2018年1月17日 水曜日
たんぽぽ組は、生活発表会で『三匹のやぎとトロル』のオペレッタをします。テラスに木のベンチを並べて橋を作っていると子ども達は、毎日その上を歩いて渡っています。遊びながら自然にバランスをとってスムーズに橋を渡れるようになってきました。そこで、園長からトロルが追いかけて、やぎが逃げる鬼ごっこのようにしてみてはと助言があり、昨日、試みてみたもののなかなかうまくいきません。今日こそはと練習していると心配して園長が見に来てくれました。
そしてトロル役の子ども達に「よーいどん!」で勢いよく出てポーズを決めることを教えてくれました。「古森先生と競争だよ、よーいどん!」と何度も繰り返すうちに楽しくなってきて、かっこいいポーズもばっちり決めるようになってきました。教師達は楽しみながら練習をしていこうと考えていてもその具体的な方法まで思いつくことができませんでした。ゲーム的な要素をどこにどのように入れていくか、今日の指導でまた一つ学びました。やぎ達にも工夫して取り入れていこうと思います。
三葉幼稚園では、舞台で使うものも自分達で作ります。今日は絵の具でトロルが隠れている岩の色を塗りました。そうしているうちに子ども達はオペレッタの歌を覚えて口ずさむようにもなってきました。お家でも話題にしてみてください。
さて、4月から年少になる子ども達は生活面でもできることが多くなってきました。食事の時間に、箸を使って食べる子が増え、(火)「先生見よって」と得意げに見せてくれます。昨日の給食では、大豆を箸ではさんで食べる子もいて、成長に驚きました。月齢差があるので、トレーニング箸やスプーンを使っている子もいます。今日は、3学期になって初めての家庭弁当日でした。1月から入った子も友だちと一緒に、お家の人が作ってくれたお弁当をうれしそうに食べていました。そして「ぜんぶたべたよ」と空っぽのお弁当箱を見せてくれました。時間がかかっても自分のお弁当箱やお箸を片付けること、はみがきをすることなど、身につくように声をかけ見守っていこうと思います。
手洗いうがい、バランスよい食事、十分な睡眠をとり、インフルエンザを予防しましょう。
2017年12月4日 月曜日
12月になり、たんぽぽ組には新しい友達が7名入りました。1学期から来ているK君は、泣いているY君の手を繋いでお部屋まで連れて行ってくれました。すると、閉まっていた戸を9月から来ているM君が開けてくれました。周りの子ども達も手を繋いで入ってくるK君とY君の姿を見ていました。そして、部屋では使っていたおもちゃを取られるとK君は以前は泣いていたのに今日は「とられちゃった、でもいいんよ」と言って笑っていました。満3歳児でも集団で生活する中で、友達を思いやり、自分の思いをコントロールすることができてくることに驚きました。
遊びの中でも友達がいる喜びを感じています。「ねんどする人、手をあげて」「はーい!」と言いながら洗濯バサミで粘土をつまみ、原木からシイタケがにょきにょき出てきた所を作ったり、ブロックを大型積木の上に並べて、両側からパタパタとあおいでやきいもを焼く姿がみられました。それぞれの遊びに友達の輪ができて今まで体験してきたことが遊びの中に出てきていることにも驚きました。
そして、今日は年長児のお店やさんの見学をしました。ゲームコーナーがあったり、アクセサリーやお花、お菓子などどれも買いたくなるような売り場の工夫がされていました。郵便局もあり、どんなことをするのか丁寧に教えてくれました。友達と一緒に買い物に行くのが楽しみです。
そして、今日年中はチューリップの球根を植えるために自分の植木鉢に土を入れに行きました。その時「こんな所にー。」と園長がたんぽぽのわたげをみつけて「フー」と吹くと一つの種がふわふわと飛び地面にポトンと落ちました。「どうしてくるくる回りながら落ちると思う?」と聞かれると「種の方が重いから」などとそれぞれが考える様子が見られました。それからも、リリコがカラスに運ばれて畑の外に育っていることやニラは花に種が付き風でパラパラ落ちることなど植物によっての違いを実際に見ながら気づくことができました。そして、野菜を見ているとニラが黄色く細くなっていることも子ども達に投げかけてくれました。「みんなもお肉ばっかり食べて野菜を食べなかったらどうなる?」と聞かれ「風邪をひく」「元気になれない」と子ども達。そこで登場したのが先日の焼き芋でできた灰です。「この灰は熱い火の中にいたからばい菌もやっつけられてとっても良いものになってるんだよ。手洗い場を磨いてもピカピカになるんだよ」「その灰を土にまぜると土のばい菌もやっつけたり、栄養のバランスを取ってくれるんだよ。」と教えてもらいました。そして園長が「みててねー。」と「ぱー」とまきました。何度がまくとS君が「花咲かじいさんやー。」と気づき今日はみんなで花咲かじいさんになって灰をまきました。来年野菜が実った時には今日の出来事も思い出し、収穫を喜びたいと思います。
<今日の給食>
2017年10月31日 火曜日
今朝も気温が低く肌寒く感じましたが、子どもたちは元気いっぱい遊んでいました。砂場では、教師と大きいお山や落とし穴を作っていました。また一方では、作品展に出す絵を描いているお兄さん・お姉さんを見て、R君がクレヨンで絵を描いていました。
また、テラスには、ハロウィンを意識して大きい南瓜・小さい南瓜が様々な形の南瓜がありました。園長から「南瓜に顔を描いていいよ」と声をかけてもらった子どもたちは、マジックを持ってきて描き始めました。顔がある南瓜を見て、指をさして何やら話している子もいました。それを見てままごとの野菜を使って、上手に顔を作っている子もいました。
外から戻ると、部屋の中がハロウィンになっていました。大きなお化けを見て、「おばけだぞ」「お化け」と叫んでいました。教師が手作りのアメを作っていて、それを見ていたY君も自分から作り始めていました。自分から積極的に「作りたい」という思いが満3歳児にもあるんだと感じました。そして、今度はお面を作りました。オレンジの画用紙に好きな色で書きました。Wちゃんがお面を付けている姿を見て、ほかの子たちも「私もやる。」「僕もする。」とたくさん声が聞こえてきました。ささやかですが子どもたちにとっては、楽しいハロウィンになったのかなと思いました。
2017年10月5日 木曜日
今日の総練習は、「自分で考えて動く」「先生は応援だよ」という園長先生の言葉で、始まりました。小さい頃から、「自分で考える」ことを大切にしてきたので、子どもたちの表情から「よし、やるぞ!」という気持ちが、ぐんと出てきました。
年長児の鼓笛隊が始まる前に、「水線ないけど、できるよね」と園長先生。園庭には、いつも使っているトラックのラインと中心の印しかありません。私は、本当にできるのかなと少し不安に思いました。ところが、子どもたちは顔をしっかりと上げて前を向いて進みます。カラーガードの子どもたちが出てきた時、「旗のことを考えて」の言葉で、旗の長さを考えて、前の人に当たらない所で止まることが、できていました。
そして、いよいよ時計の針を表現する所です。外側の子が間に合わなかったり、ラインがぐにゃぐにゃになったりと、うまくいきません。「どうしたらいいかな?」の問いに、「大きく歩く」ことを教わりました。中心に近い子は、小さく歩いても間に合います。それぞれ、自分が、どこまで行かなければならないか、そのためには、どのくらいの歩幅で歩くのが良いか、全員が考えて練習しました。横のラインもそろえるために10拍で目標地点まで行き、4拍で列を直そうということになりました。自分一人が先に行ってはいけない。リズムを感じながら横にいる友達と一緒に動く。鼓笛隊という一つのプログラムがどれだけ子ども達を成長させてくれることでしょう。成長の要素を引き出すことが私達教師の役割なんだと今日の指導を見て強く感じました。
リレーも同じでただ速く走ればいいのではなく内周と外周の歩幅の差を園長先生が実演して見せてくれました。バトンタッチもインコースから並ぶことで早くなること。勝つためにはその方法があることも知りました。年長児の姿には、これまでの積み重ねが表れます。年中、年少、プレ年少、保育園それぞれの成長段階での子どもたちの姿を本番当日にはご覧いただけると思います。尚、本日は三役さん、年長の役員さんに手伝っていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
また、今日は三津浜中学校から4名職場体験に来てくれました。幼稚園の運動会練習を見て、中学生はどんなことをおもったでしょう。
今日は松山地方祭の提灯行列に参加する子どもたちもいると思います。「いかのおすし」をしっかり守ってくださいね。
〈今日の給食〉
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