2018年11月15日 木曜日
ひつじ組とうさぎ組は今、ぞう組の部屋で生活をしています。というのも、2日前、年長さん達が「お店屋さんをしたいのでうさぎ組とひつじ組を貸してください。」と頼みに来ました。思わず「ハイ。」と返事をしたものの、「じゃあ僕たちはどこで生活する?」と頭によぎりました。すると、すぐに「かわりにぞう組を使ってください。」と言ってもらい、「やったー!」と大喜びの子ども達の反応に年中児にとって特別なものということが伝わってきました。
年長の部屋を使っているというだけで気持ちがちょっぴりお兄さん・お姉さんの子ども達。「作品展の為にイスや机を運ばないといけないんだけどな…。」と言うと「僕たちがするよ。」と張り切った声が返ってきてみんなで運ぶことにしました。さらに「作品展には1000人くらいの人がくるんだよ。」というと「じゃあ、いっぱいいるね。」と力が入りました。やる気になった時の子ども達は頼もしく、大人以上の力を見せてくれます。外で使うイスをプールの部屋に運び、休憩室で使うものをぞう組の部屋に運びました。子ども同士で「このイスはプールや。」「こっちこっち。」と声をかけ合い何往復も運びました。
三葉幼稚園の行事や催しでは準備から片付けまで子ども達ができることは自分達で行います。お客さんがきてくれることを期待しながら準備をすることで作品展がさらに楽しくなること間違いなしです。明日もお客さんを迎える為にみんなで掃除をしたいと思います。また、昨日のブログにもあったように、展示やお店屋さんごっこで部屋の数が減ったことで、いつもとは違う楽しさが沢山あります。年少組は4クラス合同で帽子取りをしたり、たんぽぽ組と年長組が一緒にご飯を食べたりしました。ひつじ組・うさぎ組では60人の列車になりました。
気候の変化もあり、体調を崩している子が少し増えています。十分な睡眠と手洗いうがいをよろしくお願いします。
追伸:登園して嘔吐(下痢はありません〉してお迎えをお願いするケースが増えています。手洗いうがいを励行することと、万一登園前に嘔吐した時はお休みさせて体調のかんきをお願いします。
2018年11月7日 水曜日
雲ひとつない青空の下で、今日も子ども達は元気に走り回っていました。藁や木工などたくさんの戸外遊びが出ている中、今日は”廃材大会”の会場ができていました。子ども達は園庭に出ているたくさんの廃材の中から自分の作りたいイメージに合ったものを探し出してそれぞれが思い思いの作品を作っている中、R君、Y君、U君の3人は「迷路を作る!」と張り切って廃材大会の中に飛び込んでいました。たくさんある廃材の中から使えそうな物を探し出し迷路作りのスタート!「ここスタートにするけんゴール作ってや!」と役割分担をして迷路作りを進めていきます。そこへ年長児のMちゃんも加わり、4人で迷路作りが始まりました。「ここが海エリアで、ここが雷エリア」「ここからお化けが出てくるけんめっちゃ難しくなるんよ」「この廃材、落とし穴に使えそう!」「この廃材は船にして海エリアに浮かべようや!」と4人のアイデアがどんどん出てきました。気が付くと2つだった箱が3つ、4つと増えていきました。「最後には鬼が出てきてそいつ倒さんとゴールできんて言うのは?」「だんだん難しくなるのはどう?」などたくさんのアイデアのおかげで大きくて難しい迷路になりました。片付けの時間になると「明日続きするけん!」と嬉しそうに言っていました。完成した迷路がどんなものになるのかすごく楽しみになりました。
廃材大会の後には、先日のさつまいも掘りで掘ったさつまいもを調理師さんが、ふかし芋にしてくれていたのでみんなで食べました。自分たちが掘ったさつまいもだったので、子ども達はすごく嬉しそうに食べていました。ふかし芋の中にはさつまいもだけでなく紫芋も入っていて、普段あまり見たことがない子ども達は興味津々で見ていました。たんぽぽ組前のテラスではいも掘りのペープサートも行われていて、たんぽぽさんだけでなくほかの子ども達も見入っていました。秋にはおいしい食べ物がたくさんあるので、子ども達と話しながら秋を感じていきたいと思います。
2018年10月17日 水曜日
最近、バスで登園した子ども達が「今日も運動会の練習 頑張るぞー。」「オー!」と挨拶代わりに掛け合いをするなどやる気いっぱいの姿が見られています。うさぎ組・ひつじ組にはミキスタディ―の友達が入って一緒にすることになっています。ということで、今日も一緒に練習しました。踊りの練習では昨日、園長に「みんなの頭はコンピューターのようになっていて先生に言われなくてもパチパチとなんでもできるんだよ。」と言ってもらったことを再度確認して自分たちで考えて行動することを約束して始めました。
ここ数日、最初の二重円を線なしで作れるようになっている子ども達は今日も自分たちで周りを見ながらつながっていき、綺麗なネックレスの輪ができていました。それからも今日は約束通り教師の指示なく自分たちで踊ることができました。しかし、踊りが終わった後、園長から、「みんな頑張っていたんだけど3つできていないところがあったよ。」
「一つ目は3列になった時にフラフープが真っすぐになっていなかったね。」
「二つ目はグループ作りで1人になっていたお友達がいたので、みんなが仲間になれると良いな。」
「三つ目は最後におふざけしてしまう友達がいたよ。全員最後まで一生懸命出来ると良いな。」
「この三つができるようになったら100点になると思うよ。」と教えてもらった子ども達はすぐに「絶対100点取りたいから秘密の特訓をしよう。」とホールで秘密の特訓をしました。一つ目と二つ目は課題は園長から言われたことで意識が持てていてすぐに直すことができていました。しかし、三つ目の課題の全員、最後まで一生懸命ができていなかったので今日は100点を取ることができませんでした。あと2日の練習で1つ1つ課題をクリアしながら100点に近づき、本番で100点満点が取れるように盛り上げていきたいと思います。
そして、今日お弁当を食べた後、輪飾りを作りました。何の為の輪飾りかというと、自分たちのお父さんお母さんたちが座るテントの目印となる輪飾りです。ひつじ組の帽子と同じ色の折り紙でお母さん、お父さんの座席のテントに付ける輪飾りを全員で協力して作ったことであっという間に長くなりました。
輪飾りを作ったことでお家の人達に見てもらうことを意識できた子ども達はあと2日で遊具移動したり、飾りを作ったり、自分たちの運動会を創り上げたいと思います。
練習の後、年長児は園内の稲刈りをしました。来週する高木の田んぼの稲刈りの練習もかねていて、鎌の使い方や包丁とハサミとの違い、刈ったお米を乾かす為の稲木の事も教えてもらいました。今日たくさんの知識をもらった子ども達の本物の稲刈りや本物の稲木を観たときの反応が楽しみです。
2018年10月5日 金曜日
今日は天気も悪く子ども達は外では遊べなかったのですが、子ども達は泥場で泥だんごを作ったり、部屋ではままごとや廃材遊びを楽しんでいました。
朝、バスの中でS君が「俺、今日ね、夜提灯持ってお菓子もらいに行くんよ!」ととても嬉しそうに話してくれました。それを聞いて”もうお祭りか”と思いながら幼稚園に着くと何やら楽しそうな声がテラスのほうから聞こえてきました。そこには子ども達の気分の上がる運転手さん手作りの”おみこし”が出ていたのです。教師がおみこしの飾りをつけているのを子ども達は真剣にのぞき込んでいました。おみこしの隣では、銘々てい輪飾りを作っていました。S君が「みんなのを合体したらめっちゃデカいのができて先生も喜んでくれるんやない!?」と言うと、周りの子たちもやる気になり、「がんばるぞー!エイエイオー!」と全員でつないで力を合わせて輪飾りを作ることになりました。しばらくして「先生見てや!こんなに長くなったんで!」と見せてくれた輪飾りは子ども達の身長よりも長く、子ども達の頑張りがその輪飾りから伝わった気がしました。その輪飾りをおみこしにつけている子ども達の目はすごく輝いていました。飾りがついているおみこしを見てM君は上に金の鶏がないのに気づいて「俺、金の鶏作ってくる!」と部屋の廃材を使って鶏を作っていました。作っている途中「金がない」というと黄色のマーカーを取り出し、全体を塗りました。完成したものをおみこしにつけるといよいよおみこしの完成です。ついにおみこしをホールまで運ぶ時が来ました。子ども達はおみこしの周りに集まり、「せーの!」と声を合わせて「ワッショイ!ワッショイ!」と掛け声をかけながらホールに運んでいきました。運び終わると嬉しそうに部屋に帰っていきました。
部屋に戻ると運動会の手紙制作に取り掛かりました。子ども達は頑張りたいことや、楽しみたいことを教師が書いた手本を見ながら真剣なまなざしで書いていました。手紙に書いたお約束を運動会で実現できるよう子ども達との練習の仕方を考えながら自分たちで楽しめる運動会にしていきたいと思います。
今日の給食は、胚芽米、シュウマイ、大根の煮物、水菜サラダ、バナナでした。
2018年9月13日 木曜日
朝、園庭で遊んでいた年長組のW君が「先生!不思議な葉っぱ見つけた!」と見せてくれました。それは、イチョウの葉で、緑、黄、茶色の3色になっていました。今の異常現象は自然もさぞかし戸惑っているのだろうと話題になりました。イチョウの葉っぱが「もう秋?」と黄色が、「まだだよ!」と緑色が、「風が強くて苦しいよ!」と茶色の葉っぱがささやいているかのようでした。W君は「ちょっとかわいそうだね。」とつぶやきました。
さて、今日は子ども達が気持ちを込めて描いたおじいちゃん、おばあちゃんへのハガキをポストに投函しに行きました。それぞれ楽しみにしていて、うさぎ組で一番遠い所は北海道ということを話題にしているとT君が「青森の上や!」と言いました。まさかの答えに驚いた教師はアイパットで地図を開き、みんながそれぞれ送る場所を確認しました。ひつじ組ではポストクイズで色や形の話をしていると外国に詳しいI君が「ポストには入れるところが2つあって小さい方に入れるんよ。」「外国に送る時は大きい方なんよ。」と教えてくれました。そして、バスを待っている時、突然『パラパラ』と雨が降り出しました。するとMちゃんはハンカチを取り出しハガキを包み「よし、これで大丈夫!」と大切に持っていました。
年少、年中はおおぞら病院の駐車場をお借りしおおぞら病院の安全地帯にあるポストに投函しました。9時30分から病院の事務長さんがずっと見守ってくださっていてとても申し訳なく思いました。ありがとうございました。又、一般の方が手を振ってくださったり、笑顔で見守ってくださったりして地域の方々の温かさを感じるだけでなく挨拶をしたり、お礼を言ったりするチャンスを頂きました。又、丁度ぱんだ組が投函している時に郵便局の配達の方がハガキの回収に来られてポストの中の様子が分かり、とてもいい経験になりました。
内緒にしてびっくりさせる。」という子もいれば「送ったよ!って電話する。」という子もいて敬老の日を楽しみにしている様子でした。
年長は西郵便局に行きました心を込めて描いたハガキを1枚1枚大切にポストへ投函していました。又、いつもお世話になっている歩風里、ケアフル土居田、合歓の木の皆さんにも4クラスで手分けして手紙を書き大型封筒に入れて出すことにしました。それぞれ窓口で切手を買って貼ってハガキと反対の投函口から投函しました。子ども達は、手紙の重さで切手の値段が違うことやポストの口が2つあって入れるものによって違うということを知ることができました。
西郵便局の見学ではハガキの仕分けの機械を見せてもらいました。1つの機械で400の地域に分けることができるということを知り、30秒で500通のハガキも仕分けていきます。初めて見る人間ではできないことができる機械に子ども達はさらにおじいちゃんおばあちゃんにハガキが届くのが楽しみになったようです。西郵便局の皆様には大勢の方々が心配して頂き感謝いたします。ありがとうございました。
※今年度のプールについて、気温低下の為、今日を持ちまして終わりになります。
2018年5月16日 水曜日
大人が日常的に環境を準備しながらも何気なくやり過ごしてしまっている中で、目をキラキラ輝かせながら楽しいことを探している子ども達に、今日も沢山の発見がありました。冬から園庭のプランターに植えて育てていた葉ぼたんに花が咲いて、種ができていました。その種は駐車場にはえていた「カラスのエンドウ」に似ていました。見つけたちゅうりっぷ組のK君は「これは何?」と教師に聞きました。答えに困った教師は「古森先生に聞いてみよう。」と言って園長の所へ連れてきました。園長は「見てて。」と言って種を一つ取り袋を開いて中を見せてくれました。すると、中には小さな種が何個も連なって入っていました。そして、その種が茶色になると自然に落ちて新しく芽が出ることも教えてもらいました。K君はその後、教えてもらったことを一生懸命いろいろな先生に得意そうに説明していました。今まで消極的だったK君が自信を持って何度も何度もみんなに伝えている姿に感動しました。
2日前の親子運動会の練習で園長先生に「お土産を入れる袋はできたかな?袋ができたら一日に一つずつお土産を入れられるんだけどね。」と言ってもらい、早く作りたいと思っていた子ども達の為に今日、時間を取るとすぐに作り始めました。イメージいっぱいの子ども達はカラフルなシールを細かく切り、絵のように表現をしていきました。Oちゃんは「家のてっぺんにこいのぼりがおるんよ。」J君は「前がカブトムシで後ろはクワガタ。」と教えてくれました。また、今日はひつじ組に実習生のお姉さんが来てくれていて子ども達みんなもうアピールです。自分たちが作ったデザインを一つ一つ説明し、一つ一つを褒めてもらって喜んでいました。
親子運動会まであと数日となり、期待がふくらんできている子ども達です。年中の踊りも総会でした時から少し振りが変わり、楽しさが増してきています。子ども達に「お母さんやお父さんにも教えてね。」と話しています。ぜひ家庭でも踊りや競技を子ども達から教えてもらってください。必ず自信につながることだろうと思っています。
2018年4月12日 木曜日
始園式、入園式が終わり平成30年度新学期が始まりました。今日はその第1日目、年少年中、年長児が全員が揃いました。始園式の日に「年少さんが泣いていたら助けてあげてね。」と言われていた年中、年長児はバスの中から「年少さん大丈夫かな?」「部屋まで連れて行ってあげないかん。」と張り切っていました。
張り切っているのは教師も同じです。朝から新しく登園してくる子ども達をイメージしながら遊具を移動させたり、ままごとや砂泥遊びの準備をしたりしました。そして、時間になり次々登園してくる新入児達。教師が思っているよりも泣く子が少なく、カバンをかけたまま遊ぼうとする子もいました。その姿にこれからがとても楽しみになりました。
「お世話をしてあげなくちゃ!」と張り切っていたTちゃんは、同じバスの年少さんと手をつなぎ、部屋まで連れて行ってあげていました。…が、そうそう思うようにはいきません。部屋まで行く途中にある白鳥の乗り物にちょっぴり寄り道!!
「荷物を置いてから遊ぼう。」「シール貼りに行こう!」と誘うものの、ついには「先生―!なんとかして!!」と助けを求めてきました。その後、教師と一緒になんとか説得して、無事に部屋まで送り届けることができました。
その後もしっかり自己主張する年少さんは、早速自分の好きな遊びを見つけて楽しんでいました。年中、年長児は午前保育で遊び足りず「まだ遊びたーい。」と言いながらも進級してすぐの子ども達は「さすが年中さん!さすが年長さん!」と言われると胸をはって積極的に片づけをしてくれていました。
部屋に戻ってからは帽子に名前を書いていきました。「あーなたのおなまえは?」と聞くとニコニコしながら「〇〇 〇〇です」と名前を教えてくれました。そして、「頭を動かさないでね。」と言いながら一文字一文字書いていきました。「できた!」と言うと、一度帽子をぬいで確認し、指で押さえながら描かれた字を読んでいました。新しいクラスの子ども達と気持ちがぐっと近づいた活動になったように思います。まだ書けていない子どもには明日、心を込めて書きたいと思います。
そして、明日も笑顔で登園してもらえるように、楽しい環境を準備して子ども達を迎え入れたいと思います。
コメント (「行事前ならではの楽しみ!!」 ひつじ組 河野拓成 はコメントを受け付けていません)