2019年5月27日 月曜日
今朝、登園するとすぐにひつじ組のYちゃんが「先生見てー!」ときれいなピンク色の色水を見せてくれました。「すごーい!綺麗に作ってる!お家で作ったの?」と聞くと「違うよ!フリースクールのやつ!」と教えてくれました。フリースクールでは、色水にレモンの汁を入れると鮮やかな色になり、更に日持ちすることを教えてもらいました。そこでYちゃんが休みの間綺麗な色水を保てるかお家で観察してくれたのです。少しも変わらなかった色水に驚き嬉しくなったYちゃんはクラスの友達にもこの魔法の仕組みを教えてあげようと思いました。そこでYちゃんが博士になってひつじ組でミニフリースクールをすることにしました。「色水になんの果物の汁を入れると良いでしょうか?」①ぶどうの汁 ②レモンの汁 ③みかんの汁 とクイズ形式にしてみんなが答えていきました。②のレモンの汁が正解だと分かると正解した子は「イェーイ」言って喜んでいました。他にもお酢を入れると長持ちすることも教えてもらい今日色水を作った子は、「やってみる!」と興味を持っていました。
さて、年中組は今日から図書の絵本の貸し出しがありました。絵本を借りるのをとても楽しみにしていた子どもたちは図書室へ続く階段をなんだかウキウキしながら登っていました。そして、図書室での過ごし方を確認した後、約束を守って静かに本を借りることができました。表紙の絵を見て即決する子、また、じっくりじっくりどんな絵本にしようかと悩んでいる子。それぞれ、その子なりの思いがあり、どんな本を借りたのか聞くのも楽しかったです。本日から貸し出す絵本は、絵本サークルの方々が大切に整理整頓し、保管してくださっています。金曜日に配布しました取り扱いの説明をよく読んで大切に扱って頂きますようお願いします。又、返却日は6/30(木)になっておりますので、それまでに園に持ってきておいて下さい。
今日の給食は、パン、牛乳、手作りシチュー、マカロニサラダ、バナナでした。美味しかったです。
2019年4月26日 金曜日
先々日からの曇り空で数日前の夏日の日に出していた日よけテントを出さなくなった事から、一時中断していた玉入れや虫網を使ったバスケットが、今日はまた新しい方法で再開することが出来ました。ついつい、、、「〇〇がないとできない」と思ってしまう教師たちですが、園長はその反対で何かを使ってできないかと考えます。そこで今日はジャングルジムを中央へ持ってきて虫網のそこを開けたゴールを取り付けるとまた新たに難易度の高いのバスケットゴールが出来ました。教師が取り付けていると年長児から「もう一段上の高さにしてー!」とリクエスがあって丁度良い高さに調節してより一層楽しめていました。
高さと言えば、もう一ついろいろな高さが登場し人気が急上昇しているのはブランコです。2歳児用にバスケット型ブランコを取り付けたので以前使っていた物を別のところに付けて大きい子用のまるで空中ブランコと思えるような高いブランコになりました。足をしっかり前後に曲げて漕ぐと気持ちいいくらい風をきって揺れます。反対側のブランコの空いたスペースには、ロープをぶら下げてロープのブランコになりました。Aちゃんが1番に試して座ってみると体重でロープが下がってしまいうまく漕げませんでした。すると、年長児のS君がきて立って漕ぎ始めるとうまく風をきって、ロープのブランコも楽しむことができていました。
いろいろな遊びをそこ、ここで楽しんでいると、年長児が「ちゅうりっぷにぎんなんがはえとるー!」と大騒ぎしていました。どういう意味か分からず行ってみるとなんとちゅうりっぷを植えていたプランターに落ちた銀杏の種から芽が出ていました。毎年幼稚園のいちょうの木に実る銀杏ですが、芽を出したのは初めてで、教師も子どもたちと一緒に感動して園長に見せに行きました。硬い殻の中に種になる身が入っていて殻が実を守ってくれていたことを教わりました。そして、鉢に植え替えてみようと提案してくれ、苗木になるまで育ててみる事にしました。調べてみると苗木になるまで5年、実がなる木になるまでは20年〜30年程かかるそうです。年長さんが6年生になって「卒業おめでとう会」に来るときに苗木になれば良いなぁ、、、と夢と期待を持って育てて行きたいと思いました。
明日からいよいよ10連休が始まります。少しずつクラスや園に慣れてきて、慌ただしく過ぎた平成31年度4月が終わり、令和1年が始まります。休み中は生活リズムを崩さないように、ケガや事故のないように安全にお過ごし下さい。そして、5月7日には子どもたちが幼稚園に期待を持って登園してくれますよう願っています。よい休日をお過ごし下さい。
2019年3月8日 金曜日
朝の早い時間から雨が降り出したため室内での保育となった今日は、ひつじ組では年長さんへのプレゼントの一つ、大きな絵を描きました。みんなで共同画を描くのは初めてのことで子供達からは「僕はぞう組さんと電車に乗った時の絵が良いと思う。」「発表会でかっこ良かったから三匹のこぶたの絵はどう?」と言って意見が尽きません。
結局「ぞうが水浴びをしている絵はどうかな。」というHちゃんの意見に「いいね~。」とみんなが賛成し描き始めました。Yちゃんが大きな体や顔の形を描き、Hちゃんが大きな耳を描き、鉛筆で描いた線をみんなでかわりがわり、クレヨンでたどり、下書きが完成しました。そして、背景を絵の具で塗ってぞうを貼り絵にしていきました。
今日は途中で時間が無くなり、続きは明日以降に持ち越しになりました。「水浴びしているなら虹も出たらどう。」「どこかに三匹のこぶたの家があったら年長さん喜ぶんじゃない。」と途中の絵を見ながらまだまだ考えがふくらむ子ども達。完成する時にはどんな絵ができあがるのか楽しみです。
そして、園内お別れ会に向けてプレゼントだけでなく年長さんに喜んでもらおうと、言葉も考えました。前日、年中4クラスで集まり、どんなことを年長さんに伝えたいか聞くと「遠足の時、手をつないで電車に乗ってくれてありがとう。」「バスでいっぱい話をしてくれてありがとう。」「発表会の年長さんの歌を聞いて涙が出そうになったよ。」と言葉が沢山でてきました。思った以上に言葉が出てきたことに教師も驚き、嬉しく思いました。ただ、沢山言いたいことがある為に長い言葉を覚えなくてはいけなくなりました。子ども達は「大丈夫!僕たちに任せて!」「年長さん喜んでくれるといいね。」と張り切っています。
言葉を考えながら来年は自分達がかっこいい年長さんになるんだという意識が高まっている年中児!!年長になるまでのあと数日はとても大切な日です。自分たちで考えて活動していけるように、勢いを付けて年長さんに進級できるように保育を進めていきたいと思います。
2019年2月15日 金曜日
今朝、昨日の年長さんの雪山のお土産があるのに気づいた年中さん、年少さんたちは、冷た~い雪に触れて大喜びで遊び始めました。すみれ組のY君とNちゃんは、カップに雪を入れてひっくり返すときれいな形ができることに気づきました。カップに雪を入れスコップでたたいて底を整えて型抜きをするともう一人の子が同じように型抜きをし、またその上にそっと型抜きをして乗せていきました。それがなんと6個高く積み重なっていきました。それを見て「東京タワー!」と言って「1.2.3.4.5.6」と数えあっていました。7個目をそっと乗せたとたん、崩れてしまいましたが3段目から力を合わせて再挑戦していました。年長さんからのお土産にたくさん触れて楽しむことができました。年長さんお土産ありがとうございました。
さて今日は、年中の子ども達は秀野邸の畑へじゃがいも植えに行きました。今週の火曜日にはみんなで母いもを切り、灰をつけてじゃがいもを植える準備をしました。どうして灰をつけるのか、どこから芽が出てくるのか教えてもらいました。「じゃがいもの芽は、みんながお母さんのお腹の中にいたころと同じように赤ちゃんいもに栄養を上げる役割をしているんだよ」と園長先生に教えてもらった子ども達は、自分のおへそを覗きながら「へぇ~」と言っていました。そして「じゃがいもを半分に切ると表面がぬるぬるしてるよね?これはみんながケガしたときに血が出るのと同じなんだよ」と教えてもらうと「じゃあ、包帯巻く!」「ティッシュかぶせといてあげる」と自分たちなりにどうしたらいいか考えたことを言っていました。そんなことを楽しく話しながら灰を付け終わった子ども達は、みんなじゃがいも植えをとても楽しみにしている様子でした。
そしてじゃがいも植えの今日、朝から子ども達は「今日おいも植えに行くんよね!」と言って楽しみにして準備をしていました。今回じゃがいもを植える畑は秀野邸の畑です。今年土地の改良をし、バスも中まで入れるようリニューアルしました。その畑に初めてじゃがいもを植えるということで、教師たちも少々緊張しながら現地に到着するとまず畑の敷地内にある、旧家「秀野邸」を見学しました。今日はこの「秀野邸」を見学に味生第二小学校の三年生が来ていました。「この家はお侍さんがいたころに建てられたんだよ」と園長先生から聞いていたR君やI君たちは「あっ!今忍者がおった!!!」と教えてくれました。まさかそんなはずはないと思った教師の気持ちを感じたのか、「いや、ほんとにおったんやって!!!」「じゃあ、先生見てきてや!!」「黒いやつ被った忍者がおったんよ!!!」と信じてもらおうと必死に伝えてきました。でも、もしかすると子ども達にしか見えない忍者がいたのかもしれません。
実は後で分かったことなのですが、(子どもには内緒ですが、)、、、、。家の角から黒い帽子と黒い服の運転手さんがそっと覗いているのを目ざとく見つけた子ども達が大騒ぎ!!!秀野邸は、昔々の夢の忍者のお家になりました。
忍者を見つけた子ども達はそこから気分も上がり、初めて入る部屋に興味津々でした。「部屋の数はいくつあるかな?」と聞かれると大きな声で数えながら部屋を見て回りました。畳の数も100枚以上あること、入り口から一番近い部屋の天井を低くすることで刀が振り回せなくて戦いにくくなっていることなどたくさんの工夫を教えてもらいました。
そのあと畑にじゃがいもを植えに行きました。「灰をつけた部分を下にして植えるんよ」と言われると「どこかな?」とじゃがいもの向きをしっかり確認しながら植えていました。手がドロドロになっても気にせず楽しそうに植えていました。幼稚園に帰ると子ども達はいろんな先生に「忍者のおるところに行ったんよ!」「俺、忍者見つけたんよ!」とじゃがいもを植えたことより忍者を見つけたことのほうが嬉しかったようです。
今日植えたじゃがいもは年中さんが年長になった6月頃に収穫に行きます。収穫が楽しみになるように子ども達とも話していきたいと思います。
今日の給食は胚芽米、タラのフリッター、きのことひき肉のスープ、根菜とキャベツの胡麻和え、バナナです。
2019年2月5日 火曜日
今日も暖かくも過ごしやすい1日になりました。子ども達も元気いっぱいです。園庭に目をやると何やらブランコの向こう側に子ども達が集まっていました。何かと思い近寄って覗き込んでみると、年中児たちが冬休み前に自分で植えたチューリップの成長を見ている所でした。3学期が始まり毎日のように水やりをし、様子を見守っている子がいると思うと反対に遊びに夢中になって全く見ていなかった子もいます。今日はどういうわけかそんなクラスのみんながチューリップの様子を見ていました。そして先生を見つけると「先生!俺のチューリップこんなに大きくなっとる!」「みんなはいっぱいでとるのに俺のはちょっとしか出てない!」と自分のチューリップを見ながら報告してきました。中には「チューリップ1つしか植えてないのに2つでとるのがある!!」と不思議な発見もありました。これからも春まで子ども達と一緒にチューリップの成長を見守っていきたいと思いました。
部屋に戻り2月のシール帳折り紙をしました。2月は鬼を折ります。子ども達は折り紙が描いてある手本を見ながら追っていきます。みんなで「こうするんやない?」「ここはこうやってするんよ!」と教えあっていました。鬼の折り紙を折りながら楽しくなってきた子ども達は”豆まき”の歌を口ずさみながら顔を描いていきました。完成した鬼を「青鬼作った!」「鬼のパンツ描いてあげた」と嬉しそうに先生に見せていました。Hちゃんは折った鬼に折り紙を細く切った手と足をつけて「これ見て!手と足もつけたんよ!」と教えてくれました。鬼を貼り終えて机に並べられたシール帳を見ながらA君が「俺の鬼はどれでしょう?」と言い始め「僕の鬼はどれだ~」とクイズが始まりました。周りにいた子たちも「じゃあ私のはどれでしょう?」と言って当てっこをして楽しんでいました。出来上がって並んだシール帳をみるとかわいいたくさんの鬼が溢れていました。
2019年1月28日 月曜日
先週の金曜日から、今日を楽しみにしていた子ども達。なぜかというと、今日、初めて衣装を着て練習するということを約束し、準備していたからです。
そして、今日は登園してきた子ども達は、朝から頭の中は衣装のことばかり。少し遊んでは「先生!衣装はまだ着ないの?」と何度も聞いてきたり、登園してからずっと部屋で「いつでも着替えられるよ。」とアピールしてきたりする子が多くいました。
いよいよ衣装を着る時間、みんな目をキラキラさせながら「私はどんな衣装?」とドキドキがこちらまで伝わってきました。そして、みんないい表情で着替えていると早く着替え終わったAちゃんは、自分以外の役の子の衣装を見て「Nちゃんの羅刹女の衣装もかわいいね。」「M君の牛魔王もかっこいい。」と褒めていました。
衣装を着て舞台に立つと更に嬉しくなることがありました。自分たちの衣装をかわいいと思っていた羅刹女役の女の子たちに園長が「もっとかわいくしていいのよ。」と言ってリボンの付け方を変えてくれたり、道具の作り方にアドバイスをしてくれました。それを聞きながら、まさしく女の子の目をして園長を見ていた羅刹女役の女の子たち。またさらに発表会に向けての活動が楽しみになりました。羅刹女だけでなく他にもたくさんのアドバイスをもらった教師と子ども達。もっともっと楽しくなるように子ども達と一緒に考えていきたいと思います。
※写真は本番のお楽しみとしてもらいちょっぴりだけの掲載にします。
年少赤コースは今日図書館に絵本を借りに行きました。2学期は何冊かの絵本をグループで見る活動をしていきました。そして、いよいよ今日は一人一冊借りることができるということで「ノンタンにしよう。」「お母さんと見よう!」と期待を高めて借りに行きました。寝る前などにお子さんとのスキンシップとしてぜひ一緒に見てあげてください。そして、読み終わったらきれいな状態で子ども達に持たせて、必ず返すようご指導ください。
2018年12月5日 水曜日
今日は、戸外に新しく長縄セットが出ていました。普通の長縄をして遊んでいた子ども達はその3本くっついた長縄セットのところに一目散に走っていきました。長縄が大好きな子ども達は「俺、郵便屋さんする!」「跳び込みしたい!」「4人で跳ぶけん回してや!」と近くにいる先生も誘って遊んでいました。一方では、折り紙で雪の結晶を作ってきて嬉しそうに見せてくれる子もいるなど自分のしたいことを十分に楽しんでいました。
好きな遊びを楽しんだ後は、いよいよ青コースの子ども達はアイススケートに出発です。昨日の赤コースの子たちの話を聞いていた子ども達は「ねぇ、アイススケートまだ行かんの?」とみんな心待ちにしている様子でした。バスに乗り込むと赤コースの年少さんたちが門に集まってきて送ってくれました。道中、バスの中からイチョウの木を見つけた子ども達は幼稚園の木と比べ、葉が少ないことに気づき園長からどうして葉っぱがないものや少ないものがあるのかと聞かれるとNちゃんが「車が多く通る道やけん風もいっぱい吹いて葉っぱが全部落ちるんよ」と言っているのを聞いて、さすが想像力が豊かだなと思う瞬間でした。スポーツセンターに着き、スケートシューズを履いていよいよアイススケートのスタートです。初めての年中児はスケートリンクの氷が昨日の暑さで溶けてツルツルと滑り、氷との格闘でなかなか立てない子が多くいましたが、慣れた様子で歩く年長さんの姿が目立っていました。しかし、さすがの年長さんも転ぶたびに洋服の濡れた部分が増えているのを見て、氷のコンディションの悪い中でよく頑張っているな!と感じました。年中さんは壁につかまり、カニさん歩きを教わったのですがそれでも中々上手に進めず苦労しながらも「楽しい」と言って頑張っていました。次はいよいよ壁から手を放す指導を受け、真ん中までハイハイで行きそこから立ち上がる練習です。立ち上がろうとすると転げてしまい尻もちをつく子がたくさんいました。「全然立てん!」「どうやって立つん?」などと先生の助けを求めていました。そんな中、I君は「先生!見て!立てた!」と嬉しそうに言って転ぶことなく氷の嬉しそうに言って上を滑っていました。
年長さんも上がり、年中全員で競争になり、「よーい、どん!」の合図で大半の子がハイハイでスタートしました。進める子はすいすい進み、その後ろをハイハイで追いかけてゴールを目指していました。ゴールを目の前に立って進もうとするも、立ち上がるたびに転げてしまいリンクから上がると「疲れた!」と言って帰りのバスの中で寝てしまう子もいました。しかし、最後の2メートル程ゴール手前で年中のAちゃんとY君は正面で園長が「前を見てー、ここまでおいでー」と手を広げてくれると頭を上げて園長を見ながらソロリソロリと進み始めたのです。「歩けてるねー、すごいよー、頑張れ!」と励まされながらついに園長の手にタッチすることができました。2人は歩けたという満足感にいっぱいの笑顔でリンクを上がることができました。
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