幼稚園の日記(ブログ)

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2011年9月7日 水曜日

 今日も元気ハツラツみつばっ子。「先生、見て見て。」と呼ぶ声に誘われて行くと、つりかんに両手いっぱい広げて、しっかりつかまっていたAちゃんの姿が。「こんな事もできるよ。」と言ってつかまっている手の間に自分の体を入れて、くるんとまわってみせました。すごいでしょ、と言うような得意な顔を見て、隣にいたBちゃんが、つりかんの端から端まで一段飛ばしでいきました。AちゃんもBちゃんも、1学期はつり輪につかまるのがやっとだったのに、今では余裕の表情です。周りでも、のぼり棒の一番上でつかまっている子や、太鼓橋のうんていにのぼって、ひょいひょいと移動している子などの姿が見られ、知らず知らずのうちに、子どもたちの握力や筋力が強くなっている事に気付き、はっとしました。2学期になって、全身を使っての遊び方が上手になってきた子どもたち。これからの成長も、もっともっと楽しみです。

         

 年中フロアでは、運動会の踊り『にわとりのチャボ』の壁面作りが昨日に引き続いて行われていました。「にわとりのチャーボ♪お散歩に行くーよ♪」と替え歌まで作って、楽しそうでした。「太陽さんはたかぁーい所にいるから、上の方に貼ろう。」と言って、椅子を持ってきて貼ったり、写真を見ながらデッサンしたりしている子もいました。描いたり、切ったり、貼ったりを繰り返して、だんだんにぎやかになっていきます。隣のクラスからは、太陽やチャボのお面を作った子が嬉しそうに見せに来てくれ、いろんな所でチャボワールドが表現されていて、毎日ちょっとずつだけれど、つながって発展していく様子に、私自身もワクワクしていきました。

            

 さて、太陽がみんなの真上に近い所に来た頃、戸外では「よーい、ドン!」の合図で、年長児の全員リレーが始まりました。5クラスの一生懸命なスタートに、周りで遊んでいた子どもたちやこあらさんも大喝采!!!通園バスが一緒の年長さんが走っているのを見たTちゃんは、ままごとをしていた手をぱっと止めて、身を乗り出して「がんばれー!」と、応援していました。

        

 そんな年長さんの姿を見て、年中さんも走りたくてウズウズしてきました。年中さんは親子運動会では半周走りましたが、なんと今回は『1周』です。りす・ぺんぎん・ぱんだなの3クラスで集まって、かけっこをする事にしました。1学期に比べて、一生懸命で、競争意識も芽生えてきた子どもたちですが、なぜかゴール手前でみんなスピードをおさえてしまいます。それは、教師の立ち位置が原因でした。コーナーを曲がってすぐの所に教師が立ってしまっていたために、最後まで走り切る事ができなかったのです。それを見ていた副園長が、子どもの目線の所に立って、手をパーにして待っていると、子どもたちは嬉しそうに手を伸ばして、全速力でハイタッチしてゴールするのです。ゴールという『目標』がはっきりすると、子どもたちの顔が一瞬で「行くぞー!!」という顔つきに変わりました。そして、スタートラインの所にも、副園長が白線で丸を5つ描いてお部屋を作ってくれました。そうすると、並ぶ時に間隔がうまく取れるようになり、1人ひとりが意識してスタートラインに立つようになりました。その丸を見て、もう1回走りたくなったM君とO君。嬉しそうにラインに立ち、スタートの合図であっという間に1周しました。O君は1回目は泣きながら走っていたのですが、今度はにこにこでゴールでハイタッチしました。降園前、O君に「バイバイ。」と言うと、「先生、明日もイェーイってタッチしようね。」と言って、颯爽と帰っていきました。O君のように、みんなが「走りたい!」「またやりたい!」と思う事ができるように、私たちも子どもの目線に立って、一緒に楽しめるようにかかわっていきたいと思いました。

         

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2011年7月12日 火曜日

 毎日暑さに負けず、元気に戸外で遊んでいる三つ葉っ子たちです。テントの下や、木陰で遊んだり、水で遊んだりして涼しい所を探していました。魚つりのコーナーでは、竿の使い方が上手になってきて、順番もしっかり待って友達と代わり合って遊べるようになりました。「こんなに釣れたよー。」と言ってバケツいっぱいに釣った魚を入れて嬉しそうに自慢していたSちゃんを見て、周りの友達も釣りたい魚にねらいを定めて、真剣な顔になりました。片付ける時もくるくるとひもを竿に巻きつけて、元あった場所に戻す事ができていました。 

            

 水くみ遊びの所に行くと、ぺんぎん組のAちゃんと、ぱんだ組のSちゃんが、「このペットボトルがいい。」「カップの方が入れやすいよ。」などと、2人であれこれ話をしながら遊んでいました。始めはゼリーのカップからカップへ水を移し替えていました。そして、緑のカゴを台にして置くと、その上に何個も何個もカップを並べて水を注いでいきました。水がいっぱいになって、ちょろちょろとあふれているのをじっと見ていたAちゃんが、何かを思いついたように、カップを積み上げていきました。1段、2段、3段と・・・6個のカップを組み合わせて、それはタワーのようになりました。1番上のカップに水を注ぐと、あふれた水が2段目のカップへ、そして次は3段目へと、シャンパンタワーのように水が下に流れていくのを見て、嬉しくなりました。Aちゃんのひらめきに、Sちゃんも感動して、2人で夢中になって長い間遊んでいました。

            

 そして、今日は手作り給食だったので、朝早く来た子どもたちと一緒に玉ねぎの皮を剥きました。ぺんぎん組のMちゃんは、朝登園して来ると、「今日手作り?玉ねぎあるならお手伝いするよ。」とMちゃんの方から言ってくれました。その玉ねぎがお味噌汁の中に入っていたのを見つけて、「ここに使われとった!」と嬉しそうなMちゃんでした。そして、今日は子どもたちの大好きな肉じゃがだったので、みんな大喜び。何回もおかわりして、トレイの中が空っぽになっても、「まだ欲しい!」「もっと食べたい!」と言って、調理室に追加のおかわりまでもらいに行きました。肉じゃがの中に糸こんにゃくが使われていますが、そのまま糸こんにゃくを入れて煮込んでしまうと、水分が出すぎてしまって、味が薄くなってしまいます。そこで、幼稚園の肉じゃがは、一度こんにゃくをから炒りして水分を飛ばして、こんにゃくだけで味をつけてから、じゃが芋と一緒にしているのだそうです。一工夫加えられた魔法の味に、子どもたちもやみつきです。

  

 また、今日は降園前に、避難訓練をしました。あると知らされていなかった子どもたちは、サイレンの音を聞いてびっくり。身の回りにある椅子や棚、机などの下に隠れて身を守りました。椅子のしたに隠れようとしたけれど、体が入りきらないので、どうしよう・・・と思ったYちゃんは、2つの椅子を並べて置いた下に体を横に向けて入っていました。今日の訓練のように、地震とはいつ、どこで、どのようにして起こるか全く予想がつきません。南海大地震も、そう遠くない時期に来ると言われています。その時の状況で、正しく安全な判断ができるように、習慣づけていきたいと思います。

            

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2011年6月20日 月曜日

今日も、朝からどしゃぶりの大雨で大雨警報発令という悪天候でした。園庭も道路も水たまりだらけで、ザーザーとやむことなく、1日中降り続け、「今日はお外行けんねぇ。」「どしゃぶりやけんねぇ。」と言いながら少し残念そうに登園してきた子どもたちです。テラスも階段も雨がしぶいていて教師達は子ども達が滑らないよう朝から水を拭き取って何とか迎える事ができました。「粘土でお城作ろうかなぁ。」と、階段を上がる頃には気持ちを切り替えて保育室へ入って行っていました。今日はお母さんと一緒に「おはようございます。」と元気よく挨拶をしながら門をくぐってくる子も見られましたて。今日から一週間自由参観日・春の作品展が始まり、大雨にもかかわらずたくさんの保護者の方が足を運んで下さいました。

お部屋では、廃材遊びや粘土、おえかきなど室内でできる遊びを見つけて遊びました。「お母さんここ持っといて。」と言って親子で協力して廃材の作品を作ったり、粘土でお料理を作ってままごとを楽しんだりしていました。ぺんぎん組では、カラー積み木を組み合わせて『お店』を作ると粘土で作ったお寿司やハンバーガーなどを売って「いらっしゃい、安くしますよー。」と呼びかける姿もみられました。

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そして、今日は昼食前に避難訓練がありました。前回と同じで、地震を想定した訓練でした。東北の現状を子どもたちもテレビや新聞などで目にしているので事前に子どもたちに伝えると、とても緊張していました。放送が始まると、今日はサイレンの音が聞こえてきました。「緊急地震情報です、緊急地震情報です。直ちに全員机の下に隠れてください。」という声が聞こえると、すぐに机の下に隠れて、机の足をしっかり持って小さくなりました。壁側にいたお母さんにも、「こっちこっち。机の下に隠れるんよ。」と言って呼んで、みんなで体を寄せ合いました。前回に比べるととてもスピーディーで、前回は隠れる事ができなかったH君も自分で考えて隠れる事ができていました。雨が降っているので、三階の会議室に全員が集まって避難しました。本当に全員集まっているのか、欠席者は何名なのか、私たちもしっかり把握して報告する必要がありますが、今までは口答で「全員います。」と報告していましたが、それではきちんとした把握ができません。出席何名、欠席何名ときちんと書き留めて安全を報告できるよういつ見ても分かるような体制をとっておかないといけません。私たち教師も訓練の回数を重ねる毎に必要なものやしなければいけない事が分かってきました。もっと回数を重ねて、確実に、迅速に避難が行えるように研修していきたいと思います。

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そして、ぺんぎん組では降園前に絵本サークルのお母さんが来て読み聞かせをして下さいました。ダンゴムシを題材にした絵本では、何を食べるのか、どこに住んでいるのかという内容と自分たちが経験した事を頭の中でイメージしながら興味津々に見ていました。ダンゴムシが脱皮したシーンでは、ザリガニの赤ちゃんが脱皮した時の事も思い出して話題にしていました。

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作品展でも1人1人の想いが詰まった作品を展示しております。明日からの自由参観日もたくさんの方のご来園をお待ちしています。

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2011年5月28日 土曜日

今日は、今年度初めての自由登園保育「フリースクール」を行いました。今回のテーマは、「色が広がっていく不思議」ということで、色々な遊びのコーナーを用意しました。それぞれのコーナーに分かれて遊ぶ前に、一度会議室に全員集合しました。今日の劇では「たたき染め」という遊びを元に、シルクと木綿の違いに触れました。シルクは蚕が作る繭からできているため、『たんぱく質』が豊富に含まれており、大変色が染まりやすいのですが、木綿には『たんぱく質』が含まれていないため、着色しにくく、長い時間色を保存しておく事が難しい…という事で、実際に劇中でもやってみました。すると…あれれ?なぜか木綿を使った方が色がきれいに残り、シルクの方は薄くなってしまいました。どうやら、シルクと思っていた布には化学繊維が含まれていたようで、色をはじいてしまったのでした。思わぬハプニングでしたが、昔使われていた着物(シルク100%)を使ってみたら、葉脈までくっきりと葉っぱの色が鮮やかに残りました。

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そして、劇ではシルクについた色を水で洗い流そうとすると、『たんぱく質』は水から色を守るので色落ちしにくいのですが、木綿の場合は水と一緒に色が洗い流されてしまいます。そこで、木綿にも色を残しておくためにどうしたらいいかなと考えた時に現れたのは『豆乳くん』。豆乳には『たんぱく質』が含まれているので、木綿を豆乳に浸して仲良くさせると、水で流そうとしても色落ちしにくくなりました。きれいな物だけが残り、いらない物だけが流されたのです。そして、これは人間の体でも同じ事が言え、たとえばダイエットをしようと思って野菜ばかり食べていても意味がありません。そこで『たんぱく質』を同時に摂取しなければ、いらない栄養物まで体内に残ってしまうので、全然体重も減りません。また、髪の毛もたんぱく質でできていますが、化学薬品がたっぷり入った染料を使ってカラーリングを繰り返すと、髪の毛は細くなり、だんだん傷んでいきますが、植物性の高いヘナや香草(漢方)を含んだ染料を使うと髪に優しく、コシとツヤが出て元気になるのです。植物とたんぱく質がつながる事で丈夫になったり、体に優しくなったりするのです。反対に、たんぱく質を摂取しなかったり、石油や石炭などの化学薬品を使用することで壊されたり邪魔されたりする物がたくさんあります。今回の劇では、色の不思議から食育まで話が発展し、自然やたんぱく質のすごさを改めて感じる事ができました。

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そのあとは、それぞれのコーナーに分かれての活動になりましたが、《野菜スタンプ》では年少さんも取り組みやすく、色々な形のスタンプを押して楽しんだり、形を組み合わせてレイアウトしたりしていました。作った物と自分の好きな色の包装紙を選んで台紙もつけました。ぺんぎん組のT君は、昨日おじいちゃんのおうちで野菜スタンプをする事を話すと、おじいちゃんが野菜をとって来てくれて持たせてくれたそうです。家族の参加を飛び越えて、また広いつながりが子供達を育ててくれたり、興味を持って頂けたりしているという事を大変嬉しく思いました。

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《しぼり染め》では、白いシーツやハンカチや持って来ていただいたTシャツなどに玉ねぎの皮で色をつけました。たまねぎの皮とミョウバンを加えて火にかけることでとっても鮮やかな黄色に染まって、たくさんの方が感心されていました。

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《たたき染め》では、葉っぱやお花を組み合わせて布にはさんで上からカナヅチでトントンとたたいて、色を出しました。お父さんが真剣にカナヅチを持ってたたいている方もいれば、子どもがやっているのを見て手を出したいけど我慢して見守っている方もいました。ふだん子どもたちが幼稚園で遊び込んでいるその姿を感じてりす組のK君のお父さんは関心していました。

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《浸し染め》では赤・青・黄の3原色にキッチンペーパーやコーヒーフィルターなどに浸して色がにじんでいく不思議を楽しみました。そして乾いた浸し染めの紙を使って《作るコーナー》では、ヨーヨーやうちわ、とんがり帽子などを作りました。作品はバラエティにとんでいて、次々とアイディアいっぱいの作品ができ、驚きの連続でした。

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最後に会議室で自分たちの作った作品を発表し、「私も!」「僕も!」と言って前に出てきて、どの子も嬉しそうに見せてくれました。思わずお母さんたちもカメラを持ってシャッターチャンスをねらいます。今日1日たっぷり遊んで満足度いっぱいの子どもたちでした。

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コメント (「たんぱく質ってすごい!フリースクールでいっぱい遊ぼう!」 ぺんぎん組 岩城悠 はコメントを受け付けていません)

2010年3月16日 火曜日

年中児達が冬に植えたチューリップが卒園式に合わせるかのように花を咲かせ始めました。小さなつぼみが日増しに大きくなる様子を楽しみにしていた子ども達です。今日は、そのきれいに咲いたチューリップを卒園式に飾ろうと鉢に付いた土を拭き取りました。鉢を「重たい」と言いながら運ぶ幼児、丁寧にぞうきんで拭き取る幼児と昨日のさよなら会に引き続き、年長児に感謝んの気持を持って準備をしました。そして10時、卒園式の総練習ということで年中児・年少児が保護者役になり、練習に参加しました。始まる前には副園長が「次小学校に行くのは?」と聞くと「年長」と大きな声で答え、「じゃあ次に年長になるのは?」「年中!!」と子ども達も期待を持って答えていました。「今日はね、きれいな花を置いたよ。朝はもっと小さかったお花も頑張れ、おめでとうって応援してくれて大きく開いたよ。みんながいっぱいお祝いしてくれてるね。」と言われ、誇らしげな年中児でした。私自身も初めて式の練習に参加し、年長児の前を向いて堂々と歩く姿、大きな声ではっきりと言葉を言う姿、心を込めて歌を歌う姿などに胸が熱くなりました。そんな姿に在園児も憧れの目で見つめていました。お部屋に帰るとTくんは「年長さんかっこよかった」と興奮した様子で話してくれました。この一年間どんどん目的に向かって進んでいく、どんどん成長していく年長児の姿に憧れ、もうすぐ年長児になることへの期待を持っているんだなと感じました。

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今日は今年度最後のお弁当でした。子どもたち同士でお弁当を見せ合ってみんな嬉しそうでした。いつもとは違うともだちを誘ったり、ぺんぎん組で食べるお弁当を楽しんでいました。その後は、年長児を意識してか降園前の活動でも背筋を伸ばして話を聞いたり、きちんと立って大きな声で歌を歌う姿もあり、年長児のパワーを改めて実感しました。

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ぞう組のテラスから見える裏の道路に面している幼稚園の桜の木も何ひらかの花をつけました。春を感じぽかぽかの気持ちの良い気候になってきました。明日は年長児と過ごす最後の日です。大好きな年長さん、憧れの年長さん、頼もしい年長さんとかかわってまた一つ年長さんの姿を心に残せるようにしていきたいと思います。

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コメント (「憧れの年長さん」 ぺんぎん組 立川留美 はコメントを受け付けていません)

2010年2月19日 金曜日

今日も登園して来た子ども達は、お店を開ける準備を始めました。机を出して、イスを出して準備完了。他のクラスにお買い物に行って刺激を受けてきた子ども達は、「先生大きい紙ない?」と言って紙を調達すると看板を作り始めました。「飾りも上に付けたい」と言って輪飾りも付けました。ケーキ屋さんのできあがりです。すると、ぺんぎん組のケーキ屋さんに年長さんが買い物にやって来ました。そして、「何屋さん?」と聞かれ、恥ずかしそうに「ケーキ屋さん」次に「何円?」と聞かれ女の子達は顔を見合わせました。小さな声で「100円」と言って年長さんが、差し出したお金を遠慮気味に受け取っていました。そういえば、今までお店屋さんごっこでは男の子が売り手をして、女の子はケーキを作るということが多かったように思います。毎日色んな発見や気づきがあり、どんどん広がっていくお店屋さんごっこ。私も次はどんなことが始まるのか楽しみです。

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丁度お店屋さんごっこをしている時に、調理室からはいいにおいがしてきていました。今日は待ちに待った手作り給食の日です。いつもの遊びの片付けにも気合いが入り、素早く片付ける姿が見られました。「納豆のにおいがするー」「おっきいお肉!」など配膳の時からニコニコの子ども達。何度も何度もおかわりに並んでいました。「(納豆を)7回おかわりしたけん!」と言うAちゃんに感心するやら驚くやら。私は実は納豆が苦手でした。けれど三葉幼稚園に来て、この副園長特製りんご入り納豆は食べやすく大好きになりました。私自身も、この手作り給食ではついついたくさんおかわりをしてしまいます。ちなみに今日のメニューは,大豆ご飯.にうめん,豚肉ソテー,大根の煮つけ,りんご納豆,大根葉の油炒め,煮リンゴでボリュームたっぷり・・・子ども達も大満足の給食でした。

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月曜日から一週間、自由参観日です。子ども達は、きっとお母さん方がお客さんになってお店に来てくれるに違いないと期待して降園していきました。

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2010年1月29日 金曜日

昨日は天候も悪く外では遊べなかった子ども達でしたが、今日の園庭ではたくさんの子ども達がなわとびやはねつきをして遊んでいました。すると、いいにおいがしてくるではありまさんか。みんなが靴を脱いで目指すは調理室。調理室の窓を次々に覗き「古森先生ー!!」と副園長を呼び始めました。すると、副園長が調理室から出て「みんなのために作っているよ」と言ってまた料理に戻りました。それでもまだ覗き続ける子ども達。再び副園長が調理室から出てきて、その手にはアツアツの野菜の煮物が入ったお皿がありました。集まった子ども達に大根やにんじん、ちくわなど煮物の味見用に持って来てくれたのでした。それを見て副園長からお皿を受け取った教師のところに集まり、「あーん」と口を開いて待つ子ども達に思わず笑ってしまいました。「味はどう?」と聞く副園長に「合格」「うまい」とそれぞれの表現で伝えていました。私が小さかった頃こんなにたくさんの野菜の煮物を食べることができたかなーと思い返してみましたが、おいしかったという思いもなかったように思います。幼稚園で仲良しの友達とこのように楽しく食べる経験はとてもいいことだなと改めて感じました。今日お手伝いに来て下さった保護者の方もとても楽しみに来られていました。中でもAちゃんのお母さんは料理の手順の良さを学んだと言って帰られていました。お母さん達にも調理する中で様々な学びをされているのだと嬉しくなりました。

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発表会の練習では次の月曜日がリハーサルということで子ども達も気合が入っていました。年長児の劇では、一人ひとりが責任を持ち、主体性や積極性が見られるようになってきました。昨日より今日と毎日成長している子ども達に置いていかれないように私も頑張ろうと毎日が競争です。

昨日と今日の2日間津田中学校の生徒4名が職場体験にきました。ぞう組では、ちょっぴりブルーになっているお姉さんを迎えに行き、励ましたり、慰めたり「私達も辛いことも悲しいこともあるんだよ。でも頑張っているのだから頑張って」そんなことを言える子ども達にお姉さんは思わず涙を流していました。今日一日そのお姉さんを元気にさせようと心を砕くぞう組の子ども達に、お姉さんも笑顔になることができました。お別れのときには、たくさんの子が手紙を書いて渡しました。「つらいこととかかなしいことがあったら、またみつばようちえんにあそびにきてね」と書いたHちゃん。子ども達の相手を思いやる気持ちに胸がいっぱいになりました。4歳児でいっぱい遊んで、いたずらをして叱られて泣いたり、けんかをしたり、色んな経験をしたことがこのような5歳児の育ちにつながっているのだということを副園長から教わりました。失敗や悪いことをしたときは指導するチャンスです。その場面を見逃さず、子ども達の色んな気持ちに寄り添って諭しながら、子ども達と一緒に自分も成長していきたいと思います。

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最後に今日の手作り給食のレシピを載せます。ぜひ作ってみてください。

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★今日のメニュー★

●ちりめんじゃこと昆布の胚芽米ごはん

●里芋と揚げ・しめじのお味噌汁

●大根・こんにゃく・にんじん・しいたけ・ちくわの煮物

●さつまいもとりんごのサラダ

●枝豆

●ブロッコリーの天ぷら

●大根葉と揚げの煮つけ

<ちりめんじゃこと昆布の胚芽米ごはん>

[材料] 胚芽米(五分づき米)、だし昆布、ちりめんじゃこ

胚芽米は洗って分量の水を入れて30分程置く。

塩を入れて混ぜ、少し塩気を感じる程度味をつける。

昆布を小さく砕くか、小さく切ってに入れる。

にちりめんじゃこを適量入れて炊き上げる。

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コメント (「煮物の味合格!!」 ぺんぎん組 立川留美 はコメントを受け付けていません)