幼稚園の日記(ブログ)

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2022年10月31日 月曜日

 今朝、登園して来た年中児の男の子達が、「先生、あれやっていい?」と指差したのはたくさんの木材や木片が入ったキャリーでした。先週の金曜日のことです。今年も園長が寿建設の社長さんに頼んでくれて、様々な形や大きさ、長さの木材をたくさん頂きました。その木材が入ったキャリーをひっくり返すと、早速木材をつないで道を作り、車を走らせて遊び始めたのでした。

その遊びをしばらくすると、今度は細長い木材をつないでレールを作りました。「ピタゴラスイッチを作ろうや!」とRくんが言うと、「いいね!」「僕もやりたい!」と男の子達が集まり、木材を積み上げたりつないだりして、長い線路のようなピタゴラスイッチが出来ました。「いくよー!」とRくんの合図でボールがレールを転がり始めましたが、途中でコロンとレールから転がり落ちてしまいました。しかし、ここからが三葉っ子のすごいところです。今度はボールが転がり落ちないようにとレールの幅を変えたり、スピードが出過ぎないように高さを調節したりして、何度も試行錯誤を繰り返していました。そして、最後までボールが落ちずに転がった時には、みんなで「やったー!」と大喜びしました。

1学期にテント下の“科学の広場”で雨どいをつなぎ、水を流してボールを転がして遊んでいた子ども達が、今は自分達でボールが転がるレールを作り、ミリ単位で高さや幅を調節するまでに育っていることに驚かされました。遊び体験や遊びの連続性の大切さを改めて感じることができました。今後もこの遊びがどのように発展していくのかが楽しみです。

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今日は明日から始まる第2回の運動会に向けて練習をしました。練習をする前に園庭に小石が落ちていることに気付いたT先生が年長さんに「トラックの上にある石を拾ってきれいにしよう!」と呼びかけました。すると、さすがは年長さん!自分で考えて大きめの鍋ややかんを持って来て、石を拾い始めたのです。誰かに言われなくても自分達で気付いて、石を入れる入れ物を考えて持ってくる姿に感心しました。

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第2回の運動会は、子ども達が必要な道具を準備したり片付けたりする姿を保護者の方々に見て頂きたいと思います。今回の運動会は、更に子ども達が主体的に、又、かけっこは子ども達の希望により年中さんはリレー、年少さんは(リレーは時間が掛かり過ぎるので却下)円周を長めに、たんぽぽさんも円周を走り終えると自分で番号札の所に座ります。更にハプニングもあるかも・・・・。楽しみにしていて下さい。

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2022年10月14日 金曜日

 雲一つない秋空の下、笑顔いっぱいで終わった昨日の運動会。登園して来た子ども達が「運動会頑張ったけん、お菓子買ってもらったんよ!」「お母さんが頑張ったねって言ってくれた!」と嬉しそうに報告してくれました。その様子や表情からも昨日の運動会をやり遂げたという満足感が感じられ、嬉しく思いました。

 今朝一番に、園長がたくさんの画板を持って来てくれました。そして、先生達に「お絵描きに使える紙を持って来てください♪」と放送すると色々な質や大きさの紙が集まって、テントの下はお絵描きコーナーに変身しました。そのことにいち早く気付いたらんおん組のAちゃんは、保育室からクレヨンを駆け足で持って来ると早速描き始めました。そこに描いたのは年長児がリレーをしている絵で、らいおん組が先頭を走っているところでした。私が「らいおん組が1番を走りよるんやね!」と言うと、「先生違うよ!これは3番目を走りよんよ!」と言うのです。Aちゃんの言葉を聞いて、そうだったのかと納得させられると同時に年長児の場面を忠実に表現できる感性や技術に驚かされました。年長児が徐々に集まってきて、それぞれが絵を描いていましたが、どの絵も自分と友達を描いていて、助け合いや協力、みんなで力を合わせて成功させたという気持ちが絵に表れていて、感動させられるばかりでした。

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 絵を描いている年長児の姿を見て、年中児や年少児もクレヨンを持って集まってきました。学年を越えて刺激し合う三葉幼稚園の良さを感じながら、ひつじ組のEちゃんが描いている絵を見ると、かけっこをしているEちゃんと友達を描いていて空には虹を描き始めました。少し野暮なのですが、Eちゃんに「なんで虹を描いたん?」と聞くと「運動会に虹はなかったけど、楽しかったけん描いたんよ♪」と言ったのです。運動会の楽しさや喜びをEちゃんは虹で表現したのかと思うと、子どもの感性とそのイメージを表現する力の奥深さには驚かされると共に感心させられるばかりでした。11月の作品展では、子ども達の絵や作品を展示します。そこに込められた子どもの思いやその時の様子を教師のコメントでお伝えしたいと思います。楽しみにしておいてください。

 園庭では昨日の運動会の興奮が冷めず、全学年の子ども達が入ってかけっこや踊りを楽しんでいました。憧れの年長児の鼓笛隊に加えてもらった年中児と年少児は、大喜びでポンポンや旗を持って一緒に踊っていました。来週末の保育園の運動会に向けて、保育園児が幼稚園に上がってくると保育園児のお手本となって全学年が踊り、保育園児も手を叩いて喜んでいました。

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来週も運動会の熱気は冷めそうにない三葉っ子達です。

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2022年9月27日 火曜日

今日の天気予報では雨が降るということで、古森先生が「雨が降る前に運動会の練習をしましょう」と放送をしてくれました。バスから帰ってくると、年長さんが踊りを練習していました。自分達で作ったペットボトルの鳴子を持って、かっこよくポーズをきめている姿に感動しました。自分の立ち位置を覚えて移動するのはとても難しいことだと思いますが、さすがは年長さん!!すぐに移動して、ピタッと止まって踊ることができていました。練習を重ねる度に出来ることが増え、顔が凛々しく頼もしくなっているのは少しずつ自信をつけているからだと思います。古森先生は、年長の先生たちに“叱るよりも誉める事を大切にする”ことを教えて下さり、鼓笛隊の練習の時は、「すごいね!」「今日は間違えてないよ!」と子ども達に声をかけているのが印象的です。子ども達が自信を持って練習できるような声掛けをしていきたいと思いました。

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年中と年長児は、牛乳パックランタンを作りました。昨日の帰りに、「明日は牛乳パックを使ってランタンを作るから、家に牛乳パックがある人は持って来てね♪」と声を掛けていたことで、今朝は「先生!牛乳パック持ってきたよ!」と笑顔で見せに来てくれる子がたくさんいました。4歳児がちゃんとそのことを覚えていて、家で話して牛乳パックを持って来てくれたことに驚き、嬉しくなりました。この牛乳パックランタンは、10月8日、9日に松山城の420周年をお祝いする「月のおもてなしin松山城」で本丸広場に飾られるお祝いのランタンです。年中児には牛乳パックが硬くて、はさみで型を抜くことが難しかったので型抜きの機械を使ってみました。年中児の力でもきれいな型を抜くことができて、子ども達は犬やうさぎ、葉っぱなどの形が出来たことを喜んでいました。年長児のクラスを覗くと、牛乳パックをはさみで上手に自分の好きな形に切り抜いていて感心しました。年中児と比べるとはさみの持ち方も上手で、こんなに器用に切れるんだなと一年の差の大きさに驚きました。油性マジックで書いた絵は、どの絵も楽しい絵ばかりで世界に一つしかない素敵なランタンが出来ました。

三葉幼稚園の年中・年長児のランタンが、松山城の本丸を優しい光で灯してくれるのが楽しみです。

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2022年9月22日 木曜日

 昨日、運動会の退場門としてできたわらの恐竜は、一晩たって少し?形が変わったように見えましたが、今日も園庭で存在感たっぷりに立っていました。子ども達は相当この恐竜が気に入っているようで、登園してくるとわざわざ2体の恐竜の間を見上げながら嬉しそうに通っていました。

 今朝も園長が教材の中から、何やらいそいそと準備して持ってきました。それは絵の具だったのですが、子ども達が普段使っている水彩絵の具ではなく、アクリル絵の具でした。そうこうしていると、園長は年長児が運動会の踊りで使っているペットボトルの鳴子に色を塗り始めました。子ども達が使っている水彩絵の具ではペットボトルに色を付けることはできないのですが、このアクリル絵の具はしっかりと色が塗れるのです。その様子を目を丸くして驚いた表情で見ていた年長児に園長が、「自分のペットボトルを持っておいで。」と声を掛けると嬉しそうに笑顔で駆け出していき、年長児達のペットボトル鳴子の色塗りが始まりました。らいおん組のMちゃんは、鳴子の羽根を1枚ずつ色を変えて塗ると、「わー!可愛くなった!」と大喜びしていました。子ども達は、自分で作ったペットボトル鳴子が可愛くなったりかっこよくなったりしていくことが嬉しくて、目をキラキラさせながら色を塗っていました。

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 そして、塗り終えるとその鳴子を持って年長児の踊りの練習が始まりました。色の付いた鳴子は太陽に反射して色鮮やかに輝き、子ども達の踊りもいつもより熱のこもった踊りになりました。日に日に変化を与えてくれる園長のアイデアには脱帽の教師達ですが、毎日同じ練習の繰り返しではなく、楽しい変化や課題を与えていくことが、子ども達が楽しみながら意欲的に参加できる練習の工夫や知恵なのだと勉強させられました。

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 そして、今日はミキスタディパルズの年中、年長児が運動会の練習にやってきました。今年は10名の子ども達が運動会に参加し、年長児のリレーや年中児のかけっこや踊りを一緒に行います。今日は2回目の交流でしたが、すっかり顔なじみになり、並ぶ場所やグループを教えてあげる姿が見られました。年中児の踊りは踊りに使う道具が色々な所に隠れていて、それをみつけて踊るのですが、子ども達のなかにはなかなか道具をみつけられない子もいるのです。そんな様子を見た園長が、「みつけるのが得意な子がみつけられない子に道具を渡してあげたり、助けてあげたりしてね。」と子ども達に課題を与えてくれました。今日、初めて練習に参加したミキスタディの子のなかにも道具をみつけられない子がいましたが、それに気づいたひつじ組のTちゃんは、持っていた道具の2つの内、1つをそっと渡してあげていました。きれいな円を作ったり手足をしっかりと動かして踊ったりなど、まだまだ課題はありますが、日々楽しい練習になるよう心掛け、子ども達と共に創る運動会に向けて、残り3週間頑張っていきたいと思います。

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2022年8月24日 水曜日

今日は青コースの夏季保育がありました。夏休みの間、家庭で過ごしていた子どもにとっては1ヵ月ぶりの幼稚園です。預かり保育で幼稚園に来ていた子ども達も、久しぶりにクラスの友達と会えたことを喜んで、嬉しそうに挨拶を交わしていました。そして、園舎建て替えに向けての工事も先日から始まり、見たことのない地盤調査のボーリング工事用の3メートル程高い所まで伸びている機械を見上げながら、「これ何しよるんかな?」とMくんが言うと「幼稚園を新しくする工事の準備をしよんよ!」と預かり保育に来ていて工事のことを知っていたTちゃんが教えてあげていました。

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今日は年長さんのお泊り保育があるので、朝から登園していた年長さんが少なく、科学の広場では年中児がいそいそと遊び始め、雨どいをつないで水を流したりボールを転がしたりして、考えを出し合いながら楽しんでいました。2学期が始まろうとしていますが、科学の広場はまだまだ人気のようです。

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曇り空でしたが、今日も水鉄砲が盛んです。夏季保育ということで今日のおやつは特別にアイスキャンディーが出てきて、子ども達は目をまるーくして喜んでいて、久しぶりの幼稚園をみんなで楽しんでいました。やっぱり、クラスのみんなが集まって活動することが子ども達は大好きなんだなと感じる夏季保育でした。

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午後になると年長さんがリュックを背負って登園してきました。今日は待ちに待ったメルパルクでのお泊り保育です。

14:30。大型の貸し切りバスで年長さんが幼稚園を出発しました。屋外遊ぎ場では、お父さんやお母さん、兄弟たちが手を振ってお見送りをしてくれました。

お泊り保育の様子はブログとインスタグラムで速報を流しますので、楽しみにしていてください。

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2022年6月30日 木曜日

 最近の子ども達の文字への興味関心の高さには驚かされることが多くあります。今朝、三輪車置き場を掃除していた園長が子ども達が三輪車を取りやすいようにと柵とロープを使った『倉庫』を作ってくれました。そこに集まっていたらいおん組のTちゃん達はカレンダーの裏に「じてんしゃのそうこです みどりのひものじてんしゃわ さわらないでね」と、いとも簡単にすらすらと書いたのです。私が子どもだった時のことを思い返してみると、単語や2語文を書くのがやっとだったように思うのですが、Tちゃん達は『これが何なのか、又何をしてはいけないのか』を誰が見ても分かるように文字と文章で表現することができていて、驚かされるばかりでした。

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 その数分後のことです。今度は1階テラスにあるタイムスケジュールのホワイトボードに『じけんです ひつじぐみのとまとがたべられています みんなのくらすのとまとがねらわれているよ』という貼り紙がされていました。それを見たひつじ組を始めとする様々なクラスの子ども達がクラスのトマトを守るための対策をクラスで練り始めました。

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らいおん組では人に模したかかしを作って、カラスが驚くようにと大きな×印を書いた看板を持たせました。より人間に近づけたいと髪の毛にまでこだわって作ったかかしです。

ひつじ組では、以前にびわをカラスから守りって収穫することに成功した経験から「新聞紙をトマトにかける方法」がいいのではないかと話し合って、早速広告で袋を作るとトマトにかけていました。

その帰り際、ふとくま組さんのプランターが気になった子ども達は、「この段ボールなんやろ?」と興味津々で見ていました。どうやら、トマトを食べに来たカラスを捕獲するための罠らしいです。紐を引っ張ると段ボールを支えている箱が外れて蓋が閉まる古典な仕掛けですが、ひつじ組の子ども達からは「おーっ!!」と歓声と拍手が起こりました。

りす組では膨らませた風船をトマトの周りに吊り下げる作戦を思いついたようです。色はカラスが怖がりそうな赤色で、もし風船が割れても音に驚いてトマトを守ることができるという仕組みです。

どの対策が成功するのか楽しみですね。

降園前にちゅうりっぷ組がトマトを見に行った時のことです。ちゅうりっぷ組のプランターの前にカラスの羽が偶然にも落ちていたようで、これを見たちゅうりっぷ組の子ども達は「トマトを守らなきゃ!」と必死になったそうです。まさにこの羽はカラスからの挑戦状となったのでした。

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これから三葉幼稚園を知り尽くしたカラス達と子ども達の知恵比べが始まりますが、どのような結果になるかは今後のブログ内でお伝えできればと思います。

 

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2022年6月14日 火曜日

「今日は雨やけん、外で遊べんかな。」登園してきたNちゃんが空を見上げながらぽつりと言いました。小雨だった雨は、いつか止んでそれに気づいた三葉っ子達が、いそいそと動き始めました。雨上がりの園庭は、三葉っ子にとって最高の遊び場です。裸足になって泥の感触を楽しんだり、泥団子や川を作ったりして思い思いに楽しんでいました。

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 テントの下では、昨日園長が麦わらを使ってかごを作っていたコーナーに今日も子ども達が集まっていました。園長に教えてもらった編み方でかごを作る子や、今日はカチューシャやブローチを作っている子もいました。そんな年長さんの姿をじっと見ていたのが、年中児のAちゃんとRちゃんです。「私も作ってみたい!」「やってみたい!」とカチューシャ作りに挑戦です。年長の先生に編み方を教えてもらいながらやってみますが、年中児の二人にはまだ難しかったようで、「できん。」と手が進まなくなりました。そんな時、以前に園長が「麦わらをストロー代わりにして、しゃぼん玉を膨らましていた」という話をしていたのを思い出し、麦わらを輪切りにして糸に通してアクセサリーを作ってみることにしました。AちゃんもRちゃんも紐通しは得意なようで、集中して1つずつ通すと長くなっていくネックレスを嬉しそうに見せてくれました。三葉幼稚園では様々な学年が入り混じって遊ぶことで、たくさんの刺激や影響を受けながら学び合い、育ち合っていきます。麦わらを使って制作する年長児の姿に憧れて、「やってみたい!」「作ってみたい!」と思えるような素敵な関係性をこれからも大切にしていきたいと思いました。

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 登園してきた子ども達の朝の日課となっているのが、カブトムシとかたつむりの世話です。今年はぱんだ組のYくんが、カブトムシのオスとメス合わせて60匹を幼稚園にくれました。今、そこそこのクラスに分けて飼育していますが、「今日も元気かな?」「あっ!ゼリーがなくなっとる!」と興味津々で観察しています。そんな中、園内の田植えで使う田んぼの土を代掻きして置いてあるタライを覗き込んでいる子ども達がいました。「あっ!ここにおる!」「ここにもおるよ!」と目をキラキラとさせてタライを覗き込んでいました。どうしても捕まえたいようだったので、水槽用の小さな網を探してきて渡すと、そっとすくって水を張った虫かごに入れました。

「先生!これみてみて!」私も久しぶりに見て驚いたのですが、それはカブトエビの赤ちゃんでした。去年までは秀野邸で使っていた田んぼの土を繰り返し繰り返し使っていたのですが、今年は田んぼを貸して下さっている堀内さんの田んぼからもらった土に水を張っていたのです。その卵が孵化して、幼稚園のタライの田んぼにも初めてカブトエビが出現したのでした。図鑑で調べると、カブトエビは恐竜が生きていたとされるジュラ紀から現在まで、ほとんど形を変えていない「生きている化石」と呼ばれていることを知り、新たな発見に驚いた子ども達でした。

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 今、幼稚園内にはカブトムシの成虫や幼虫を始め、たくさんの動物や虫たちが生きています。そんな生き物の世話を通して、命の大切さを感じたり生き物の不思議に気付いたりすることができるように子ども達とかかわっていきたいと思います。

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