の光にも慣れさせたいと思っています。そこでは幼児が巧技台の坂をハイハイで登っていると、年中さんが「がんばれ〜」と応援してくれました。それに気が付くと、何だか嬉しそうにしていたので登るかな?と見守っていたのですが、降りて行き、その応援してくれていた年中さんの所へ行って満面の笑みを見せていました。もも組では、まだいろんな所でつかまり立ちをして、そのまま伝い歩きをしている子がたくさんいます。危険のない様に見守りながら、いろんな事に挑戦出来る様にしたいと思います。
バイバイが上手な子ども達に、田植えに行く年長さんが見える様にソファーを窓側に置いておくと、立ち上がり「あ〜‼︎」と言いながら手を振っていました。バスが目の前を通ると、大喜びで全力で手を振ってお見送りをしている子ども達はとっても可愛かったです。
そして、毎年もも組で恒例となっている古森先生お手伝いを今年もやっています。日誌を古森先生から受け取って保育教諭の所まで持って来るのですが、1ヵ月前はほとんどの子が「??」という感じだったのですが、少しずつ分かってきて、今は古森先生がもも組の部屋の前へ来てくれると、急いで古森先生の所まで行きます。最近では、古森先生が何も持っていなくても寄って行き、タッチを求めます。1人タッチをしてもらっていると、次々に子ども達が集まって来て手を伸ばし、タッチをしてもらうと、すごく嬉しそうで見ていると自然と楽しくなります。分からなかった事が分かるようになり、出来なかった事が少しずつ出来るようになる子ども達を見ていると、繰り返し伝える事の大切さを感じました。もも組の子ども達は、ほとんどの事が初めての経験となるので、少しずつ子ども達のペースで出来るように繰り返し楽しみながら支援していこうと思います。
気温が高くなり、暑い日が続いています。水分補給をこまめに行い、子ども達の体調管理をしっかりしながら、楽しく過ごさせていきたいと思います。
2024年5月11日 土曜日
家族でゆっくり過ごした大型連休明けの初日。登園時、「保護者と離れるときにきっと泣く子がいるんだろうなぁ・・・」と心の準備をして待っていたのですが、ほとんどの子が泣くこともなく手を伸ばしていつものように保育教諭に抱っこされる姿が見られました。そんな姿に安堵すると同時に連休中に家族の愛情をたっぷり受けて、心が満たされたんだろうと、心が温かくなりました。
保育室に入ると気になる玩具を手に取って、いつものように何事もなかったように遊び始める子ども達です。1日1日目に見えて、いろいろな物に興味を示し、好奇心旺盛になってきています。
大きな梱包材のプチプチを広げると、数人の子ども達が集まってきました。プチプチと指で押しつぶすことが楽しくてついつい”ぷちぷち”音を鳴らしていると、子ども達も保育教諭の真似をして人差し指で押そうとします。Yちゃんもじーーっと保育教諭のしている姿を見て、指で押すのですが、指先の力が弱く上手く押せず、ギュッギュッと両手で握りしめてみるなど、感触を楽しんでいました。子どもなりに見て、真似てみて、できないから次はこうしてみようと色々な事にチャレンジしてみている姿も成長の1つなのだなと見守ります。
天気の良い日に外に遊びに行きました。まだ歩行の安定しない幼児が多いもも組ですが、ハイハイしたり、遊具につかまり立ちしたり、つたい歩きしたりと様々な方法で移動して、それぞれ好きなところで遊びを楽しんでいます。
少しづつ、歩行することにチャレンジしようとして、つかまり立ちから手を離してみたり、自分で何もないところで立ち上がろうとしたり、立ってキープできるようになって、足を1歩前に出してみようとしたりと、幼児なりに1歩1歩独自で育とうとする姿に、その成長を見守り見届けられる嬉しさの反面、バランスを崩して転んだり、ケガにつながる危険もあるので、安全な環境づくりも大切にしなければと、緊張感を持って日々保育にあたっています。安全に過ごす事と、子どものチャレンジする気持ちも大切にしながら、これからも成長を見守っていきたいと思います。
2024年4月27日 土曜日
新学期が始まり1ヶ月が経ちました。月齢の高いれもん組の子ども達は新しい環境にも慣れ、笑顔で登園してきてくれています。先週の晴れた日、「きしゃぽっぽで遊ぼう!」と外へ出ると、さんさんらんどの入り口で大きな鯉のぼりを見つけました。子ども達は「さかな!さかな!」と大興奮!その日は大好きな機関車の遊具よりも鯉のぼりに釘付けの子の姿も見られました。風でひらひらと揺れるたびに“動いた!”と嬉しそうに指を差して保育教諭にアピールしていました。後日の雨の日、子ども達が興味津々だった鯉のぼりを作ってみることにしました。「シール貼りしよう。」と声を掛けると嬉しそうにやってきました。おさかなの形の上に大きいシールはもちろん、小さいシールも指先を上手に使って貼っていきます。口を尖らせて集中している姿がとっても可愛く思いながら見守っていると、Aくんが「あか、あか」と貼ったシールを指差しながら見せに来てくれました。「それはあお。きいろ。」と言うと「あお、きいろ」と真似をして何度も言っていました。そして目玉シールを貼ると鯉のぼりらしくなり、満足そうな顔でニヤッとしていました。シールを4,5枚貼ると満足して次の遊びに行く子もいますが、3匹ほど集中してシールを貼っている子もいました。Tちゃんは大きいシールの中に小さいシールを貼って面白い模様を作っていました。納得がいかないと剥がして貼り直す子もいてそれぞれ満足するまで遊んでいました。
今週は雨の日が多く、なかなかお外で遊べませんでしたが、室内ではどんな遊びが好きかな〜と色々試すことができました。巧技台やダンスなど体を動かす遊びや、ままごと、お絵描き、粘土、ブロックなど様々です。粘土遊びでは、保育教諭が粘土を細長く伸ばしていると、Kちゃんが“ちょうだい”と手を伸ばしてきたので渡すと、短く切って「ちゅるちゅる〜♪」と言いながら粘土のケースを器代わりにうどんを作っていました。それを羨ましく思ったA君が「ちょうだい」と言うと、ひとつまみあげるKちゃん。Aくんは「スー」と言いながら食べる真似をして、「あっとう。」と返しました。KちゃんもAくんのようにすする真似をして、2人で笑い合い、何度もそのやり取りをしていました。そんなかわいいやり取りをほっこりしながら見ていると“先生もほしいの?”という風にAくんが私の分まで取り分けてくれました。「パクパク、おいしいね!」と言うと2人ともニッコリ笑って満足したように次の遊びに移って行きました。するとそこに先程のやりとりを見ていたYくんがやってきて、真似して遊び始めました。まだ年齢的にも並行遊びが多いのですが、昨年もも組やみかん組だった子が多いれもん組ではこのように子ども同士での関わりも見られ、周りの子供たちもいい影響を受けながら遊んでいます。
これからも子どもの発達に合わせて遊びを工夫し頭も身体も自ら成長して行ける環境を与えていきたいと思いました。
2024年4月20日 土曜日
新学期が始まって早3週間が経ちました。もも組は初めてお母さん、お父さんから離れて生活する子がほとんどで、不安で泣く子もたくさんいましたが、少しずつ保育教諭や生活環境になれ、泣かずに過ごす事ができるようになってきました。まだ登園時は泣く子もいますが、お母さん、お父さん、安心して下さい。そんな子も部屋の中に入るとピタッと泣くのをやめて遊び始めています。ボールが大好きな子は、ボールを転がすと笑顔で追いかけて行きます。まだハイハイの子がほとんどなのですが、一生懸命追いかけている後ろ姿やボールが取れた時の笑顔がとっても可愛いのです。どんな遊びが好きなのかな〜と毎日いろんなおもちゃや遊具出して見ています。子どもが入れるトンネルを出してみると、最初はどう遊ぶのか分からない様子だったので、トンネルの反対側から覗いて見てみると、それに気が付いた子ども達がにっこり笑って次々とトンネルの中に入って来て、通り抜ける事が出来ました。保育園に来て初めて出会う遊具、用具、出来事などなど1つ1つが珍しく興味の対象になります。“やってみよう!”“たのしそう!”と思える環境作りをしたいと思います。
4月中旬の天気の良い日は、少しだけみつばっこハウスの前に人工芝を敷いて遊んだり、屋外遊ぎ場へカートに乗ってお散歩をしたりしました。外遊びが好きな子ども達は人工芝の上をハイハイで行ったり来たりしたり、カートに掴まって歩いたり掴まり立ちが出来るようになった子はいろんな所で嬉しそうに掴まり立ちをしています。珍しい物を見つけては、触ってみたり動かしてみたり、恐いもの知らずの子ども達です。自分達で見て、触って、叩いて、色々な不思議に気付いていきます。幼稚園のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる遊ぎ場へお散歩へ行くと、見た事のない景色や雰囲気にキョロキョロ周りを見ていました。つい最近までひよこ組だったたんぽぽ組の子が気が付いて、近くに来てくれました。「あかちゃん?」と少し不思議そうに見ていましたが、恐る恐る優しく手を触ってくれたり、手を振ってくれたりしてくれ、カートに乗っていた子ども達も嬉しそうでした。お父さんお母さんの中には、まだ“泣いてないかな?”“大丈夫かな?”と心配されている方もいらっしゃるかと思います。子どもは泣く事もコミュニケーションの1つです。泣いて、誰かに構ってもらって、親以外にも自分の身方が沢山いる事を知ります。ほとんどの子がすぐに笑顔でお母さんお父さんに“バイバイ”が出来るようになります。
2024年3月17日 日曜日
おゆうぎ会が終わり2週間が経ちましたが、「どうぶつでんしゃしたい!」と踊りのりくえすとが絶えないれもん組。曲をかけると他の遊びをしていた子もパッと立ち上がって踊り始めます。「Tちゃんはおさるさん♪」「Rちゃんはうさぎさんよ!」とおゆうぎ会で自分がなった動物を自慢し合いながら踊っています。Rちゃんは動物が出てくる順番を憶えていて「せんせい、つぎはおさるさんよ!」と誘いに来てくれました。「つぎはねずみさ〜ん」「わにさ〜ん」と皆に呼びかけてちっちゃな先生は大忙しです。みかん組の「あひるサンバ」も同じお部屋で何度も見ていたのでバッチリ踊れます。一緒に練習する機会が少なかったですもも組の「ペンギン⭐︎ペンギン」もいつの間にか覚えていて、歌いながら踊っていました。一曲一曲、体をめいっぱい使って踊っているにも関わらず、一通り踊り終えると「もういっかいおどりたい!」「つぎは?!」と催促の声が止まらず、疲れ知らずの子ども達。いったいその小さな体のどこにらそんな体力があるのかいつも不思議に思います。好きなことに対する集中力や吸収力は目を見張るものがあり、“次はこの踊りにしようかな、この振りをしたらかわいいだろうな”と提供する私たちもワクワクしています。
雨が降ったこの日は、チラシ遊びをしました。チラシの写真を切り抜いていると、早速「なにしてるの〜?」と集まってきました。それをテープで壁にくっつけ、「いらっしゃいませー」と言うと「?」という顔をしていたのがパッと明るくなり、「これください!」と欲しい商品を指差して教えてくれました。「どうぞ」と渡すと「ありがとう」と嬉しそうに持って、また並びなおしていました。お金は作っていなかったのですが、どんな反応をするのか気になって次のお友達には「100円です」と伝えてみました。周りを見渡してそれっぽい物が見当たらなかったので、グーを出して“つもり”で私の手のひらにお金を乗せてくれました。お客さんが少なくなってきた頃にTくんがやってきました。「200円でーす。」と言うと、「Tくんおかねもってないよー」とポケットを確認して困り顔。すると、別の所でチラシを千切って遊んでいたMちゃんが「あるよ!」と千切った紙を見せてくれました。「じゃあ、Tくんもこれでお金作ってみようよ。」とチラシを渡すと、自分でビリビリして「あった〜!」と嬉しそうに商品と交換しに行きました。やり取りを楽しもうと思い始めたお店屋さんごっこだったのですが、2歳の子ども達がお店屋さんでの一連の流れを理解していることや、自ら代わりになりそうなものを探したり作ったりできるとは思わず、とても驚きました。以前、年長児のお店屋さんに招待してもらった時のことを覚えていたのかもしれません。今は離れて生活していますが、異年齢児との関わりに良い刺激をもらっていることが分かり、そのような機会を大切にしたいと思いました。ほとんどの子どもがたんぽぽ組に進級するれもん組の子ども達。更にお兄さん、お姉さんたちとの交流が増え、刺激をたくさん受けどんどん成長していくのだろう思うと、とても楽しみです。このクラスでの生活は残り2週間となりましたが、思う存分遊ばせ、成長の手助けをしていきたいです。
2024年3月2日 土曜日
春の訪れを待つ3月ですが、今朝はチラチラとみぞれが降り始め、保護者の集合時間が近づくにつれて雪が降り始めていました。そんな冬の再来を感じさせる今日、ひよこ組のおゆうぎ会がありました。
いつも通りの登園を心掛けて受け入れをしていましたが、いつも通りではなくて、みかん組・れもん組の幼児たちが少し不安になり、涙が出てしまう幼児がチラホラ。しかし、お部屋を分けてしばらくすると、玩具で遊んだり、絵本を読んだりと、どの部屋も落ち着いて衣装に着替えてスタンバイできました。
さぁ、会議室に移動です。どのクラスからも「がんばるぞ~!お~~!」とかけ声が聞こえてきました。
会議室でそれぞれ座席に座って、手遊びをしているスキに保護者に席に座っていただき、おゆうぎ会スタートです。
はじめは、みかん組の手遊びからです。「みかんぐみさ~ん。おいで~~!」と舞台から声をかけると、「よいしょ!よいしょ!」と自分たちで舞台に上がっていく姿は、可愛いあひるちゃんの大移動です。まつぼっくりでは、歌いながら手遊びしたり、手遊びの仕草も個性ある可愛い姿でした。
あひるサンバの踊りは、前日の練習時に「舞台で踊る人数が少ない方が、子ども達が一人一人よく見えるね」と、古森先生にアドバイスを頂き、半分に分かれて踊ることにしました。「できるかなぁ~」と心配する保育教諭でしたが、子ども達は半分に分かれて、踊りをする子は前に出てリズムに合わせて体を動かしてニコニコ笑って踊っていました。後ろで待っている子ども達も手拍子しながら前で踊る友だちの様子を見たり、応援したりする姿がとっても可愛かったです。
次はもも組です。普段から手遊びも大好きで、特に「げんこつやまのたぬきさん」はお部屋でもノリノリでしていました。「おっぱいのんで ねんねして」の仕草は、とにかく可愛くて、首を真横に倒してねんねするのです。最後の決めポーズの「ばいば~い」も得意顔です。本番はちょっぴり緊張したけど、とっても上手にできました。踊りでは、ペンギン帽子を被って、ペンギンになりきったもも組さんは、音楽が流れだすと、トコトコ歩いたり、おしりを振ったり、体を揺らしたり、友だちと手をつないで歩いたり、泣き顔だったり、様々な表情を見せてくれました。本当に可愛いペンギンさんでした。最後のおまけコーナーでは、ミニカーやトランポリンを出すと緊張していた表情も和らぎ、いつもの顔に戻ったもも組さん。好きな遊びを楽しむことができました。
最後はれもん組です。それぞれの動物に変身して舞台に登場です。「どうぶつれっしゃが やってきた」は、練習では保育教諭が一緒に出て踊っていたのですが、「子ども達だけでも踊れるんじゃないかな?」と古森先生からアドバイスを頂いたので、本番は子ども達だけで中央に出て踊ってみようと、ぶっつけ本番でやってみました。「さぁ、いっておいで!」と保育教諭に見守られながら、やったことのない事を本番でやってくれる子ども達です。「あれ?いつも先生も踊るのに、来ないの?」と、保育教諭を気にする子どももいましたが、ちゃんと前を向いて堂々と踊ることができたことは、さすが!れもん組さんだなぁ~と感心しました。歌の「きらきらぼし」は、会場の後ろまで、マイクを使わなくても聞こえる大きな声で歌っていたれもん組さんです。練習でも大きな声で歌えていたので「上手だね。大きな声で歌えていたね!」とたくさん褒めてもらった事で、自信に満ち溢れた歌声でした。急に変更したことにも対応することができた子ども達の姿に、とても成長を感じました。
プログラムに”おたのしみ”を入れて、みかん・れもんができる事を見てもらおうと、各クラス保育教諭が「何をしようかな~?」「何を見てもらおうかな~?」と考えました。
みかん組は、音楽に合わせて鈴を持って並んで歩く様子を見てもらう事にしました。これは毎週スポーツダンスでサーキットとして、コーンで決められた道を歩くことの応用です。最初はぐるぐる同じところをまわっていましたが、2日前からちょっとアレンジを加えてコーンをジグザグに置いて、ぶつからないように、当たらないように歩いてみました。さらに鈴を持って振って鳴らしながら、ニコニコ笑って歩く姿はとても可愛かったです。
れもん組はピアノのリズムと保育教諭のかけ声を聞いて動くようにしました。保育教諭のかけ声で、うさぎ・ねずみ・さる・わにになって、動きを表現しました。最初は踊りの動物だけだったのですが、古森先生が、きりん・かめ・ぞうなどなど、色々な動物を言ってくださり、色々な動物の表現を楽しんですることができました。この遊びは実は幼稚園児達の遊びでいう、リトミックなのだそうです。
本当に本当に最後のプログラムの踊りの「ピカピカブー」では、曲が流れると自然に体が動き出す子ども達です。もう踊り慣れている大好きな曲だから、身体も動くし笑顔もこぼれます。
今日のおゆうぎ会では、泣いたり、笑ったり、座ったままだったりと、色々な表情を見せてくれたこどもたち。園長が挨拶の冒頭に話したように、「泣くも笑うも その子の表現」それを優しく見守って受け止めてくださり、ありがとうございました。足元の悪いなか、たくさんのご協力ありがとうございました。
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