2019年6月23日 日曜日
まだ朝、夕は涼しいですが日中はとても暑くなってきました。子ども達はそんなことを気にすることなく毎日元気に遊んでいます。もも組では、保育教諭が「外に行くよ~」と声を掛けると、自分達で帽子と靴を取りに行く事が出来るようになりました。帽子はまだまだ自分で被る事が出来ない子が多いのですが、何とか子どもなりに被ろうと、反対に被ったり、斜めに被ったりしておすましして待っています。そんな姿を見ていると生まれて間もないこんな小さな子がいろいろな体験を通じて成長しているんだなと驚かされます。月齢の高い子がいつも並んでいる場所に並び始めると、小さい子達も次々に並び始めます。4月に入園した子ども達もその後に続いて並び始め、私たち保育教諭は驚きつつ、嬉しくて思わず拍手をしてしまいました。そんな子ども達ともっともっといろんな事を経験したいと思います。
子ども達が大好きな園庭に出て行くと、幼稚園の子ども達が夕涼み会の盆踊りをしていました。踊りが大好きな子ども達は砂場まで歩いて行く途中、足を止め見様見真似で踊り始めていました。来年、再来年にはあの輪の中に入って踊っていると思うと今からすごく楽しみになりました。お部屋でも踊りが大好きな子ども達とたくさん踊りたいと思います。
砂場へ行くと、お皿やスプーン、おなべやざるなど子ども達なりにいろんな事を考えながらたくさんある道具の中から選び始めます。中には自分の背丈より大きなスコップで穴を掘ろうとしている姿がとても可愛く思いました。いつも服をドロドロにしながら、楽しそうに砂遊びをしている子ども達はさすが三葉っ子だなと感心します。これから成長するにつれて、もっと遊び方が変わっていくんだと思うと今からすごく楽しみになりました。砂場のそばにはうさぎ小屋があります。そこにいるうさぎも大人気でキャベツを渡すと食べさせてあげようと「おーい!」と呼んでえさを網の外から突っ込んで食べてくれると嬉しそうに次々とあげています。1歳児のH君はうさぎ小屋の近くへ行くと「ワンワン!」と言いながら大興奮で小屋の近くまで寄って行きます。うさぎを「ワンワン」と言っている幼児の姿は今の時期だからこそと楽しく愛おしく思って見ています。
ひよこ組でも来週24日(月)~各保育室で子ども達の作品を展示しています。お迎えの際など、ぜひ子ども達の可愛い作品をご覧下さい。
2019年5月19日 日曜日
新入園児も園生活に慣れ笑顔がいっぱい見られるようになりました。 ひよこ組のただいまのブームは幼稚園児のブランコの隣に1、2歳児用に取り付けてもらった、バスケットのブランコです。 それは園庭の桜の木の下で、気持ち良い風が吹く場所にあります。 古森先生の発案で、危なくないように綺麗なお花が咲いたプランターが仕切りに置いてあります。
その前には長ベンチがあり、みんなちゃんと座って順番を待っています。
不思議です。他の遊びでは順番を待たないで立ち上がったり、歩き回ったりしているのに、このベンチでは自分の番までちゃんと座ってまっていられるのです。
自分の番が来て名前を呼ばれると両手を広げて「早く乗せて」とアピールしてきます。乗せてもらうとしっかり持ち手を握っています。
揺れ始め、風が顔にかかると可愛い笑顔がこぼれてきます。
「ブーラン、ブーラン」と保育教諭が言うと、一緒に「ブーラン、ブーラン」と片言で繰り返しています。そして待っている子も一緒に「ブーラン、ブーラン」の合唱になっていきます。
小さな手にしっかり力を入れて、まだ少し怖いと感じる子は足先にまで力を入れて揺れています。終わって「お し ま い」と言ってもイヤイヤと首を振る子もいます。
Mちゃんは部屋遊びをしている時、布絵本にあるブランコを見つけると、赤ちゃん人形の足をひもの中に入れて「ブーラン、ブーラン」と言いながら揺らしていました。
その姿がとても可愛くて笑ってしまいました。お母さんからの連絡ノートに「今日もブランコする」と言って、ブランコを身体で表現していたと書いてありました。
室内遊びでは、カラー積み木で道を作り上手に渡っています。道のゴールで保育教諭が待っていて「ぎゅー」と抱きしめると、とても嬉しそうです。
Kちゃんは「ぎゅー」が早くして欲しくて途中で道から降りて走ってきて「ぎゅー」をしてきます。ルール違反だけど、とっても可愛いです。
今日はカラー積み木でボールのお風呂を作りました。いっぱいのボールの中でみんなが手足をバタバタさせたり、友達に渡したりして遊んでいました。Mちゃんはボールを持って「ピンク」と言い2個持つと「いっしょ」と言いました。
スポーツダンスでお片付けの時間の色合わせから「同じ」に興味を持ったのでしょうか、Y君はどのボールも「青」なのですが、色の名前に興味をもち始めています。1つ1つ経験するごとに成長する姿に驚かされます。Sちゃんはカラー積み木をテーブルにして食材をお皿に盛り付けて並べていました。
又、Rちゃん、S君は窓辺に持っていき外を見る踏み台にしていました。子供達は日頃使っている物を多面的に利用し、その柔軟さと発想力は目を見張ります。
これからも色々な体験の中からもっともっと視野が広がっていく事でしょう。
可愛い発想を大切に見守り、援助しながら、共に楽しんでいきたいと思います。
2019年4月21日 日曜日
朝はまだ肌寒い日もありますが、日中はとても暖かくなってきました。新学期が始まってはや3週間がたちました。不安で泣いている子を見つけるとよしよし頭をなでてあげたり、一緒に遊んであげたりして慰めている小さいお兄さん・お姉さんのおかげで新入園児達にも笑顔が見られるようになりました。テラスへ遊びに出ると、幼稚園の子ども達が楽しそうに踊りを踊っていました。ひよこ組の子ども達も知っている曲が始まると体を揺らしたり、見よう見まねで踊ったりし始めていました。中には友達と座って手と体で踊っている幼児の姿もあり、もう少しするとその子達も立って踊れるようになるだろうと思うと、すごく楽しみになりました。
最近春らしい気候を察したアリが出てきて行動し始めています。それを見つけた子ども達は大騒ぎです。うつ伏せになってみんなで観察していると、アリ達が虫を運んでいました。アリの数は見ているうちにどんどん増えて虫を運んでいきます。その状態を真剣に見ていました。幼稚園のお兄さん・お姉さんも見に来て「お家に運びよるんよ!」と教えてくれると、子ども達は幼いなりに理解したのか「がんばれー!」と応援し始めました。少し動くたびに子ども達は「わあー」と大興奮でずっと追いかけて見ていました。身近に自然を感じる事ができた子ども達は、また1つ経験として心に残ったのではないかと感じました。これからもたくさんの自然を見たり感じたりして成長する事が出来るようにしていきたいと思います。
もも組の子ども達は手遊びが大好きです。ピアノを弾き始めると集まって座る事が出来るようになりました。アンパンマンの手遊びが1番のお気に入りで最後のビームも大きな声で「ビーム!」と力が入ります。その姿はとても可愛く、たくましく感じます。
給食の時間になり、自分たちの席に座ると今か今かと給食が配られるのを待っています。まだまだ手づかみになってしまう子もいますが、少しずつスプーンやフォークを使って食べる事が出来るようにがんばっています。苦手だった野菜もいつの間にか食べられるようになっているなど、みんな少しずつ成長していて驚かされます。こんな可愛い子ども達こいろんな事を経験したり、たくさん遊んだりして、私たち保育教諭も成長していきたいと思います。
2018年12月23日 日曜日
はやくも今年もあと数日となりました。ひよこ組の子ども達も毎日元気です。
天気の良い日は園庭やテラスに出て、おひさまからの太陽パワープレゼントで強い身体づくりをし、肌寒い日は室内遊びを楽しんでいます。
今日は室内で大好きなすべり台です。「片付けてーー」のかけ声がかかると次は何が出てくるのか、とても楽しみにしています。保育教諭がすべり台を運び始めると、直ぐに集まってきて「ワッショイ!ワッショイ!」と手伝ってくれます。
マジックテープをはずして組み立てる前には大集合でみんなで「大きな太鼓ドンドン、小さな太鼓トントントン」と歌いながらすべり台をトントンします。
はやく組み立ててと言わんばかりに目を輝かせています。
組立が終わると次々とすべり台に登っていきます。始めは上がる方向がバラバラで大騒ぎでしたが、上がり口の方向に大型ソフトブロックで道を作り、すべり台に繋ぐと何度か繰り返している内に1歳児達もルールが守れるようになりました。
道の途中で待っている保育教諭とじゃんけんをします。
「じゃんけんポン」ほとんどの子がグーですが、にこにこしながら手を出してきます。
H君はじゃんけんすると「あった~」と言って喜びます。「勝った」と言うことですが、いつもH君の勝ちになってしまいます。間違った方向から上がっている子に「あー」とか「ダメ」とか注意する子も出てきています。そして上まで上がると「バイバイ」と笑顔で手を振ってとても楽しそうに何度も繰り返していました。
今日は1歳児の部屋から事務所前のホールまで開放してカートに乗って遊びました。
カートは大好きでみんな早く自分の番がこないかなぁーと待っています。「かして」のポーズもここから覚えた子が多いです。1歳になったばかりのMちゃん、やっと歩き始めたところですが、カートに乗ってにこにこ笑っています。足を使ってバックすることを覚え嬉しそうです。始めは前進よりバックのほうが上手に出来るようです。月齢の高い男の子H君やM君は名ドライバーです。上手に方向転換をしたりブーブーと音真似をしたりしながら楽しんでいます。保育教諭が足トンネルを作ると喜んでくぐっていきます。M君が足で何度か蹴って勢いをつけたあと足を乗せて走っているのを見たSちゃん、足を上に乗せていましたが進まず困った顔をしていました。色々なことを本当によく見ていて真似っこの天才だなと感心させられます。何度も純粋に挑戦する事を子供たちから教えられます。
これからも小さな発見を大切に常に学び続けながら、子供たちと共に挑戦していきたいと思います。
2018年12月9日 日曜日
12月になりました。12月になり、そろそろ冬の到来か?寒くなるだろうと冬の仕度を始めましたが、気温が高く過ごしやすい1週間となりました。そんな中、テラスに出るのが好きな子どもたちは柵を出していると、窓にくっついてそれを待ち遠しそうに見ていました。「いいよ~」の掛け声で、嬉しそうにテラスに出て、遊んだりお兄ちゃん・お姉ちゃんに絵本を読んでもらったり、玩具で遊んだりしています。
一方、園庭に出たくてたまらない子どもたちは、部屋に入り帽子を被りマットに集まり、保育教諭の話を聞いています。「靴を履いてね」と言うと今までは、保育教諭に援助してもらい園庭に行っていた子たちが、経験を重ねることで、自分たちで履けるようになっていました。子どもたちは1日1日体験や経験を繰り返すことで、自分たちで出来るようになり、1日1日を大切にしていきたいと改めて思いました。
園庭で、三輪車やスケーターを出すと、大喜びの子どもたちです。Y君は、スケーターで遊んでいました。最初は、両足を置いていましたが動かないことに気が付き、足を片方地面につけ、つま先で動かすと前に進みました。前に進めたY君は、どんどん進み、上手に動かした足を着地させていました。Y君が使っているスケーターの前方に線を引くとその線の上を真っ直ぐに進んでいました。楽しくて何周も走らせていました。それを見たT君もしたくてたまりません。そこで保育教諭に助けを求めてきました。「貸して」って言ってごらんと言うと、手の平と手の甲を重ねて、ちょうだいの形をして、小さな声で「貸して」と言っていました。それを聞いたY君は「はいっ!!」と言って貸していました。そんな貸し借りが出来る姿を見て保育教諭も驚きました。そしてT君もスケーターに挑戦しました。T君もY君みたいに最初は、両足を置いていました。進まないので、様子を見て声をかけようと思った瞬間、自分で足を地面に置いて、つま先を動かして前に進んで行きました。よくお兄ちゃんたちが三輪車で、テラスまで来てくれます。もしかしたら、その動きを見て覚えていたのかもしれません。
一方、NちゃんとMちゃんは、三輪車に乗っていました。ペダルがあるのに、MちゃんNちゃんは足で動かして前に進んでいました。「ペダルに足を置いてごらん」と足を置くと前に前に何度か体を動かしていましたがなかなか動かず、最終的には足で漕いで前に進んでいました。また、三輪車を乗る機会がある日は、少しずつペダルで漕げるように声をかけて援助していきたいと思います。
2018年12月2日 日曜日
11月もあっという間に終わり、寒さも本格的になってきました。そんな中、子ども達は寒さに負けず毎日元気に登園しています。いつの間にか友達の名前を覚えた子どもは、朝窓から友達が見えると「〇〇ちゃん」「〇〇くん」と言いながら玄関の方に移動してドアの所で待っています。食事セットの片付けもお手の物になり、まだ出来ない友達の分をしてあげたり、手伝ってあげたり、ロッカーを教えてあげたりと小さな体ですが、お兄さん・お姉さん気分です。保育教諭に褒めてもらうと喜んではりきってお手伝いをする1歳児にはいつも驚かされます。11月に入園してまだまだ不安で泣いている子を見つけたI君は頭をなでてあげたり、ほっぺをツンツンとしたりしてご機嫌をとっていました。今まで自分がしてもらっていた事を友達にしてあげている姿を見ていると、この時期の子ども達の学習能力の凄さに驚くと共に保育教諭の日頃の行動の大切さを思います。次々と入園して来る子ども達がすぐに慣れるのは、同年齢の子ども達からの刺激と影響なんだなと改めて思うのです。
踊りや手遊びが好きな子ども達は、音楽を流すと別の遊びをしていても止めて踊り始めます。運動会で踊った踊りは完璧に覚え、曲が始まった瞬間からみんなが踊り始めます。1曲1曲が終わるたび、次は何の曲かと言わんばかりににこにこして待っています。「かわいいかくれんぼ」の曲では出てくる鳥や犬になりきって鳴き声をまねたり、自分の顔を両手で隠して友達と見あって「ばあ!」としたりしています。又、その「ばあ!」と出てくる子供の笑顔はすごく可愛いのです。少しずつ友達とも関わって遊ぶ姿が見られるようになり、手を繋いで歩きながら保育教諭に「なかよし~」とアピールをしてきます。自分より小さい子と手を繋ぐ時には、その子に合わせてゆっくり歩いてあげ、転ぶと心配そうに起こそうとします。毎日の生活の中で子ども達は成長しているんだと感じます。時々トラブルになる事もありますが、それも子どもにとっては大切な人間関係づくりのチャンスでもあるのです。私たちもこんな子ども達から学ぶ事がたくさんあり、気づかされる事もたくさんあります。その学びや気づきを大切にし、子どもと一緒に成長していきたいと思っています。
2018年11月4日 日曜日
すっかり秋も深まった今日この頃ですが、ひよこ組の子供達も毎日元気です。
朝の自由遊びの後「さぁ、お片付けよ」のかけ声でおもちゃをとりに行き、それぞれのケースに入れ始めます。
「〇〇どこだー?」のゲームであわてて探すのです。「すごい!」「えらい!」のかけ声が好きで、誉められると次のおもちゃの片付けを待っています。
運動会以来、「よーいどん」のかけ声で「あつまれ」も上手に出来るようになりました。
今日は園庭遊びです。「お外に行くよ」と言うと各々が帽子をとり出してきました。それなりに被っている子もいますが、自分で被れない子は持って来るので、被せるとにこにこ笑っています。そして靴を持ってきて、いつもの待機場所に座って待っているのです。
次はテラスに移動です。テラスで靴を履くのですが、まだ自分で出来ず、笑顔で待っている子、待ちきれず自分で履こうとする子、泣き出してしまう子、友達の靴が気になる子、様々です。準備が出来ていざ出発です。「よーいどん」のかけ声でみんな好きなところに散って行きます。
一番人気はうさぎ小屋です。保育教諭からもらった小さくちぎったキャベツを持って「あい!あい!」と言いながら、恐る恐るキャベツを持った小さな手を出しています。まだ怖いのもあり、うさぎとの距離があり、なかなか食べてもらえず「あい!あい!」を繰り返していました。月齢の高いK君が来て、小屋のネットの中に上手にキャベツを入れるのを見て、I君は握りしめていたキャベツをそっとネットの中に入れました。まだ食べてはもらえないけど、うさぎのことを「ワンワン」と呼んでいるI君。きっと近いうちに食べてもらえる日がくると思います。
Sちゃんは砂場に座ってスコップ片手に何度もすくってはお皿に入れています。上からトントン叩いてまた入れてトントン叩いてを夢中になって繰り返しています。Hちゃんはマグカップに入れた砂をスプーンで何度もかき混ぜています。この作業が次のお団子作りや、山やトンネル作りに繋がっていくのだろうなと思うと、とっても楽しみです。スマイルハウスの中では、自分たちの作ったお料理を並べて友達や保育教諭に振舞っている子もいます。
1歳児達に会話は無いのですが、コミュニケーションはとれていて「はい」と「どうぞ」のやりとりでどちらも笑顔になっています。成長過程を楽しみながら、出てきた芽が上手に育っていくよう援助できる保育教諭でありたいと思います。
コメント (「いろんな事が出来るようになったよ」 ひよこ組 今川未貴 はコメントを受け付けていません)