幼稚園の日記(ブログ)

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2009年11月30日 月曜日

久しぶりの登園で子どもたちは友達と笑顔で門を入ってきました。今日はやきいもの日です。教師がやきいもの準備をしていると「それやきいもするんやろ?」と子ども達が集まってきました。ぺんぎん組のkくんは貼ってある手順を一つひとつ声に出して読み、「よっしゃ!」と言っていもを洗う所に走っていきました。腕まくりをしてさつま芋をゴシゴシ洗って塩水につけ、水にぬらした新聞紙で包みます。包んでいるとぬれた新聞紙がくしゃくしゃになって破れてしまったKくんは、今度は新聞紙を慎重に水に浸し、そっと机に置いて端からきれいに巻いていきました。次に、新聞紙が見えないように丁寧にアルミホイルを巻いて、アルミホイルのピカピカの方が外側になるように裏と表を見返しながら確かめました。いつの間にか次々と登園してきた子どもたちが集まってたくさんの子がかかわってやきいもの下準備をしていました。その間に教師達は火をおこしていきました。三輪車に乗っている子も火の前で立ち止まり火が大きくなっていく様子を興味深く見つめていました。火が大きくなったところでアルミホイルで包んだいもを投げ入れて焼き芋が始まりました。そこに遅いバスでやって来たひつじ組のSくんは、「どうやってするんですか?」と聞き、教師が手順を説明すると「そうやってするんだ。」と感心した様子で「先生頑張って」と言ってやきいもグーチーパーをうたって励ましてくれました。                                          プンプンと園庭中にやきいもの匂いが漂い始めると待ってましたと言わんばかりに子ども達が集まってきました。クラス単位で集まって教師からアツアツの焼き芋を分けてもらった子どもたちは「あつっ」と言いながらも上手に皮をむいて満面の笑みで食べていました。そして、今日のパン給食は、副園長特製の温かい豆乳スープでした。たっぷりの鰹節でとっただしに、コーンに玉ねぎ、にんじん、さつま芋、マカロニなど具だくさんの栄養たっぷりのスープは子どもたちに大人気・・いつもはおかわりをしないSちゃんもkくんも何度も並んでおかわりをしていました。また、今日は特別に煮玉子とぎんなんも給食に出ました。ぎんなんは園庭で今、葉っぱが真っ黄色に色づいてみんなの目を楽しませてくれているイチョウの実で、秋の初めにみんなで拾って集めていたものです。食べる前に殻のままのぎんなんを見せると「あのオレンジの実やー」と言ったり、「レンジでチンするんやろ?」「中のを食べるんやろ?」といろんなことを思い出しながら話を聞いていました。

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今日はもう一つニュースがあります。午後5時にクリスマスのイルミネーションを点灯しました。預かり保育の子ども達と一緒にカウントダウンをして、光が点くとわぁーと歓声が上がり、近くに駆け寄ってまじまじと見ていました。ぺんぎん組のSくんとひつじ組のMくんは2人でサンタさんに向かって手を合わせて「ダブルのおもちゃがほしいです」とお願いをしている姿が見られました。事務所のゴミを拾いながら「サンタさん見てるかなー」とつぶやいていたMくんとYくん、サンタさんはしっかり見ていると思うよ!このイルミネーションは12月25日まで午後5時から午後8時まで点灯しています。ぜひ見に来てください。

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2009年7月14日 火曜日

今日は年長児、年中児でJA共済親子の交通安全ミュージカルに参加しました。登園してきたYくんは「今日市民会館に行くんよね。」と言って楽しみにしている様子でした。会場に着き座って待っていると軽快な音楽が流れ始めました。すると、子ども達の方から拍手がおき、会場全体に手拍子が響きました。ミュージカルが始まるとみんな身を乗り出して見ていました。内容は、魔法幼稚園のマモルワタルくんがあまりにもワンパクなので園長先生が人間界に修行に行かせました。その時出会った園児スナオくんと警察官のお姉さんに助けられながら、横断歩道の渡り方や交通ルールを学んでいくというものでした。

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子ども達も参加でき、クイズがあったり、代表の子がステージに上がり渡り方の実際をしてみたりしました。三葉幼稚園の代表の年長児5人は名前を呼ばれると大きな声で返事をし、手をピシッと挙げ右左右を見て真ん中に来ると左を見て堂々と渡っていました。それを見て会場の子ども達も真似して道路の渡り方を学ぶことができました。信号機の色がどういう意味を持つかを尋ねると、大きな声で答えていましたが、「黄色は?」という質問ではみんなうーんと悩んでいました。「黄色は気をつけてとまれだよ。」と教わるとあーという表情をしていました。本当に子ども達が楽しみながら参加することができ、交通ルールを身に付けることができたと思います。

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園に帰ると年少の先生方が給食の準備をしお部屋を涼しくして待っていてくれました。子ども達もお腹を空かせて帰っており、とても喜んでいました。今日の園外での活動でも、園での給食でもたくさんの先生に助けてもらい私の保育が成り立っていて感謝の気持ちとしっかりしないとという思いでいっぱいです。子ども達と一緒に感謝の気持ちを表現していけるようになっていきたいと思います。降園時に今日のミュージカルの話をすると次々に子ども達から渡り方などの声が上がり印象深く心に残っているようです。楽しみながら交通ルールを学び、おみやげももらって大喜びの子ども達でした。

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2009年6月23日 火曜日

昨夜の雨は上がったものの、雲が残っていて蒸し暑い朝になりました。、子ども達は総合公園に行くのだと思い、ウキウキで登園してきました。しかし、昨日の激しい雨で足元が悪い上に、湿度が高く熱中症の心配があるということで、子ども達の体力的な面を配慮して中止にしました。子ども達は少し残念そうでしたが、そこは三葉っ子。上手く気持ちを切り換えて、次々に戸外へ遊びにいく姿が見られました。雨上がりの園庭は最高です。いくつかできた水溜りに、あちらこちらから集まって来た子ども達が、泥場や砂場の土とも違う土の感触を楽しんでいました。「ここは硬くて、ここはモチモチ。」と言って泥だらけになりながら全身で遊んでいました。

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また、リレーも盛んになっていました。丁度リレーのコース上に水たまりの遊び場ができていて、遊んでいる子を避けながらのリレーになっていました。それに気付いた副園長は水たまりを避け、ちょっと小さめのコースを作りました。リレーをしたい子、水たまりで遊びたい子の両方が満喫できる空間ができました。たくさんの教師が関わり、子ども達と楽しむことができました。くじら組のSくんは「先生走ろう。オレ速いけん。」と誘うと、教師より先にバトンをもらいゴールしました。走り終わり、「Sくん速いね!!」と言うと、「オレが先にもらったけんよ。また走ろう。」と言って何度も何度も走っていました。

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みんなで片づけをした後、ぺんぎん組ではあじさいの壁面作りをしました。集中して折り方を聞いて、ひとつひとつ丁寧に折っていきました。なかなか上手くいかない子には、先に出来た子が優しく教えてあげる姿が見られました。1つできあがると、3つ4つと何個も作っていきました。前の壁面に順々にセロハンテープで貼っていくとひとりひとりのあじさいが集まって、それはきれいなぺんぎん組のあじさいになりました。ひとりひとりの力が集まるとこんな大きな力になるんだという事にも気づいて欲しいと思いました。明日もまた、今日の続きが出来るようにお部屋の環境にだしておきたいと思います。今日ぺんぎん組には、たくさんの保護者に来て頂きました。いつもの子どもの姿、いつもとは違う子どもの姿、頑張ったり楽しんでいる姿があったと思います。また明日からも子ども達と楽しんでいきたいと思います。ありがとうございました。

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コメント (「みんなで咲かせたあじさいの花」 ぺんぎん組 立川留美 はコメントを受け付けていません)

2009年6月3日 水曜日

バスから帰ると、1番に私の目に入ってきたのは木工コーナーでした。その場所はたくさんの幼児で賑わっていました。各遊びのコーナーを設定するに当たっては、子ども達が遊び込めるための細かい配慮が必要です。この木工コーナーでは、副園長が子どものイメージしやすい長さ、大きさ、形で、しかも釘を打ちやすい硬さの材料を用意していました。なたで割った木はぐにゃっと曲がったものもあり、それを選んだ年長児は「おもしろい形。」などと言い、そこからまたイメージを膨らませて飛行機の下につけている姿も見られました。ぺんぎん組のKくんはすでに早く登園してきた友だちに占領されている木工コーナーを見て「場所がない。早く来たら良かった。」と悔しそうでした。また、ひまわり組のTくんは「先生守っとって。おしっこがもれそうなんよ。」と今の場所を友だちにとられたらいけないとトイレを我慢していたようでした。副園長に言ってもらい気付いたのですが、よく見ていると子でもが手に取っていく木材が段々と変わっていっているのです。初めは手のひらの大きさのもので軽く薄いもの次に長いもの、上達していくと幅の広いものへと移行していることが分かりました。子ども達のこの育ちを私自身が気付けるようにしていきたいです。

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今日は1ヶ月実習に来ておられた大原先生の最後の日でした。そこで年中5クラスがぱんだ組に集まりました。ぱんだ組のNくんはみんなの前で「三葉幼稚園に来てくれていた大原先生は今日が最後の日です。」と堂々と言ってくれました。大原先生には、三葉の子ども達の生活の場面に感動し、子ども達の素晴らしさを1つ1つ見つける度に言葉で態度で伝えてくださいました。また、きれいな歌声、素晴らしいピアノで色んな歌を心を伝えてくださいました。最後に大原先生のピアノで、「生まれてきてくれてありがとう」を歌いました。気持ちがいっぱいになり、大原先生も子ども達も教師も涙しながら歌いました。感動いっぱいのとても心地よい空間でした。お部屋にかえって「大原先生と遊んでもらったことのある人?」と尋ねるとほとんどの子が元気に手を挙げていました。子ども達からも色々な思い出が聞かれ、よく見ていてくださったのだと改めて感じました。大原先生には、音楽だけではなく本当に環境の準備からたくさん関わって頂きその学ぶ姿勢を見習っていかなければならないなと思いました。これからも、子ども達と様々な気持ちを感じていきたいと思います。

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 年長5クラスは玉ねぎ抜きとジャガイモ掘りに行きました。出発前に少し雨が落ちてきて、行けるだろうかと不安もがありましたが、最後まですることができました。昨年、じゃがいものお母さんいもを植えたことやジャガイモ掘りをしたことを覚えていた子どもたちと農園に向かうバスの中で「お母さんおいもは切ったのを下にして植えたよね。どうなってるかな?」「たしかお母さんおいもは土に戻してあげるんやったよね。」と話をしました。農園につき玉ねぎを抜きました。その中で副園長からたくさんの玉ねぎの中に混ざって少し形の違う玉ねぎがあることについて話をしてもらいました。それはぼんぼりが付いている玉ねぎで、葉っぱの間から伸びている茎はとても硬くて玉ねぎの芯までつながっています。「これは、次の玉ねぎが生まれるためにぼんぼりに花が咲いて種ができるよう強くて栄養が取れるように守ってるんだよ。」と聞くと「玉ねぎってえらいね。」「すごいんだね。」と玉ねぎが次の命を守るための力があることを感じることができました。

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                   <じゃがいもがアリの巣になっていたよ!>

 玉ねぎ抜きをしてからジャガイモ掘りをするために帝京農園へ移動しました。そこで副園長が「みんなラッキーだね。」と話を始めました。それは、生石の農園と帝京農園のジャガイモの生長の違いが見られた事でした。「生石のじゃがいもは葉の色が黄色くなっていたよね。びわやイチゴと一緒で取ってくださいって言ってるけど、ここのじゃがいもはまだ葉っぱも緑で花もあってまだ早いよ!と言ってるんだよ。でも掘らしてもらおうね。」と話しました。掘ってみると、まだほんとに小さなじゃがいもも付いていて、ビワやイチゴに続いて植物の生長にも改めて気づくことができました。                               

又、そこではたくさんの虫たちも生活していました.たくさん穴が開いたジャガイモの中から次々と出てくるあり、これには驚きました。なんとジャガイモはありの巣になっていたのです。又、別のジャガイモには虫が食い込んでいました。ジャガイモ畑で平穏に生活していた虫たちは、ジャガイモ掘りに来た子どもたちに右往左往の大騒ぎ、それは園では経験できないことでした。おかげでジャガイモは穴だらけでみんなで食べるために植えたジャガイモは虫たちと分け合って食べることになったしまいました。 

子どもたちにはこのような生活の中で、自然の厳しさや生きることがどんなことか学んでいって欲しいと思います。

       

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2009年5月15日 金曜日

今日の天気はくもり。いつもは、登園するとすぐに裸足で園庭に出て遊ぶHくんも靴を履いて遊んでいました。「裸足にならんの?」と尋ねると「嫌よ。寒いもん。」という言葉が返ってきました。確かに最近半そで半ズボン裸足でも暑いくらいなのに、今日は肌寒く感じます。そして、次に聞こえたのは、「明日雨なん?」という言葉。昨日、ぺんぎん組では「明日いつも以上に最後の練習頑張ったら、きっと神様が見ていてくれて土曜日はお天気になるかもね。ぺんぎん組が1番になるように頑張るぞー。」と降園したのに、このままでは雨になってしまいそうな空の色。そこで昨日から、浸し染めの作品からこいのぼりを作るコーナーがてるてる坊主を作るコーナーに変わっていました。私はHくんを誘って、てるてる坊主を作るコーナーへ行きました。すでに数人の子ども達が作り始めていてみんな思いは1つです。てるてる坊主さん明日天気にしてください。私もその1人1人の思いを受け止め、1つ1つをロープにつるしていきました。いつの間にかロープにはたくさんのてるてる坊主が並びました。

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親子運動会の最後の練習の時間になりました。今日の子ども達の目はいつもと違います。とてもやる気が伝わってきて、私自身が楽しく元気に頑張ろうという気持ちが沸き上がってきました。普段の私は、練習となると緊張してしまい、笑顔がなくなっていたのではないかと思います。けれど、今日はとてもリラックスして臨むことができました。子どもたち自身よく考えて動くことができ、力一杯頑張る姿がありました。最後の競技が終わりトラックの中にみんなが集まっている調度その時、お日様が顔を出しました。副園長の「てるてる坊主のおかげかな。それよりもっと強いものがあるよ。それは何かな?」という問いかけに、年長児から「みんなのパワー」と大きな声が返ってきました。子ども達のパワーが厚い雲を吹き飛ばし、お日様が見えたのだと私も感じました。この1カ月を振り返ると、新採の私は子ども達のパワーに驚きの連続でした。子ども達の明るさ、元気さ、三葉っ子の発想にいつも私がついていくのが精一杯の毎日です。上手くいかなかったり、不安になることもありましたが、いつも子ども達に励まされています。そのパワーを感じる度に頑張ろうと思うことができました。

 明日は、親子運動会です。子どもたちの作ったてるてる坊主と、子ども達のパワーで雨が降らないことを祈りたいと思います。三葉っ子の素晴らしい姿を楽しみにしていてください。

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2009年3月23日 月曜日

 今日は、今年度最後の登園日でした。登園してきた子ども達は、何やらニコニコしていました。「今日は、新しいクラスわかるんやろ?」と楽しみにしていたのです。また、今日は今のクラスで過ごす最後の日でもありました。クラスのみんなが揃うと、新しいクラスの名札を配りました。友達とお互いの名札を見合いながら進級することや来年も同じクラスになれることを喜んでいました。しかし、クラスの中には、転園したり、一人で新しいクラスに進級する友達もいます。たんぽぽ組のRくんは、東京に転園することが決まっていました。そのことを教師がクラスのみんなに話している時、友達のYくんがRくんの肩を抱きながら、「頑張るんよ!」と優しく声を掛けたのです。たった4歳の子どもに、このような人を思いやる優しい気持ちが育っているのだと驚き、感動させられました。

 全クラスが揃ったところで。平成20年度の終園式が始まりました。古森先生から「春休みが終わったら、違うクラスになるから今日は、みんな仲良しで帰ってね。」と話がありました。そして、アルバムを持ってきた古森先生は、「今日でクラスの名札ともお別れになるね。進級写真のところに名札を貼ってみて!ほら、素敵でしょ!」と見せてくれました。今日の帰りのバスでのことです。名札の話をしっかりと聞いていた年少児のAちゃんは、バスが停留所で時間を待っている間にアルバムを開いて名札を貼っていました。そして、名札を貼り終えた進級写真のページを嬉しそうに見ていたのでした。

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”今のクラスとはお別れするけれど、また新しいクラスになってもみんなで遊べるから寂しくないよ”という思いを込めた古森先生の発案で、みんなで楽しくお引越しゲームを歌って踊りました。また、お世話になった先生達とのお別れもしました。「先生達は、いつでも三葉幼稚園のいろいろなところからみんなのことを見守っているよ!」という古森先生の話に、子ども達も安心してにっこりした表情でお別れすることができました。

 終園式が終わってから、ぺんぎん組では大好きな手遊びをしたり、踊りを踊ったりしてぺんぎん組最後の楽しい時間を過ごしました。そして、子ども達一人一人に声を掛けながらさよならの握手をしていくと、子どもから「先生、また一緒に遊ぼうね!」「年長になっても頑張ります!」という言葉が返ってきました。私は心の底から、「幸せ者だな」と感じさせられました。

 1年間を通して、本当に色々なことを子ども達から学び、たくさんの感動をもらいました。こんなに素敵な子ども達に出会えたことに感謝したいと思います。また、子ども達に良き園生活を送ってもらえるように教職員一同頑張っていきたいと思います。来年度もよろしくお願いします。 

  くじらぐみの自慢 「くじらパワー!!」

 ドキドキで始まったくじら組。4月の頃は私の言葉がけが悪く、「先生どうやってするん?」「できんけんやって!」と自分で考えてするということができない子どもたちにどうすればいいか悩んでいました。すると、その度に古森先生がきてくれて話をしてくれました。古森先生の話になると、目が変わり「次は何を言うんだろう?何を教えてくれるんだろう?」と興味を持って聞いて理解しようとする姿がみられました。それからも、古森先生は年長のどのクラスよりもくじら組を気にして声をかけてくれました。そうして少しずつ「先生!先生!」ということが少なくなってきた秋。大変感動することがありました。それは運動会のことです。

 運動会の1か月ほど前にTくんが足を骨折してしまいました。私はTくんは運動会に参加できないと決めつけていました。しかし、毎日見学のTくんの前に古森先生がすっと行き、「運動会出たい?」と聞いたのです。するとTくんは力強く「出たい!」と答えました。そして、松葉杖ついているTくんも参加することになりました。そのことをTくんに伝えると、全員が「やったー!」と飛び跳ねて喜びました。それから特訓が始りました。自然とみんながTくんのそばに集まり、何度も何度もリレーをしました。松葉杖をついたTくんは半周走り残りの半分を走る友達も決めました。勝つためには一人ひとりがTくんの分まで走らなければなりません。当然みんなの表情が変わり意欲も高まっていきました。一方、Tくんの頑張りもすごいものがありました。松葉杖をついて、何度も何度も半周走る練習を繰り返すTくん、脇の下は赤くなって痛そうでした。「Tくん大丈夫?無理したらだめだよ!」と言うと、「大丈夫!痛いけどもっとやりたい。それに、幼稚園には足の動かない友達も頑張っているんだから僕も頑張らんといかんのよ。」と答えてくれました。三葉幼稚園には足が不自由で車いすの子もいます。その子たちが頑張っているところを見たり、かかわったりすることで、Tくんのように感じてくれていたということをとても嬉しく思いました。そして、Tくんのために練習をしたくじら組。「仲間のために!仲間と一緒!」気持ちが一つになった時のパワーは子どもたちの底力お感じました。

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 そして、くじら組の集大成は何といっても発表会でした。これも今考えると、自分の子どもの心をつかんだ劇の構成不足だったのですが、リハーサルでは意識が低く、セリフを忘れてしまったり、移動を忘れてしまったりしていました。その様子をみた古森先生は「楽器を使ってみたら。踊りを変えてみよう。」と課題を与えてくれました。それまで、練習した過程でもみんなが覚えるまでに下り坂になりダラダラになってしまっていたのが課題をもらったことで子どもたちの目が変わり1日のうちに今までとは違うクラスなのではないかと思えるような劇になていました。今年1年間、私は子どもたちを引っ張るのではなく、子どもの興味関心を知ってヒントを与え背中を押すことの大切さを学び、子どもたちは古森先生からたくさんのことを教えてもらったくじら組!!古森先生から教えてもらったことを自慢、そして自信として頑張っていってほしいと思います。くじら組のみんなのやる気になった時のパワーは1番です。これからもそのパワーで小学校でも活躍することを期待しています。

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コメント (「年長になっても遊ぼうね!」 ぺんぎん組 丸山利夫         「くじらパワー!!」  くじら組 中田拓成 はコメントを受け付けていません)

2009年2月25日 水曜日

 今日は、ぺんぎん組がデイケアセンターのケアフル竹原を訪問しました。4月から1ヶ月に1回の割合で年長児が交流会に行っていましたが、3学期になり年長児からバトンをうけて年中児が訪問しています。2月はぺんぎん組の番になっていました。そこで、発表会が終わってから子ども達と内容を考えて練習してきました。

「踊りは元気なおまつり忍者がいいんじゃない?」

「すごろく遊びがしたい!!」

と、子ども達から意見が出てきてプログラムが決定しました。今回の目標は、”自分達ですすめていくこと”です。プログラムの紹介はグループごとで進め、列に並ぶことやゲームの進行、準備も子ども達に任せることにしました。今日は古森先生にも一緒に行ってもらうつもりでいたのですが、会議とこあら保育の給食の準備があり、引率ができないということでした。”みんなは何のために行くのか”、”色々なお年寄りがいること”、”どのように接したらいいのか”など、人に対する心遣いについて話してもらって、元気よく出発しました。

 着くと少し緊張した様子で挨拶をして交流会が始まりました。”おまつり忍者”の踊りは、始め掛け声が小さかったのですがお年寄りの手拍子に励まされて、徐々に元気になり終わったときにはいっぱいの拍手をもらいました。触れ合い遊びでは”お引越しゲーム”をしました。踊りながら違うペアを探して、次々と変わっていきます。ペアのいないお年寄りはいないか、子ども達なりに気を配り可愛い笑顔でゲームを進めることができました。”すごろくゲーム”は、自分達で考えて動く場面が多く、戸惑うこともありましたが可愛い子ども達の表情にお年寄りにも喜んでいただけました。

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 園に帰って、古森先生への報告の中で

「早く並べんかった・・・。」

「大きな声が出んかった・・・。」

と、自分達なりに反省する声が聞かれましたが、

「元気よく踊れたよ!」

「私と踊ったおじいちゃんは、泣きよった!」

と、自分達がお年寄りを元気付けてあげられたことを感じ取った子どももいました。

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 さて、もうひとつの深イイ話です。

昨日のことです。年長のRくんに担任のH先生が注意したところ、ふざけてからかってしまったのです。その姿にH先生は

「君のために教えてあげていたんだけど、もういいね。」

と、少し冷たく突き放したその帰り、どうしようかと悩んだRくんは去年の担任のN先生に

「H先生と帰るまでに仲直りできんかった・・・。」

と、しょんぼりして言って帰ったそうです。そして、その日家に帰って、そのことをお母さんに話すと

「それはいけないね。H先生はRのために言ってくれたのに。」

そして、弟にも

「それはいかん!!」

と言われて、「悪かった。」と反省しました。そして、今朝1番にH先生に謝り、仲直りすることができたのでした。

 1年の間にたくさんの出来事を一緒に乗り越えてきた担任とクラスの子ども達は、気がつくと深い絆でつながっていたのでした。Rくんは、きっとこのことを忘れないでしょう。ぺんぎん組の子ども達が年長に進級するまで、あと17回登園日があります。私もぺんぎん組の子ども達と忘れない思い出作りをしていきたいと思います。

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コメント (「心の育ち ?ケアフル竹原交流会?」 ぺんぎん組 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)