2023年6月15日 木曜日
今朝は、雨が降っていたこともあり子どもたちはお部屋で好きな遊びを見つけて楽しんでいました。
きりん組さんのお部屋に行ってみると、NちゃんとMちゃんが画板の上に紙を広げて絵を描いていました。「何を描いているのかな?」と覗いてみると、昨日の田植えの絵でした。「おもちのお米を植えたんよ。」「泥がいっぱいでね。」などと、自分たちが経験したことを嬉しそうに話してくれました。お絵描きだけでなく、廃材あそびでも子どもたちは自分が見たこと・経験したことをいろいろな素材を見つけては教師が思いつかないようなアイデアで表現していきます。7月に予定されている作品展では、子どもたちのおもしろくて楽しい作品を見てもらえるといいなと思っています。
りす組では、4月からお部屋でかたつむりを育てています。このかたつむりは、M先生から「りす組さんでお世話をしてくれるかな?」とりす組の子どもたちに世話を任されたものでした。そのかたつむりを毎日見ているYくんは、今日虫かごの中を見ていてあることに気が付きました。虫かごをYくんと一緒に覗いてみると、その中には小さな小さな1ミリにも満たないかたつむりの赤ちゃんがたくさん産まれていました。Yくんは、赤ちゃんが産まれていたことが嬉しくて、すぐにりす組の友達に「かたつむりの赤ちゃんが産まれています!」と報告していました。かたつむりの赤ちゃんたちは、透明のケースの壁面にパラパラとくっついていました。Yくんとりす組の子どもたちは、「ここにもいる!!」と言いながら、小さなかたつむりの赤ちゃん探しをしていました。かたつむりの赤ちゃんをよ〜く見て、「小さな目がある!」「動くのが早いね!」などと、気付いたことを口々に言っていました。これからこの小さなかたつむりの世話をしながら、大きく成長する様子を子どもたちと観察していきたいと思います。
2023年5月25日 木曜日
朝、戸外のままごとのコーナーでは、様々な学年の子どもたちが入れ代わり立ち代わり遊んでいました。今日は、いろいろな種類の野菜に混じって、昨日駐車場で収穫したびわの中で少し痛んでいるものも入っていました。早速、びわを見つけた子どもたちは、慣れた手つきで皮をむいたり、切ったりして料理の中に入れていました。子どもたちが何を作っているのか見ていると、うさぎ組のAちゃんが「できた〜‼︎」と言って嬉しそうに料理を見せてくれました。「何ができたの?」と聞くと、「くだものスープ」と教えてくれました。そのスープには、びわと小さく切ったりんごがたっぷり入っていて、とてもおいしそうにできていました。
そんな時、年長さんたちが門のところに並び始めました。「どこに行くのかな〜」と手を止めて見ていると、バスに乗りこみ生石農園のびわ狩りに出発です。それに気が付いた年中さん・年少さんも門のところから「いってらっしゃい〜」「おいしいびわをおねがいします!」と見送っていました。
年長さんたちは、大きな木の上の方のびわを採るにはどうすればいいか考えながら友達と協力して収穫してたくさんのびわを持って帰ってくれました。年長さんが収穫してくれたびわは、駐車場のびわより大きくてオレンジ色をしていました。みんなで分けて食べると「おいしい〜♪」「あまーい♪」と友達と嬉しそうに話していました。今日はお家にもおみやげにびわを持って帰っています。幼稚園では、畑や果樹園でたくさんの野菜や果物を育てています。この環境を大切にしながら、たくさんの自然と関わっていけたらと思います。
朝、年長さんが外で絵を描いているのを遊びながら見ていたりす組の子どもたちもお部屋に戻ってからお絵描きをすることにしました。一昨日したもちまきが楽しかったらしく、ブルーシートの上に立っておもちを拾っているところを描いたり、青い服(青色のはっぴ)を着た工事のおじちゃんを描いたりしていました。子どもたちの思い出がたくさんつまった絵を見て、そのとき経験したことを子どもたちなりに表現できるように関わっていきたいと思いました。
2023年4月24日 月曜日
今日、年中の子どもたちは、さんさんらんどに遊びに行きました。行く準備をするために園庭から部屋に入ろうとしていると、みんなで育てているいちごがたくさんできていることに気が付きました。ぱんだ組・りす組の子どもたちで、何個できているか数えてみると、12個できていました。そして、12個のいちごを年中さんで収穫させてもらうことにしました。しかし、一足先にさんさんらんどに行った青コースのひつじ組・うさぎ組さんは、いちごがたくさんできていることを知りません。「これから、さんさんらんどに行ったときに教えてあげよう!」と話すと、子どもたちも「みんなで分けっこすることも伝えないと!!」と言いました。今日、さんさんらんどに遊びに行く年中さんには、もう一つ役目がありました。なかよし会で古森先生に言ってもらったように年中さんは、2番目に大きいお兄ちゃん・お姉ちゃんです。年長さんに代わって年少さんをさんさんらんどまで連れていってあげなければなりません。年少さんと一緒に門の前に並んで、優しく手を繋いだ子どもたちの姿は、かっこいいお兄さん・お姉さんたちでした。
ゆっくりと、車や自転車に気をつけながらさんさんらんどまで歩いていくと、青コースの年中さんや年少さんが園に戻る準備をしていました。「いちごがたくさんできていたこと」、「みんなで分けて食べること」を伝えると、青コースの子どもたちも楽しみにしていました。さんさんらんどでは、年少さんも年中さんも一緒になって身体をたくさん動かして遊びました。
そして、さんさんらんどから戻ると、いよいよ収穫の時間です。年中4クラスが集まって、みんなでもう一度、数を数えて確認したり、分けることを話したりして収穫しました。
年長さんは、前回収穫して味わったので、今回収穫した12個のいちごは、まだ食べていない年中さん・年少さん・たんぽぽさんで分けることになり、年中さんが各クラス分かれて届けに行きました。年中さんからいちごを届けてもらうと、年少さんたちも嬉しそうに「ありがとう!」とお礼を言うことができていました。
年中さんになったばかりのみんなは、まだまだ3月に卒園したかっこよかった憧れの年長さんのようにはいきませんが、小さいお友達の世話をしたり、先生のお手伝いをしたり、自分達も助け合ってかっこいいお兄さん・お姉さんになっていくことを楽しみにしています。
2022年3月8日 火曜日
りす組のMくんは朝部屋に入ると「先生今日ママからブロッコリー2個貰ってきたんよ!!」と嬉しそうに言ってすぐにシール帳にシールを貼ると急いで園庭に出て行きました。
しばらくして、ままごとコーナーに行くとMくんの他に数人の子ども達が遊んでいました。そこにはブロッコリーではなくパセリと大根を使ったスープがありました。あれっブロッコリーはどこにあるのかな?と思ったのですが、Mくんが持ってきたと言っていた野菜は、実はブロッコリーではなくパセリだったのでした。
ままごとを沢山経験している三葉っ子達の包丁さばきには驚かされます。かぼちゃを切ると包丁に手をのせて細かくしていて「ママがオムライスの玉ねぎこうやって切ってたんよ」と家で調理しているお母さんの姿を見て覚えて実践していました。
そこに園長がやって来たので今まであった事を話すと、パセリをコップに差してくれました。しかしまたすぐに思いついた園長は野菜の入ったカゴかの中から大根を持って来ると、切れ目を入れ始めたのです。子ども達と教師は、また園長が何か始めたと興味深々で見ていました。すると切れ目を入れた所に、さっきコップに差したパセリを差し込んで生け花にしたのです。その様子を見ていたりす組のHくんも、カゴの中から大根を見つけさっそく切れ目を入れてパセリを生けようとしたのですが中に入っていかずに大苦戦。
その様子を見た園長が「何か穴を開けられるのないかな」と探していました。それを聞いた教師が調理室から割り箸を持ってくると、それを大根に差し込んでできた穴はなんとパセリの茎の大きさにのピッタリ!!パセリを差すと生け花になりました。Hくんも穴を開けてパセリと菜の花を生けて完成した作品を皿に飾りました。
それを見ていたぞう組のRくんはパセリと花を飾り終え皿に飾ると思いきや、黒い皿を持って来ると裏向けに置き作品をその上に乗せたのです。教師達はその発想に「すごいねー」「面白いねー」と歓声を上げました。次にRくんは薄く切った大根でちょうちょを作りのせました。生け花はそれだけではとどまりません。カブやパプリカなども生け花の器になって、まるで生け花展のように次々並んでいきました。
ままごとコーナーから聞こえる楽しい話し声や完成した作品を見た子ども達はさらに刺激を受けて、宇宙人や動物、鉄棒を作り作品一つ一つ同じものがなく、子ども一人一人の個性や思いつきが沢山入った野菜のアートが出来ました。ままごとや廃材遊びなどの幼稚園での活動で柔軟な発想がうまれて、それを自由に表現ができる子ども達に教師達は驚かされています。これからも、刺激をもらえるこの環境を大切にしていきたいと思いました。
2022年2月22日 火曜日
今朝野外ステージを前方に広げ、舞台全体に太陽が当たるようにしていきました。教師達が舞台を設置している間にも子ども達が集まり、舞台が完成するのを今か今かと首を長くして待っていました。完成した舞台に古森先生が上がると、近くにいた子ども達が集まっていき今日のポカポカした日差しを受け日向ぼっこが始まり、ほのぼのした雰囲気に教師達も笑顔になりました。
今日の野外ステージは、いつも以上に賑わっていました。ぞう組の劇「かちかちやま」の音楽が流れると、近くにいた教師達と数人の年長児、年中児が自分がなりたい役になって始まりました。ぞう組の子ども達は、同じ役を選んだ年中児達にセリフや振り付けを教えながら演じていました。
きりん組の「さるじぞう」では、カラス役をしていた教師の振り付けを見ていた年中児は、その教師の手や足の動きをそっくり真似たのですが、手や足の動きがとても滑らかでカラスではなくまるで白鳥のようでした。普段年長児の劇を見ていた年中児は、ここぞとばかりに参加して年長さん達の劇を楽しんでいました。
日中はポカポカとして暖かくなってきましたが、朝晩はまだまだ冷え込んでいます。気温に気をつけ衣服の調整にも気を配り、子ども達な元気に過ごせるようにしていきたいと思います。
2022年2月1日 火曜日
今日は朝から強くて冷たい風が吹いていました。子ども達は、それをものともせず元気いっぱい遊んでいました。
バスから帰ってくると、何やら野外ステージが賑わっていました。何事かと行ってみると、ステージで年中の子ども達が発表会のオペレッタを自主練習していました。ステージの前には、沢山の子ども達と先生達がそれぞれ密にならないよう椅子を並べて座ってお客さんになって観ていました。ステージの子ども達は、緊張している様子もなく笑顔いっぱいで楽しそうに踊っていました。
練習では何度練習しても、中々上手くいっていなかったぱんだ組のM君とりす組のH君は生き生きと水を得た魚のように出来ていました。
古森先生の一言一言は子ども達には絶大な効果を持ったらしく「わぁ~年中さん上手やね」「すごいな~」を聞くと、自分も褒めてもらおうと振り付けも大きくなり手先もピーンと伸びたちまちかっこよくなります。普段からよく見ている教師でさえもらその様に思わず笑いが出て楽しんでいる中三葉っ子達もただ観ているだけではありません。誰からともなくステージに上がって、一役に一人二人だったのがあっという間に四人、五人と増えていきました。今までは踊りの子どもは踊りのみで、オペレッタに参加する機会があまりなかったのですがここぞとばかりに踊りにオペレッタに参加していました。今まで友達の練習を見ていたり、教師の声かけを聞いていただけなのですが踊りの子どももオペレッタの子ども達と息がピッタリ!!セリフもスラスラで見ていた教師もビックリでした。
年中のオペレッタの後踊りを終え年少児のオペレッタの曲がかかると、今度は自分達の番だとばかりに年少さん達がステージに上がります。年中さん達が舞台の上にまだ残っていると、遠慮がちでしたが年少児もステージの一番前で踊り始めました。可愛い踊りですが、振り付けが難しく他の学年の先生達は「よくこの振り付け覚えたね」と感心していました。
次に上がったのはくま組さん達です。園庭だという事もありセリフが聞こえずらかったのですが、マイクスタンドを置き聞き取りやすいようにしました。古森先生から「マイクの近くでセリフを言ってごらん」と一言かけると、すぐに子ども達は理解をして自分のセリフの番になるとマイクに近寄ってセリフを言っていました。普段の練習ではマイクを使ったこともないのに、たった一言かけた言葉を理解して行動できる年長さんの対応力に驚きました。
発表会まであと二週間です。これからも子ども達と楽しく練習をして本番をむかえたいと思います。子ども達のパワーでオミクロン株を撃退できますように。
2022年1月12日 水曜日
今日は二学期の終園式から楽しみにしていた鏡開きでした。登園するバスの中で「今日は鏡開きするね」と声をかけると、「おもち沢山食べれるかな?」去年おしるこを食べている子どもは「またおいしいおしるこ食べれる!!」と楽しみにしていました。遅コースの子ども達が登園し終えると、園庭に出ていたままごとや砂場を片付け年中の子ども達と一緒にシートを広げたり椅子を並べたりしていきました。
はじめに古森先生から鏡開きについて話がありました。鏡開きは一月七日にするんだけど、三葉幼稚園ではみんなが全員そろってできる今日になったこと、鏡餅には神様がいることを話してもらいました。鏡餅ともうひとつ幼稚園に悪いことがおきないように守ってくれていた手作りのしめ縄を見せて「みんなの家の玄関にもしめ縄飾ってあったかな?」と聞くと、大勢の子ども達が手を挙げ「しめ縄にも神様がいて、燃やして煙と一緒に空に帰るんだよ」と教えてもらったのですが、教師の準備不足でどんど焼きをするのに必要なまきや十分なスペースが用意されておらず、先においしい鏡餅の入ったおしるこをいただきその後でする事になりました。
鏡餅をいよいよ割ります!!はじめは古森先生一人で割ろうとしましたが割れません。そこで近くにいた教師と力を合わせるとパカッと割れました。二つになったお餅を他の教師もやってきてみんなで食べられるようにと分けていきました。
オーブンで焼いたお餅が入ったおしるこを子ども達に配っていくとすぐに匂いを嗅いで「あま~い匂いがする」「おいしそう~」と言いながら口にしていました。
子ども達は食べ終わると、器にわずかに残っているおしるこをスプーンで何度もかき集めて器をピカピカにしていました。
新しい年を迎えて、お正月気分も今日でお終いです。教師達は発表会の会場を見に行って、舞台の高さや子ども達の動く広さなどを目に焼き付けて帰りました。
コロナ禍はオミクロン株となって、更に感染力を高めて戻ってきています。みんなで何とかオミクロン株の広がりをくい止め、発表会ができますようにどうぞ皆様ご協力ください。預かり保育の子ども達も人数が多いため分散して保育を行っております。事情の許す限り早めのお迎えをお願い致します。
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