2011年5月20日 金曜日
先日、東北で地震が起きましたが、私達も人ごとではありません。いつ南海地震が起こるか分かりません。いつ地震が起きても落ち着いて行動できるよう教師も子ども達も訓練をして備えておく必要があるという事で、今年から月に一度、避難訓練をする事にしました。今日は第一回目です。放送がかかると全園児が副園長の話を集中して聞いていました。
・地震が起きたら頭を守る為に机の下に隠れること(揺れて机が動かないように机の脚もしっかり持っておく)
・トイレに入っている時は慌てず戸を開けて教師がくるのを待つ事(トイレは柱が多いのでつぶれない)
・放送をよく聞いて慌てず教師のところに集まる事
など、話をよく聞いてすぐに、机の下に入り、机を少し揺らすと子ども達はきちんと机の脚を持って、自分自身の身を守る事ができていました。
その後、落ち着いて履物を履き、帽子をかぶって園庭の真ん中に全園児で丸になって固まって集まりました。今回避難訓練をしてみて子ども達から「テレビで見た」とか「お家が揺れるのを見た」「車が津波で流されてた」などの声が口々に聞かれました。テレビなどの映像や情報から子ども達も今まで以上に身近な事と感じているようです。これから教師も子どもも、いざ地震が起きてしまった時に身を守る方法を身につけていきたいと思います。
昨日、始めて手話を習った年長児が、さっそく週に一度登園してくる、補聴器をつけたKちゃんの傍に寄って行って手話で話しかけていました。Kちゃんは嬉しそうにすぐに手話で返していました。その光景はとてもほほ笑ましく、私も加わって手話で話しかけてみました。すると、Kちゃんは「嬉しい」「ありがとう」「トイレ」など次々と私の知らない手話まで教えてくれました。又、昨日、年長児が習った「森のくまさん」を手話をしながら歌うと、うなずきながらニコニコと楽しそうに聞いていました。来週、Kちゃんに、他の手話も覚えて、お話がしたい!と思います。
今日は手作り給食でした。朝登園してきた子ども達は「何ができるのかな。」と嬉しそうに玉ねぎの皮をむいていました。
そして調理室からだんだんいい匂いがしてきてとても楽しみにしていました。「豚丼」「マカロニサラダ」「ふかし芋」を子ども達は今日も「おいしい!おいしい!」と言って顔を見合わせながら楽しく頂きました。そして、前回に引き続き、年中、年長児も空になった大なべを嬉しそうに副園長に見せて感謝の気持ちを伝えていました。
2011年2月7日 月曜日
今日は、生活発表会の現地でのリハーサル。みんなでバスに乗って市民会館に到着すると「ここ、来たことあるよ」「覚えてるよ」と子ども達が楽しそうに口々で言っていました。新入児からは、「うゎーすごいね」「初めて来た」との声も聞かれ、一人ひとりが思い思いの言葉をつぶやいていました。年少さん達をはじめとして新入児にとっては、初めての生活発表会。ドキドキ、わくわくしながら舞台に立つ姿や辺りを見回しながら色々な機材を興味津々で見る姿が見られました。又、舞台に立つと一瞬、緊張感もありましたが幕が上がると元気いっぱいに演技する子達。そんななかに広い客席を舞台から見て動きが止まってしまう子も見られました。
ひよこ組では、微笑ましい場面を見ることができました。「むしのおんがくかい」を踊っている時にコオロギ役のAちゃんは、同じ役のS君が座ったままで自分の番になっても出てこないことに気付いて、迎えに行って手をとって舞台に出てきたのです。周りで見ていた役員さんや教師からは「すごい」と拍手があがりました。
そして、12月からデビューした地域保育所のぴよぴよの幼児達は、保育士とペアになって「なかよしぴよちゃん」を踊りました。ひよこ組さんよりも、もっともっと小さなぴよぴよのお友達も一人も泣かずに元気よく舞台に立つ事が出来たのです。1歳児、2歳児の子ども達もさすが三葉っ子の仲間・・・・堂々と舞台に立って踊る姿は、とてもかわいく癒されます。2月11日金曜日は、いよいよ生活発表会です。子ども達の一生懸命な姿を是非、応援して下さい。
2011年1月13日 木曜日
3学期が始まって3日。園庭は、3学期が始まったばかりとは思えない程、活気にあふれ、子ども達は、「寒いけど走ったらポカポカするよ」と言ってビニール袋で作った凧を飛ばそうと何周も走る姿が見られていました。凧作りも3日目になると真剣な表情で「これにしようかな、あれにしようかな」と素材を選んで使いたい物を自分で調達して作っていました。作った凧を手に顔を真っ赤にしながら走り続けていたH君は、「先生、事務所から砂場に向かって走ったらビニール袋に風が入るんよ、そしたら、すごい 飛ぶんよ」と言って来ました。園庭のどの場所が一番、風が強いのか、どちらの方向に走ると凧が飛ぶのか、いっぱい走っているうちに気付いたようでした。思いきり楽しんで、もっと楽しくなるための気付きや挑戦している三葉っ子の素晴らしさにただ、ただ感心するばかりでした。それから、もう一つ嬉しいことがありました。夕方、職員室から、ふと窓を見下ろすとひつじ組のMちゃんがおばあちゃんと帰りながら自分が作ったビニールの凧を手に持って走っていました。実は、Mちゃんは、手作りの凧を持って1時間位、園庭を走り続けていたのです。家への帰り道でも走っているMちゃんの嬉しさや楽しさが伝わり私もとても嬉しくなりました。
一方、こまコーナーでは、色々なクラスの子がこま回しに挑戦していました。ひもをこまに巻く姿も真剣です。上手に人差し指でひもを固定しながら巻いて、勢いよく、こまを回します。初めは、回らなかったK君も何度も何度も挑戦し続けついにこまがくるくると回った時には、周りで見ていた友達や教師も思わず「ヤッター」と大歓声と拍手でいっぱいになりました。
風が冷たくて動いていないと震えてしまいそうななかで、少し顔を出したお日様の下で、凧あげやこま回しの他にも羽根つきやサッカー長縄、ままごと等々、体をいっぱい動かして園庭は、真っ赤なほっぺとにこにこ顔でいっぱいになっていました。
ひつじ組とくじら組は、ミキスタディパルズとの交流がありました。自分の体の一部分を英語で「ヘッド、イヤー」と言いながら英語での触れ合いを楽しみました。生活発表会の練習も少しずつ始まりました。子ども達と楽しみながら踊りやオペレッタ、劇をつくっていきたいと思います。子ども達の応援、よろしくお願いします。
2010年12月1日 水曜日
今日から12月が始まり2学期末を迎えました。そんな中、年長、年中の青コース(らいおん、きりん、うさぎ、ひつじ)の子ども達がイヨテツスポーツセンターへアイススケートに行きました。何日も前から楽しみにしていた子ども達は、イヨテツスポーツセンターのバスの運転手さんに元気よく「おはようございます」の挨拶をして目をキラキラと輝かせながらイヨテツの大型バスに乗り込みました。途中、平和通りの黄金色に輝くイチョウ並木を見る事ができ大変、感激しました。
昨年度、経験している年長児は、「早く滑りたい」という気持ちが強く期待でいっぱいの様子でした。初めて経験する年中児は、「アイススケートは、どうやって滑るんやろー」「ドキドキするね」などの声が多く聞かれました。スケート靴をはいた後、副園長からハイハイをしてスケートリンクに入る事、絶対に人につかまらない事を話してもらいました。そして、立ち方をカメさんになって片足ずつ足を立ててカエルになって次におばけのようにユラーと両手を離して起き上がる事を教えてもらいました。子ども達は、真剣な表情で聞き、スケートリンクでは、教えてもらった通り一人ひとりが挑戦する姿が見られました。転んでも立ち上がり、また転んでは立ち上がり夢中になっている姿が何とも微笑ましく感じました。そして、しばらくして「先生、立てたよ見て」とあちらこちらから喜びの声が聞こえるようになりました。それを見た子が負けずに立とうと懸命に練習する姿が見られました。
ハイハイからカメ、そして一生懸命、立とうとしている年中児の横では、すいすいと滑る年長児の姿が見られ憧れの目で見ていました。写真撮影をした後、リンクサイドに並び副園長の「ヨイドン!」の合図で反対サイドに滑ったり、ハイハイをしたりして移動しました。その時の表情は、どの子も満足感に満ち溢れていました。ひつじ組のAちゃんは、「先生、氷の国は、楽しかったね。連れてきてくれてありがとう」と言ってくれました。そのステキな表現に私の方が「こちらこそ、ありがとう」の嬉しい気持ちでいっぱいになりました。明日は、赤コースの年長児と年中児がアイススケートに行きます。きっと明日も子ども達からは温かい感動をいっぱい、もらえることでしょう。
本日から、三葉幼稚園地域保育所“ぴよぴよ”が始まりました。2歳児のTちゃんは、かわいい耳の帽子をかぶり同じバスの年少児や年中児と落ち葉拾いをしたり、ウサギの餌やりを楽しんだりしていました。新しい小さな仲間の“ぴよぴよ”ちゃんをよろしくお願いします。
2010年11月8日 月曜日
11月に入り、少しずつ幼稚園の庭の木々も色づき始めました。登園してきたY君は、「うゎー秋の葉っぱになっとるね」と言うと、それを聞いたWちゃんも「すごい、何か赤くなっとるね」と言って、早速、落ち葉を拾い始めました。そして、「黄色の葉っぱもあるね」「最初は、緑の葉っぱやったのに変身したんやね」と集めた葉っぱをみんなで見せ合う姿が見られました。落ち葉拾いをしている側では、年少児が葉っぱごはんを作ったり、型押しをしたものに葉っぱを乗せてきれいに飾ったりと料理作りを楽しんでいました。また、イチョウの木の下では、ひよこ組さんが一生懸命、黄色のイチョウの葉を集めて嬉しそうに見せてくれました。又、テントの下では、らいおん組のMちゃんが「先生、今日は、葉っぱ拾いがすごいね」と言いながら絵を描いていました。そして、小さな声で「私はね、もみじの葉っぱを描いたんよ」と見せてくれました。園庭のあちらこちらで秋を感じながら遊んでいる子どもたちの姿を見て、子ども達の感性ってすごいな、そして子ども達の発想力って素晴らしいなととても嬉しくなりました。
先週からでているわらのコーナーでは、年長児が中心になって縄をなう姿が見られ、その年長児の姿を見て年中児が挑戦したり・・・と友達同士で刺激しあっている姿をとても微笑ましく感じました。ぱんだ組のNちゃんは、真剣な表情で縄をなうとJくんと嬉しそうに副園長に見せにに行きました。。そして、副園長から「すごいね、何か飾ってもいいね」と教えてもらうと早速、ドングリや落ち葉、まつぼっくり等を飾っていました。「明日も続きをする」と張り切っているので明日も色々な発想を見せてくれることでしょう。
『味生第二小フェスティバル』
今日は、味生第二小学校に就学する10名が招待され「みんなでつくろう、フェスティバル」に参加しました。少し緊張した様子でしたが2年生のお兄さん達に連れられて教室に用意されたコーナーをグループでまわっていきました。優しく世話をしてくれるお兄さん達にも少しずつ親しみをもってかかわるようになり、慣れてきた子どもの中には、「次は、ここに行きたい」と自分の気持ちを伝えたり、分からないことを聞いたりする姿が見られました。引率した教師も三葉を卒園した子ども達の様子も見る事ができ、とても充実した1日となりました。10日の味生小フェスティバルは、年長児全員、招待されています。招待状が届いて子ども達も心待ちにしています。
2010年10月13日 水曜日
「おはようございます」と元気いっぱいの挨拶を交わしながらバスから降りてきた、Y君は、「先生、もうすぐ運動会やね。早く運動会にならないかな」と目をキラキラと輝かせて言いました。それを聞いていたR君は、「早くシールを貼ってかばんを片付けててくるね」とY君と競争するようにひつじ組へ行きました。素早く所持品の始末を終えたY君とR君は、二人で話し合いをしていたかのように、ステップオン&キャッチのゲームの準備を始めました。そして、シーソーやボールを準備すると他の友達に「○○ちゃん、並んで一緒にやろう」と呼びかけていました。子ども達が考えて必要とするものをいそいそと準備している姿を見て子ども達の日々の成長に感動すると共に嬉しい気持ちでいっぱいになりました。初めは、4・5人のグループでしていましたが次第に人数が増え、私が保育室から帰ってくると園庭には、オレンジの帽子と白の帽子の2チームに分かれてステップオン&キャッチの競技が始まっていました。白い帽子のチームは、たんぽぽ組かと一瞬思いましたがそれは、ひつじ組のオレンジ帽子をひっくり返して白い帽子にかえていたのです。子ども達の顔を見ると、みんな真剣な表情で「さっきは、白チームが勝ったんよ」と得意そうに教えてくれました。
本当に子どもが意欲を持って行う活動を見ていると知恵、工夫、創造性等、様々な学習をしている場面や発達の場面が見られます。遊びの中で友達と考えを出し合って分かりやすいようにチームを作り区別しているなんて・・・すごい!!」と感動するばかりです。そんな中、大空には、自分達が描いた絵が旗になって風に揺られながら子ども達を温かく見守っていました。空を見上げた子どもが「あっ、ぼくの旗があった」「Mちゃんのもあるね」と指をさして喜んでいるとてもいい笑顔でした。その後すすめた青コースの全体練習では、プログラムに準じながら、かっけこをしたり、踊りをしたりしました。年少児や年中児は、年長児の「やきゅうけん」の踊りに見惚れたり一緒になって踊ったりと憧れの眼差しでいっぱいの様子でした。少しずつ、本番のように衣装を身に付けて鼓笛隊をする年長児、そして、自分で作った帽子をかぶって踊る年中児、茶色いマントをなびかせながら踊る年少児、そして、にこにこ笑顔で体全身で表現するひよこ組さん。どの学年にも学びがいっぱいです。子ども達の生活のなかでの学びや育ちを見逃さず私達、教師も子ども達と一緒に成長したいと思います。
一方、くま組は、歩風里へ交流に行きました。行きのバスの中、笑顔のない子ども達を見た副園長は・・・「あめんぼあかいなあいうえお」と笑いかけながら言いました。するとすぐに子ども達も「あめんぼあかいなあいうえお」と返してきました。怒りながらの「あめんぼ・・・」泣きながらの「あめんぼ・・・」そしてもう一度笑いながらの「あめんぼ・・・」少し緊張気味だった子ども達もとてもかわいらしい笑顔になりました。今日は、「虫の声」「とんぼのめがね」をペープサートを見せながら歌ったり、お手玉を使って「あんたがたどこさ」の手遊びをしたりしました。そして、いよいよ紙芝居を読む時間になりました。以前、合歓の木で紙芝居を読み、おじいちゃんやおばあちゃんが喜んでくれたことが嬉しくて、歩風里のおじいちゃん、おばあちゃんにも読んであげたいと思い、「ぴょんぴょんぼたもち」を練習していきました。今回は役になりきって読む練習をした子ども達は強い口調で読んだり、悲しい声で読んだりその都度に笑い声や拍手がおこりました。最後は野球拳を踊りました。実はこの衣装は、昨日のきりん組さんからまわってきた魔法のチョッキでした。魔法が切れているといけないのでもう一度バスの中でおまじないをしていました。そのかいあってか、しっかり手足を伸ばしいつもより、元気な声が聞かれました。たくさん拍手をして頂いて、子ども達もとても嬉しそうでした。この経験は、子ども達の自信につながったことと思います。
2010年9月13日 月曜日
朝から曇り空で涼しい朝になりました。今日は、全体で運動会の練習をしようと教師も子ども達も張り切ってスタンバイしたとたんポツポツ、雨が降ってきました。それを感じとったひつじ組のY君は「あーあー、雨が降ってきた。運動会の練習、楽しみにしとったのにー・・・残念やね」と空を見上げながら言いにきました。保育室に入る途中、副園長が黒板に書いていた文章を見てWちゃんは、「あっ、古森先生が、今日も運動会の練習を頑張ろう!オーオーオーって書いとる」とつぶやきました。すると、それを耳にした、ひつじ組の子どもたちが次々と集まり・・・みんなで一文字ずつ読み始めました。やがて、みんなの声は、「頑張ろうオー」の声からいつのまにか「フレーフレーひつじ、フレッフレッひつじ、フレッフレッひつじ」と両手を斜めに挙げながら応援合戦に変わっていきました。みんなの元気な声は、園庭に響き渡りまるで天に通じたかのように雨は、少しずつ小降りになっていきました。
一方、保育室では、敬老の日に合わせておじいちゃんやおばあちゃんに葉書を書きました。Iちゃんは、「おばあちゃんは、りりこって言うんよ。可愛いんよ」と言いながら鉛筆で真剣な表情で顔を描き始めました。45分間かけて仕上げたIちゃんの葉書は、きれいに色が塗ってあり、丁寧に仕上がっていました。一人ひとりがおじいちゃんやおばあちゃんに心を込めて一生懸命、仕上げた葉書を子ども達と郵便ポストに投函しに行きます。届く日を楽しみにしておいてください。
年中組では、時々DVD視聴をしています。今日は、「しぜんとあそぼのだんごむし」を視聴しました。みんなの大好きなだんごむしの不思議を見た子ども達は、「びっくりしたね」と色々な所で驚きの表情を見せていました。DVD視聴も環境の一つです。子ども達と様々な発見をし、学びの一つにしたいと思います。
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