2022年6月6日 月曜日
今日は、雨が降っていたので教師達がテントの下でアスレチックができるよう準備をしていました。すると登園してきた子どもたちが、いそいそとバケツやタライを持ってきて、テントから落ちてくる雨水を集め始めました。とても楽しそうに友達とタライを雨水の流れに添って移動したり、水くみ遊びに発展させたりつながっていくことに満足していました。
そして、今日は歯科検診がありました。長谷川歯科の先生が一人一人優しく子供を迎えて、ていねいに検診してくださっていました。子ども達は自分の番になると、まず初めに元気いっぱいで自分の名前を言い、次に「お願いします」と言うと、歯のチェックをしてもらいます。自分の名前を言うのが恥ずかしい子もいますが年長さんは大きな声で堂々とあいさつをして、名前を言ってお礼を言う流れがきちんとできていて、さすがだと思いました。長谷川先生は、どんな子にも笑顔で対応して下さっていました。一番初めのぞう組さんでは、待っている間にマスクを取り、間を空けて静かに座って待つことができていました。大好きなお友達とくっついたり話したりするところですが、コロナのお陰(?)で間隔を上手にとって、きちんと座って待っていました。
次は年少組すみれ組さんです。先程のぞう組さんとは違い、少し緊張していました。「次は誰の番かな?」と不安そうな表情の子もいましたが、ほとんどの子が泣かないで受けることができました。元たんぽぽ組のKちゃんは口を開けるのが怖くて少し暗い表情をしていましたが、終わると何でもないような表情でマスクを付けていました。終わった安心感から喋ってしまう子もいるかな…?と心配しましたが、そんな心配は無用でした!なんと、すみれ組さんは歯をみてもらうと、「ありがとうございました」としっかりお礼を言うとすぐに黙って列に並びマスクを付け、誰も何も言わなくても座って待ち始めたのです。名前を言い、返事をして、じっと待つ。3歳児がそれを当たり前にしている姿に私は感動してしまいました。必要な時にマスクを付けたりはずしたりを自分で出来るのも、コロナ禍のなかで身に付けた習慣なのです。
ひつじ組さんでは検診が終わると、お部屋で歯についての紙芝居を読むと、すごく真剣に見ていました。歯科検診が終った後、すぐに記憶が新鮮な内に紙芝居を読む事で、より自分の歯について考え、大切にしなければならないと感じられたのではないかと思いました。
2022年5月18日 水曜日
昨日、「明日はみんなで力を合わせてがんばるぞ!」と帰った子ども達。今朝はお父さんやお母さんが作ってくれた特別なお弁当が嬉しくて、年少組のHくんは幼稚園に来るなり、「先生!アンパンマンのおにぎりやけん!」と出会う先生全員に嬉しそうに話していました。又、年中組のTちゃんはお兄ちゃんが作って応援してくれたと言って、家から折り紙のメダルを持って来て、嬉しそうに友達に見せていました。そんな子ども達のわくわくした気持ちを古森先生が汲んでくれて子ども手作りのこいのぼりを出すようにアドバイスしてくれました。先生達も万国旗を張って、更に手作りこいのぼりも泳がせて子ども達が楽しめる雰囲気作りをしました。そして保護者の皆様から送って頂いた家庭からの応援メッセージは、「子ども達に見える高さに飾りましょうね。」と古森先生が飾り直してくれました。そのメッセージを読みながら子ども達の気持ちも徐々に盛り上がり、いよいよ子どもだけの運動会が始まりました。
今回の子どもだけの運動会は、今話題になっている「屋外でのマスクの利用方法について」あいテレビの取材も入り、コロナと共存しながら子ども達が生き生きと活動する姿を撮影して頂きました。
プログラム1番の「アブラハムの子」の踊りではマスクをとり、同じ方向を向いて間隔を空けて踊りました。手足をしっかりと動かして踊って、入園して園生活20日のプレ年少や年少児は、年長のお兄ちゃんやお姉ちゃんの真似をしながら笑顔で踊っていました。
プログラム2番の応援合戦は各クラスで応援をしていって、最後は「頑張るぞ!おー!」と気合いを入れました。古森先生から「みんな帰ったらお父さん、お母さんにいっぱい楽しかった運動会の話をしてあげてね。」と声を掛けてもらい、「よし!頑張るぞ!」と気持ちも高まっていました。
プログラム3番の年長「リトミック」は圧巻でした。T先生の掛け声に合わせて、テンポよくリズム打ちをして交差の隊形移動の場面では、息を合わせて乱れることなく移動をすることができました。今から秋の運動会の鼓笛隊が楽しみになりました。
プログラム4番はプレ年少・年少児が大好きな踊り「サンサンダンス」です。ストップゲームで色々な動物になって間隔を空け、サンサンダンスも満面の笑顔で踊っていました。プレ年少の子ども達も色々な動物になることを楽しんだ後、嬉しそうに踊っていました。
プログラム5番は年中の「玉入れ」です。今日は接戦で、なんとぱんだ組とうさぎ組が30対30で同点1位になりました。今までなかなか勝てなかったうさぎ組の子ども達は、飛び跳ねて喜んでいました。
次の年少の「追いかけっこ玉入れ」は、大好きな先生が持ったかごを追いかけて玉を入れます。年少児でも何個入ったかが気になるようで、たくさん入れることができたと喜んでいました。又、さくら組のN先生は子ども達が入れにくいようにかごを上下に動かしていましたが、これも先生の愛情。子ども達は食い下がったり背伸びしたりして一生懸命投げ入れていました。子ども達と先生との関係が深まった競技になりました。
プレ年少の「ボール拾い競争」は、年少さんの競技の後、転がったままのボールを拾って集める競技です。最後には年長さんに手伝ってもらう場面もありましたが、集めたボールをしっかり本部席まで運ぶことができました。想像していたよりも早く拾うことができていて驚きました。
プログラム8番は年長の「およげ!こいのぼり」です。4人1組で自分達で作った大きな大きなこいのぼりをバトンにしてつないく競技です。大きくて地面を引きずっていたこいのぼりを踏んづけてしまうアクシデントやこいのぼりがちぎれそうになる場面もありましたが、クラス全員で力を合わせて最後までこいのぼりをつなぐことができました。
続いてプログラム9番の年長と年中の踊り「やっぱノリノリ!」を踊りました。4月から楽しんでいた子ども達が大好きな踊りで、身体をたくさん動かして踊っていました。
プログラム10番は「かけっこ」です。プレ年少、年少児は大好きな先生のところまで笑顔で走っていきました。途中で止まってしまう子も年長さんが手を引くと最後まで走ることができました。年中は4人グループで競争して、1位から4位までを目指して頑張って最後まで走り切りました。
〇年少 かけっこ(動画) 〇プレ年少 かけっこ(動画) 〇年中 かけっこ(動画)
いよいよ最後は年長の「リレー」です。今日はアンカーまで大接戦で、大いに盛り上がりました。年少や年中児達も真剣は表情で走るかっこいいお兄さんやお姉さんの姿を見て、一生懸命応援していました。
プログラムが全部終わってから古森先生に「よく頑張ったね!」と褒めてもらい、昨日から楽しみにしていたお土産を教えてもらいました。お土産はキャラクターのノートで、「勉強する!」「早く絵が描きたいな!」と喜んでいました。そして、一人一本ずつアップルジュースと預かり保育の年長児設立の「びわ会社」さんから一個ずつびわも付けてもらって、大満足の子ども達でした。
楽しみにしていた手作りおにぎり弁当は、古森先生に「みんなでお外で食べる?」と声を掛けてもらって、涼しいテントの下でおいしくいただきました。手作りのお弁当が嬉しい子ども達は、「おにぎりの中身はこれなんよ!」「からあげおいしそうやろ!」と笑顔で食べていました。みんなで食べるお弁当は格別です。
間隔をとったりマスクの着脱をしたり、コロナ対策をしながら安全に、そして子ども達の負担を少なくしながらの「子どもだけの運動会」子ども達が主体的に活動し、たくさんの笑顔が溢れる運動会になりました。
今日の運動会の様子を是非ご家庭でも話題にしてみてくださいね。
かんたんメールでお知らせ致しましたが、本日6時15分からのあいテレビのNスタで「子どもだけの運動会」の様子が放映されました。元気いっぱいの子ども達の姿が見られました。
2022年5月6日 金曜日
今朝、昨日の「こどもの日!さんさんらんど特別開放」に来ていた子どもが、「昨日は楽しかったー!」「すべり台、長かったね!」「何回も滑ってお尻が痛かったんよ」と満足そうに話していました。昨日の子ども達の笑顔を思い出し、私もまたまた嬉しくなりました。ひつじ組のYくんは、「年中でさんさんらんどに行こう!」と計画していた日が、ことごとく雨続きで、その度にしょんぼりしていました。そのこともあって、昨日のさんさんらんど開放を家にいる時からワクワクしていたようで、「ずっと楽しみにしてたんだ~」と話してくれました。そして早速、「次はいつ行こうか?!早く行きたいな!」と友達をつかまえてわくわく、ひそひそ・・・相談です。
朝、いつものように遊びの一つとしてアスレチックを出しました。トランポリンや平均台など、子ども達が大好きな遊びのはずなのに、なぜか子ども達が集まってきません。そこを通りかかった古森先生が立ち止まり、首をかしげ、はっと思いついたようにフラフープと柵を持ってきてくれました。そして、それを子ども達がくぐったり顔を出したりして遊べるようにトンネルにしてくれました。すると、キャッキャと笑う声と共に自然と子どもの人数も増えてきました。同じ遊具でも向きや並べ方、少し加えるだけで子ども達の「楽しそう!」「遊びたい!」という興味や関心を引き出せるのです。どこに何を置くか等の環境構成が大事だと感じました。
また、今日は園庭のプランターで育てているいちごを収穫しました。年長さんは、「赤いいちごは何個あるかな?」という古森先生の声掛けに対して、皆で「1・・・2・・・」と数えていました。結果、連休前に冷蔵庫で保管していたいちごを含めて17個あり、各クラス1個ずつ分けました。保育室に帰ってきたきりん組さんは、1つのいちごを何等分にするとみんなで分けて食べられるのかを話し合っていました。そうした何気ない活動が数字にふれる機会に繋がっているんだなと思いました。
ひつじ組とうさぎ組はスナップえんどうの収穫に行って来ました。友達と「これかな?」「これ採れるかな?」と話しながら沢山のスナップえんどうを見て、目を輝かせていました。このように身近で育てた野菜を収穫したり食べたりすることが食育に繋がるんだなと思いました。園の駐車場では、そら豆と少し黄色くなってきているビワが出番を待っています。野菜や花の命を大切にし、子どもと一緒に興味を持って観察をしようと思いました。
2022年3月22日 火曜日
今日は令和3年度卒園生を除く在園児の最終日、終園式の日でした。
昨日松山地方も道後公園の桜の花の開花宣言が出たところですが、幼稚園の桜の木の1本にかわいい花が咲いているのを子どもが見つけて知らせてくれました。4月早々には幼稚園の庭には、預かり保育の子ども達がお花見を楽しむ姿が見られると楽しみです。
さて今日は、先日延期になった進級児のクラス別お別れ会のために、今年は少し早めに終園式を開始しました。終園式が始まると、なぜかそこには先日卒園したはずの年長さんがいるのか?と思う程、かっこいい後姿があるではありませんか。背中をピンっと、目をキラキラさせ上手に話を聞けているのは、なんと、年中さんです!!!ホールにいたたくさんの教師から「年長さんかと思った!」「みんなかっこいい‼」と褒められると、もう一足先に気分は年長さんです。
そんなかっこよく変身している年中さんを横目に、なんと…前の方から「すご~い!!」と声が上がり空気がピシッと変わってきました。そして、前列からも拍手が聞こえてきました。さっきまでキョロキョロ、ざわざわしていたたんぽぽさんたちがひな人形のようにすました顔で背中を一生懸命伸ばして正座しているのです。たんぽぽさんが年少さんになると、年少さんもそのままではいられません。くっと顔つきが変わり、みんな気持ちは大きい組になる準備はOKです!!!そこで園長から一言。「次にみんなが揃うのは4月11日。それまでは大きい組になる準備の時間です。みんな大きくなれるかな。」と声を掛けてもらうと、退場の時も前後に大きく手を振り、クルッと回れ右をして、気持ちは年長さんでもう準備が進んでいるようです。4月11日に変身したみんなに会えるのが楽しみになってきました。
さて、延期されていたクラス別お別れ会、何よりドキドキする新クラス発表は、あいにくの雨の中か…と思っていましたが、やっぱり三葉パワーで太陽が園庭を照らしてきました。保護者の一人一言では、子供たちの成長の話を聞き、私たち教師も自分のことのように嬉しい気持ちでいっぱいになりました。何より、コロナ禍の中で温かく見守って下さり、子どもたちを信じて下さったことに感謝しかありません。
ついに、新クラス発表です。名前を呼ばれえると、ドキドキしながら担任のもとへ駆け寄ります。ドゥルルル~の合図で目をつむります。ギューっと両目をつむる子、気になって片目を開ける子、どの子もかわいい表情がたまりません。目を開けて新クラスの帽子と名札を見ると…口を開けてびっくりする子、両手をあげバンザイする子、無事みんなが大きい組に進級できそうです!ついさっきまで、同じ帽子をかぶっていたのに、次の学年の4クラスの色をかぶると、一気に雰囲気が変わりました。
4月11・12日、進級したかっこいいみんなに会えるのを楽しみにしています♪
2022年2月24日 木曜日
今日は、年中児がじゃがいもの種芋づくりに挑戦です!!
今年の年中は「みんなで助け合う」を合言葉に、ままごとの台を運んだり、みんなが集まれるようにサッカーゴールを片付けたり、準備の段階から気合十分です!
園長から「次に年長さんになるみんなに頼みたいことがあるんだけど、できるかな?」と話してもらうと、「任せて‼」と言わんばかりの顔で目をキラキラさせて、まだかと心を躍らせています。そして、じゃがいもを1つ手に取って見せてくれると「みんなはこのじゃがいも、どう食べるかな?」の質問に「カレー」「コロッケ」と美味しい料理がいくつも上がりました。「全部おいしいよね~!実はそのお母さん芋を作るんよ。」と聞くと「やったー!がんばろ!」と大喜びです。お母さん芋を作るには、いくつもの約束があります。
①じゃがいもの芽を切らないように半分にする。
②切ったところから、水分が出てくるから灰をつける。
③切った面を上に向けて乾かす。
その約束、1つ1つへの反応がかわいい年中さんたち。「じゃがいもの芽って、こっちの目じゃないの?」「ちがうよ!」と自分の目を押さえてクスッと笑い合っている子、「みんなもケガしたら血が出ると薬塗るでしょ?だから、みんなはお母さん芋のお医者さんだね!」と園長の言葉に「お医者さんになれるの!?」とワクワクしている子、手の平をじゃがいもに見立てて「こっち向き!」と乾かす面を確認している子たち、どの瞬間を切り取っても微笑ましくて、かわいいが詰まっていました。
「じゃがいもは灰を塗ったら治るけど、みんなは指を切ったら灰じゃだめだから、私のところに来てね。」とふふっと笑う園長の言葉で種芋づくりがスタートです!!
種芋づくりは、例年、芽を切らないように半分にするラインを子どもたちに伝えるのに「そっちじゃない、こっちじゃない。」と頭を抱える教師たちでしたが、今年はあることを園長が思いついてくれたのです。それは、種芋にマッキーペンで線を入れることです!なんで思いつかなかったんだ、、、と思うくらい、スムーズに子どもたちに切りたいラインが見事に伝わっていくのです。
その線を切る子どもたちの姿からは、遊びでの経験がひしひしと伝わってきました。少し曲がっている線をゆっくり丁寧に切ろうとする子、慣れた手つきでスパンっと切り終える子、大丈夫かなと教師をヒヤヒヤさせる子、それぞれがいろんな思いを持って種芋づくりをすることができました。ぱんだ組のKくんは、1回目にマッキーペンで園長に描いてもらい、2回目は年中担任にボールペンで線を描いてもらいました。その2回目を見て、「見づらい!!」と一言。うすうす、見づらいだろうなと感じながら線を描いていた教師は「負けたな、、、。」と次の知恵比べに火がつきました。⦅笑⦆
手の平を使って学んだ乾かす向きは、(手の平が切り口、手の甲が皮の丸い部分)なんと4クラス全員が正解でした。楽しくて、おもしろくて、初めて知ることがいっぱいだった種芋づくりのおかげで、種芋を植えに行く日が待ち遠しくてたまりません。
最後、園長に教えてくれたことへの感謝を伝え礼をすると、4クラス全員が息ピッタリでびっくり!!じゃがいもが芽を出し花が咲く頃は、みんな年長さんです。残り少ない3学期、年長さんになる経験を子どもたちとたくさん積み重ねていきたいです。
2021年12月1日 水曜日
朝は冷え込み、暖房がほしい季節となりました。
それでも、子どもたちは「おっはよー!」と元気よく登園してきます。門を通ってくる子どもたちは、ワクワク・ドキドキどの子も準備万端です。というのは、今日は子どもたちが楽しみにしていたアイススケートの日なのです。Aちゃんは、昨日クラスで教師から聞いたことを園に来るまでの車の中でたーくさんお母さんに話したり、Rくんは「手袋よし!弁当よし!」と再確認していたりと行く前から気合十分です。そして、クラスで準備を済ませると、門前で出発前に幼稚園でお留守番の古森先生と守らなければいけない約束をしました。・挨拶をしっかりすること・手袋を必ず付けること(靴の包丁で切れてしまうから)・靴の中に何か入っていないか自分で確認すること
最後に…「みんなは赤ちゃんの時から立てた?」と園長に聞かれると「立てない!!」と子どもたちは首を振ります。「そうでしょ、赤ちゃんの時は立てなくても、自分の力でハイハイして頑張って立てるようになったよね。今日のアイススケートも同じだよ!自分の力で立って歩けるようになろうね。」と話をしてもらいました。そして、M先生と園長が手をつなぎ「仲良しだから手をつないで滑ろうね♪」と子どもたちの前でこっそり話をしています。「いいのかな?」と不安そうな子どもたちの予感は当たります。゛ドーーン゛とM先生が転ぶと、園長がぶっとんでいくよね~(本当のアイススケートならば)「だから、絶対手をつないだり、くっついたりしないでね!」と約束しました。
バスに乗り、アイススケート場に到着です。
子どもたちは出発前に約束したことを思い出し、スムーズに準備を進めます。自分の靴のサイズを「18㎝、18㎝…」と唱えながらスケート靴をもらうと、靴の中に何か入っていないかと覗いてトントンとして足を入れていきます。靴を履きペンギン歩きでやっと指導員さんのところにたどり着くといよいよスタートです。「絶対、氷の上では友だちと手をつないではいけないよ!どうしてかな?」と指導員の方からの質問に…勢いよくMちゃんが「ぶっとぶからー!!」と答えます。朝、子どもたちの興味がわく言葉で指導したままの答えにドキッとしつつ、かわいすぎて教師はクスッと笑ってしまい、そして、年中児にも話をしっかりと聞くこと、理解することが身についてきているなと成長を感じました。
いよいよリンク中央にハイハイで向かいます。そこでは指導員の方から、ハイハイからの立ち方や壁につかまり「1・2・1・2」と歩く練習や、ドーンと転んでも大丈夫なお尻をつく転び方を教わりました。そろそろ冷たくなって誰か泣くかな…と教師が見ていると、そんな教師の心配をよそに、3分の2の子どもたちが嬉しそうな笑顔で立っていて、ドーンと転んでもケラケラと大笑いしているのです。Hくんは、初め壁から手を離せなかったのに、勇気を持って手を離すと「立てた!!」と体を振りながら喜びを表現して見せ、Aちゃんは・Eちゃんは、まるでフィギュアスケート選手のようにポーズをとってみせるなどスケートリンクの中では、子どもたちの「かわいい!」があふれていました。
自信がついた年中児も、かっこよく年長さんが滑る大リンクに移動です。散々スケートを楽しんで、最後には、年長さんも年中さんもリンクの登り口の反対側の壁から゛よーいどん!゛でリンクを横断したのですが、年長さんの上手な子は、大人顔負けの速さでビューーンと風をきりゴールしていて役員さんからはオォー!と歓声が上がりました。今日初めて立てるようになった年中さんも「1・2・1・2」と一生懸命までゴールを目指しました。
今日は子どもたちにとって「楽しい」「できた」がいっぱい詰まった1日となりました。コロナ禍のでも「できない」で終わらすのでなく、できるために努力や工夫をし、子どもたちに一瞬一瞬の大切なことをひとつでも多く経験できるような保育をしていきたいと思いました。そして、そのそばには自分だけでなく、たくさんの方の助けや支えがあることを忘れず、感謝の気持ちを持ちながら教師として成長していきたいと思うのです。
《こあら保育》
今日のこあら保育は、手に持ちやすいヤクルトやプリンなどの空容器や小さな空箱などを使って廃材遊びをしました。最初は、同じものをいくつも並べたり積み上げたり、転がしたりして遊んでいましたが、セロハンテープを使うと組み合わせてくっつくことを知り、小さな筒を2つくっつけて双眼鏡や望遠鏡にしのぞいたり、どんぐりを入れて鉄砲やマラカスを作って遊ぶなど、身近なものを使って作ったもので楽しく過ごすことができました。
2021年10月20日 水曜日
今日は、気温も下がり風の冷たい1日となりました。
しかし、子ども達は半袖やノースリーブの子もいて心配する教師をしり目に、「おはようー!」とニコニコ笑顔で登園してきました。そして、所持品の始末を終えると、遊びたいコーナーに一目散に向かいます。
運動会の練習の間、使用を制限されていた三輪車も解禁されました。久しぶりに三輪車を乗った子は嬉しくてトラックをどこそこ関係なくピューと走り抜けます。そこで大きな問題が、、、
運動会の余韻を楽しみながらリレーやバスケット等をしている子たちがいる中で、三輪車も一緒に安全に遊ぶにはどうしたらいいか教師達が頭を抱えていると、やって来た園長の手には2枚の封筒がありました。円周を2本に分けその中間に「リレー」「さんりんしゃ」の文字が…。標識が立つと、子ども達はしっかりと約束を守り、2つのレーンに分かれて遊び始めました。遊んでいると、子ども達の中でもいろいろな問題が起こります。それでも、三葉っ子は大丈夫!!
知恵をいっぱい振り絞り解決します。三輪車の進みが遅くて渋滞してしまったときには、「遅い人は外を走ってくださーい!」と一生懸命に声をかける子、スピード違反や逆走している子を見つけて、警察官になりきり取り締まる子、リレーと三輪車でなかなか横断できないのを見て、交通整理をする子、片付けのときパズルのように三輪車を駐車させ誘導していく子、今日の園庭には、社会で生きる力がいっぱいつまっていたのです。どの場面でも、”子ども達って本当にすごいな!”とかかわる中で私まで嬉しくなりました。
先日の秋祭りではたくさんの方に協力していただき、獅子舞やお神輿、買い物を楽しんだ子ども達ですが、今日、なんと!!三葉に再び獅子舞が現れたのです!
どこからか〝ドンドコ″〝カランカラン″と太鼓や鈴の音が聞こえ、速足でその方向に向かっている子とその音をたどると、そこはくま組のお部屋でした。なんとそこでは、男児のダンボール太鼓に合わせて踊るくま組連の獅子舞がいました。太鼓の音に合わせて見事に踊る獅子舞に交渉し、うさぎひつじに来てもらうことを約束すると、うさぎひつじの子ども達は大喜び!!
部屋にやって来たくま組連は、進行の女の子も見事なら、のぼりを持つ子、消毒をする子がいて各自がしっかりとしっかりと役割を持ち様になっていました。ずっしりと構え、力強く太鼓の子がドコドコドコ…とたたき始めると、寝ている獅子舞が軽やかに動き始めます。獅子舞の頭に入っているKくんの振りは、教師も驚くほどの腕前。ビューンと獅子舞が振り向くと、子ども達はキャーキャーと嬉しそうに待ち構えます。そして、尻尾に入っているRくんにも注目です‼︎ペットボトルを尻尾に見立て、小刻みに震わせるその手は本物のようで慣れたものでした。
ひつじ組のEくんは「この獅子舞に噛んでもらうと幸せになるんよ!」と話すと、うさぎひつじの子ども達は、笑いながら頭を突き出していました。
昨年から続くコロナ禍の中で、三葉幼稚園の子ども達は沢山の地域の方々、園外の方々に楽しみ、喜び、愛情をいただき、様々な体験をしました。私達だけでは育てられない地域や社会に根ざすために、伝統行事に直接触れることで、地域の人々の優しさや助けを得て、生活が豊かになることに気付き、地域や社会、郷土を大切に思える人に育ってくれるに違いないと、地域社会に愛される幼稚園であることの大切さを改めて感じました。
コメント (「歯科検診をしたよ♪」 ひつじ組 太田菜美子 はコメントを受け付けていません)