2008年6月18日 水曜日
そろそろ夏の遊びが本番になってきました。
水を使った遊び、水鉄砲やしゃぼんだま、さかなつり、プールあそびなどを子ども達は思う存分楽しんでいます。
朝涼しくても気温が上がるとすぐに冷たい水が恋しくなるのは子どもが自然に敏感だからでしょう。暑くなれば子ども達の遊びの内容も自然に変わっていきます。私達もその状況を見ながら柔軟に環境を変えていき、様々な体験をさせたいと思っています。
今日は歯科検診がありました。子ども達に自分の為に診断して下さるお医者さんに親しみを持って受診出来るようにと古森先生からあらかじめお話の方法を教えていただきました。たんぽぽ組では「お口の中にいるバイキンマンをアンパンマン先生(お医者さん)が見つけてくれるので、みんな大きく口を開けてね。」と言うと子ども達は大喜びで「わあ!」と言う声を上げ、喜んで検診を受けられたようです。
歯科検診も保育の指導の一環として子ども達に色々な事を伝えていくチャンスです。どのクラスも「静かに並んで待とう」「自分の名前を大きな声で言おう」「終わったらお礼を言って帰ろう」という約束をしていて子ども達はよく守っていました。
お医者様の方も名前を言うまで待っていて下さったり言えない子には「お名前は?」と聞いて自分で言えるように促してくださったりしていました。
又、順序よく並ぶことは自分は誰の後ろに並んだらよいのかを考えたり、前の人について行って動くという運動会や遠足の時などの集団行動の仕方を身につけるチャンスでもあります。 先を見通しての今からの活動が後々身についてくるのです。
ひつじ組では今お部屋の中でおもちゃや廃材などをいっぱい出して遊ぶ子どもが多いのでお部屋の中が物だらけになってしまいます。時には足の踏み場も無いほどです。
「遊ばないものは片付けよう」「みんなが使うところはきれいにしよう」とゴミを拾ったり、ほうきで掃いたり、ぞうきん掛けをしたりする事をそのつど指導しているのですが、なかなか出来ないので一人ひとりに声を掛けているところです。自分達の使うところを片付けて気持ちよくすごせるように、日常生活の中で「自分達で出来ることはしよう」という気持ちを持たせていきたいと思っています。
2008年5月29日 木曜日
今朝は雨が降っていたので「今日はお部屋でのあそびを・・」と思いながらも外遊びの大好きな子ども達のために雨のあたらないテラスにスタンプ遊びや野菜・葉っぱの版画を用意しました。
ままごとも園舎側のテント下へ移動しそれぞれの保育室には、えのぐ遊びや廃材コーナーを準備して、子ども達が登園してくるのを待っていました。 しかし、「先生おはよう!!」と元気な声が聞こえてきた頃には雨も上がり、子ども達は次々と園庭に出ておもいおもいの場所で遊び始めていました。
雨上がりには当然みつばっ子達は泥んこ遊びを始めるだろうと予想していたのですが、私の予想をはるかに超えたダイナミックな泥んこ遊びが至る所で始まりました。 くじら組の女の子たちは園庭の水たまりをさらに広げて土手を造り水を足して「海だ!海になったよ」と大はしゃぎしているうちにエスカレートし過ぎて全身、泥水につかってしまいました。
すぐにきれいに洗って着替えるように伝えて年長児達がいなくなった所に今度は年少さん達が集まってきて「お池ができてるー」と言いながら遊び始めました。
泥がはね上がり汚れた手足を見せ合い大笑いしながら大胆に水をすくってはぺちゃぺちゃと泥のやわらかい感触を楽しんでいました。年長さんの海が池になりお昼前には水が温まって「温泉だー!!」という声が聞こえて来ました。三葉幼稚園に交流保育で来ていたミキスタディさんも外国人の先生も一緒に入って「わー!」っと大喜びでした。
それを見た年中のSちゃんが「きもちいい?いもちいいでしょ?」と言うと先生が「イェース!ハッピー!」と答えました。するとSちゃんも「うん、ハッピー!」と返して意気投合している姿が見られました。
テラスのスタンプや版画のコーナーでは毎日様々な素材が加わってます。毎日子ども達は今日はどんな形に会えるのか楽しみにしてやってきてどんどんイメージを広げ、デザインから形を組み合わせた絵になってきています。
年少児達もおもいがけず出来た形に感動しながら遊び続けています。
今日、半分のクラスが内科検診、耳鼻科検診を受けました。受診態度もよく元気でたくましい体をしているとお医者様からほめて頂きました。
2008年4月24日 木曜日
昨日降った雨で今日、園庭には沢山の水溜りが出来ていました。登園してきた子ども達は早速外へ飛び出して行き、泥んこになって遊び始めました。ふと気がつくとひつじ組の子ども達も全員外へ出て行ってお部屋の中には誰もいない状態になっていました。いったいひつじ組の子ども達はどこでどんな遊びをしているのだろう?と出てみると砂場で大きな穴を掘って、雨どいで水を流し、水が吸い込まれていかないようにかわるがわる水を運んでいました。 「もっと持ってきていっぱいにしようや!!」「次はオレが持ってくるけん」新しいクラスになってから仲良くなった友達と、声を掛け合いながら一緒に活動している姿が見られて嬉しく思いました。 最近裸足になって遊ぶことが多くなった子ども達はパタパタと泥をはね上げながら遊んだり、手を泥んこにしてベチャベチャ触ってみたりして、やわらかい土の感触を味わいながら、今日は一段と大胆に遊んでいました。裸足に慣れていない年少さんも、年中、年長さんが楽しそうに遊んでいるのを見ると裸足になって、全身泥だらけになって開放的に遊び始めました。
今日は南海放送のテレビ局の方が、子ども達が遊んでいる様子を撮影されていたのですがどこを見てものびのびと活動している子ども達の笑顔に感心されていました。今の時期に入園したばかりの年少さんが泣かないで遊んでいるのは、ここ最近でも珍しいことですが、それだけ楽しい遊びが見つけられているのかもしれません。
テラスでは、昨日収穫した玉ねぎを年長さんがつるして保存する為に先の方を切り落とし教師にひもで結んでもらっていました。
そして50個程は、明日の手作り給食にスパゲティーに使おうと皮をきれいにむいて自分達が収穫した玉ねぎでおいしい給食が食べられる事を楽しみにしています。
おもいっきり戸外で遊んだ子ども達は「おなかすいた、早くご飯がたべたい」と言ってきて、給食も残さず食べ、「ごはんのおかわりするー」と食欲も旺盛でした。外でおもいっきり遊んで、沢山食べて、大きく育っていく子ども達のたくましさを感じた一日でした。明日の手作り給食も、きっともりもりたべる子ども達の姿が見られると楽しみです。
2008年3月12日 水曜日
「先生!昨日はてんとう虫がおったんやけど、今日はおらんのよ…」と両手に虫めがねと図鑑を持って春探しをしていたM君達。「今日も暖かいけん冬眠しとった虫さんが出てきとるかもしれんのよ。」と3人で探しはじめました。しばらくすると「きてきて!イチゴの花が前よりもいっぱい咲いとる!」「こっちはつぼみがあった!」と発見!するとY君が「ちょうちょみつけた!」と言うと周りの子ども達は虫めがねで周囲をキョロキョロ。「違うこっちよ!よく見てみて!」と言うので見ると、それは豆のつるの先でした。図鑑に載っているちょうちょの口とつるの先のうずまきの形が「本当!ちょうちょに似とる!」といろいろな春を見つけました。
砂場のところでは、ひつじ組とひまわり組の子ども達がお店を開いていました。3学期に入って異年齢児とも交流が深まり戸外でもいろいろな場所で様々なクラスが一緒になって鬼ごっこやサッカーをして遊んでいます。
3月6日木曜日。ひつじ組は合歓の木を訪問しました。お年寄りと歌やふれあい遊びをして楽しい時間が過ごせました。合歓の木に着くと少し緊張していた子ども達でしたが、おじいちゃん、おばあちゃんに「かわいいね。」「こっちに早く来てお顔みせて。」など言葉をかけられると、自然に顔もほころびはじめ笑顔で交流することができました。帰り際には、目を細めながら「○○ちゃん、今日はありがとう。」と一人ひとりの名札の名前を読みながら握手をして下さったおばあちゃんが目を細めながら名札を読んでくれている様子をみて、「おばあちゃん、帽子に書いてる名前の方が大きいけん読みやすいよ。」と次の子もその次の子も帽子の名前を見せながら声をそろえて名前を言う姿がみられました。すごく嬉しそうに園へ帰ってきた子ども達は、次に訪問する時はみんな年長さんです。
今日ひつじ組では、H君がクラスで最後のお誕生日を迎えました。今日で全員5歳になりました。いよいよ2日後になったさよなら会の準備に仕上げにとりかかりました。もうすぐ年長さんになることを心待ちにしている子ども達、明日はクラス別お別れ会と参観日です。このクラスで顔を合わせるのは保護者の皆さんも最後です。子ども達は保護者の方たちが来てくれるのを楽しみにしています。
2008年2月12日 火曜日
発表会が終わって、戸外で遊ぶ子どもが増えてきたひつじ組ですが、今日は「ビックボスに誰が一番早く上れるか競争しようや!」というT君の呼びかけで、みんな一斉に上り始めました。その中にはつい最近まで運動的なことが苦手だったA君も混じっていました。顔を真っ赤にしながら腕の力をいっぱい使って上り切ることができたA君は「次はドームにしよう!」と走っていってロープをつかんで上りました。次にロープを使わずに手と足の力だけで上るなど、自分で更に目標を立てて挑戦する姿が見られました。
また、今日はこあら保育もありましたが、ひつじ組では弟や妹がこあら組に多く来ていて一緒に遊ぶ姿も見られました。
こあら組の子がおもちゃを取ると思わず「いかん!」と言ってしまったK君は、すぐこあら組さんだと気付くと「いいよ、いいよ。どれ使う?これも使う?」とあれもこれもとたくさん持って来て渡していました。普段は取り合いになるとなかなか意思をまげようとしないK君ですが、あとで聞いてみると「僕もこあらさんやったんよ。その時もお兄ちゃん達がね『いいよ。』って言ってくれたのを思い出したんよ。あの時、お兄ちゃん達が優しくしてくれたけん。」と話してくれました。
自分がお兄ちゃんに優しくされたことを思い出して、小さな友達には優しくしようとする姿に、異年齢の幼児とかかわる中で得た経験が心に蓄えられて自然に出てくるようになっているK君の姿を見て成長したんだなーと嬉しく思いました。K君はその後もその子が気になってこあらさんが降園するまで遠くから様子を見守っていました。
お帰りの時に、こあら組さんを迎えに行って、バスまで送っていくのは今日で2回目。年中児達は少し照れながらも世話をするのが嬉しいようで、こあらさんが来るのを楽しみにしています。
2008年1月17日 木曜日
年長・年中児は秀野邸と生石農園に分かれてじゃがいもの種を植えに行きました。植える前に古森先生が「この土の中には何かの栄養を混ぜています。何かわかるかな?」と聞くと、T君が「わかった!バナナ!!」と答えました。確かにバナナにはたくさんの栄養がありますが・・・。皆さんはなんだかわかりましたか?正解は「鶏糞」です。「鶏は、お米やお米の粉、魚の粉や野菜のたくさん入っているものを食べているの。うんちは、土になってお野菜の栄養になります。」という話を聞くと、「えー!」と驚きの声と、思わずそっと手で土を触って恐る恐る臭ってみる子もいました。以前、種芋を作った子ども達は、芽をつぶさないように大切に扱うことや、芽を上に向けて植えるということもしっかりと覚えていました。また、じゃがいもがたくさんできたり、大きく育ったりすることができるように、じゃがいもは30cm位の間隔で1つずつ植えられているということなど、真剣に聞き、植えていました。みんなが年長さんになって、カレーライスにして食べることを楽しみにしています。
ところで、昨日の日記でもあった年中のおむすびころりんで、おじいさんが使う”おいこ”を古森先生に作ってもらったことを子ども達に伝えると、「何それ?あっ!本で見たことある!」「すごい!本物や!」と喜んでいました。これ何に使うものかわかる?と聞くと、「たき火の木を運んだりするんよね。」と中には知っている子もいました。早速、”おいこ”を背負ってオペレッタを始めると、ダンボールの箱より、もっと身軽になり足取りも軽く、張り切って踊ることができました。「先生!!早く全員の分作ってよ!」と子ども達にせかされて、今教師達は古森先生が作って下さった”おいこ”を見様見真似で作っています。
2007年12月5日 水曜日
今日も子ども達は寒さに負けず鬼ごっこやサッカーをして身体を動かして遊んでいました。ひつじ組の子ども達も年長さんに加わってサッカーをしていました。「今日はチームに分かれてしたんよ。年長さんのY君がボールの蹴り方を教えてくれたんよ。」「負けたけど楽しかった。」と顔をほてらせて嬉しそうに話してくれました。また、女の子達は鉄棒やなわとびにチャレンジをする姿がみられるようになりました。中でもHちゃんは20回も長縄を跳ぶことができるようになりました。それを見ていたKちゃんは「絶対跳びたいんよ!」と言ってHちゃんが跳んでいる姿を見て「足をまげてピョンピョンしよる。縄が足に近づいてから跳びよる!」と自分の順番がくるまでずっと観察をしていました。そして今日、初めて跳んだのにKちゃんは12回も続けて跳ぶことができました。周りで数を数えていた子達も思わず拍手!!「Kちゃんすごいね。このまま頑張ったらもっと跳べるよ!」と友達に言われて「本当は無理かなーっと思ったけど頑張ったら跳べた。」と本当に嬉しそうに話をしてくれました。いろいろな事にチャレンジをして自分達の目標に向かって頑張っている子ども達には感動しました。
その後、お部屋に戻ってお楽しみ会で使うプレゼントの袋作りをしました。作りながらKちゃんは「今日、なわとびが跳べたのサンタさん見てくれたかなぁ?」「あのね、昨日、お家でサンタさんにお手紙書いたんよ。今日、朝起きたらまだあったんやけど夢に出てきてくれてお話したんよ。やけんサンタさんは絶対おるんよ!」とこっそり話してくれました。「みんなの袋、サンタさんわかるかな?」と窓際に飾ったプレゼントの袋を嬉しそうに眺めている子ども達。今からそわそわしながら楽しみに待っています。いつまでもいつまでもサンタさんを信じられる子ども達でいてほしいものだと思います。
コメント (「虫歯はないかな?」 ひつじ組 日野美雪 はコメントを受け付けていません)