2011年9月14日 水曜日
子ども達は、登園すると1階テラスの黒板の文字を読む事が日課のようになっています。今日の黒板には、副園長が「どうろのあるきかたをおべんきょうします。しんごうは、いつわたるのかな?くるまがきたらどうする?」という内容を書いてくれました。そして、年長児の中には、数人で声を合わせて読んだり、読んだ後に友達と顔を見合って笑ったりしていました。この黒板は、副園長から子ども達へのメッセージも沢山含まれていて結構、子ども達にそれが伝わっている不思議な魔法のような黒板になっています。
そして、交通安全教室が10時から始まりました。3階ホールに集まると交通指導員の方の「今日は、交通安全についてお勉強をします。よーく話を聞いて約束を守ってくださいね」の言葉を皮切りに沢山の事を教えてもらいました。交通安全協会のお姉さんと一緒に出てきた人形のター君と勉強したのは、「1ぼくは、2必ず3止まります」の3本指の約束です。「公園や広場で遊んでいる時にボールが道路に転がってもボールを追いかけるのではなく3本指の約束をするんだよ。そして、踏切では、右を見て、左を見て、もう一度右を見てと言って右手を挙げても電車は止まらないからよーく音をきくんだよ」と教わりました。
交通ルールの映画を見た後は、いよいよ実施訓練です。園庭に作った道路と横断歩道、信号を利用して正しい道路の歩き方を練習しました。まず始めは、横断歩道を渡ります。そして、ダンボールで作った家の影から車が出てこないか、確認をして右側を歩きます。この家の所には、副園長がいてくれて、一人ひとりに「ここの家の所から車が出てこないかな?大丈夫かな?」と声を掛けてくれました。副園長の言葉を真剣に聞いた子ども達は、自分で考えて歩く姿が見られました。今日の交通安全教室で沢山の約束事を知りました。絶対に守らなければならない交通ルールをこれからも大切にしたいと思います。自分の命は自分で守れるように・・・。
2011年6月28日 火曜日
今日は、年長4クラスが老人施設訪問にいきました。今回の施設訪問では教師の反省が沢山 ありました。施設訪問の計画にゆとりがなくて、せっかく子ども達が、人のために自分たちがどのように役に立つことができるか、考えながら準備していく機会をいただけたのに、子ども達の育つチャンスを逃してしまった事です。施設訪問のねらいには、お年寄りとの触れ合いを楽しみ、且つ、親しみを持つことはもちろんですが施設訪問当日に至るまでの過程が一番大切です。その過程を大切に出来なかったことを年長担任で話題にし、今回の反省が次回の訪問に活かせるようにしたいと話し合いを持ちました。また、副園長から月に一度のチャンスを大切にする事、そして、子ども達が育ち合えるようにしなければならないという指導を。課題がたくさん残る施設訪問になりましたが、日々の保育を大切にしながらその中で子ども達にうけました。何を感じさせていくのか、しっかり考えながら共に生活していきたい思います。
きりん組とらいおん組は、合歓の木訪問でした。今回は、年長だけではなく、合歓の木の1階のディケアには、きりん組とひよこ組が一緒に参加しました。緊張していたきりん組さんとは、対象的にひよこ組さんは、にこにこしながらおじいちゃんやおばあちゃんの前に登場しました。おじいちゃんおばあちゃん達は思わず「かわいい」と言って大喜びでした。ひよこさん達は「何歳?」の質問にも3本の指を立てて三歳と元気良く答え、またまた拍手喝采。年長児とお年寄りの交流に一役かっていました。一方、4階を訪問したらいおん組は、年少ひまわり組と一緒に行きました。ひまわり組さんも、初めての訪問でしたがおじいちゃんやおばあちゃんの手をニコニコ顔でギュッと握る姿が見られました。らいおん組さんも今まで習った手話を発表し、みなさんがが一緒にしてくださった事を喜んでいました。
歩風里訪問をしたのは、ぞう組さんです。こんにゃくロック体操を見せたり、おじいちゃんやおばあちゃんと茶摘みの触れ合い遊びを楽しみました。
くま組は、ケアフル竹原を訪問しました。ケアフル竹原の自動ドアが空いた瞬間、「待ってたよ」との声が聞こえ子ども達は緊張が緩んで笑顔になりました。今回の訪問では、笹飾り作りを取り入れました。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に子ども達も輪飾りや貝殻つなぎを楽しみました。k君は、「ここを、持っててあげるよ」とおじいちゃんに言って、協力しながら作る姿が見られました。今日、作った飾りは、ケアフル竹原に飾って頂けることになり、子ども達からも「ヤッター」との声があがりました。私自身の反省が多く残る施設訪問になりましたが自分自身に課題を持ち、子ども達の成長を大切にしたいと思います。
初めめておじいちゃんやおばあちゃんとの交流に参加したひまわり組とひよこ組の子ども達は、嬉しくて思わず涙を流して喜んでいらっしゃるお年寄りに、驚いたようでしたが、教師の「みんなが来てくれて嬉しくて涙が出て来たんだよ」という説明を聞いて、安心したように頷いて笑顔になりました。
今後も年少児にもこの様な機会を持たせたいと思います。
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☆今日のこあら保育の様子です。みんなで新聞遊びをしたよ!
2011年6月7日 火曜日
朝、登園してくると、子ども達は、「昨日、おみやげで持って帰った玉葱でハンバーグを作ったよ」「お母さんと一緒に玉葱を切って味噌汁を作ったよ」等、自分達が掘った玉葱で料理を作った事を得意そうに話してくれました。そして、どの子からも「美味しかったよ。」との声が聞かれました。すると、くま組のMちゃんが、「農園のびわは、沢山あったのに幼稚園のびわは、少ないね。どうしてやろー」とつぶやきました。すると、R君が「植木鉢に入っているからよ」と考えた事を得意げに言いました。昨日、農園で気付いた事を幼稚園の事と結びつけて比較したり重ね合わせたり関連づけたりする子ども達の姿を見て子ども達の知的な発達は、すごいと思うと共に感動で胸がいっぱいになりました。
一方、登園時に降っていた雨が止むとそれを見計らったように園庭に出てきたぱんだ組の子ども達は、自分達が育てているトマトの様子をしばらく真剣な表情で見ていました。「何を見ているの」と声を掛けると「トマトの赤ちゃんが出来ているか見ていたんよ」と答えました。そして「まだ出来てないけどトマトの匂いがするよ」「すごいね」とそれぞれが感じた事を言っていました。また、以前、食べた小松菜の畑を見ていたぺんぎん組のHちゃんは、「幼稚園には、野菜がいっぱいあるね」「野菜の仲間がいっぱいやね」と嬉しそうでした。
お昼には、副園長からこんな嬉しい放送がありました。「昨日、掘ったじゃがいもで、フライドポテトを作りました。みんなで分け合って食べて下さい」という内容でした。その放送を聞いた、くま組のk君は、「やったー」と両手を挙げてジャンプして喜んでいました。掘りたてのじゃがもを食べさせたいという副園長の気持ちに感謝しながら、みんなで分けて「美味しいね」と横の友達と顔を見合わせながら食べる姿を見て温かい気持ちになりました。
年長児は、幼稚園で視力検査をしています。また、明後日は、歯科検診があります。
明日からいよてつ高島屋9階観覧車前「くるりんボード」に年長児の好きな絵が展示されます。6月13日(月)まで展示されますのでお出かけの際、是非お立ち寄り下さい。
☆今日のこあら保育の様子です。みんなエプロンシアターに夢中です。
2011年4月14日 木曜日
春風が心地良い中、バスの窓から田んぼの風景を眺めていた、くま組のYちゃんが「先生、今日は、昨日より暖かいね。だから、いっぱい花が咲いたのかなー」とつぶやきました。そのつぶやきを聞いた、ぱんだ組のMちゃんは、「本当やね、この畑にピンクの花が咲いてるね」と嬉しそうに言いました。何とも微笑ましい会話が飛び交う中、入園したばかりのたんぽぽ組のAちゃんが嬉しそうに何度もうなずく姿が見られました。子ども達の会話や表情を見て、花の美しさや暖かさに気付ける子ども達に私も嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
年長組では、今年からウサギやインコの世話をクラス別に当番制にする事になりました。第一回目は、きりん組さんです。教師からうさぎ当番という言葉や掃除の仕方を教えてもらうと、どの子も「ヤッター早くしたいな」と張り切る姿が見られました。そして、ほうきで掃いたり、餌を入れたりといつの間にか自分達で役割を分担しながら進めていました。きりん組の担任は、子ども達の一生懸命にウサギの糞をほうきで掃いたり、ウサギ小屋の奥まで入って野菜の食べ残しを集めたりする姿に感動で胸がいっぱいになったと話していました。ウサギ当番をする事で小動物と触れ合いながら自分達は、何が出来るのかと考えたり、命の大切さに気付いたり、弱い者に対する愛情や思いを持つ事が出来る子どもに育ってくれる事を願っています。
また、砂場では、どの子も次々と裸足になって力強くスコップで砂をすくって大きな山を作ったり、パイプをつないで水路を作ったりと考えを出し合って遊びを楽しんでいました。くま組のR君とMちゃんは、「明日も続きをしよう」と張り切ってこぶしを振り上げて見せてくれました。私も子ども達に負けないように体を動かしながら沢山の学びをしたいと思います。
今日から遊びのお部屋が始まりました。子ども達の笑顔と真剣な表情でいっぱいの第一回目の様子が見られました。
2011年3月11日 金曜日
今日のクラス別お別れ会を楽しみにしていた年長組の子ども達は、登園して遊んでいる時も自然に笑顔になっていました。
そして、お母さん(お家の方)と一緒に卒園式の練習をすることを心待ちにして、「早く来ないかな」「ホールでうまくできるかな?」と友達と話す姿が見られました。保護者の方の集合が遅れていた為、始まりが遅くなってしまいましたが、いざ入場になると、ちょっぴり恥じらいながらも、しっかり歩いて席に着くことができました。卒園式で証書を受け取った子どもは、その証書を花道の先に立って待っている保護者に渡して、感謝の気持ちを表します。そこで今日は、保護者にも参加してもらって証書の受け渡しの練習をすることになっていたのです。副園長から証書(本物は当日)を受け取り、カッコよく花道を歩いてお母さんに渡すと、感極まって目頭を押さえる方もいらっしゃいました。又「入園した時のことを思い出すと、こんなに立派にできるなんて」と成長した我が子に目を細められる方もありました。16日当日は、卒園するという意識も高まって、保護者も子ども達もそして私達教職員も厳粛な気持ちで臨むことでしょう。
各クラスのお別れ会では、役員さんが主になって、それぞれ楽しい会を運営して下さいました。1年間クラス役員として、いろいろな行事や活動に力を貸して下さったことに感謝し、子ども達からは手作りのプレゼントをしました。クラスで話し合って、手紙・絵・カード等、自分達の思いを込めた物を作りました。その時の様子を思い起こして子ども達から、お世話になった役員さんにお礼の気持ち伝えることができて良かったと思いました。
昼食は、副園長オリジナルの特製カレーです。今まで何杯もおかわりしていた子ども達は、「今日もいっぱい食べれる」と言わんばかりにほおばっていました。デザートは豆腐だんごです。このおだんごは絶品ですよ。ひよこ組さん、年少さん、年中さん、お楽しみに。お母さん方も「よく食べるのね」と驚かれ、副園長が築き上げた「食育」の有難さにも敬意を表して下さっていました。来年入園予定の兄弟も「おいしい」と言っておかわりしていました。
お別れ会では、お母さん方から、三葉に通ったことが子ども達にとって良かったこと、沢山のことを学んだこと、友達がいっぱいできたこと、何でも自分でしようとするようになったこと・・・・・沢山沢山話して頂きました。お母さん方は、子ども達が幼稚園に入ってからの様々な気付きやその変化を話されました。それは、子ども達から親として心と目を育てられたことでもあるのです。私達教師もそんな子ども達に、毎日毎日育てられています。いつも副園長が言います。「何年教師をやっていても、子ども達が私の先生です」と。本当にそうだと思う毎日です。
16日の卒園式。心を込めて年長児を送り出したいと思います。
2011年2月11日 金曜日
「明日はみんな笑顔で楽しく生活発表会に出ようね」と約束して迎えた今日。集合時間に市民会館のリハーサル室に、笑顔で「来たよ」と走って来るくま組の子ども達は、普段より声のトーンが高く、気持ちが高ぶっていたように思います。次々にやって来る友達を「あ、来た来た」と迎えに行く姿もあり、今日の日を心から楽しみにしていたんだなーと思いました。もちろんどのクラスも、どの学年も同じです。
それぞれの控室では、自分の出番までの間、プログラム紹介の練習をしたり、踊りや劇の部分練習をしたりして過ごしていました。年中、年長児のリハーサル室は、鏡張りになっており、自分達の姿を見ながら振付の練習をする姿も見られました。衣装に着替える時には「ドキドキする」と言う子。プログラム紹介の時には「うわー、緊張してきた」と胸を押さえる子。今日までの過程の中で、沢山のことを学んできた子ども達は、晴れの舞台に立って、自分達の力を十分に発揮している姿が、頼もしくもあり、嬉しくもあり、私もワクワクするものがありました。
《魔法の飴を手にのせて ハイ!!ポーズ♪》
今までの経験から得たもの、友達と協同的に取り組むようになれたこと、思いやりの心を持って人とかかわることができるようになったこと等々。今日のこの生活発表会で一人ひとりの育ちが確かめられる場になりました。
昨年年少組の時、舞台には上がっても歌ったり踊ったりすることができなかったH君は、年中さんになって、自分から少しずつやってみようとするようになりました。昨日は少し不安な面もありましたが、今朝、副園長と「頑張るよ」と指きりをして気持ちを高めると、一生懸命踊る姿が見られました。幕が降りるとやり遂げた満足した顔で副園長に走り寄り、抱きしめてもらっていました。子ども達一人ひとりを認めていくことの大切さを実感しました。
《年少・ひよこ・ぴよぴよ》
《年中》
連日年長組は、副園長から劇の内容は、自分達の生活が入っているものであることを教わってきました。くま組はリハーサル後に、いくつかの設定を変え、セリフや場面の流れがつながるようにしてきました。そのイメージが理解できた子ども達は、すぐに覚え、今日はおもいっきり役になりきって演じていました。どのクラスも、生活の場面が劇の中に入っており、満足いくストーリーになったと思います。この生活発表会は、保育の一貫であると副園長が常々話してくれています。私達教師は、この生活発表会までの過程が大切であることもふまえて、今後の活動に生かしていきたいと思います。
《年長》
この生活発表会では、沢山の方に協力して頂いています。舞台裏で、放送・幕・背景画・照明を担当して下さっている市民会館のスタッフ。三葉の子ども達を心から応援して下さっていて、温かく見守りながら、沢山配慮して頂きました。いろいろな方に助けられていることを実感する毎日です。
この生活発表会が終わったら、もうすぐ1年生になるとはりきっている年長児達。卒園までの日々を充実したものにしていきたいと思います。
*年長組は、最後の歌の後、沢山のアンコールを頂いて、「ビリーブ」を心を込めて優しい気持ちで歌いました。
もしも誰かが君のそばで、泣き出しそうになった時は、必ず僕がそばにいて、支えてあげるよその肩を・・・・
本当に優しく素敵な歌声でした。子ども達も感動!客席も感動!そして私達教師も感動! 本当にありがとう!!
2011年1月19日 水曜日
白い息をはきながら、元気よく登園して来た年長組の子ども達は、今日も戸外へ出て、寒さなんか吹き飛ばそうと、体を動かして遊んでいました。いつもは男の子ばかりがしているサッカーに女の子が加わり、らいおん組のYちゃんときりん組のHちゃんの姿がありました。転んでもすぐに起き上がり、ボールを追いかけて男の子にも負けていません。又くま組の3人組は木登りで、すたすたっと軽やかに登る姿は、やっぱり年長さんだなーと思いました。その様子を感心しながらカメラを向けていると、「先生、僕達も撮って」という声がしました。振り向くと、ひよこ組の三輪車軍団が、得意げに列になってこちらを見ながら走っていました。もうすぐ年少組さんになる子達、まあなんとたくましいこと。これからが楽しみです。
又、昨日に引き続き、青コースの年少・年中組は、屋外遊ぎ場へ行っておもいっきり凧揚げを楽しみました。風にのってよく揚がったという話から、昨日の物より大きい凧を作って持って行くと、あがる!あがる!空高く飛ぶ凧に子ども達は大喜びでした。広い場所でのびのびと遊ぶ環境があることが、とても幸せなことだと思いました。
年長組は、各クラス発表会の劇の準備がどんどん進んでいます。大道具作りはもちろん、自分達が使う物を毎日少しずつ工夫して作っています。5クラスがお互いに練習風景をこっそりのぞいてみたり、セリフの発表をしたりして、刺激し合って、明日はここまで進めようと子ども達の意欲が高まりつつあります。くま組は、今日こそ初めから終わりまで通してしようと決めていたので、みんないつもより早く行動することができていたように思いました。
又、来週25日には、卒園DVD収録があります。5クラス全員が揃って活動するものとしては、卒園式を除いて最後になります。三葉幼稚園で過ごした月日の中でできた沢山の思い出を、このDVDの中に収めていきます。それぞれの時期にしたこと、楽しかったこと、頑張ったこと、学んだこと、そしてここで沢山の友達に出会えたこと、いっぱいいっぱい思い返しながら語ります。卒園まであと2カ月になりました。これからの毎日毎日が、とてもとても大切な日に思えます.この子達の輝く瞳を忘れないよう、心に刻んでおきたいと思います。
コメント (「交通安全教室」 くま組 山田 美和 はコメントを受け付けていません)