2019年1月22日 火曜日
今日は朝からとても良い天気で、今が冬だとは思えないほど暖かい日でした。戸外では子ども達が元気に身体を動かしてあちこちで遊んでいる姿が多く見られました。
門の正門の近くに置いているいちごのプランターに白い花が咲いていて、その横には緑色のいちごがなっていました。それを見つけた子ども達は「いちごの赤ちゃんだー!」と目を輝かせていました。いちごも寒い冬に耐えて暖かい春を待っているところは私達人間と一緒なんだと感じました。これから子ども達と一緒にいちごの生長を見守っていきたいと思います。
最近、たんぽぽ組の子ども達はしっぽとりゲームが好きで、赤、青コース関係なく一緒にしっぽとりを楽しんでいます。友達が「しっぽつけて」と言うと気が付いた友達がつけてあげるなどお互いがつけ合い「きゃー!」と言いながら走って逃げるのを楽しんでいます。集団でルールを守って遊べるようになった姿を見て、子ども達の成長が感じられ嬉しく思いました。
いぬの滑り台の下を覗いてみると、たんぽぽの女の子達がままごとを楽しんでいました。この場所は大人はなかなか入ることができない空間で、子ども達にとってはちょっとした隠れ家になっています。お皿を沢山並べて、スコップで砂がこぼれないように盛り付けるとごはんの出来上がりです。「先生もどーぞ」とお家の中からお皿を差し出してくれた姿がとても可愛かったです。
お部屋に入ってからは、赤組さんの部屋に行って発表会で使う小道具作りをしました。また、赤、青組で協力してオペレッタで使う草の色塗りをしました。新聞が見えないようにと丁寧に塗ると「もっともっと」と色塗りを楽しんでいました。また、自分達で使う帽子や楽器も子ども達も手伝いながら作っていきました。自分達で作ることで一段とやる気になってきているたんぽぽさんです。
2019年1月11日 金曜日
子どもたちの戸外遊びは、その時期、季節で移り変わっていきます。
これまで、リレーやサッカー、交通ルールを守って三輪車に乗ったりしていた園庭ですが、今日は、朝早く登園した年長児がきりん組のJ先生とたこあげをして走っていました。手作りのたこが空高く飛ぶ様子をみ、次々と登園した子どもたちがたこ作りを始めました。たこ作りの部屋では、新聞紙を横4分の1、縦3分の1に折り、線を引いたところをハサミで切っていきました。好きな絵を描いたり、しっぽをつけたりと工夫して自分だけのたこができると喜んで戸外に出て走っていました。しっぽをつけるとよく飛ぶことに気付いて楽しそうに飛ばしている子もいました。たんぽぽ組の子どもたちは、4.5歳児が作って遊ぶ様子をしばらく見て、たこ作りの部屋に入りました。大きい子どもたちが、ハサミで切るのを見てたんぽぽ組の子どもたちも、ハサミを使うことに興味を持ちました。あまり、ハサミを使う経験がなかった子も、作りたいものがあると何とかして切ろうと頑張る姿が見られました。ハサミを開いて閉じる指の使い方も初めて経験する子もおり、思うように切れなかったり、線からずれたりしながらも、切った後は「できた!」と嬉しそうでした。毛糸をつける所は教師が手伝い完成すると、朝泣いて登園したYくんも走って飛んだことで、ニコニコ笑顔になりました。どの子も大切に部屋まで持って帰っていました。今日、カバンの中に入れて大切に持ち帰った子もいると思います。お休みの日に家庭でも作って、親子で遊んでみるのもいいと思います。
さて、トラックの外周をたこあげの子どもたちが走るその中には、テニスコートのようなラインが引いてありました。それは羽根つきのコートでした。「カン、カン」と羽根についたかたい「ムク」の実が羽子板にあたる音がとても心地よく響いていました。子どもたちはその音を楽しむかのように羽をついて遊んでいました。
年少児のYくんは、自分一人で羽根を打つことができるようになり、何度も何度も羽根をついていました。そこを通りかかった古森先生が飛んできた羽根を両手でそっと打ち返してくれて、とても嬉しそうにしていました。年長児はお互いに向かい合って、羽根を付き合うことができる子もいました。くま組のS先生も子どもたちと真剣勝負をしていました。ぞう組のN先生やらいおん組のM先生は、こま回しが上手でした。
年長児たちは大好きな担任の先生とお正月遊びを本当に楽しんでいました。
生活発表会の踊りやオペレッタの曲が流れ、年少の先生たちが笑いながら踊っていました。子どもたちが次々に興味を持って入ってきて、踊りを踊っていました。遊びの中で子どもたちのやる気を引き出しながら進めていきたいと思います。
2018年10月26日 金曜日
運動会,稲刈り,遠足が終わり、秋の過ごしやすい日となった今日、園庭には大きなテントが3つ立てられました。その下には、広々とブルーシートが広がり、登園してきた子どもたちは、何があるの?!と驚きと期待でドキドキ,ワクワクの表情をしていました。
コの字形に設置したテントに向かって、「おえかきたいかい」と書かれたアーチが立つと、まるでイベント会場のようでした。アーチをくぐると、中央に紙が置いてありました。使わなくなったカレンダーやコピー用紙の包み紙など大きさ,長さ,様々な形の‶使える紙″です。画用紙でないところがよいのです。たくさんの紙を子どもたちが取りやすいようにしておくと、入場した子どもたちは使いたい紙を選びます。テントは少・中・長に分かれてアトリエになっていました。子どもたちは、自分の学年の所に行って、描きたいものを自由に描き始めました。いろいろなことを体験して、ため込んでいる子どもたちは、教師が何も言わなくてもスラスラと手を動かしていきます。
年中アトリエでは、昨日、市内電車に乗った感動体験から、電車の窓から外を見ている自分を描く子や車体を横からではなく前から描く子がいて、「視点の違いがあるんだね」と教師も驚きました。
年長アトリエでは、自分が描きたいものが決まっている子が多く、集中して細かい所まで描き込んでいました。完成すると、別の小さい紙に題名と名前を書いて絵の下に貼り、それをテントのふちに洗濯ばさみでつけていきました。描いた作品をすぐ展示してもらったことで、子どもたちは満足感を得ることができ、友だちやいろんな教師に見てもらって声をかけてもらうことで、達成感や意欲につながっていくんだなと感じました。中には、稲刈りで持ち帰ったわらを使い、ボンドで貼りつけていく子もいました。
年少アトリエでは、共同絵の具を置き、絵の具の使い方を伝えていきました。ひまわり組のMちゃんは、黒いクレヨンでとても細かい絵を描いており、絵の具のぬり方でどうなるかなと思いましたが、ていねいにぬって通りかかる教師から次々にほめてもらっていました。この様子をずっと周りで遊びながら見ていたたんぽぽ組の子どもたちも入れてもらいました。Sくんは「先生できたよ!虫!虫!」と紙に穴があくほど、絵の具で描き、たっぷりつけ過ぎて流れる絵の具がまるで虫の足のようでした。
今日のお絵かき大会は、子どもたちが心から描きたいと思って表現することができる環境となりました。教師も自分のクラスだけでなく、他のクラス、学年の子どもたちの絵を見ることで、多くのことに気付くことができました。表現することの喜びや楽しさを知り、これからもそうあってほしいなと思いました。
2018年6月20日 水曜日
梅雨らしい天候が続いています。雨の日も楽しく過ごそうと、昨日は、年長らいおん組に遊びに行ったり、3Fホールで思い切り身体を動かしたりして遊びました。
今日は、室内に粘土コーナー・のり遊びコーナー・ままごとコーナー・廃材遊びコーナーを準備しました。のりや廃材は、一つできるとそれで満足し、別の遊びに移っていきましたが、多様な遊びができる粘土では、遊びが持続し、楽しんでました。粘土で団子を作ったり、小さくちぎったりしている所に、型ぬきをいくつか出しました。ハートや花、ひこうきなどの形を見て、その中に粘土をつめ込んでいました。教師が粘土を平らにして、花の形をくり抜いたのを見て、やってみようと挑戦し始めました。自分でできてうれしかったEちゃんは、それをお皿に置いて、ままごとの食べ物を並べて置きました。コップものせて、廃材の中から選んできたジュースのパックを脇にかかえて、お客さんの所に運んでいました。粘土の型ぬきが何個かできて、友だちが欲しがるとあげていました。別の所では、Aちゃんが友だちのを作ってあげていました。たんぽぽ組の人数が増え、人とのかかわりに変化を感じます。
入ってきたばかりで、うまく思いを伝えられずに、けんかになることもありますが、何かおもしろいことがあると、次の瞬間には、顔を見合わせて笑っています。集団の中での一人ひとりの育ちをこれからも楽しんで見つめていきたいと思います。
来週の参観日を前に、リトミック遊びとカスタネットをしてみました。音楽が流れている時、止まった時、トリルが聞こえた時、子どもたちは聞き分けて動きを楽しみました。カスタネットも鳴らす時、鳴らさない時があることがわかると、ぱっと手を止めて音を聞き分けて動いたり止まったりすることがでいました。その後は、子どもたちのリクエストに応えて、『かえるのうた』『かたつむり』『おもちゃのチャチャチャ』をピアノで弾き、楽器遊びを楽しみました。
自由参観では、お家の人を見ると甘えてしまうかもしれませんが、ご都合のつく日時でお越しください。
2018年5月22日 火曜日
今日は、戸外に新しい遊びの環境が出ました。テントの下で野菜やブロックなどを使って、スタンプ遊びをするコーナーと大きな泥舟に水をいっぱい入れて、色々な容器で水を汲んで遊ぶコーナーです。水汲み遊びでは、ヤクルト容器、ヨーグルトカップ、500mlペットボトルやその他様々なプラスチック容器をたくさん準備して、子どもたちが自由に使って遊んでいました。一つの容器でただ水を汲んで流すだけでも小さな子どもたちには、気持ちよく楽しい遊びです。大きな容器に小さな容器で何回も水を汲んで、いっぱいにしてみたり、その逆をして水があふれたり、卵パックの一つ一つの穴に少しずつ水を入れてみたり・・・このような遊びを幼児期に十分楽しんでおくことがやがて学校で学習していくときの基礎になっていくのだなあと子どもたちの様子を見ているとつくづく思います。大きな容器に水をいっぱいためるには小さな容器で何回水を入れたらいいかな?とさりげなくつぶやくと子どもは「いーち、にいー」と数を数えながら入れていくのです。㎖やℓなど難しい単位を今は知らなくても、水の量が多い、少ないということを体で覚えていると、その学習をする段階になって点と点が線でつながるように学びの意欲となっていくであろうと実感します。
スタンプコーナーにも見に行こうかなと思っていると、「さくら組のK君がおもしろいことをしているよ」と吉本先生が教えてくれました。K君は水をいっぱいに入れた筒型の容器に全く別の種類のカップを入れ込むようにしてフタをしていました。それをひっくり返してみるとなんと水は一滴も落ちません。偶然にもヨーグルト容器が筒型の容器にぴったりと合うフタになったのです。みんなでぴったりとあう形を見つけたことに驚いているとその後K君は、水の入った筒型の容器の中にヤクルト容器を入れてその上からカップでふたをしました。そして、底を泥舟につけてぎゅーっと押し込んだ瞬間、立っていた私の視点からヤクルト容器が巨大になって見えたのです。「あー!すごいすごい」と声をあげましたが、K君本人も周りでしゃがんで遊んでいる子ども達も何のことだろうという顔をしていました。「この辺から見てごらん」と斜めの角度から見ると子どもたちにも大きくなったことがわかるようでした。子どもたちはびっくりして「なんで?」「マジックみたいやね」と話していると「水に入れたけん大きくなったんよ」「そういう仕組みなんよ」と子どもたちから意見が出ました。この現象も水と光の関係であり、光の屈折によるものなのですが、こんな風に遊びの中でひとつひとつの体験をすることで科学の芽が育っていってるんだなと嬉しく頼もしく思いました。K君が小学生になって理科の勉強で光の現象?に出会った時、ふとこの体験が生きるのかなと思うとなんだかとても嬉しくなります。K君は最初から最後までずっとこの水汲みで遊んでいました。あんまり楽しくて最後にナイロン袋にその水を入れて大切に持って帰っていました。
2018年2月14日 水曜日
今日は、未就園児保育のこあら組さんが一人で登園しました。お家の人と離れて泣く子を見て、年中さんがそっと手を繋いでくれました。しばらくして一緒にいてくれて安心したのか泣きやんでいました。たんぽぽ組のテラスでは、廃材遊びや発表会の踊りで盛り上がっていました。昨日から、日中暖かくなったので包丁、ままごとコーナーを鉄棒の前に設定していますが、今日たんぽぽ組のY君はきゅうりを次々と切って大盛りにしていました。また、年中さんは「ハッピーバレンタイン!」と言いながら、チョコレートに見立てた創作料理を河野先生にプレゼントしてました。
そんな中、たんぽぽ組ではあまりに良い天気なのでお散歩に行きたいと園庭では“はないちもんめ”をしていた年中さんを誘うと「一緒にいきたーい!」と次々に手を繋いでくれました。今年度は芋掘りやどんぐり拾いなど年中児と一緒に歩くことが多かったたんぽぽ組。以前は、教師でないと手を繋がなかった子もみんな年中さんに手を繋いでもらい笑顔で歩いているのを見て子ども同士ってやっぱり良いなぁーと思いました。年中さんも「もうすぐ年長さんになるけんね」とお兄さん、お姉さんの顔になり、ゆっくり歩くたんぽぽさんのペースに合わせ歩いてくれたり、転んだら膝の汚れをはらってくれたりする姿がありました。
屋外遊ぎ場に着くと、天空の城の滑り台をキャーキャー言って滑っていました。木々が揺れるのを見て「風ビュンビュンや」と言っていたたんぽぽさんを見て滑り台でも風を感じて気持ちよかったのだろうと思いました。築山でも、滑ったり、転んだり、もみくちゃになりながら楽しくて仕方ない様子でした。帰りも年中さんに手を繋いでもらったのですが、いつもひつじ組のT君に手を繋いでもらっているたんぽぽ組のK君は、T君を探していました。K君に大好きなお兄ちゃんができたことに私も嬉しくなりました。
歩いて帰って体もポカポカでお腹ペコペコの子どもたちと園庭にブルーシートを広げて年中さんと一緒にお弁当を食べました。りす組の子ども達のお弁当には、とても大きなおにぎりが入っていました。今は小さなたんぽぽさんのおにぎりもやがてこんなに大きくなっていくのだなぁーと思いました。クラスの中でも困ってる子を助けようとしたり、シールを貼るところを教えたり、友達の水筒やコップを配ったりするようになりました。一人一人だったものが友達と一緒、異年齢児と一緒というように人との関わりが広がっていく様子を見て嬉しく思います。
2018年2月5日 月曜日
今日は、午後から古森先生に見てもらうため、午前中は、部屋でお絵描きやままごとや発表会の練習などをしました。Y君とA君は、お絵描きに夢中で「何、書いているの?」と聞くと「中ヤギ・小ヤギ」と言っていて、発表会でする「三匹のヤギとトロル」を描いていました。頭の中でイメージできていることに感心しました。また、Y君はアンパンマンを描くのが得意なのですが、アンパンマン以外の絵も描くことができていました。
一方では、ピアノの音に合わせて歌を歌っていました。何の歌を歌っているのかなと聞いてみると「ヤギとトロル」の歌でした。毎日お昼に曲をかけているので、歌詞も少しづつ覚えて大きな声で元気よく歌っていました。
また、違う場所では、友達と積み木を運んできてミニ滑り台を作っていました。出来上がったミニ滑り台はとても人気で行列になっていました。
お昼前に練習をしました。少しずつ自分たちの動きが分かってきたたんぽぽさんたちは、自分の位置や道具類の置き場所などを覚えて自分たちで移動もできるようになってきています。
お昼を食べ終えたあとホールに上がり、古森先生に見てもらいました。ヤギたちは大きく踊ったり、トロル役の子は、出るタイミングをつかんで出たりすることができていました。また、歌も聞いてもらって「大きな声で歌えて、とても上手だったよ」と褒めていただきました。またオペレッタでは「トロルが頑張ったらヤギたちも頑張れるからね。」とたくさん褒めていただきました。ご褒美をもらって嬉しそうでした。明日の練習がとても楽しみです。
コメント (「たんぽぽさんは仲良しだよ」 たんぽぽ組 藤原愛梨 はコメントを受け付けていません)