2018年4月15日 日曜日
2歳児のAちゃんは、うさぎにえさをあげていました。カゴから野菜を持ってきては、うさぎ小屋の網の目にさしこんでいました。うさぎはお腹がすいていないのか寄ってきてくれません。「うさぎさーん!!食べていいよ?どーぞ!!」と呼びかけるのですが、うさぎさんは知らんぷりです。うさぎさんにふり向いてほしくて一生懸命、声をかけているAちゃんがとてもかわいくて、しばらく見入ってしまいました。その後もAちゃんはずっと声をかけていましたが、うさぎさんはふり向かず、ついにうとうとと眠り始めました。Aちゃんの声を聞いて他の幼児も集まってきて口々に「食べて!!」と声をかけていました。うさぎが寝ていることに気づかず、声をかけ続ける子どもたちに「うさぎさん、ねんねしよるよ」と声をかけると状況をつかめない様子で呼びかけるのをやめて不思議そうに見ていました。そして目をつぶっていることに気が付き状況が分かったようで、隣りの小屋のうさぎにえさをあげ始めました。
隣りのうさぎがえさを食べてくれると、みんな嬉しそうに、次々持っている野菜を「はい、どーぞ!!」と網の間につっ込んで食べさせていました。
うさぎに声をかけながら、食べさせている幼児達の姿を見て、給食時の子どもたちへの日常の声かけも大切にしなければと改めて実感しました。又、幼児たちは保育教諭や周りの人々の言葉かけや会話から言葉を覚えていきます。1日1日の遊びの中で「楽しい」「嬉しい」「きれい」「おいしい」などの表現も含めた言葉かけをいっぱいいっぱいしていきたいと思いました。
2018年4月6日 金曜日
4月になり、暖かい日が続いています。幼稚園の桜はほとんど散ってしまい、園庭には桜の花びらがたくさん落ちています。ひよこ組では、4月から新しい友達がたくさん増え、一段と賑やかになりました。まだまだ泣きながら登園する子どももいますが、少しずつ慣れお母さんも子どもも安心する事が出来るように保育教諭が一丸となって関わっていきたいと思います。1歳児でも4月から入園で泣いている子を見つけると、どうにかしてあげようと自分なりに考えてよしよしをしてあげたり、おもちゃを持って来てあげたり、いないいないばあをしたりと一生懸命ご機嫌をとる姿が見られ何か月しか違わないのに、すっかりお兄ちゃん、お姉ちゃんになっています。部屋でカートを出すと、今までたくさん遊んできた子ども達は慣れた様子で乗り始めました。友達が乗っているカートをゆっくり押してあげたり、乗っている友達の後ろを付いて歩いたり、楽しそうに友達と仲良く遊ぶ姿が見られるなか先輩のお兄ちゃんにカートを貸してもらった泣いていた子どもも泣くのを止めてカートにまたがりました。まだ自分では進む事は出来ませんが、保育教諭が押すと足を上げてとても嬉しそうに笑顔になりました。新入園児も他の友達の事を見てすぐに出来るようになるんだと思うと、子ども同士の育ち合いの凄さを感じ、これからの成長が楽しみになりました。
そして、入園して間もない子ども達は早めの昼食も待ちきれない様子なので園長がおやつを出してくれました。昼食の準備をするため、手を洗って集まるとまだ慣れていない子ども達は不安になって泣いていたのでした。保育教諭が少しずつおやつのおせんべいをあげると、みんなピタッと泣き止んで中には「ちょうだい」とアピールしている子どももいて可愛かったです。その後、みんな落ち着き絵本を読むと真剣に見ていました。「いないいないばあ」の絵本を見て自分でも顔を隠して「ばあ!」と保育教諭と一緒に顔を見合わせ楽しく絵本を見る事が出来ました。友達と関わるようになってくると、トラブルになる事もありますが子ども達の笑顔がたくさん見られるように保育をしていきたいと思います。子ども達の日々の成長に関わる事ができとても嬉しく、楽しみでいっぱいです。
2017年9月18日 月曜日
1歳児は、目を輝かせながら、毎日、「何かないか」と部屋の中を探索しています。そして玩具を出すと、すぐに集まってきて一人ひとりが自分の気に入ったものを手にして遊び始めます。
Uくんは、廃材のプチプチを見つけると、大きく広げてパサパサと振っていましたが、その音が面白くなって、そのまま部屋の中を走り始めました。そして頭の上にあげてみたり、引っ張ってみたりしていました。するとAちゃんがやってきて、プチプチの端をもって同じように真似をしていました。今度は小さなプチプチが気になり小さな指でつぶし始めました。なかなか上手に、つぶすことはできませんが、表情は真剣です。1歳児も興味のある遊びを見つけると集中して遊ぶことができます。このプチプチのように身近にあるものに、興味を持ち、それを使って遊ぼうとする姿には感心しました。
又、一方では、玩具の入っているケースの中から次々に気に入った玩具を出して眺めてみたり、ころころ回してみたりして遊んでいますが、まだまだ長続きはしない幼児も見られます。次々に玩具を取りかえては、触ったり、口にしてみたり。毎日の殺菌消毒もかかせません。このような幼児たちは、手当たり次第、試してみながら、その中で好きなものを見つけ、興味のあるものに目を向けていくようになります。まわりにいる人、まわりにいる幼児たちのしていること、持っているものも立派な環境です。このような環境の中で、刺激を受け、興味を持って触れあいながら、1歳児でも、ものおじせず、様々な体験をしていきます。目をキラキラさせながら、笑顔いっぱいの幼児の姿はまわりの大人も幸せにしてくれます。温かく見守られながら、成長していく幼児と接することができることは、とても嬉しいことです。
2017年4月23日 日曜日
桜の木の緑の若葉が目立つようになりました。とても暖かく薄着で過ごす子どもも増えてきました。4月から入園したひよこ組の子ども達は、園生活にも慣れ友達と関わりながら遊ぶ姿が見られるようになってきました。1歳児たちは、教師がおもちゃなど遊ぶ物を出すとすぐに興味を持ってやって来ます。この日は、新聞紙とクレヨンを出すと思い思いに絵を描き「アンパンマン!」「バス!」などと指さして教えてくれました。教師にも描いてほしい物を自分なりの言葉で伝えてねだって描いてもらうと、満足そうに持ち歩いていました。又、シールを出すと初めは台紙からはがす事が出来なかった子どもも、一緒にやってみせると少しずつゆっくりとはがして貼るという事が出来るようになってきました。まだまだ体は小さいですが、子ども達は1日1日友達から刺激を受けながら手指を使って出来る事が増えています。
1歳児達は戸外で遊ぶ事が大好きです。とても暖かく天気が良かったので、カートに乗って屋外遊ぎ場へ散歩に行きました。行きのカートでは、立って通り過ぎる景色を楽しそうに見ていました。屋外遊ぎ場では、築山で遊びました。今まで何回も来た事があるので、慣れていてトンネルをくぐったり築山を登ったりして楽しそうに遊んでいました。初めは、手をついて築山を登っていた子どもが何回も登っている内にコツをつかみ、手を使わずに自分の足だけでバランスを取りながら登っている姿があり、とても驚きました。何回も登って、滑ってもくもくと遊んでいる姿はとてもかわいかったです。そんな中、暖かい所で日なたぼっこをしている子どももいて、子ども達なりに思い思いに楽しんでいる姿がありました。帰りのカートでは、遊び疲れたのか寝てしまう子もいましたが、子ども達は良い気分転換になったと思います。また天気の良い日には、屋外遊ぎ場へ散歩に行ったり、戸外で遊んだりと良い環境の中でたくさんの経験をして、心も体も安定した毎日を過ごさせたいと思います。
2016年5月2日 月曜日
砂場で向き合って顔を見合わせて笑っている、AちゃんとBくんを見つけました。Aちゃんは大きなスコップを持ち、Bくんはジョーロを持って遊んでいました。近くに行ってみると、盛った土のうえでジャンプをして、靴の跡がつくのを見て楽しんでいたのです。AちゃんもBくんも転びそうな程、高くジャンプをして「できた!」と言いながら、靴の跡を見ていました。私も一緒になって靴の跡をつけると、足の大きさの違いに「わぁ、大きいね!」と大笑いしていました。Aちゃんはスコップで足跡を消してはつけ、消してはつけと、何度も靴の跡をつけて楽しんでいました。
また別の日、Cくんは、地面を見ながら、何かを探していました。声をかけると「ダンゴムシ…、ダンゴムシ…」とつぶやきながら探していました。そして小さなだんご虫を見つけると、大きな声で「おった!」とさけんで、嬉しそうに捕まえました。だんご虫を手にとったあと、たくさんの足があるのをみて一瞬、驚いた顔をしていましたが、すぐに見慣れて、友だちのDくんに「見て、ダンゴムシ!おった!」と見せていました。Dくんも「ダンゴムシ?」と尋ねながら、2人で、だんご虫の動きを見ていました。指でだんご虫を触ると、丸まって動かなくなったのを見て、不安そうな表情になりました。「だんご虫は丸くなるんよ」と伝えると「まる?」と聞き返し、安心したように、再び、だんご虫を見守っていました。
1、2歳児が少しずつ話せることば増え、言葉で伝えようとしている姿や、自ら友だちと関わり合って遊ぼうとしている姿が毎日見られ、楽しくなります。また虫や動物等、自然に触れたり、友だちや保育教諭との関わりを通して、様々な興味や刺激を受けながら、言葉も獲得していることを実感しています。
幼児たちが、何を伝えようとしているのか、どんなことが好きなのか、しっかり聞いて向き合っていきたいです。
2016年3月7日 月曜日
今日はとても天気がよく暖かかったので子ども達も上着を脱いで笑顔いっぱいで遊んでいました。砂場へ行ってみると、年少児と年中児達が裸足になって山を作ったり、穴を掘って水をためて池を協力して作ったりしている姿がありました。
ひよこ組の子どもは、年中児としっぽ取りをしました。ルールのある遊びをルールを守ってすることができるようになったひよこ組ですが、年中児の足の速さにはついていけず、最後はひよこ組みんなで追いかけていました。それでも追いつけず、「おにいちゃんはやいね。」と悔しがっているひよこ組さんでした。
そして、片付けの前にみんなで漁火太鼓を踊りました。すると年中児達がすぐに前に出てきて堂々と踊ってくれました。とっても可愛い笑顔で何回も何回も楽しそうに踊ってくれる年中児達にひよこ組さん達も笑顔で上手に踊ることができていました。そして、「もっと踊りたい!」と顔を真っ赤にして何度も何度も踊っていました。
ひよこ組では、今まで描いた絵をまとめる表紙に絵を描きました。先週好きな色の画用紙を選び、手型をしていたので、自分の手型に手を合わせてみては楽しそうでした。I君は手型を見て「これはお父さん、これはお母さん、これはお兄ちゃん」と家族を想像し、とっても可愛い顔を手型に描いていました。4つ並んでいる手型に線を描き、「電車描いたよ」と見せに来てくれたり、教師3人の絵を描いてくれる子もいたりして、とても嬉しく思いました。あんなに小さな身体で自分のことは自分で行い、何でも挑戦している姿を見ていると、子どもの成長の大きさを感じます。もうすぐ年少になることをとても楽しみにしているひよこ組の子ども達と楽しく生活していきたいと思います。
今日の給食は焙煎大麦パン・豆乳シチュー・ウィンナー・バナナでした。パンの色がチョコの色だったので、ひよこ組の子ども達は「これはチョコパンや!」「チョコの味がする!」ととっても可愛い会話をしていました。豆乳シチューの中に入っている野菜もペロッと完食していました。
まだ体調を崩している子がいるので、こまめに手洗い・お茶うがいを行っていきたいと思います。
2016年2月10日 水曜日
今日も元気に登園して来た子どもたちは、教師や友達と明るく挨拶を交わしている姿がたくさん見られました。ひよこ組の子ども達が「先生にごはん作ってあげる!」と粘土を丸めてジャガイモを作り、皮をむき始めました。そして、「お母さんみたい?」ととっても自慢気に聞いてきました。お母さんが料理をしている姿をよく見ているんだなと思いました。一方では、違う子どもがいろいろな道具を持って来て「これはこうやって使うんよ。」と、自慢気に友達に教えてあげている姿がありました。そして園生活に慣れてきて好きな廃材遊びでは、廃材と廃材をセロハンテープでしっかり止めて、自分たちの思い思いの物を作り、何を作ったのかとても嬉しそうに教えてくれました。
戸外に出てみると、道路に見たことのない車が1台止まっていることに気がつきました。「あれ何の車かな?」と言いながらずっと見ていると、クレーンが伸びてきました。「あ!あれクレーン車やったんや!」と子ども達は大興奮でした。クレーンが伸びていた先には荷物があり、じっと見ているとその荷物が持ち上がりました。さらに子ども達は大興奮で自然に「がんばれー」と大きな声で応援し始めたのです。それに工事をしている人が気づいてくれて、高い所から手を振ってくれました。「手振ってくれたね」と大喜びで、よく見える所に移動した子が「こっち見えるよー」と教え合っている姿はとてもかわいかったです。
ひよこ組も34人となり、今日全員そろったのでみんなで写真を撮りました。撮り終わった後、片付けをしている教師の姿を見て子ども達が自然と片付けを手伝ってくれていました。教師が持っている物を一緒に持ってくれるなど、小さな体の子ども達がワッショイワッショイと運ぶ姿はすっかりお兄さん、お姉さんに見えました。
今日は天気が良かったので年少さんがお弁当を「外で食べよう」と誘ってくれました。それを聞いたひよこ組の子ども達もすぐに準備をして、とても嬉しそうに外でみんなで食べることができました。
金曜日は市民会館でのリハーサルです。バスの時間や持ち物など、先日配布しました手紙にて確認をし、間違いのない様ご協力よろしくお願い致します。
コメント (「うさぎさんだいすき」 ひよこ組 小笠原 美湖 はコメントを受け付けていません)