2021年5月24日 月曜日
今日の天気予報は雨100%。それでも朝は雨が止み、いつものように園庭で遊びの環境をせっせと用意して、いつもの遊びが始まっていました。しかし、そのうち雨がポツポツと降ったり止んだりし始め教師達は天候を気にしながらも、子ども達は雨などなんのその、藤棚の砂場やテントの中に移動した滑り台などで元気に遊んでいる姿がありました。
子ども達が登園し終える頃には小粒の雨が降りだしました。そこで、幼稚園にある傘を出すと、近くにいた年中の子ども達が気が付いて傘を広げて散歩をしはじめました。大人用の傘を子ども達がさしている姿を見た古森先生が、子どもでも使いやすい小さな傘を買ってくれました。
子ども達に「古森先生が傘を買ってくれたよー」と伝えると、目を輝かせ近づいて来ると「はーい!一つ欲しい」「わたしもー」とすぐに傘がなくなり「私も欲しかったー」と声が上がりました。その声を聞いたりす組のKくんやぱんだ組のHくんは「じゃあ一緒に使おうよ」と友達を誘い、一本の傘を二人でさして遊ぶ姿がありました。ひまわり組のEちゃんは透明な傘に当たりスーッと雨が流れ落ちる様子を観察していたり、りす組のTくんは傘を持っていない教師を見つけると駆け寄り「先生傘に入れてあげる」と腕をいっぱいにのばし屋根のある所に連れて行くなど梅雨の季節をそれぞれ楽しんでいました。
十分外遊びを楽しんだ年中さんは、土日で大きく真っ赤になっていたいちごを見に行くと大きないちごが4つと、中くらいのいちごが28個ありました。
その事を古森先生に伝え、大きないちごを年中さんで中くらいのいちごを他の学年が2つずつ収穫していいですか?と聞きに行きました。すると古森先生は、「古森先生はいいけど、年長さんや年少さん達にそれでいいか聞いてみたら」との事でした。そこで年中さん達に「どうやって聞きに行こうか?」と問いかけると「自分達で行って聞いてくる」という答えが返ってきました。年長、年少各クラスとたんぽぽさんやひよこさんにも聞きに行くことにしました。
りす組はきりん組とさくら組に聞きに行くことになりました。部屋に入る前に子ども達に「何を聞きに行くんだっけ?」と聞くと、「年中さんが大きいの一つで、皆は中くらいのいちご2つずつでいいですかって聞いてくる」と大きな声でMちゃんが言うと、近くの子ども達も口々に言いました。しかし、部屋に入りきりん組の前に立ったりす組は緊張してしまい伝える内容を忘れてしまうなどのハプニングもありましたが何とか自分達で伝える事が出来ました。次に行ったさくら組では、子ども達の緊張もほぐれて大きな声で聞く事が出来ました。
その後他のクラスから承諾を得た事を古森先生に伝えて収穫する事になりました。植物を栽培、収穫するだけではなく、他のクラスや先生達と分け合って食べ美味しさを共感し、喜び合える事を今後も大切にしていきたいと思います。
今日の給食は、パン、具だくさん焼きそば、コーンサラダ、リンゴ、牛乳でした。
2021年5月10日 月曜日
「絶対負けないぞ!」
屋外遊ぎ場 青コース 西川友理
今日、屋外遊ぎ場では青コースの子ども達の元気な声が響き渡っていました。すみれ組のHちゃんは各クラスの名簿の前で登園した友達に「おはようございます!名前を言ってください!」と言って、次々と誘導をしていました。毎朝、先生のそのような様子を見ていたHちゃんは、自分が先生になったつもりでたくさんの友達に声をかけていました。その姿がとても可愛らしくつい見入ってしまいました。
らいおん組とぞう組では戸外でリズム遊びとタイヤ転がし競争をしました。ぜんかいも競争をした子ども達は少しづつコツを掴み、後ろから転がす子と、横から転がしながらタイヤを支える子と分かれてスイスイと進んでいるペアもいて、さすが年長さんだなと感心しました。しかし、中には競争していることも忘れて、タイヤを転がすことに集中していてやっとバトンを繋ぐ子もいました。無事、全チームがゴールして順位が決まると、4位になったチームは悔しがりながらも、「次は頑張って勝つぞ!」と言って、闘争心を燃やしていました。
タイヤ競争の後、近くで応援してくれていた三好みさこ先生から「他にも面白いゲームがあるよ!」と言ってもらい、1本の長い棒を使った棒運びゲームを教えてもらいました。1本の棒を4人で運び、ゴールを目指すゲームでみさこ先生のルール説明を真剣に聞き、いよいよゲーム開始です!初めてする競技に子ども達もやる気満々でスタートです。1番にスタートしたチームは少し困っている姿もありましたが、ゲームが進むにつれてルールを理解し、スイスイと進み始めました。応援の声もどんどん大きくなり、大興奮です!勝負の結果は・・・ぞう組の勝ち!!少しの差で負けたらいおん組の子ども達は「悔しい!次は勝ちたい!」と、この勝負にも闘争心を燃やして、さらにやる気になっていました。これからも色んなゲームを子ども達と楽しんでいきたいと思います!
「沢山採ったよ」
幼稚園 赤コース 澤近宏一
ゴールデンウィークが明けの今日も、園庭で多くの子ども達の声が聞こえてきました。りす組のKくんは荷物を片付けて園庭に降りてくると、真っ先にいちごを見に行ってました。連休になる前のいちごは、まだ小さい緑色の実が生っていましたが、今朝は沢山の実が真っ赤になり甘い香りがほのかにしていました。それに気がついたKくんは「先生いちごがめっちゃ赤くなってる。」と目を輝かせて言ってきました。その後から登園した子ども達も赤く色ずいている事に気が付いて、しゃがみこんで個数を数えていました。
又、いちごの他先週子ども達が袋がけをしたびわもオレンジ色に色ずいていて、今回は赤コースで収穫をすることになりました。年長さんが正門に並んでいると、教師がびわの木にとまるカラスの姿を見つけ「大変カラスがびわを食べようとしてるよ!」と伝えると子ども達はとても心配そうな表情をしてその様子を見ていました。びわを収穫したHちゃんが「びわがいっぱいなってたよ。」とザルに入ったびわを見せ教えてくれました。教師から「Hちゃん年中さん達にも教えてあげて。」と言うと、「うん。分かった。」と年中さんに少し緊張しながらも「びわがいっぱいあるから採ってきてね。」と伝えていました。
駐車場に着いた年中の子ども達は、オレンジ色になっているびわを見ると「めっちゃ色が変わってる!」「大きくなってる!」と声をあげていました。数人が収穫している間にも、子ども達の頭上を大きなカラスが2羽「自分達にも食べさせて」といわんばかりに鳴きながら飛ぶ姿がありました。それに気がついたりす組のMちゃんは「鳴いてもあげない」「カラスさんにはないよー」と周りの友達と一緒に追い払おうとしていました。収穫したばかりのびわが入ったザルの中を覗き込んだKくんは「う~ん。いい匂いがする」と食べるのを楽しみにしていました。
今育てているミニトマトやまだまだ実が生っているびわだけではなく、屋外遊戯場には桃、ぶどう、ミカンなど次々となっていきます。子ども達と季節の変化や自然の不思議を感じていけたらなと思っています。
今日の給食はパン、シチュー、マカロニサラダ、りんこでした。
2021年3月11日 木曜日
朝は少し冷っとしますが、日中はポカポカ暖かく元気いっぱいの子どもの中には汗ばんでいる子も見られます。もう春がそこまで来ています。
今日は3月11日東北大震災があった日です。子ども達はまだ産まれていませんでしたが、今日という日を忘れないようにと古森先生が門に半旗とその説明を書いて貼ってくれました。
“きょうは「とうほくだいしんさい」のあった日です。たくさんの人がなくなりました。みんなのいのちをたいせつにまもりましょう”と‥。今でも、あの日あの地震、津波、忘れることができません。歩きのお母さん達も足をとめて、子どもに話をしたり、一緒に文を読んでくださったりしていました。
子ども達にも3.11について話もしましたが、地震はいつ起きるか分かりません。そして今は、コロナウイルスの変異型まででてきて、子どもにも強い感染力だそうです。自分の命を大切に、周りの人との協力を大切にしながら、これからも生きていかないといけません。生活の中で、生きる力を養えるよう、今後本園の教育の基本を守りつつ保育していきたいと改めて思いました。
年中のEちゃんが、「先生チューリップの背が伸びてる♩」と背比べをしていました。咲き始めた頃は、小さな小さな親指姫ぐらいでしたが、日に日に茎が伸びてきました。球根を植えてから、毎日水やりや雑草抜きをして大切に育ててきました。赤くて綺麗なチューリップがどんどん咲いて、この元気いっぱいのチューリップを見ると気持ちも園内も明るくなります。
そしてそして‥昨日は゛おわかれ青空ぴくにっく゛でした。何人かの年長さんが「昨日はプレゼントありがとう」「とっても嬉しかったよ!」と声をかけてくれました。ぞう組のAちゃんは「昨日のプレゼント嬉しかったから、机の上に飾っているんだよ♩」と話してくれました。それを聞いたくま組のYちゃんは「Yはね、夜もつけてたんだけど朝起きてハミガキする時に付けて、そのまま朝ご飯も食べたんだよ♩壊れたら嫌だから、幼稚園に行く前には外して帽子をかぶってきたんだ!!」と嬉しそうに教えてくれました。昨日、年中、年少たんぽぽさんからもらったプレゼントがとっても嬉しかったんだな!大切にしてくれているんだな!と思い、教師も子ども達も嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
大切にしてくれている年長さんありがとう♩
今日は、年長児にとって最後の手作り給食日でした。メニューは、子ども達の大好きなピラフにほねつきどり、切り干し大根にマカロニサラダ、バナナにオレンジジュースも付いていました。みんなで食べるの楽しいね♩美味しいね♩と大喜びの子ども達でした。
年長さんこれからも好き嫌いしないで、すくすく大きく立派な小学生になってくださいね♩同窓会、小学校卒業おめでとう会で会えるといいね。
2021年2月26日 金曜日
今朝は、昨晩から降る雨で肌寒い一日となりました。
ぱんだ、りす組は今年度四月~三月までに描いた絵をとじる「おもいで」の表紙を描きました。始めに教師が「りす組さんになって沢山遊んだり、お出かけをしたりしたよね。どんな事があったかな?」と聞くと、子ども達は「じゃがいも植え」「運動会」「サッカー」「ポテト屋さん」と次々に心に残った行事や体験が沢山出てきました。
男の子達はサッカーが楽しかったようで多数の子が描いていました。サッカーのえを描いていたY君に、どんな場面か尋ねると、「オレがボール蹴ってる所」と教えてくれました。その事を近くで聞いていたM君が「ボール黄色だったよ」とY君の絵に描いてあるボールを見て教えていました。途中入園してきたHちゃんは、夏に沢山の色の花で色水を作った事が楽しかったようです。
ぱんだ組のK君は、預かりの時間でよく遊んでいる木製のブロックで作った電車や線路を描いていて、預かりの時間には絵に描いていたものと同じものを持ってきて見せてくれました。子ども達の絵が完成に近ずいてきたころ、たまたま用事でりす組に来た吉本先生に気がついた子ども達は、完成した絵を見せようと集まり何の絵を描いたのか見せる場面もありました。年度初めからコロナ感染症に配慮しながらも、「子どもだけの」行事として前向きにやり遂げられたことは、子ども達には例年と変わらないむしろ多くの体験ができ沢山の思い出が出来ました。
その後昼食前にぱんだ、りす組は昨日赤コースの園内総練習で古森先生や他の学年の先生からいただいた改善点を子ども達と確認しながら練習する事にしました。帽子や小道具を自分達で準備していると、りす組のK君が「今日は衣装着んの?」と目を輝かせて聞いてきました。「次に衣装を着るのは、月曜日に松前総合文化センターに行ってリハーサルをする時だよ」と伝えると少し寂しそうにしていました。(K君ごめんなさい。次に衣装を着るのは当日だったそうです)練習を終え、大道具を子ども達と一緒にプールに運んでいきました。オペレッタの子ども達は、舞台に自分達で配置や片付けをしているので「○○ちゃん一緒に運ぼう」「下から持つと運びやすいよ」などと自然と声を掛けあっていました。残り少ない時間を大切にし子ども達と一緒に本番を楽しく迎えれるようにしていきたいと思います。
2021年2月10日 水曜日
今日ちょっぴり肌寒い朝でしたが、いつものように子ども達は元気いっぱい登園してきました。そして持ち物の始末をすると、年中児達が一目散に砂場へ走っていきました。実は昨日から砂場には大きな山が出来ていたのです。それを朝一番に見たうさぎ組とひつじ組の子ども達が「あれ?なんだか鬼ヶ島に見えない?」と言って鬼ヶ島にしました。そこにやってきたひつじ組のK君が「鬼ヶ島の周りに水流したい!」と言うと、「それいいね!みんなで水を運ぼう!」と言ってせっせと運び始めました。初めはジョーロで何度も何度も運んでいましたが、、なかなか水が溜まりません。「他にたくさん水が入るものは、、」と考え、お鍋を持ってきたり、バケツを持ってきたりと水がたくさん入りそうな入れ物を自分達で探して持ってきました。
そしてやーっと!水が流れ始めました。すると遅コースでやってきたぱんだ組のKちゃんとAちゃんが「桃流したーい」と言ってどこかへ行ってしまいました。しばらくすると、砂場に帰ってきて「ほら!もも作ってきた!」と言って見せてくれました。Aちゃんが「あのね、初めももを箱で作ろうと思ったんだけど、濡れたら破れちゃうと思ってツルツルの廃材で作ってきたよ!」と教えてくれました!「よし流してみよう!」「流れるかな、、」と水に浮かべてみると、どんぶらこ♫どんぶらこ♫と流れて大喜びの子ども達でした!
その横でりす組のA君とT君が何か長い山を作っていました。それ何?と聞くと、「これは僕たち動物達が鬼から隠れるための山だよ!」と教えてくれました。
あ!なるほど!、今子ども達はこの砂場で桃太郎のお話を演じているのか!と分かり見ていてとても楽しい気持ちになりました!よーく見ると、それぞれの役の子ども達が、それぞれの場所を作っていておもしろいな〜、さすがだな〜と思いました。もちろん鬼山にも強そうな鬼たちが”俺たちゃ強いぞ赤鬼様だ♫それ♫俺たちゃこわいぞ青鬼さまだ♫と歌を歌いながら鬼ヶ島を作り、誰かを落としてやろうと山の麓に落とし穴を掘っていました。そこにやってきた園長先生が「それはなーに?」と言うと、S君は「落とし穴〜」と言いました。「なるほど!鬼を落とすんだ!」と言うと、S君は、「鬼が自分を落とすわけないやろう!」と言いました。「あーごめん!君たちは鬼だったのか!じゃあ桃太郎を落とすの?」と聞くと「そうだよ!!」と楽しい会話をしていました。子ども達の頭に発表会にする桃太郎のお話の内容がしっかり入っているんだなぁと感じることができました。「先生今日は楽しかったね!また明日もしようね!」と約束をして今日は終わりました♫
たくさん遊んで身体も動かしたあとはみんながお待ちかねのお弁当です!「今日は卵焼き入ってる!お弁当美味しい!」と大喜びの子ども達でした!今年度もお弁当日はもうあと数えるほどしかありません。いつもお弁当ありがとうございます。残りのお弁当日もよろしくお願いします!
2021年1月29日 金曜日
今朝は昨日までの暖かさはなくなり風も冷たく雪もフワフワと降ってきていました。
バスから帰り部屋に戻ると、りす組のN君がみかんの種類が載っているページを見ながら何やら探していました。担任から話を聞くと、今日は保育園の山岡先生から甘平という品種のみかんをいただいたので本に載っていないのか探していたのでした。
りす組さん数人で、たんぽぽ青組のテラスに、甘平を大、中、小と大きさごとに並べていました。そこでは、数人の年長さんが分かりやすいようにと分けて並べていて、ぞう組のY君はどのクラスが取りに来ていないのか一目で分かるように、クラス表示を作ってくれていました。そして、実物の甘平と写真の甘平を見比べていました。
年中さんは大が2個、中が2個、小が1個の計5個づつ頂くと、部屋に戻る前にひよこ組の山岡先生に「甘平ありがとう」とお礼を伝えて、途中部屋で製作活動をしていたぱんだ組にも立ち寄り「甘平りす組はもらったよ」と嬉しそうに報告して見せました。するとぱんだ組の教師が「ぱんだ組さんはどうする?」とみんなに声をかけると「取りに行ってくる」と数人の子ども達がすぐに立ち上がって取りに行っていました。
並んでいる中からおいしそうな甘平を選んでいるときに、「この前屋外遊ぎ場に行って皆で採ったみかんは何だったかな?」と聞くと子ども達はすぐに反応して「いよかん」と大きな声で答えました。次に「給食で食べたみかんは?」と聞くと、「温州みかん」とこれもすぐに答えました。最後に「ポンタ農園さんからいただいて、魔法をかけて皮を取りやすくしたのは?」「ネーブル」と返ってきました。「今日甘平を食べたら4種類も食べれているね」と言うと、子ども達は笑顔いっぱいで嬉しそうでした。降園前に皮を剥いて子ども達にひと房ずつ渡すと匂いを嗅いで「甘い匂いがする~」「美味しそう~」と待ちきれない様子でした。そして、みんなで「いただきま~す」と言って口に入れた途端「甘~い」「一番好きかもしれな~い」と近くの友達と伝えあっていました。
今日は、昼食前に避難訓練をしました。前回までは、園長の放送を聞いて避難する際の約束事や対処の仕方を教えてもらってからしていたのですが、今回はクラスやホールなどでの活動中に警報が鳴り、とっさに自分達で行動し教師の指示を待って次の行動に移ることが出来ました。突然の放送でしたが、子ども達は落ち着いて話を聞き園庭に素早く集まる事が出来ていました。今後も様々な訓練を通して、どんな時も落ち着いて避難できるよう備えていきたいと思います。
2021年1月15日 金曜日
今日は子ども達と教師達の楽しみにしていた鏡開きの日です。バスから降りてきたこども達も「今日は鏡餅を食べる日〜!」とワクワクしながら登園してきました。おしるこにして食べるのを覚えていたYちゃんは、お餅つきの時に古森先生が作ってくれたあんこがとっても美味しくてほっぺが落ちそうになったのを思い出し、「今日もほっぺが落ちたらどうしよう」と楽しみにテントの所を行ったり来たりしていました。今日のおしるこも古森先生が味見をして、美味しくなるようにと作ってくれました。遅コースの子どもたちも登園し、いよいよ鏡開きのはじまりです♫
はじめに古森先生にどうして鏡開きをするのかを教えてもらいました。鏡餅にはいろいろな神様がいます。”お野菜がたくさんとれますように”、”お魚がたくさんとれますように”、”泣き虫さんもニコニコになれますように”、”優しくて強い子になれますように”といろいろな願いの神様が住んでいるのです。その神様が住んでいたお家を「いただきます」と食べるといいことばっかりになるんだよ!と教えてもらいました。
今日は1月15日。今日でお正月もおしまいの日です。正月が終わったらお空に帰らないといけない!と神様もきっと大慌てです。そしてもう1つ、お正月の間に幼稚園に悪い物が入ってこないようにと玄関に飾っていたしめ縄飾りを燃やして、神様がけむりになって悪い物を連れて上がっていけるようにもしました。ところが、、、。ここで教師のミスに古森先生が気付いてくれました。しめ縄飾りに”だいだい”がついたままだったのです。だいだいは、おじいちゃんもそのまたおじいちゃんも、お父さんもお母さんもいてみんなが産まれたんだよ。代々幸せに暮らせますように!という意味があるんだよ!と教えてもらい、子どもたちも、もちろん教師達もとても勉強になりました。
さあ、鏡餅をわります。「力持ちの先生ー!」と古森先生が呼び掛けると、まずJ先生とN先生が手を挙げてやってきました。さすが力持ち!!お餅が2つにパカッと割れました!
でも2つではみんなが食べる分はありません。またまた先生たちがやってきて4つに!!
そして4つが8つに!8つが16こに!とどんどん大きな鏡餅がみんなで分けっこできるようにと割れていきました!
神様の住んでいたおもちをみんなで分けっこして、甘くて美味しいおしるこの中に入れて食べました。
おしるこを食べていたS君は、「美味しい!美味しすぎて僕おしるこになりたい!」とお椀がツルツルになるまで飲み干していました。あんこの好きなうさぎ組の子ども達は、T先生がおしるこを食べながら「美味しくてほっぺたおっこちそうだね!」というと、「先生!美味しすぎてもうほっぺた落ちてるよ!!」と嬉しそうに話しながら頂いていました。鏡餅にいた神様!三葉っこたちはおしるこにしておもち(お家)を頂きました。きっとみんなは優しくて強い子になりますよー!ごちそうさまでした。
今日の給食は、農林水産省実施、ゆめモグ南海放送の愛顔の子ども食堂企画によるナカフードさんの鯛給食の日でした。そしてもう一つ、三葉幼稚園のみんなに食べてほしいなと、愛媛県の方がメロンも持ってきてくれました。この今、コロナウイルスというものにたくさん悩まされている世の中ですが、美味しいときにみんなに食べてもらおう!と動いてくださった漁業、農家さんに感謝して美味しく頂きました。作ってくれた人も食べてもらえて嬉しいし、美味しい物を食べれたみんなも嬉しいね!と今日は美味しい物をたくさん食べれた1日でした♫
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