2008年5月13日 火曜日
今朝バスから降りた子達は園庭の正面のテントの下で何か楽しい事が始まっている様子に気が付きました。浸し染めで作った旗がそのテントのまわりに貼り付けてありました。「先生、あの旗のところにいってくるね。」とかばんを持ったまま覗きに行く姿も見られました。また、叩き染めのコーナーでは、木づちで白い布に花や葉っぱをはさみトントン叩いてその色を写し彩っていく様子にとても興味を持ったようでした。色水コーナーから自分の好きな色や形の花やよもぎを布の上に並べてはさみ、一生懸命金づちやメンボウで叩いていきます。布の上にくっきりと花や葉っぱの色が浮かんでくると完成です。そーっと布を開けてみた年少児のHちゃんは「うわぁ!!すごい!!」と手を叩いたり、踊ったり大喜びで、その感情表現に教師も一緒に楽しむことができました。そして浸し染めのコーナーでは教師たちがいろいろな素材の紙(半紙やクッキングペーパー、コーヒーフィルターなど)を持ってきていました。年中児のMちゃんは全ての種類の紙を使って浸し染めをしていました。紙の種類によって染み込み方や滲み方が違います。様々な素材を使うことでその違いに気付いていきます。やっていくうちに少しずつコツをつかんでとても綺麗な模様が作れるようになうと、「これお母さんのお土産にする。」と嬉しそうに持って帰る子の姿も見られました。
今日は雨が降ったりやんだり。子ども達は遊びも空とにらめっこしながらでした。しばらく遊んで丁度雨が止んだ時、戸外でアブラハムの子の曲が流れました。始めは雨が止んですぐだったので子ども達が少なかったのにその曲を聞きつけてどんどん集まってきました。どの子もニコニコ笑顔で楽しそうに踊っていました。あまりに楽しそうに踊る子ども達に、今度は年長児がするリトミックの曲をかけると、年少、年中児も先生の真似をしてリズム打ちを上手にしていて驚きました。ちゅうりっぷ組の子ども達もリズムに合わせて手を叩いたり、足踏みしたりととても可愛い姿が見られました。「あしたも絵の具のやつやろうね」「トントン叩くやつやりたい」と明日に期待を持ってワクワクしながら帰っていきました。
今日は今年度初めてのこあら保育がありました。包丁ままごとコーナーでお家の人と一緒に野菜を切ったり、作った料理をうさぎにあげに行く子もいました。11時にホールに集まると、一人ずつ名前を呼んで自己紹介をしました。帰りのバスでは疲れて眠ってしまう姿も見られました。また来週も一緒に遊びましょうね。
2008年4月16日 水曜日
今日は新しいクラスになって初めての給食日でした。新入園児のM君は、朝から「先生お腹すいた」とおはし箱とナフキンを出したり入れたりとても楽しみな様子でした。昼食の時間になると、どの子もとても嬉しそうに準備をいそいそと始めました。年少のとき同じクラスだった友達だけでなく、新しい友達とも同じ机に座り、給食を食べながら会話を楽しんでいました。家庭訪問で「野菜が苦手」と聞いていたRちゃんも、みんなで食事することで、ほとんど食べることが出来ました。これから、手作り給食もあります。できるだけたくさんの種類の食べ物が食べられるようになって欲しいと思います。
今、戸外ではたくさんの花が咲いています。その中でちゅうりっぷが終わりになって、花びらが散り始めています。それを見た年少児が「これ誰がちぎったんやろね」と誰かが花をちぎったと思って心配して聞いてきました。「ううん。お花がもうお終いだよって、自分で散ったんだよ」と説明すると「このお花、また咲く?」と問いかけてきました。「また咲くよ」と答えると今度は上を見上げて「じゃあれも?」と桜の花びらが散っている様子を見て、指差しました。ちゅうりっぷが散ってまた咲くという会話から、散っていく桜もまた咲くと思うことが出来る子どもの感性に驚きました。三歳にして既につながっていく植物の命をなんとなく感じ始めている子ども達に自然の命にいっぱい触れさせていく環境を作っていきたいと思います。
さて、明日はなかよし会です。りす組とくじら組では、なかよし会に向けホールの飾り付けをしました。輪飾りをつけたり、折り紙で作ったちゅうりっぷや綺麗な形をはさみで切ったものを幕につけたりしました。それを見たR君は「うわぁー。クリスマスみたい」とクリスマス会のときに飾られていた星を思い出したようでした。明日のなかよし会で、ひまわり組さんを喜ばせようと一生懸命な子ども達の姿に進級してお兄さん、お姉さんになったという意気込みが見られ、とても明日は楽しみです。今教師たちは明日のなかよし会に子ども達に食べさせようと手作りのかりんとうを作っています。とても簡単でおいしいのでレシピが必要な方は聞いてください。
2008年3月13日 木曜日
「先生!おはよう!おかあさん来たよ。」と子どもたちはいつもと違い照れながらも嬉しそうに登園してきました。登園した子から明日のお別れ会に向けて輪飾りを作ったり、どうしてもお母さんたちに見てもらいたかった踊りをりす組の特設ステージで披露したりと、普段の遊びの部屋の様子を見てもらいました。そしてその後、今練習しているお別れ会の始めの言葉や終わりの言葉や歌をお母さんたちに聞いてもらいました。聞いてもらうことで子どもたちも張り切ってすることができていました。子どもたちの成長した姿を見ていただくことができたのではないかと思います。それから役員さんにお任せして、クラス別お別れ会を進めていただきました。ジャンケン列車のゲームで盛り上がった後のおやつには、古森先生発案の豆乳入り蒸しパンも登場し、おいしく、楽しく食べることができました。それから、保護者の方から一言ずつ言葉をいただき、教師からもお礼を言わせていただきクラス別お別れ会を終わりました。
年長児は卒園式の練習をお母さんたちと一緒にしました。今日の練習では修了証書授与と歌の練習のみで中間の別れの言葉は当日までヒミツにすることを約束ししました。全員の子どもたちがしっかり理解して守れたことに驚き、嬉しく思った教師たちでした。そんな子どもたちを見て古森先生に、「少しだけ見てもらおうか。」と声をかけてもらって最後の部分を見てもらいました。卒園まであとわずか、子どもたちもますます実感してきたようです。
今年、初めての担任をさせていただき、子どもと一緒に多くのことを学び、多くのことを発見できました。日々の保育で、子どもたちの気づきに感心させられたことや、さまざまな遊びの過程で少しずつ成長していく子どもたちの姿を見てこれた今の喜びは保護者の方々、役員さん、そして、先輩の先生方、他にもたくさんの方々の助けがあったからだと思います。今年一年間で学ばせていただいたことをまた来年からの子どもたちに返していけるように頑張っていきたいと思います。りす組の子どもたちがりす組の帽子をかぶっている残りの4日間は私にとっても大切な4日間になります。
2008年2月19日 火曜日
今日もテラスでは「いらっしゃいませー。」「いちごアイスおいしいですよ。」と呼び込みの元気な声があっちこっちで聞こえていました。私も買い物に行くと「先生、あんまり食べすぎると太ってしまうよ。」と心配されてしまいました。
そうしていると、ぺんぎん組の男の子達が「おにごっこしよー。」と誘いに来ました。行ってみるとそこにはまだ4人しかいません。「これだけ?」と声をかけるとTくんが「これだけじゃ楽しくないよね。もっと友達呼んでくる。」と言ってメンバー集めを始めました。発表会を通して今まで以上に仲良くなっているぺんぎん組とりす組の子達が自分のクラスの友達だけじゃなく、いろいろなクラスの子に声をかけに行く姿が見られました。そして集まってきたのはりす組、ぺんぎん組、ひつじ組の15名の子ども達でした。
「さあ、なんのおにごっこをしようか。」と問いかけると『ふえおに』『たかおに』『いろおに』『てつなぎおに』とたくさんの案が出てきました。そして話し合って『てつなぎおに』をすることになりました。年中になった当初は、教師がおにになってみんなを追いかけたり、教師がみんなに追いかけられたりしていたおにごっこも少しずつルールが増えてきました。今日もてつなぎおにをしているなかで、おにがなかなかつかまえられないとHくんが「ここからここまでで逃げよう。」と範囲を決めました。それでも線から出て逃げてしまう友達がいると中断して話し合い「この線から出たらおにになるんよ。」と再度確認し合っていました。それからも年少さんが入ってくると『てつなぎおに』を中断し、ルールの簡単な『ふえおに』にしようと変えたり、年長さんのやっていた『ドロボウとケイサツ』をみよう見真似でやってみたりしていました。自分達で自然とおにごっこが楽しくなるようルールを変えていったおにごっこは、最後には『かくれんぼこおりおにごっこ』と大人には考えつかないようなおにごっこになっていました。私達大人の型にはめて遊ぶのではなく、子ども達のおもしろい発想の足を引っぱらないように、これからも子ども達と一緒に楽しい遊びを見つけていきたいと思います。
今日のこあら保育は初めてのお弁当でした。いつもより少し重たいかばんを「これは自分で持つ。」と言って手放さずしっかり持って登園してきました。中には登園してすぐに「お弁当!!」と言って用意を始める子も見られました。待ちに待ったお弁当の時間になると、教師の「手を洗いに行くよ。」の声に「はーい!」と元気な返事をして用意をいそいそとしていました。お弁当を開けるとかわいく飾り付けてあってお母さんの愛情が伝わってきました。「いただきまーす。」と自分のおはしを上手に使ってニコニコで食べている姿にまた一つ幼稚園の楽しみが増えたように思います。
2008年2月14日 木曜日
昨日から気温が下がり、とても寒い朝を迎えた今日、正門の近くにおいてある水色のたらい一面に氷が張っているのをみつけました。早くに登園してきた青コースの子ども達や、ちょうどフェンス越しに歩いて登園してくる子に「氷が張ってるよ」と声をかけると、あっという間にかばんを置いてたらいの周りに集まってきました。「本当や」「指が入らんね」大きなたらい一面が凍っていることに驚いた様子。「どうして上だけ固いんやろ」「草もあるのに凍っとるね」自然物を目の前にその不思議にも気付いたようでした。
その頃、会議室では年長さんの幼稚園での最後の集合写真の撮影が始まりました。卒園記念写真です。いい雰囲気の中、撮影は進み、次に園庭でバスを背景にグループ写真を写しました。ブルーのジャケットにグレーの短パン。青空によく映える子ども達の制服姿は凛々しく、とても頼もしく見えました。
しかし、卒園が近づいているんだなと思うと寂しくもあり、今は複雑な気持ちです。
今日はバレンタインデー。幼稚園で飼育しているうさぎさんも春には家族が増えることを願ってお見合い中です。振り返ってみると滑り台の下にもかわいい二人組を見つけました。砂場で大きな山を作っている年長さんを尻目に小さな山を作っているひよこ組さんです。気持ちの良い青空の下、たくさんのいい笑顔が溢れた1日となりました。
先日、年長さんから始まって、お店屋さんが年中、年少さんにも広がっていろんなお店ができました。かわいい年少さんも「お買い物に来てね!」としきりに呼びかける声が響いています。保護者の皆さんも2月18日(月)の講演会(10:30)の前に早めに来て、ぜひ子ども達のお店でお買い物をして下さい。三葉幼稚園商店街では皆様のお越しを心よりお待ちしております。その時はお家から必ず手作りのお金を持って来て下さい。(幼稚園でも作れます。)但し、おつりの保障はありません。
2008年1月24日 木曜日
朝、バスでみんなを迎えに行く途中・・・
空からチラチラ、かわいい雪が降りてきました。「あっ!!雪や!!」の一言に、子ども達の目は窓の外に釘付けです。
「すごいね。きれいやね。」「よかったね。」「この前、大洲のおばあちゃんとこでも降ったんよ。」「スキーに行きたいのになぁ。」会話も弾みました。
気温が上がらず、冷たい風の吹く1日となりましたが、園庭を見回すと・・・あったかい場所を発見。ままごとコーナーにはビニールの風除けが張られ、それには野菜の絵が描かれていました。オクラ、たまねぎ、きゅうり、にんじん、ピーマン・・・先生達自身が楽しみながら描いたのですが、「ごぼうの葉っぱって・・・?」みなさんはご存知だったでしょうか?「さといもの葉っぱをもうちょっとギザギサにして・・・」と古森先生に教えて頂きながら描いたごぼうの葉っぱ・・・。意外と覚えていないものなのですね。
午前中は晴れ間も見られ、テラスのいろんなところを舞台にして踊る姿があったり、あったかくなったままごとコーナーでてきぱきといろんな料理を作る姿が見られたりしていました。
ちょうど昼食時、「いただきます」をしたその時、朝よりもたくさんの雪が降り出しました。どこに行く時よりも早くテラスに飛び出した子ども達。両手をお皿にして雪を集めようとしたり、「あーん」と口を開けて食べようとしたり・・・1階の年少さんのテラスでは上靴のまま駆け回る子もいました。今日も子ども達の素敵な笑顔がたくさん見られた1日となりました。
そんな寒い中、ほっと一息。1階の廊下の給湯機の前のソファーで、「あったかいお茶飲んだら元気になるね。」とお茶を飲みながら会話するかわいい子ども達のグループの姿がありました。子どもにもこんな安らぎの空間も大切なんですね。
2008年1月22日 火曜日
登園してきて、お部屋に入ると「なにこれー?」「あっ!そうだ、今日は衣装着て踊るんだった。」と部屋に並べてあった衣装に気が付き、目を輝かせて自分の衣装がちゃんとあることを確認している子ども達の姿がありました。早く登園してきた子どもは着替えの時間が待ちどおしくて、何度も衣装の入った袋をのぞいてにっこり。「さあ、着替えようか。」と言うと、「やったー。」「待ってましたー。」と着替え始めました。友達同士で見合いっこをして「Aちゃんのジュゲムの服かっこいいね。」「Mちゃんの剣士もかっこいいよ。」と褒めあう姿も見られました。衣装を着終えたちゃんは「鏡を見てきてもいい?」と言って、鏡の前に立ち踊りのポーズをとったり、衣装のチェックをしたりしていました。
衣装を着るといつも以上の真剣な表情でホールでの練習に臨みました。始園式の日から「楽しく踊る。」をテーマにしていたジュゲム・パラリコでは今日も体をいっぱいのばして元気いっぱい踊っていました。今までもみんなで踊っていたこともあり、客席では、「ジュゲム♪ジュゲム♪ジュゲム♪パラリコ♪」と歌声が聞こえてきたり、「Aちゃんが上手に踊ってる。だって顔が笑ってるもん。」と言ったり、いつも踊りが苦手と言ってあまり踊っていなかったRくんがニコニコ笑顔で踊っているとすかさず「あっ!今日はRくんも笑ってる。楽しそうだね。」と周りの子どもたちも喜んでいました。
ちびっこ剣士やおむすびころりんでも衣装を着ることで、その役になりきって真剣にそして楽しく踊っていました。また、ほかの学年の歌を聞いたり、踊りや劇を見ることで、「年少さんなのに上手やね。僕らもっと頑張らんといかんね。」「もっと大きく体を動かさんといかんね。」と刺激されていました。そして今回の総練習で古森先生に褒めてもらったり、上手になる方法を教えてもらったりしたことで子ども達は本番に向けての意欲が高まっています。もっと上手に、もっと楽しくなるようにこれからも子どもと一緒に招待しているお父さんお母さん達に喜んでもらえるよう意識を高めていきたいと思います。
コメント (こんな形ができたよ りす組 和田真佑美 はコメントを受け付けていません)