幼稚園の日記(ブログ)

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2009年1月21日 水曜日

 今日、年長組は卒園DVDの収録がありました。子ども達は園の制服を着て、いつもより大人びた表情で登園して来ました。10時ごろからホールで5クラス揃っての撮影をスタートしました。撮影のお兄さん達がスタンバイすると、その姿をじーっと見て少し緊張した表情に変わってきていました。最初は、園歌です。園歌は入園して何度も歌っているのですが・・・同じ所の歌詞を数名が何度やり直しても間違ってしまいます。そこで古森先生が、カメラの横で身振り手振りをしながら、歌詞のイメージをジェスチャーで知らせてくれて、やっと歌うことができました。次に、思い出のアルバムです。この曲は年長の1年間を振り返って、各クラス、春・夏・秋・冬・一番楽しかった遊びを、みんなで話し合ってセリフをつくりました。最後に、ビリーブを歌いました。そして、いよいよ一人ずつの「大きくなったら」の撮影です。くま組では、”幼稚園の先生になりたい”と言う子がいてうれしい気持ちになりました。また、「カメラマンのお兄ちゃんかっこよかったけんカメラマンもいいなぁ。」と言う男の子もいました。その他、ケーキ屋さん、警察官、アイドル、サッカー選手、大工さん等、沢山の夢がありました。DVDには、子ども達の様子と、古森先生をはじめ、先生や運転手さん達からのメッセージも収録されています。楽しみにしていてください。

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 さて、くま組は発表会でする”うさぎとかめ”の劇の練習や準備を子ども達と一緒に楽しく進めています。まだまだスムーズには流れませんが、子ども達はとても張り切っています。まずは、総練習に向けて頑張りたいと思います。

 風邪気味の子ども達も収録には出席してくれたのですが、思わぬ時間がかかってしまい心配です。これから、インフルエンザも流行します。皆さん十分体力をつけて、うがい・手洗い、そして室内の換気と加湿をお願いします。

 年中の明日の合歓の木訪問は、お年寄りへの感染も心配ですので中止いたしました。

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2008年12月11日 木曜日

今日は、きりん組・らいおん組・くじら組・くま組の4クラスが、今年最後の合歓の木訪問をしました。今回はクリスマス訪問ということで、サンタの衣装を着ておじいちゃんおばあちゃんに会いに行きました。出発する前に古森先生から素敵なお話がありました。「サンタはたくさんの人に夢をあげることができるから、サンタに変身したみんなは、うれしい・楽しい夢をいっぱいあげてきてね!」と言われ、子ども達はとてもはりきった表情でした。そして、今日の合言葉は”スマーイル”☆たくさんの笑顔をプレゼントすることを約束して、緊張もほぐれた様子で出発することができました。 

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先にきりん組がデイケア、らいおん組が4階を訪問しました。きりん組では、おじいちゃん達が今月の歌で”ゆき”を歌っているということで、振りをつけて一緒に楽しく歌うことができました。子ども達の中には最後ということで、「合歓の木には3回きたね!」と言う声も聞かれました。

らいおん組では、”赤ずきんちゃん”の劇をしました。おおかみ役の男の子達が、おおかみの声とおばあちゃんの声、赤ずきんちゃんの声を使い分けて表現するところでは、おじいちゃん達が笑いながら見てくれたことを帰ってから、うれしそうに話してくれました。

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 くじら組では、少し緊張した様子が見られましたが、Mちゃんが古森先生との合言葉”スマーイル”を思い出して、「スマーイル!」と言ったことで緊張感もとれ、ブレーメンの音楽隊の紙芝居を元気に読むことができました。

 くま組は、初めて5階を訪問しました。三葉の子ども達が会いに来るのは1年ぶりということで、おじいちゃん達はとても楽しみに待ってくれていました。触れ合い遊びを始めてから、本当にうれしくて涙をながすおばあちゃんに、スマイルでかかわるY ちゃんや手の動かないおばあちゃんの手の上に、そっと自分の手をそえてかかわるRちゃんや、ためらいもなく接する子ども達に感動しました。そしてMちゃんを中心につくった”どうぶつたちのクリスマス”の劇をしました。1人ひとりが楽しむだけでなく、おじいちゃん達が楽しんでくれるように元気いっぱいに表現することができました。最後にプレゼントを渡す時、寝ているおじいちゃんのひざの上にそぉっとプレゼントを置いたSちゃんがしばらくして見るとプレゼントに気づいて起きてくれました。「本物のサンタになれた!」と言って、大喜びしていました。

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 4クラスは最後の訪問となりましたが、お年寄りと触れ合う中で、優しい心やあたたかい心を持ち続ける大切さを子ども達と共に学ぶことができ、合歓の木やケアフル竹原の方達には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

来週はぞう組がケアフル竹原に最後の訪問に行きます!!

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2008年11月18日 火曜日

 今日は風が吹いて寒い一日となりました。園庭の桜の木や団地の木々もいつの間にか鮮やかに紅葉し、朝日を浴びてまぶしい程でした。子ども達は、リレーやサッカーをしたり長縄をしたりして、身体を動かして、体が温まる遊びをする姿が見られました。という訳で、包丁ままごとのコーナーには風除けシートもつけました。

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子ども達は、中があたたかくなった事で楽しんでお料理を作っていました。園庭には落ち葉が舞い、それに気付いたくま組のSちゃん、Mちゃんは、「先生見てー!」と真っ赤に染まった落ち葉を拾って見せてくれました。そこに集まった男の子達も興味をもち、Aちゃんは「めちゃくちゃきれい!!」と言って感激していました。誰かが集めたのか砂場の奥に行ってみると、黄色やオレンジ、赤色や茶色等、一枚一枚形や色も全く違う落ち葉がたくさん見つかりました。その中で、園庭の木にはない形の葉っぱをMちゃんが見つけました。「どこの木の葉っぱ」と、言って上を見上げて探していると「あっ!あれじゃない!」と、Rちゃんが団地の公園の木を指差しました。「ほんとやー!!幼稚園までとんできたんやねぇ!」と、風が運んできたことに気付いていました。たくさんの落ち葉を拾ったところで、テラスまで持って行ってどんな落ち葉があったのか色分けして並べてみました。その様子を見ていたぺんぎん組のKちゃんは、「きれいやねー。」と言いながら興味を持って近づいてきました。くま組のYちゃんは「この葉っぱを使って絵をつくりたい。」と言って、しまうまの絵を描いて茶色と黄色の落ち葉を使って貼り絵を始めました。それを見たKちゃんは、「じゃあ黄色の葉っぱはきりんで、赤はカニさん、緑はカエル!」と言って、それぞれの絵を描いて貼っていきました。他のくま組の子ども達も一緒に貼り絵をしたり足りない色の落ち葉拾いに行ったりする姿が見られました。落ち葉を使って、また明日も続きをすると張り切って帰った子ども達の、周りの自然に気付き遊びに取り入れる姿は、さすがみつばっこだなと感じました。これからどんどんと寒くなる中で、子ども達と今しかできない遊びをたくさん楽しみたいと思います。

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そして今日の合歓の木訪問はぞう組とらいおん組が行きました。ぞう組はももたろうの劇を、らいおん組はあかずきんちゃんの紙芝居をしました、おじいちゃんもおばあちゃんも「いつもありがとう」と涙を流して喜んでくださいました。

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2008年10月29日 水曜日

『あおむし』

 以前からホームページで話題になっていたように、10月16日にひまわり組にあおむしがやって来ました。幼稚園の菜園のブロッコリーの葉っぱで育ったあおむしですが、飼いはじめた翌日6匹のあおむしがサナギになりました。そこで、図書室に行って図鑑を調べ、サナギからどんなふうに蝶になるのか調べた子ども達は、「図鑑のサナギは木にくっついているのに、この中には木がない!木を集めてこんといかん!」とあおむしが住みやすいようにケースの中も作っていきました。

10月25日の土曜日、子ども達が休みだったことが残念でしたが、4匹の蝶が誕生しました。休み明けの月曜日、飼育ケースを覗き込んだR児が、「蝶がおる!何で!?」「あっ!蝶が生まれたんや!」と大喜びして友達と大騒ぎ、頭をくっつけ合って覗き込んでいました。そして、Aちゃんの「図鑑にはちょうちょさん、花の蜜を食べるって書いとったけど、ここにはないよ。」というつぶやきに、他の子ども達が「花とってきて入れようか・・・。」「でも、幼稚園の花は取ったらいかんよ。」などと話し合った結果、「ちょうちょさんは、やっぱりお空に逃がしてあげよう!」と決まりました。

10月27日 晴れた大空に4匹の蝶が空高く飛んでいく姿を見あげた子ども達は「わぁ!!元気でね!」「すごい!!飛んだよー!」と感動していました。それから後も次々やってくる別のケースに入れているあおむしにもえさを替えたり、お掃除したり楽しんで世話をする姿が見られました。昨日は「キャベツがなかった!」ということで代わりに白菜を持ってきたR児。白菜をケースの中に入れてからしばらくすると、ほとんどのあおむしがケースのフタのところにあがってきてしまったのです。えさの白菜の上には1匹もいません。それを見て、「もうすぐサナギになるけん、上に登ったんよ!」と話していたのですが、R児が「でも、おかしいよ!大きいあおむしがサナギになるのに赤ちゃんあおむしまで登っとる!」と気付いたのです。「あおむしは白菜が嫌いやったんよ!」「じゃあ、あおむしみつけたところのブロッコリーの葉っぱ採ってこよう!」と言って、みんなでブロッコリーの葉っぱを採ってきて入れ替えました。すると、どうでしょう。あおむし達はすぐに葉っぱのところに来て、バリバリと食べはじめました。子ども達は、ここでも気付きと発見がありました。子ども達の生き物に対する温かい気持ちも育ってきています。

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 『ぺんぎん組のお店屋さん』

 ぺんぎん組には”ラーメン屋さん”、”くじびき屋さん”、”やおやさん”の3つのお店屋さんができています。。年長児がお店屋さんごっこをはじめたことで刺激を受けたぺんぎん組の子ども達が、早速お店屋さんごっこをはじめたのです。しかし、お客さんがなかなか来ずに思うようにいかなかったのですが、今日はたんぽぽ組さんがひつじ組の”道後温泉バス”に乗ってひつじ組さんの温泉にやって来た後、ぺんぎん組に立ち寄ってくれました。ラーメン屋さんの子ども達は、大急ぎでラーメンを作りますが、大混乱で調理場がめちゃくちゃになっていました。「こんなに散らかったお店はお客さんが来んわい!」とAくん。「きれいにせないかんね!」とMちゃん。お客さんを迎えるためにお店をきれいに準備して待たなければと悟ったラーメン屋さんの子ども達でした。

 また、くじびき屋さんでは当たりくじの景品のことでもめていました。Yくんはくじびき1回に2個の景品を渡そうとしていたのですが、それに気付いたSくんが「1個やないといかん!」と言い合いになりました。今まで誰かに言われるままに動いていた子ども達も、しっかり自分の考えを出せるようになり、お互いの意見を出し合いながらお店屋さんごっこを進めはじめたのです。しかし、もう1つ、お客さんに嫌な思いをさせないようにするという心遣いがそこに必要なことも分かってきたようです。

 やおやさんは野菜作りを楽しんでいます。野菜は田舎からトラックで運んでくる新鮮なものばかりだそうです。お客さんに買ってもらえるように、呼び込みを頑張っている姿が見られました。年長児から様々な刺激を受けて知恵を蓄えているぺんぎん組の子ども達。あさってはたくさんの大人のお客さんがみえることになっています。どんなお店屋さんになるか楽しみです。

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 『ハッピーレストラン』

 くま組ではつくってあそぼの番組をきっかけに、レストランごっこがはじまって約2週間が経ちました。バーガー、団子、ジュースの材料作りからスタートして、先週の金曜日には子ども達が話し合って自分達でバンダナと廃材を持ってくるようにメモを書いて持ってきたことで、月曜日から本格的なレストランごっこになりました。毎日子ども達のイメージが広がっていくなか、接客することで必要なものにも気付いて用意したり、それぞれの品物を協力して作ったりする姿が見られています。

 昨日はSちゃんが「食べ物屋さんの入口には見本のメニューがあるよ。」と言ったことで、全部のメニューを作って展示しました。そして、Yちゃんが「レジのところもレシートがないけど・・・。」とKちゃんに言うと「やったらレシート持ってきたらいいやん!」と提案をしました。また「銀行のカード作ったけど、お金作るところもできてないよ!」とRちゃんが気付きました。

 このように、昨日、また新しい案が出て課題をもったまま今日を迎えました。「先生持ってきたよ!」と数人の子どもが家から買い物をしたレシートを持ってきました。「でも、お店の名前が違う。」とAちゃんが言うと「ハッピーレストランって書こうや!」とYちゃんがレシートをロールの紙に貼っていって、名前を1枚ずつ書き替えました。それを丁寧に巻いていくとレシートができました。レシートが出てくる機械は廃材を使って本物のように作りました。「先生はダンボール持ってきたよ!」と私も用意したダンボールを出すと「銀行作るんよね!」とMちゃんが言って銀行作りがはじまりました。銀行はガラス張りというイメージがあるようで、ナイロンを広げてガラスを作りました。そのなかの作業で、セロハンテープを切って渡す人、テープをうけとって貼る人がいて、きちんと流れ作業をしていました。Kちゃんがどうしても自動ドアにしたいと思うのですが、良い案が思い浮かびませんでした。すると、Yちゃんが「なんか引っかけて動くようにしたら?」と言ったことで、ここは教師の出番と私が両側にロープを張って、それにダンボールを引っ掛けると自動ドアが完成しました。両側に一人ずつ立って、ドアの前に人が立つと「ウイーン。」と言ってドアが開くしくみになっています。それを交代で何人もの子どもが楽しんでいました。看板はMちゃんが習字のように一文字ずつ丁寧に書いていき、まわりで見ていた教師達から思わず拍手が起こりました。明日は、「銀行の中を作る!」と言って張り切っています。

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コメント (「あおむし」・「ぺんぎん組のお店屋さん」・「ハッピーレストラン」  ひまわり組 中村理香・ぺんぎん組 丸山利夫・くま組 村田麻美 はコメントを受け付けていません)

2008年10月9日 木曜日

 今日は年長児たちは、砥部焼観光センターに卒園記念の絵皿を描きに行きました。前日までに、どのような絵皿にするか自分で考えて下描きもしていたので、「早く描きたい!」とみんなわくわくしていました。古森先生から、着いてからの注意や砥部焼きの話をしてもらってバスで出発しました。バスの中でも嬉しくて大騒ぎ、ついに教師から大目玉をもらった子もいるほどでした。しかし砥部焼と言う焼き物はは松山にしかない事や、センターの方々の話をしっかりと聞いて世界に1つしかない絵皿を作ろうという事と、砥部焼が展示されている所には、いろいろなつぼがあって、中には100万円もするつぼがあるかもしれないから、勝手に触らないようにする事などの注意はしっかり覚えていました。。子ども達は、到着すると、「わぁ着いた!!」と、感激の声をあげて、わくわくした表情でセンターの中に入って行きました。販売コーナーに陳列されている砥部焼に、「きれい!」と言って、見とれながら2階の絵付けコーナーに上がって、センターの方に説明をして頂きました。テーブルの上にある茶色と緑色の絵の具を使い分けて描く事、液が沈殿しているので、ゆっくりとすり鉢で混ぜてから筆をつける事、お皿を配られたら裏に先生達が名前を書いているので向きを変えずに描く事を教えてもらって、さっそく絵付けが始まりました。そぉっと筆を浸してじっくりと描く姿はとても真剣でした。中には、皿を前にすると絵を考えていたのに「緊張する・・・。」と言って手が止まってしまう子もいました。それでも呼吸を整えて、「よし!描くぞ!!」と言うと心を込めて絵付けする姿が見られ、とても微笑ましく思いました。描いている途中、少し失敗した子もいましたが、一人ひとりが想いを込めて絵付けをする事が出来ました。

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 その後各クラス順番に、工場の見学をさせていただきました。砥部焼が完成する過程をセンターの方に丁寧に説明していただき、砥部焼きの原料の石も見せていただきました。、お姉さんがろくろが回っている上で、手作業でお椀や湯のみの形にしていく様子には、拍手がおきていました。最後の絵付けの部屋をガラス越しに覗くと、赤色で絵付けがされた、きれいなお皿がありました。茶色や緑色と違って赤色は、熱を通しやすいため焼けてしまうので、何度かに分けて焼かなければならない事を聞くと、「すごくきれい。」と言って、注目をしていました。今日作った絵皿は、約3週間で出来上がるそうです。センターの方に自分達の絵皿の仕上げをお願いして、幼稚園に帰りました。

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 一方園内では、ぱんだ組の部屋で、小さな”あめやさん”が開店していました。そこにやってきたのはたんぽぽ組の子ども達。「なにがほしい」と聞かれて、なぜかべそをかいていたAちゃんは思い出したかのように「ママ・・。」と応えました。すると、ぱんだ組のBちゃんが「このあめちゃん食べたら元気になるけんあげる!」と言って、売っていたあめをプレゼントしたのです。あめをもらったAちゃんはしっかりそれを手に握って部屋に帰っていきました。赤コースの運動会はまだ終っていませんが、子ども達の遊びもどんどん広がっています。見落とさないよう見守ったり援助したりして心豊かに過ごさせていきたいと思います。 

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2008年7月18日 金曜日

 あっという間に4ヶ月が経って今日、1学期終園式を迎えました。元気いっぱいに三葉幼稚園の歌をうたった後に、古森先生からのお話しがありました。「みんなが静かに聞いていたら、マイクなしでも声が聞こえるよー。」と言われた事で、子ども達は古森先生の方を注目して年少児から年長児まで、全員の子がマイクがなくても真剣に話しを聞くことが出来ていました。

そして、古森先生が、「会議室の山がある方見てー。」と言いました。そこには風で揺れている笹の葉や緑の葉っぱがまるで額で飾られた絵のように見えていました。どこかの温泉の景色のようで、とても涼しげで緑が美しく見えました。「そこをよーく見て!何がみえるかな」と問いかけると、「パイナップル!」という子がいて笑いが起こる場面もありましたが、子どもたちは、この暑い時期に早くから、秋の準備をしている植物がある事に気付いたのです。笹の葉に混じって、柿が小さな緑色の実をつけていました。そこからなぜ夏休みがあるのかという話になりました、。小さな緑色の柿の実のように、暑い時にお家で幼稚園では出来ない色々なことを知って少しお兄さんお姉さんになって9月に幼稚園に来るのです。小さな柿も、夏の間に成長して秋には熟します。子ども達には、1学期に出来ていたことが夏休みの間に赤ちゃんになって甘えん坊にならないようにすること、休みの間にもっと元気になって幼稚園に来て、もっともっと自分のことは自分で出来るようになること、お兄さんお姉さんになって2学期、幼稚園に来てねと話しをしました。

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そして大事なこと、それは自分の身を守ることです。、知らない人に声を掛けられたら”イカのおすし”を思い出して「助けてー!!」と助けを呼ぶこと、そして「もっとこわいことがあるね」と問い掛けると、「地震!!」と言う声があがりました。先日の避難訓練の話しをよく覚えていました。夏休みは、子ども達が1学期の間に身に付けたことを家に帰っていろいろな場面で発揮する、とても大切な期間です。そして、夏休みの間に得た社会体験を幼稚園で発揮されるのが2学期です。今日話しを聞いた子ども達の2学期の姿がとても楽しみに感じます。

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最後にラジオ体操をしました。「おひざはまげないよ。」「次はおへそを上に向けて。」と教師と周りの子ども達の間では、楽しい会話がとびかいながらの体操でした。昔から親しまれているラジオ体操ですが、身体と心がとても気持ち良くなり、私達人間の身体にとても合っている体操だと感じます。子ども達も最後の深呼吸で「すぅーーっはぁ。」と言いながら、リラックスした表情を見せていました。降園時には、たくさんの荷物を持って、一生懸命にバスの所まで歩いていく年少児の姿はとてもたくましく、どの子も胸をはって降園していきました。

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2008年6月25日 水曜日

 今日は、朝から大発見!!昨日、年長さんが育てているあさがおに支柱を立てました。その時はまったくと言って良いほど、つるは伸びていなかったのに、今朝、まるで支柱が立つのを待っていたかのように、つるがぐんと伸びて、中には隣りの支柱に巻きつこうとしているものもあるではありませんか!その事を気づいた古森先生は、その辺りにいた数人の子にその事を話してくれていました。それを見た他の子ども達やk教師達も、何を話しているんだろうと興味を持って駆け寄っていきました。そこで、クラスごとに問題が出されました。

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 「植木鉢をくっつけて置いておくと、つるが隣りのおうちの方が近いかなぁと思って、お隣の支柱に巻きついてしまうんだけど、今並んでいる鉢をどうしたらいいと思う?」という問題でした。くま組では、しばらく考えてMちゃんが「離す!」と、答えました。実際に何人か、どうやって離したら良いかやってみると、手前にある鉢を離す子もいれば、間にはさまれている鉢をどうにかしようと動かす子もいて、自分なりに考えて鉢を動かす姿が見られました。そこで、今の場所では狭いのでどうしようかと聞くと、「広い場所にしたら!」と、真っ先にRちゃんが答えました。引っ越しをしようと鉢を持ったものの、ぞう組ときりん組はテラス、くじら組とらいおん組に花壇をとられてしまい、場所がなくなってしまいました。「お日さまがあたる所よね。」という、Yちゃんの言葉に、自分達の知恵を振り絞って考えた一番広い場所が、年中前のテラスでしたが、日差しが強すぎるため、だめという事になりました。泥場の横は蹴られてしまうねえ、ビックボスの裏はお日さまがあたらんねぇ・・・と古森先生にも相談した結果、のぼり棒の奥に引っ越しをする事になりました。鉢同士がくっついたらいけないと言われた事をしっかりと理解しているので、「それくっつきすぎよー!」「これくらいあけたら大丈夫!」と、子ども同士で厳しい審査をしながら鉢を置いていくうちに、倉庫の入り口まで広がってしまいました。倉庫の前は人が出入りするので、踏まれたり倒されたりするかもしれません。みんなで考えて、のぼり棒の場所の半分にも鉢を置かしてもらって、みんなにここからはいらないでねってお願いしようという事になりました。そして、ロープも張って”はいらないでね”の表示を書きました。又、明日から毎日観察して、大切に育てる事を約束して降園しました。場所がなくてどうしようかと思いましたが、逆に子ども達と一緒に悩んで、考えて、みんなで一つの事を解決するチャンスをまた一つ与えられた事は、すごくラッキーな事だと感じた一日でした。

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*今、子ども達は作品展に向かってコツコツと制作をしています。東京の設計事務所の方から送っていただいた、壁紙の切れ端やタイルを使った作品も今できかかっています。  完成して作品展で飾ったらまた写真をお見せします。 お楽しみに☆(東京のあしながおじさんへ)

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ほんの一例です!

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