2024年2月16日 金曜日
今日は生活発表会がありました。昨日のブログでもご紹介した通り、発表会に向けての“前日練習”は大成功!特に年長児は今日の本番を楽しみに、「お客さんを楽しませたい」「大好きな楽しい劇を早くしたい!」「昨日の先生との勝負は引き分けだったから今日は勝ちたい!先生たちを泣かせてやる!」・・・それぞれ様々な期待をもって松前文化センターにやってきました。「おはよう」「こんにちは~」「せんせ~い、きたよ~えへへ」と教師や園長に挨拶をします。昨日とはうってかわって朝からすっきり爽やかなお天気で、お日様は眩しいほどでした。風は少し冷たいけれど、三葉っ子は風の子、元気な子!笑顔で登園する子が多くほっとしました。中に、小さい子は涙が出る子もいましたが受け入れの教師に抱かれたり、年長のお兄ちゃんお姉ちゃんと手をつないだりすると、保護者と離れて友達の待つ控室に向かうことができました。
開始時間のブザーが鳴ると、控室で着替えをする子どもたちも「あ!」というような表情で反応して友達同士、顔を見合わせてうきうきした様子で飛び跳ねていました。まず園長の挨拶です。その中で昨日の練習では90点です。残りの10点、20点・・・は保護者の皆様の拍手で伝えてあげてほしいとありました。その話を子どもたちにすると、「何点くれるかなぁ?」とまたまた楽しい気持ちになっていました。また幼稚園で一番小さなプレ年少児は様々な月齢の子がいることもあり、今日は一体どうなるのか、先日のリハーサルでも舞台の上で楽しそうに遊んでいたことを話してちょっぴり不安もありました。舞台の上は保育室と同じ、子どもたちの遊びの場です。どの学年も幼稚園生活で培ってきたことを発表する場なのです。どうぞ、温かい目で見守り楽しんでくださるようお願いしていました。
オープニングの年中児、歌「めだかの学校・ドロップスの歌」は、練習の時から「年中さん、歌が上手ね」とたくさん褒められながら歌っていました。髪の毛をきれいにセットしてもらったり、結んでもらったり、期待が大きかったのかすこ~しドキドキしていた子もいたようです。ぱんだ組のYちゃんは登園するなり「先生、ハートがドキドキして飛び出しそう!」と緊張を教師に訴えていました。すると園長が「大丈夫よ、もし飛び出して来たら古森先生がキャッチしてあげるからね。」と優しく受け止めてくれたことで、安心したのか舞台では落ち着いてにこにこ歌うことができていました。年中児の手話は年長児とは少し違う、体をいっぱい使った表現に教師たちは「かわいいよね~!」と話していました。大人の手話の表現はどうしても胸の前でするものが多く、踊りやパフォーマンスのように見えた方もいるかもしれませんが、手話は耳の聞こえない方の大事な表現の一つです。幼児期から手話を知って、親しむことは手話を使う方にとっても嬉しいことだと言っていただいたことがあります。年中さん!みんなが揃って同じ方向を向いて「♪つ~いつい」は本当のメダカに見えましたよ!
踊り「こども歌舞伎」では間隔の取り方が上手だね、と感心しました。少々寄ってもすぐに元のように戻ることができるので驚きです。歌舞伎という馴染みのないテーマでしたが、この歌舞伎の和風な音楽が大好きで手を大きくいっぱい動かして踊ることができました。
オペレッタ「にゃんきち一家の大冒険」はオペレッタとはいえ、表現の仕方が上手でそれぞれの役になりきって演じながら踊っていることが伝わってきました。特に、にゃんきちが海でおぼれる場面は最初、床に寝そべっている振り付けだったのですが、「だめだ。おぼれて沈んでいるわ。」と言われて教師も子どもも大笑い!それからは水面であっぷあっぷする振りにしたのですが、それぞれお風呂で練習したのか、口をぱくぱく、ほっぺをぷくぷく、中には本当に息を止めて演じている子もいました!実は2部の方では海賊さんたちの船が行き過ぎてしまっていたようです。それに気づいたSちゃんたちは「あ!行き過ぎた!」とはっとしていました。それでも一生懸命踊りを続けて最後まで元気に頑張っていました。演技終了後「上手だったよ~!」と声をかけると「でもね、先生、ちょっと間違えちゃったんよね~」と友達同士で話していたそうです。また海賊さんたちは、実は船が舞台袖に下がって客席からは見えないところでも一生懸命踊っていたのです。真面目な海賊なのです。
年少児 踊り「日本昔話ヒーローズ」ここ数日、欠席者が多く、なかなかそろわなかったので、練習も難しかったのですが、教師たちに一人ぼっちにならないようにみんなで頑張ろうと声をかけられたことを意識してみんなで元気に踊ることができました。この曲はテンポも速く、練習を見た時には「本当にこんな速い曲で踊れるのかなぁ?」と心配していましたが、三葉っ子のリズム感の良さには脱帽です。体をいっぱい動かして遊んできた成果が見られました!
オペレッタ「お菓子の星のくいしんぼう」カラフルな衣装と大道具と背景が、本当のお菓子の妖精のようで、ミュージカルを見ているようでした。「いどう♪いどう♪」と言いながらルンルンで入れ代わり立ち代わり踊っていました。子どもが活きる衣装、振り付けでかわいい年少さんにぴったりでしたね。
プレ年少「オペレッタ・もりへいこう 歌せっけんさん・いとまき」人数が多いこともあり、2回にわけて踊りました。園長の話にもあったように、リハーサルの時は舞台の上で泣いたり、追いかけっこをしたりかくれんぼをしたり…と自由気ままに遊んでいたたんぽぽさん達でしたが今日は優しい年長のお姉ちゃんたちに途中助けられながら最後まで舞台の上で頑張ることができました。実は・・・!始まる前に園長のぽっけからきらっと光る「こんぺいとう」をもらって頑張ることができた子もいたそうです。K先生が同じ子に「ほら~先生も持ってるんだぞ~」とこんぺいとうを渡そうとすると泣いて暴れて拒否したそうです。それを聞いて笑いました。その術も人によりけりなのです。今年のたんぽぽさんの衣装も園長や担任のこだわりたっぷりです。家庭から持ってきたふわふわのセーターや、お母さんに借りたハンカチがとてもかわいかったです。年長児のさりげない優しさ、導きには驚きです。教師の負け!どうしてお姉さんのいう事は聞くの~?1部で助っ人に出たYちゃんは数回ヘルプに行った後、舞台袖でずっと手をたたきながら「うんうん」と頷きながら見守り続けてくれました。ころんと横になっていた子の隣に座り、ずっと背中をさすりながら声をかけてくれたIちゃん。何を話していたのか、先生たちにその“コツ”教えてね。優しくされた子は、きっと大きくなったときに、また人に優しくすることができるのです。これからの成長が楽しみなプレ年少児です。
年長はクラスそれぞれ何度も相談しながら劇を仕上げてきました。ぞう組「おむすびころりん」はなんと昨日、新しい演出が増えていたのです!それも不安ではなく糧にして今までの練習の中で一番元気に演じることができました。残念ながらお休みの子が一人いたのですが、その子の分も頑張らなくちゃ、とみんなでセリフをわけて最後まで言葉をつないでいきました。ねずみの穴の中を一段目いっぱいに設定したことで、人間にとっては小さなおにぎりが、ねずみにとっては大きなおにぎりに変身したり、意地悪をしてねずみに穴の中に閉じ込められたおばあさんがもぐらになった場面では“もぐらになったら誰が誰だかわからなくなった”と自分たちで思いつき「あんた誰よ?」と新しい演技を考えたそうです。
らいおん組「地獄のそうべえ」は練習では22分も劇にかかっていました。目標の15分には程遠い、担任も「どうしよう」と頭を抱えていましたが、本番に強い三葉っ子なので昨日、今日とで、15分に縮めることができて驚きました。人食い鬼に食べられたお腹の中を表現した場面では臓器をくすぐられたり、引っ張られたり、蹴り飛ばされたりして鬼が笑ったり、ぷぅ~っとしたり…子どもたちは演技ではなく本当に楽しんで遊んでいました。
きりん組「一寸法師」もぞう組と同じように昨日まで、演出方法を子どもたちと相談したり、教わったりしていました。「劇は本当のようにしないといけない」という古森先生のアドバイスを意識して小さな一寸法師を小さいように表現したり、鬼は強いんだと動き方を工夫したりしていました。練習ではなかなかセリフが続かず、間が空いてしまっていたのですが今日はみんなが会話のキャッチボールを意識してぽんぽんと進めることができました。お姫様の衣装のリボンはみんなの先生がきりん組さんのために作ってくれました。みんなが自分たちのためにしてくれたこと、覚えておいてね。
くま組「いたずらぎつね」は練習を見た教師が必ずと言っていいほど「な~んかくま組さん楽しそうにしてるねぇ。」と声をかけてくれました。「劇なら普段しないようないたずらをしたり、大暴れしたり、いっぱい怒ったり、わんわん泣いたりできる!それが楽しい!!」と、子どもたちが自分で考えたセリフを友達とまわしながら表現力豊かに演じていました。いたずらっ子の子ぎつねに振り回される大人の動物たちも「ごめんねぇ」「いいよ、いいよ。」「子どもなんだから!」とまるで本当の大人社会のようなやりとりを見せてくれました。くま組は、誰がどのセリフを言うか、毎日変わります。言いたい子が前に出る、言いたいことを言えなかったら他のセリフを考えて言う…子どもたちが本当に劇を楽しんで、みんなで同じ目標に向かって遊んでいるのが目に見えてわかり、またどの子も楽しそうに笑顔で元気いっぱい舞台で動くのがかわいくて、嬉しくて、ステージの前で自分自身が笑顔になっているのがわかりました。子どもたちの頑張りに私も元気づけられました。本当にありがとう。くま組さん。楽しかったよ~!!
最後は年長児の合奏「ドレミの歌」うた「この木なんの木」です。今年の年長児は「ドレミの歌」が大好きで、秋にお呼ばれしたPTA総会のコンサートでも大きな声で歌っていました。なので、子どもたちに親しみがあり、全体での練習回数は少なくても自主練習が楽しくて、今日の素敵な演奏につながりました。「この木なんの木」は聞きなじみのある曲ですが、意外と難しいのです。音域が高くなるところに向けて「ハワイにあるこの木なんの木のように高く大きく伸びるイメージで、音が高くなること」を意識して歌いました。皆さんも有名な一節はコマーシャル等で聞き覚えがあると思いますが、一曲丸々聞いたのは初めてな方もいらっしゃったのではないでしょうか。「この木の下で会いましょう」というフレーズともうすぐ卒園する子どもたちと「また会おうね」という気持ちがなんだかぴったりあう歌で大好きなのです。
アンコール「見上げてごらん夜の星を」は幕が開いた瞬間の顔をあげて夜空を見上げているかの年長児にきっと見ているお客さんたちもぐっとこみ上げるものがあったと思います。昨年に引き続き、この歌を選びましたが、子どもたちの心にいつまでも残ってほしい「どんなことがあっても、ひとりぼっちじゃないよ」という曲です。習った手話を丁寧に、坂本九さんのようにきれいな声で表現しようと頑張りました。照明や背景に、子どもたちの目がキラキラと輝いて、こんなに立派なお兄さん、お姉さんになったのかと感動的でした。
今日は保育園や事務所、調理、預かり…とたくさんの職員が融通を付けて三葉っ子の今年の集大成の発表会を見に来てくれました。年長児が「ねぇねぇ、発表会見に来てくれる?」とそこそこでお誘いしていたようです。(知りませんでした。)全職員が全員の子どもを大切にするのが三葉幼稚園です。来てくれた職員に「見た?」「何点だった?」とにこにこの笑顔で聞いていたそうです。1歳、2歳のまだまだ赤ちゃんに近かった頃のお世話をしてきたひよこ組の教師たちは目に涙を浮かべてその頴娃町の喜びを話していました。幼保連携型認定こども園として1歳児からの保育、教育を受けてきた子、プレ年少、3年保育…と三葉で学んできた子たちの力に、感動させられました。年長児は、この発表会でさらに一回りも二回りも成長したように思います。なんでも自分たちでできること、友達と協力すること、力を合わせると、どんなことでもやってみようとすること、明るく朗らかに元気いっぱい表現することが周りの人を感動させること、素晴らしい三葉っ子達です。自信をもって次の一歩へ踏み出してほしいと思います。年長さんとの、「先生を感動で泣かせてやる~!」の勝負はどうだったでしょう?「泣かないも~ん、でも一応…」とポケットに忍ばせたハンカチがちょっぴり、ちょっぴり濡れてしまいました。内緒、内緒。
2023年2月16日 木曜日
今日はいよいよ発表会本番です。
子どもたちは次々と先生たちの「ドキドキ」を吹き飛ばす程の元気いっぱいの笑顔で保護者と一緒に松前文化センターにやって来ました。今日は客席から家族が見てくれることが嬉しくていつも以上に張り切っている子が多くて驚きました。
ブザーが鳴りいよいよ幕が上がり、お客さんの拍手が鳴り響きました。どの学年を見てもステージから見える景色、大勢のお客さんを目の前に動じない姿。凛としていつも以上に堂々と、それは楽しそうに見せる姿に感動の連続でした。今日はそんな子どもたちの舞台裏から見える感動秘話エピソードを紹介します。
年中さんの「初めの言葉」から始まる手話、そしてスタートの歌。年中さんになったらこんなにしっかり歌えるようになったんだと驚き感心しました。少し歌が早くなりそうでしたが、客席の園長の手の動きを見て自分たちで合わせて歌う年中さんたちに感動でした。
幼稚園の中で一番小さい組のたんぽぽさん達は本番の今日、使ったカスタネットを自分たちで集めることになりました。初めてだったのですが、なんとたんぽぽさん達は自分達でやってのけたのです。普段、幼稚園のお兄さんやお姉さん達に優しくしてもらっているからこそ、初めてにもかかわらず自然にできたのです。驚きです。「てぶくろ」のオペレッタでは、なんと迷子になった友達を迎えに行く子が何人もいました。大きくなった子どもの姿を見たいと時間を調節してきた保育園の先生達も感動していましたが、プレ年少さんでこれができるんだと本当に驚き、感動しました。
年中さんの踊り「どっこい!わっしょい」では、踊っている途中にバチが飛んでしまったハプニングがありました。一瞬、驚いた表情を見せましたが、さっと拾いに行き何もなかったかのように踊り始めたK君の姿に「すごいな」と思いました。年中さん達の皆「僕、私の踊りを見て!」と言わんばかりに堂々と躍る姿は圧巻でした。
年少さん達も舞台で見せてくれました。どちらのコースも大勢のお客さんを前に「今までで一番!」の堂々とした演技を見せてくれました。途中で出るサラダの大きなお皿が斜めになっていることに気付いたRちゃんが直したり、お皿が行き過ぎると「行き過ぎ~!止まって~!」とMちゃんが止めたりと舞台上で何とかしようとする子ども達に又驚きました。
演技が終わって退場した後、Rちゃんは思い出したようにステージに戻って来て「おとうさ~ん。おか~さ~ん!」と客席に向かって呼びかけました。一瞬ひやっとしましたが客席から上がってきた園長が神対応。「呼んでみよう!」とマイクを向けて、再度呼びかけるかわいい一幕もありました。何とも年少さんらしい、かわいい姿にほっとし、思わず笑ってしまいました。
年長さんの劇では、どのクラスもいつも以上に張り切っていました。舞台上で自分達で役割分担をし、助け合って進めていく年長さん達!これはすごい子ども達だと感動した場面がたくさんありました。
舞台袖では、道具を運ぶのに「そっち持って~いくよ~♪せ~の!」と言って声を掛け合いながら劇を進めていく年長さん達!「いつの間にかこんな仲間意識が出来上がっていたんだな。すごいな。」と思いました。また緊張のあまりドキドキして舞台上で涙が止まらなくなったR君に同じ役の子達がさりげなく頭をなでたり、手をつないだりして「大丈夫だよ」と言って励ましている姿を見て胸が熱くなりました。舞台袖で涙を拭いて次に舞台に立った時は、園長先生に「OK」サインで見守ってもらったことで普段の自分を取り戻したR君!そこからはいつもの元気で演技をやり遂げたのです。
今年の年長さん達の劇は、どのクラスも子ども達が考えてセリフを決めました。誰がどのセリフを言うかも子ども達で決めたのです。友達のセリフが言えるまで待ってあげたり、セリフを忘れた時はそっと教えてあげたり、途中でセリフが変わって流れが少し変わった時も動じることなく臨機応変に合わせたりと担任の先生もびっくり・・・・・。驚きの連続でした。
年中さんの「ねずみの嫁入り」のオペレッタでのエピソードです。劇の途中で行先を見失ってしまったA君に気づき、急いで舞台の端から走って来て手をつないで連れていったK君。その後もWちゃんがさっと手をつなぎ、踊り始めた姿は感動的でした。気づいて助け合って、そしてステージ上でキラキラ輝く子ども達。どの子もアイドルのように輝いて、ミュージカルを見ているようでした。大の男の先生もそんな子ども達を見て、つい目頭が熱くなったようです。
フィナーレは、年長さん達の合奏と歌です。発表会の「おおとり」を務める年長さん達は本当に素敵でした。ここで舞台裏の内緒話・・・
園長先生がキラキラの心になる節分の時のキラキラ豆よりも、ずっと大粒のこんぺいとうをくれたのです。桃太郎のきび団子ではありませんが、このキラキラこんぺいとうは百人力!心も声も表情もキラキラ輝く魔法のこんぺいとうなのです。そのこんぺいとうを食べた年長さん達は、気持ちの良いきれいな声で『きらりきらり』を歌いました。また会場いっぱいのアンコールを頂き、柔らかな手つきの手話で「見上げてごらん夜の星を」をしっとりと歌いあげました。子ども達の歌声は胸を熱くし、保護者の皆様の胸にも温かく響き渡ったことだと思います。
生活発表会を通して、子ども達の普段の生活の発表が見て頂けたことだと思います。プレ年少から年長児までの子どもがそれぞれ自分のステージを自分達だけでやり遂げる力が、いつの間にか身についているのだと教師たちは驚きました。そして、子ども達のすごさをまたたくさん発見できました。「こんな子ども達に出会えた私たちは幸せ者だね。」と教師達で話しました。
こんな小さな体と頭で、次々と色々な事に気付き動ける子ども達・・・どこにそんなパワーがあるのでしょうか。「ステージ上は子ども達に任せていいよ」といつも園長が言っていますが、その通りでした。ステージ上で何かあっても子ども達が何とかするのです。普段から食べ物(収穫したもの)を分け合い、困った事があればみんなで考え、助け合うのが三葉っ子。その普段の生活が今日の子ども達の姿になったのだと思います。園長の朝のあいさつで「育てたい姿10項目」の話がありましたが、まさに三葉っ子達は育てたい理想の自慢の子ども達です。
子ども達の一生懸命な姿は見ている人に感動を与えます。お忙しい中ご参会くださった保護者の皆様。温かい笑顔と拍手で見てくださり、心から感謝申し上げます。子ども達はきっと嬉しかったことでしょう。ありがとうございました。
お伝えしたいエピソードはまだまだありますが、また今後のブログなどでお知らせしたいと思います。保護者の方のご感想もできればお聞かせいただけると嬉しいです。
お待ちしています。
2022年2月26日 土曜日
今年はコロナ感染対策として保護者の人数を2日間に分散しての開催となりましたが、1週間の延期の末に本日無事に2日目の生活発表会を行うことができました。1日目の発表会では、子ども達の顔が西日で陰になってしまったという反省があったので、園長の「見る保護者側の立場になって考えてみよう」という提案から、昨日屋外ステージの向きを変えました。前回に比べると伸び伸びと元気いっぱいに表現する三葉っ子達の素敵な表情をしっかりと見ていただけるステージになったのではないかと思います。
三葉幼稚園の発表会は、1年間で子ども達が遊びや生活の中で身に付けた優しさ、主体性、共同、協調、創造、そして知識や知恵等々、様々な要素が含まれた表現の場です。そのため、発表会のステージは子ども達の保育室であり遊びの場であると園長が語る所以なのです。今日の生活発表会でも、この1年間で身に付けてきたことが表現された素敵なエピソードがあったので紹介したいと思います。
プレ年少児は、入園月もばらばらで特に発達差が大きい学年です。大勢のお客さんを目の前にしても笑顔で堂々と歌ったり踊ったりする子もいれば、緊張して動けなくなったり、いつも以上に舞台を走り回ったり、途中で砂遊びを始めたりする子もいました。それでも、友達と一緒に舞台に立ち、「緑の所まで下がろうね」という園長の声を聞いて、自分で動ける満3歳児の姿には集団で生活する基本が身に付いていることを感じることができました。来年は、さらにぐっと成長した姿を見ることができるんだろうなと楽しみになりました。
年少児は2日目の発表会が1週間延びたことで、昨日の練習では少しふざけている様子が見られたそうです。しかし、今日は本番の顔になって、いつも通りの年少児達の姿が見られました。年少児が歌う「きしゃぽっぽ」の歌は1番と2番の歌詞が微妙に変わる歌ですが、今日までに歌詞をしっかりと覚えて元気よく歌うことができました。人前が苦手なKくんやOくんは、秋の運動会では緊張して踊ることができませんでしたが、今日の発表会では少しだけ踊ることができて半年間の成長を感じることができました。
年中児のオペレッタでは、1日目は出席していた子が欠席していたことで、教師は他の子達が役や位置等がちゃんとつかめるかと心配していました。すると全く反対側にいるMちゃんが「私が手伝うよ」と言って、休んでいる子の代わりにすぐに位置を移動して大道具を運んでいたそうです。また、1日目にはマスクバックにうまくマスクを入れられなかったSくんでしたが、1週間後の今日は教師の心配をよそにしっかりと自分で出し入れができるようになっていました。舞台袖や客席の後ろから応援している教師達が手で〇のサインを出すと、更に元気で笑顔いっぱいになる年中児達を見て、1年間で教師と築いてきた温かいつながりを感じることができました。
昨日、園長から99点をもらっていた年長児達は、「頑張ってくる!」「やるぞ!」とやる気に満ちた表情で舞台に上がりました。ハモンドオルガンを使って効果音で劇を盛り上げたり、小道具をステージの屋根まで放り投げるほど力を入れて表現したりとクラスが一つになって一生懸命に劇を進めることができました。
くま組のRくんは、今日は気分がのらなかった様子で涙ぐんで登園してきました。しかし、劇が始まる直前に園長に「もうすぐで1年生だし、頑張ろうね」と励まされると、すぐに気持ちを切り替えて劇に参加しました。そんなRくんはやる気になったものの、気が付くと小道具のお弁当を保育室に忘れてきていたのです。それに気づいて慌てる教師を見た同じ泥棒役のSくんが、「ぼくの使ったらいいよ」と自分のお弁当を手渡し、Sくんは身に付けていた風呂敷に包まれた箱を代用して、この場をフォローしたのでした。Sくんの大人顔負けの神対応には、教師も脱帽でした。年長児の劇は子ども達が考えを出し合って作り上げてきました。友達の失敗は他の子がフォローし、不安はみんなで励まし合い、友達と協力したり助け合ったりしながらやり遂げる劇遊びには、人として大切な学びがあるのだと教師達は改めて感じることができました。
今年度の生活発表会は、コロナの感染拡大のために中止も考えられましたが、こうして屋外の特設ステージを使って子ども達の成長した姿を見ていただくことができ、嬉しく思います。又、発表会の開催にあたり、ご理解ご協力いただいた保護者の皆様には心より感謝いたします。ありがとうございました。
2021年3月3日 水曜日
今日は、令和2年度の生活発表会でした。2月9日に予定していた発表会は、コロナ禍の中での実施はとても難しく、中止ということも考えられました。しかし、今年度を振り返ると規制のある中ではありましたが、三葉幼稚園の得意の知恵と工夫で、各種行事を中止せずに「子どもだけ」という形でやり遂げてきました。そして、このような状況下でも成長し続けている子ども達の姿を3月3日という年度末に延期し、「ひなまつりはっぴょうかい」と題して保護者の方々に見てもらいたいと3密を始め、数々の規制の中ではありましたが開催することができました。幸せなことに3月1日から始まったコロナ禍から1年後の昨日、3月2日に特別警戒期間が解除となり、発表会開催も緩やかになったのです。
さて、今年も年長児が習字で書いたプログラムを持ってのプログラム紹介と年中児達の「はじめの言葉」で発表会の幕が上がりました。プログラム1番は、年中児の手話「小さな世界」です。今年は大声を出してはいけないという規制の中で、発表会では事前に録音した子どもの声が入った曲を流し、プレ年少から年長まで手遊びと手話で歌を表現しました。ニコニコの笑顔や真剣な眼差し、柔らかな指先の動きで、それぞれの学年らしい表現をすることができました。
プレ年少のオペレッタ「大きなかぶをうんとこしょ」では、途中で大道具のかぶが倒れてしまうハプニングがありましたが、かぶ役の子ども達が力を合わせて大道具を起こすことができ、初めての大勢のお客さんの前でもそれぞれの役になりきって楽しんで演じることができていました。かぶが抜けずに「ふぅ~。」っと息をつく満3歳児の演技力には驚かされました。
年少のオペレッタ「まきばのパーティー」は例年より広い舞台でしっかりと間隔を空けて、大きく表現することが課題でしたが、今日はしっかりと広がって今までで1番の出来でした。たくさんのお客さんを目の前に緊張して動けなくなっている子の手を引いて一緒に移動している子や戸惑っている子に位置を教えてあげる子など、子ども同士で助け合いながら進めていく姿に感動しました。正に日頃の生活の姿がここで見られたのです。踊り「もりもりロックンロール」は、照明の明かりがついた瞬間にパッと明るい表情になり、小さな体を思いきり動かして伸び伸びと元気よく踊ることができました。秋の運動会では踊ることを渋っていた子も、みんなと一緒にリズムをしっかりととりながら踊ることができていて成長を感じました。3歳児のリズム感の良さには驚きです。
年中の踊り「お祭り完全モード」は、今日はお客さんの前で踊るということでとても気合が入っていて、しっかりと手を伸ばして踊ることができていました。かっこいい照明も相まって、活き活きとした表情でとてもかっこよく踊ることができました。手の伸び、目線、止めなど年中児の見せ所が存分に発揮できていました。オペレッタ「桃太郎」は、子ども達が助け合ったり教え合ったりしてオペレッタを進めることができました。自分達で道具を用意して、お客さんの前で楽しみながら演じることができました。途中できびだんごの巾着を掛け違える場面がありましたが、子ども達で気づいて修正し、演じ切ることができました。ここでも、子どもなりの判断でとっさの出来事を乗り切りました。
年長のオペレッタ「はだかの王様」は、昨日まで園長から大臣や兵士の動きを教えてもらって、表現しようと練習してきました。今日は、それぞれの子が一生懸命に、そして自分達で気づき考えてオペレッタを進め、年長児らしく堂々と演じることができました。又、広い舞台を色々な大道具を工夫して配置して、迫力のあるオペレッタになりました。オペレッタ「ちからたろう」は、それぞれの役で課題がありましたが、一人一人が昨日直した部分をきちんと覚えて、表現することができました。緊張して失敗してしまうこともありましたが、それをみんなでカバーしてちからたろうの活気ある演技ができました。「さるかに合戦」は、今までやってきたことを本番前に園長と振り返り、オペレッタに臨みました。先日のリハーサルで倒れてしまった柿の木を、今日は倒れないようにと気づいて支えたり、子ども同士で助け合いながら演じたりして臨機応変に対応しながら演じることができました。
合奏は鍵盤ハーモニカが使えないことから鼓笛隊と合奏を取り入れ、昨日変えた隊形の部分も子ども達が柔軟に対応し、楽器やポンポンをすばやく持ち換えて登場したり舞台の出入りを工夫したりして、大迫力の演奏ができました。今年の発表会で唯一、子ども達が声を出して表現したアンコールの「にじ」は、子ども達の透き通った声をお客さんに届けることができ、子ども達の素直な表現力で会場に感動を与えることができました。
広い舞台とたくさんのお客さんの前でも、堂々と明るく元気よく三葉っ子らしく、コロナ禍中での成長を見せてくれた子ども達。今年度も残り2週間ですが、卒園や進級に向けて保育の締めくくりができるように教員一同、頑張りたいと思います。
本日は3密、数々の規制とご不便をお掛けしました。保護者の方々のご理解ご協力、又たくさんの温かい拍手をいただき、感謝しています。ありがとうございました。
2020年2月6日 木曜日
今日は平成31年度の生活発表会でした。先週のリハーサルから更に気持ちを高めて練習してきた子供達は、今日が発表会本番ということで、「頑張るぞ!」と気合を入れてくる子や大勢のお客さんの雰囲気に不安そうな子など表情も様々でした。生活発表会は子供達が一年間で培ってきた知恵や創造性、表現力を発揮する機会であり、その過程では友達と考えたり話し合ったりして、主体的に集団生活を営む総合的な学習の場でもあります。
今年もプログラムは年長児が一文字ずつ習字で丁寧に書き、進行していきました。年中児のはじめの言葉で幕を開け、輝くみつばっ子達の生活発表会が始まりました。
プレ年少は、「ぞうさんのぼうし」を4番まで元気いっぱいに歌って、歌詞をよく覚えていたことに驚かされました。そして、カスタネットを使ったリズム遊びでは「カスタネットを付けられないお友達がいたら手伝ってあげてね。」という園長の言葉に子供同士でカスタネットを付け合って、楽しく打つことができました。オペレッタでは、「3匹の子ぶた」のそれぞれの役を元気いっぱいに演じて、壊れた家を自分達で動かすなど、自分でできることを頑張ってしている満3歳児に感心させられました。
年少児のオペレッタ「海のダンスパーティー」は、園長考案の年長さんの劇の真似っこから始まり、それぞれの役が言葉を交わして伸び伸びと踊ることができました。大勢のお客さんに恥ずかしがる子もいましたが、顔を隠しながらも舞台に立てたことは大切な経験になりました。踊り「おまめ戦隊ビビンビーン」は、正義の味方になりきって歌を歌いながら、指先まで集中してかっこよくポーズを決めることができました。そして、「アイアイ」の歌では、おさるさんの振りをつけながら可愛く歌い、たくさんの拍手をいただきました。
年中児のオペレッタ「アラジンと魔法のランプ」では、大道具や小道具の準備や出し入れはもちろんのこと、子供同士で声を掛けて助け合い、元気よく歌いながら演じることができました。「よさこいカンフー」の踊りは、元気のよい掛け声とかっこいいポーズで決めて、鳴子の音を合わせて一体感のある踊りになりました。「どじょっこふなっこ」の歌は、川の中をイメージしながら手をしっかりと動かして手話歌を表現していました。又、「ピクニック」の歌もリズムに乗って元気よく歌っていました。
年長児の劇は「みんなの心を一つにして頑張ろう!」と、どのクラスも気合十分でした。前日まで園長にアドバイスをもらいながら頑張って練習してきた成果が、今日は十分に発揮されました。
らいおん組の劇「くおうのえんこ」では、「心を一つにしよう!」を合言葉に頑張っていました。一人一人が意識をもって臨んだ本番でしたが、練習の時にはなかなか大きな声が出なかった子達が一生懸命に演じていたり、セリフを言う順番が重なってしまった時には譲り合ってセリフを言ったりして、みんなで考え、助け合って劇を進めることができていました。
ぞう組の劇「ひとつぶのむぎ」では、役になりきって表現することが目標でしたが、気持ちが吹っ切っれた子供達は力いっぱい表現し、今までで一番の笑顔で劇をすることができました。
きりん組の劇「いちょうだぬき」では、マイクから離れていても後ろのお客さんまで声を届けようと大きな声でセリフを言うことができていました。又、途中で起こったトラブルにも、子供達で助け合って乗り越えることができました。
くま組の劇「おににいりまめ」では、子供達の言葉の掛け合いが面白く、会場から笑いが起きていました。2日前に内容を変えた部分も今日は元気いっぱいに表現することができ、迫力のある劇になりました。
合奏「ボギー大佐」は、指揮者を中心に全員の心を一つにして音を合わせて演奏することができました。又、「切手のない贈り物」では、今までにお世話になった人達のことを思い浮かべながら気持ちを込めて歌いました。アンコールは「見上げてごらん夜の星を」を手話歌で、そしてもう一曲「キラリキラリ」を歌いました。年長児一人一人が一生懸命に手話で表現したり歌に思いを込めたりして表現する姿には、会場中が感動させられました。
本日は平日にもかかわらず、たくさんの保護者の方に参会いただきました。皆様のご協力に感謝いたします。又、子供達の演技にたくさん拍手をして励ましてくださり、ありがとうございました。
2018年2月8日 木曜日
本日は、平成29年度認定こども園三葉幼稚園の生活発表会がありました。今年は、例年よりも寒く、逸る気持ちを抑えるような寒さになった朝でしたが、そんな寒さも吹き飛ばすような元気な笑顔で松前総合文化センターへやってきました。
年中さんの「はじめの言葉」の手話では「おどり♪♪」という手話がとても可愛くて、会場がほっと笑顔になっていました。又、年中の踊りでは、鳴子を使って“風神”と“雷神”の対決を表現しました。特に、交互に対決する場面は練習の時からいつも盛り上がっていた場面で迫力満点でした。そして「花さかじいさん」のオペレッタならぬ創作劇では、歌に合わせて踊るだけではなく子どものセリフを収録したり、途中でセリフを言う場面を作ったり、子どもたちと先生が工夫と苦労を凝らして作っていきました。セリフがある場面では、年中児ながらに相手に伝わる声で言うことや、他の役のセリフを聞いてタイミングを見るなど子どもたちの精一杯の力を出した作品になりました。
そして、今日初めての大舞台に立ったのはたんぽぽ組の子どもたちです。まだ3歳の小さな小さな子どもたちが、いつものように園長から「たんぽぽさーん準備はいいですかー?」と言われるとそれぞれの気持ちの大きさで「はーい」と言って応えていました。ドキドキ・ワクワクいっぱいの表情の子がいたり、大勢のお客さんを前に固まってしまう子がいたり、泣いたりしてしまうのも、たんぽぽさんの一生懸命の姿です。微笑ましい姿ばかりでなく、はらはらドキドキの展開もあり、自由で伸び伸びしたその姿は、いつもの可愛いたんぽぽさんでした。
年少さんの今年のテーマは『元気いっぱいパワフルに演技すること!』「うらしま太郎の大冒険」では、オペレッタの曲に負けないくらい元気いっぱいの演技が出来ました。踊りでは、広い舞台上で1人1人が間隔を取って踊ることができていました。4月から今日までの行事では泣いていた子も立派に演技することができ、成長を感じると共にこの経験がまた次の学年へステップアップするの子どもたちの自信につながったのではないかと思いました。もうお兄さん、お姉さんになる準備ができているように思えた今日の演技でした。
最後に幼稚園最後の生活発表会となった年長さんは、今年は両コースとも2つの劇をコース別でクラスに関係なく合同で好きな方を選びました。今年は例年になく短い練習期間でしたが、劇による会話のやりとりでは役になりきって、アドリブでセリフを入れるなどその姿に感心させられました。短期間の中で、セリフ・演技・衣装制作・プログラム紹介・合奏・歌・手話に加えて他の学年のサポートまで、いっぱいいっぱい頑張った年長児はとてもたくましく、立派な三葉っ子に育っていることを嬉しく思いました。同時に、子どものすごさを感じさせられた発表会でした。
今年度は、はじめての松前総合文化センターでの開催ということもあり、様々な面でご理解・ご協力いただき感謝しております。今後とも、子どもたちにも保護者の皆様にも思い出に残る行事に仕上げていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。本日は、平日の開催にもかかわらず多くの保護者の皆様にご来場いただけましたことをお礼申し上げます。
2016年2月19日 金曜日
今日は待ちにまった生活発表会。市民会館に来た子ども達は元気いっぱいで「おはよう」と入ってきました。子ども達はリハーサル室で着替えていると「なんかドキドキするね」と発表会を楽しみにしつつも緊張している様子が見られました。又、「今日は100点の踊りをするぞ」と気合十分の子どもの姿も見られ、ひとりひとりが今日という日を楽しみにしていて出番をいまかいまかと待っているんだなと思いました。
保育所ぴよぴよの子ども達は、年長のお姉さんと一緒にいつもとは違うたくさんのお客さんの前でリズムに合わせて身体を動かす姿はとてもたくましく可愛らしかったです。
満3歳児のひよこ組さんものびのびと演技する姿が見られました。副園長が作ってくれたうさぎとかめのかけっこコースを走るうさぎとかめになりきった子ども達は見ていてとても可愛いかったです。うた『いぬのおまわりさん』では、うたの間奏のときにリズムに合わせて手を叩いたり、身体を揺らしたりしている姿を見て保護者の方も「可愛いね。上手やね。」と言いながら見て下さっていました。
年少児は舞台に上がるととても緊張している様子でしたが、お母さんお父さんを見つけると嬉しそうに「お母さんがいた」と張り切って演技していました。オペレッタは動きも可愛いく、たくさん子どもがいてもひとりひとりが見えるよう演出を副園長が考えてくれたことで周りの子も張り切って歌っていました。忍者コムラサキくんでは、欠席の子もいたのですがみんな元気いっぱい楽しんで踊っていました。又、歌は練習のときよりも大きな声で歌うことができてたくさん拍手を頂きました。「初めての発表会ドキドキしたね」と年少の子が集まって話しながら着替えている姿を見て可愛いなと思いました。
年中児ははじめのことばを言いました。今年は三葉幼稚園の所は手話でしました。踊りじゅげむは、子ども達が牛乳パックを使って「パラリコ鳴子」を作ったり帽子も包装紙で作ったりしていました。衣装を着て自分で作ったものを身につけた子ども達は「先生見よってね!行ってくる!」と言って舞台に上がっていきました。照明もとても良く子ども達の影が映るような照明で、踊っている子ども達もそれに気付き、それを見てもっと元気いっぱい踊っていました。オペレッタジャックと豆の木では、副園長に舞台の使い方を教えて頂いたので豆の木もとても迫力のあるものになりました。雲の上から覗いている大男はとても可愛いらしい演出となりました。子ども達は自分の場所がわからない友達がいることに気付くとさっと手を繋いで入れてあげたり、その時状況に合わせて考えて動くことができていました。この生活発表会で子ども達が大きく成長したことを感じ嬉しく思いました。漁火太鼓では、本物の太鼓を演出として舞台に置き「えい!えいやっ!」と太鼓を叩きました。ひとりひとりが太鼓を叩く所はとてもかっこ良く誰もが主役になった瞬間でした。リハーサルまではバラバラだったバチの音も今日はみんな揃っていました。舞台袖から見ているとポーズを決めている子ども達の顔が生き生きしていたし、となりの子との間隔を考えてとることができていました。怪我をしているお友達には「一緒にやろう!やらないとダメだよ!」と言っている子どもを見て優しいな素敵だなと思いました。ひとりひとりが主役になれるよう演出を考えることのできる副園長は本当に凄いと改めて感じ、それを支える教師子ども達がたくさんいて嬉しく思いました。
年長の劇は、お泊まり保育の夜に読んでもらった子ども達に大人気のどろぼうがっこうです。パート1からパート4まで、各クラスで考えて自分達で準備をして進めていきました。どのクラスも楽しい演出で劇が終わる度に次の劇がきになる保護者の方もたくさんいました。中にはパート1からパート4まで見て下さった方もいらっしゃったと聞きました。年中のE君は「来年は僕達が劇するんよね」と目を輝かせながら舞台袖から劇をしているのを見ていました。
今年は始めて生活発表会で合奏を取り入れました。子ども達が制服姿で舞台に上がっているのは、客席から見ていてとてもかっこよかったです。始めは揃わなかった音もひとりひとりが指揮者を見て合わせるようになったので綺麗な「ハンガリー舞曲第5番」になりました。又、幼稚園であったいろいろな思い出を振り返りながら小学校への期待を持って「キラリキラリ」を歌いました。年長児の歌が終わってのアンコールでは「しあわせのうた」を手話で発表しました。幼稚園での3年間でこんなにも大きくなったんだなと思うと私たち教師も感動でいっぱいです。
どの学年の子ども達の成長を改めて感じられる生活発表会になりました。お忙しい中、見に来て下さってありがとうございました。子ども達の演技が更に良くなったのは、見に来て下さった保護者の皆様の熱い応援と照明や舞台装置に協力して下さった市民会館の方々、陰で支えて下さった役員の方々などたくさんの支えがあったからこそです。ありがとうございました。
コメント (令和5年度生活発表会 くま組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)