2024年4月24日 水曜日
今日は朝からポツポツとミストのような細かい霧雨が降っていましたが、元気なみつばっこと教師たちは「あれ?雨降ってたの?」と気付かないくらい遊びに夢中になっていました。
先日のブログでも紹介されていた色水コーナーでは、今日も新しい子どもたちの発見や気付きがうまれていました。年長・年中は、プラスチック容器の中から、どの容器を選ぶと色水の色が外からキレイに見えるのかを友達と「こっちの方がいいんじゃない?」ああでもない、こうでもないと子ども会議をしながり決めていました。また、ちゅうりっぷ組のIくんは、コップのような容器に色水を入れると、袋でフタをするのではなく、さっき色水を入れたものより少し小さなコップ容器を探してきたのです。すると、色水が入ったカップにカポッと重ねました。なんと、そのサイズはぴったり!!教師にシュッシュッと色水のカップを振って見せてくれると、一滴も落ちません。教師たちが「オー!」と拍手すると、グッドポーズをして自信満々の笑顔を見せてくれました。
遊びの中では、子どもたちの知恵に驚かされるばかりです。そして、知恵をだしてできたときのキラキラ笑顔を見ると、教師まで笑顔になり、負けてられないなと思います。
今日の仮園舎では、「やねより~だかいこいのぼり〜♪」と子どもたらの楽しい声がひびいていました。先日からコツコツとこいのぼり作りをしていたうさぎ、ひつじ組の子どもたちで、やっと完成したことが嬉しくてこいのぼりを見ながら「あれ、うたっちゃってた~!」と笑いあっていました。家庭で廃材や材料を子どもと一緒に準備して下さったおかげで、「今日もこいのぼり作ろー!!」と楽しそうな子どもたちの姿を見ることができました。協力ありがとうございました。
そして、「今日はかぶとも作ろう♪」とみんなでかぶと作りに挑戦しました。折り紙よりも何倍も大きな紙を一生懸命に角と角を合わせ、「アイロンしないと…」と言いながら折っていきました。そして、新聞紙やカレンダーで作ったかぶとを見て、「目を描きだいんだけど!」「飾りもしたい」と、さすがみつばっこ。いろいろなアイデアがとびかいます。ハサミやのりも年中さんになって、前よりも上手に使えるようになってきました。大人顔負けの真剣な顔で完成させると「みんなのところに見せにいきたい!」と年少4クラスの部屋へ歌いながら見せにいっていました。進級して、まだ1ヵ月もたっていませんが気持ちはしっかりお兄さん、お姉さんになっている年中さんたちです。
2023年3月17日 金曜日
昨日に続き、今日は青コースの園内お別れ会がありました。昨日のブログでは年少さんの活動が紹介されていましたので、今日は年中さんの活動を中心に紹介していきます。
年中児はお父さん、お母さんに「運動会ごっこ」を見てもらいました。内容は数日前から子ども達と考え、踊りとリレーをしようということになっていましたが、昨日古森先生が子ども達に「年長さんは卒園したから、今度はみんなが年長さんになるね。年長さんみたいにかっこよく行進できるかな?」と言われ、子ども達からは「できる!」と元気な声が返ってきました。そして、今日の運動会ごっこも曲に合わせて手足をかっこよく動かして、元気な入場行進から始まりました。保護者からの手拍子に少し照れくさそうにしながらも、しっかりと歩き、目的の場所に止まると指差しをして真っすぐに並ぶことができました。さすがもうすぐ年長になる子ども達です。
次は水鉄砲大会でも人気だった踊り「おまつりわっしょい!」を踊りました。元気よく「わっしょい!」と掛け声をかけて元気いっぱいに踊りました。そして、次は昨日の参観日の様子を見ていた古森先生が提案してくれた親子ダンスです。プレ年少はお引越しゲーム、年少・年中は親子ダンスを踊りましたが、子ども達と触れ合えることを楽しみに待っていたお父さん、お母さんは踊る気満々でした。教師の声に合わせて手をつないだり、回ったり、ハイタッチしたりと笑顔いっぱいで踊ることができました。最後はクラス対抗リレーです。一人一周を走り、クラス全員でバトンをつなぎました。先日、卒園した年長児には程遠い?走りでしたが、途中で転んでも最後まで走り切ったり、差が開いても一生懸命走ったりする姿に保護者からは声援や拍手をたくさんたくさんいただきました。
年少の玉入れは昨日とは違い、差がついたものの子どもの数と保護者の数を合わせて「100てんこえたね!」と両クラスで喜び合いました。
プレ年少のこいのぼり競争はハプニングが起こりました。親子でこいのぼりを運んでいたのですが、途中で保護者が子どものスピードに追いつけず、頭としっぽが破れてしまったのです。しかし、そんなことには慣れっこの子ども達です。破れたところをテープで貼って直すとその後も競争を楽しむことができました。
来週は終園式と新クラスの発表です。1つ上の学年になることが楽しみで待ち遠しい子ども達です。
☆年長 自由登園日最終日☆
昨日はさんさんらんどで存分に遊んだ子ども達は、今日は一年間ありがとうの感謝の気持ちを持って、部屋の掃除や片付けをしました。ロッカー、靴箱の名前シールをはがす時には、「次に使う年長さんのためにきれいにはがさんと!」と張り切っていました。なかなかはがせない時には、「ちょっとこっち手伝って!」と協力し合って一生懸命はがしていました。
次はお道具箱の整理です。お道具箱にはたくさんお世話になりました。年少からの子は3年間。たんぽぽからの子は4年間と長い間使ったお道具箱は年期も入っていて、所々クレヨンの汚れもありました。それを見て「きれいにしなきゃ!」と必死に磨いていました。なかには「いっぱいありがとう!」と言っている子もいました。「何を思ってる?」と子ども同士で楽しそうに話していて、一人一人が色々な思いを持っているようでした。掃除の後、らいおん組では子ども達が大好きなじゃんけん列車をしました。1回目はじゃんけんで勝った子の後ろにつながり、2回目は負けた子の後ろにつながり、終始大盛り上がりのじゃんけん列車でした。ココナッツの踊りも踊り、元気いっぱい笑顔いっぱいの自由登園最終日となりました。
2023年3月1日 水曜日
今日から3月です。昨日のブログで雛人形を飾ったことやままごとの野菜の中につくしがあったことが紹介されていましたが、今日も身の回りの自然が春の訪れを教えてくれていました。今日は、青コースの年中と年少が絵本の読み聞かせと貸し出しの為にさんさんらんどに出掛けました。(現在図書館は第2園舎に移設中なのです)さんさんらんどでは、年中児が生活発表会で歌った「たきび」の歌詞の中に出てくるサザンカの花はもう散ってしまっていましたが、果樹園の桃のつぼみが膨らみ始めていることに気付きました。子ども達に「これなーんだ」と呼び掛けると、以前に桃を収穫したこともあり、すぐに「ももー!」と答えが返ってきました。そして、つぼみが大きくなっていることを話すと、どこからともなく「お花をあげましょ 桃の花~♪」とうれしいひなまつりの歌が聞こえてきました。桃の花が咲くまでには、もう少し時間がかかりそうですが、開花した時には子ども達と見に行きたいと思います。
絵本の読み聞かせと貸し出しは、絵本サークルのお母さん方が中心となって、年少児には絵本の読み聞かせ、年中児には絵本の貸し出しをしてくださいました。今年度はコロナの影響で、今日が最初で最後になってしまいましたが、年中児も年少児もとても楽しみにしている様子がうかがえました。さんさんらんどの新園舎に着くと、早速絵本サークルのお母さんが絵本を借りる時の約束事を子ども達が分かりやすいように絵にしてお話してくださいました。子ども達はお話をしっかりと聞くと、借りたい本を選び始めました。「ぼくは電車が好きやけん、これにしよう!」「私は妹とノンタンの絵本を読むけんね♪」とそれぞれの思いを持って絵本を選んでいました。年中児は通園バックに入れて大事に持って帰っていましたが、「ページを破らないこと」「落書きをしないこと」「小さい子の手が届く所には置かないこと」など、約束をちゃんと守ってくれることと思います。
年少さんは絵本サークルのお母さんが、1グループに4冊ほど絵本を読んでくださいました。なかにはお母さん手作りの紙人形が登場する場面もあり、子ども達から「わぁー!!!」と歓声が上がり、笑顔がいっぱいの読み聞かせになりました。
午後からは3日のひな祭りもちつきに向けて、年長児がもち米洗いをしました。実は年長児は今年初めてのお米洗いということでしたが、さすがはもうすぐ小学生になる年長さんです。古森先生の話をきちんと理解して、水が透明になるまで洗って、水を替える時はお米一粒一粒をこぼさないように大切に洗っていました。年長児が洗ったもち米は、普段子ども達が食べている白米とは違って水を含むと粘り強くなることも教えてもらい、ますます3日のおもちつきが楽しみになりました。
2023年2月7日 火曜日
3週間前に駐車場の横の畑にまいた菜の花が、少しずつ芽を出し始めたので見に行くことにしました。直径1ミリ程の小さな小さな種から「本当に芽が出てくるんだろうか?」と不思議がっていた子ども達でしたが、土の割れ目からのぞく小さな芽をみつけて、「本当や!芽が出とる!」と喜んでいました。菜の花の中には、固い土を一生懸命押し上げて、地面にひびを入れながら出ようとしている芽があり、それをみつけたAちゃんは「菜の花って小さいのに力持ちなんやね!」と驚いていました。自分達の鉢に植えているチューリップの球根と同じように年長さんになる頃には、駐車場の畑が菜の花でいっぱいになることを楽しみにしていました。
駐車場の畑には大きく育ったビワの木やスナップエンドウ、玉ねぎなどの野菜も植えています。その野菜の周りに小さな雑草が生えているのに気付くと、「先生!草抜かんといかんよ!」「栄養がとられてしまうけん!」と草を抜き始めました。もうすぐ年長さんになる子ども達は、植物が育つ為には太陽のパワーや水、土の栄養が必要なことはもちろん、雑草を抜いて栄養が植物にまわるようにすることでより生長するということを理解しているのです。「秀野邸の畑に植えた玉ねぎも見に行かないといけないね。」と会話を弾ませながら発表会の後にじゃがいもを植えに行くことも楽しみにしている子ども達です。
年中は昨日、古森先生にオペレッタと踊りを見てもらって、どうすればもっとかっこよくなるのかをたくさん教えてもらいました。特にオペレッタの「ねずみの嫁入り」は、子ども達の動きを増やしてもらったことで、舞台を大きく使ったり、役が目立ったりすることができるようになりました。又、「おひさまー!」「くろくもさーん!」と登場してくる役を呼ぶようにアドバイスをしてくれたことで、子ども達に活気が出てきました。指を差す振り付けでは、「お日様はどこにいる?お空にいるよね?しっかり指を差してみてごらん。」と声を掛けてもらうと、段々と手や指が伸びて、目線までも変わっていきました。古森先生の言葉は、子ども達の意識や動きを変えることができる魔法のようで不思議です。
本番まで残り1週間ちょっとになりましたが、衣装を着たり他の学年の演技を見たりしながら、本番に向けて更に意識を高めて、楽しみながら練習していきたいと思います。
2022年12月12日 月曜日
三葉っ子は風の子。今朝も早くからサッカーや縄跳びをして、体を伸び伸びと動かして遊んでいました。そんな中、登園して来た年中組のSくんが「先生!サンタさんにもらったプレゼントで遊んだよ!」と笑顔で駆け寄ってきました。隣にいたTちゃんも「私がかるたを読んで、お父さんとお母さんがとったんよ!」と嬉しそうに教えてくれました。
子ども達は、先週のお楽しみ会が余程楽しかったようです。ちゅうりっぷ組のHくんとAちゃんは、お母さんが「先生に渡してね!」と預けてくれた大切な手紙を持って来ると、「サンタさんのポストに入れたいんよ!」とK先生にお願いしていました。実はこの手紙はとても重要な書類なのですが、K先生は悩んだ挙句、子ども達の可愛い思いを汲んで、劇に出てきたポストを用意して投函させてくれたのでした。(その後、HくんとAちゃんに気付かれないように書類はちゃんと回収しましたよ♪)その様子を見ていたきりん組のMちゃん、Rちゃん、Sちゃんも手紙を書くと、「サンタさんに届きますように・・・。」とお願いをして投函していました。そっと手紙を覗いてみると、「さんたさん、このあいだはぷれぜんとありがとう☆」とお礼のお手紙を書いていたのでした。
まだしばらくの間は、子ども達のお楽しみ会の熱は冷めそうにありません。
今日は松山市西消防署から3名の消防士さんが来てくれて、避難訓練を行いました。園庭に大きな化学車の消防自動車が入ってくると、2階のテラスにいた満3歳児のたんぽぽ組の子ども達は「かっこいいー!」「大きいね!」と驚いていました。今日の訓練は、愛媛県が取り組んでいる「シェイクアウトえひめ」の地震防災訓練も含めた避難訓練でした。
10時。緊急地震速報が鳴ると、子ども達はすばやく防災頭巾を被り、椅子に頭を隠して安全確保の姿勢をとりました。今までに何回も訓練をしてきた子ども達ですが、こうして身の安全をすぐに確保できる姿には感心させられました。次は調理室からの出火を想定して、戸外に避難しました。園長の放送を静かに聞いて、落ち着いて避難することができました。消防士さんからは「お・は・し・も・ち」の約束を話してもらいました。今までに「お・は・し・も」の話は聞いたことがありましたが、「ち」は初めて聞きました。「ち」は、「近づかない」の「ち」です。「危ない物や場所には近づかないようにしましょうね。」という消防士さんの声に「はい!!」と元気の良い返事が返ってきました。
先生達の水の入った消火器を使った消火訓練では、火事を見つけた時には大きな声で「火事だ!」と知らせる練習をしました。そして、園長から「家にいる時も、もし火事を見つけたら大人に知らせるんだよ。」と話をしてもらいました。三葉幼稚園では、園内で災害にあった時に身を守れるのはもちろんのこと、家庭にいる時でも命を守る行動がとれることを目標に訓練をしています。今日の訓練が子ども達の生きる知恵や術につながってくれると嬉しく思います。最後は、消防車を見学させてもらったり消防士さんに質問をさせてもらったりして訓練は終了しました。帰り際に消防士さんが消防車の赤色灯を回してくれて、大喜びの子ども達でした。
消防士さんのお話では、今年は例年に比べて火災の件数が多いそうです。これからも乾燥する日が続きますので、ご家庭でも火の取り扱いには十分に気を付けてください。
2022年11月21日 月曜日
今朝、幼稚園の裏の道路にどんぐりがたくさん落ちていることに気付いたひつじ組のYちゃんは、そのことをM先生に言って来ました。そこでM先生が裏山を見上げると、どんぐりの木が道路まで茂っていて実がなっていました。園に帰るとM先生は、「みんなでどんぐり拾いに行こうか!」と子ども達を誘って拾いに行きました。どんぐりを拾って園に帰るとYちゃんは「ケーキ屋さんがしたい…!」と思いつきました。そして、周りを見渡してみるとどんぐりをのせるのに丁度いい大きさの木材があることに気付きました。木材が入ったキャリーを友達と運んで、その中から気に入った大きさの木材をみつけると上にどんぐりをのせました。「先生!いちごのケーキが出来たよ!」と言うとどんぐりをボンドでくっつけて、更に細い木片を見つけてロウソクに見立ててケーキに立てていました。楽しくなってきたYちゃんのアイデアはどんどんと広がって、「先生!紙ないん?お皿がいるけん!」と言うので紙を用意すると丸く切ってお皿もできました。そして、クレヨンを持ってくるとたくさんの色を使う子、一つの色を使う子、様々なクレヨンの塗り方をしてそれぞれ違う素敵などんぐりケーキが出来上がりました。それを見ていた子ども達が、一人、また一人‥‥と入ってきてケーキ屋さんのコーナーはあっという間にひつじ組の子達でいっぱいになりました。Yちゃんは一つ作れば二つ目以降はささっと作り終わり、ひつじ組の子達もそれぞれ自分の好きなケーキを作り…。色とりどりのたくさんのケーキが並んで、まるで本物のケーキ屋さんみたいになりました。
ひつじ組さんの楽しげな声につられて、今度はさくら組さんが集まってきました。「これは何を作ってるのー?」「私も作りたいな!」「僕も!」と興味津々です。ボンドを使う時は、量が多すぎるとなかなか乾かないことを知っていたひつじ組のEちゃんは、さくら組さんがボンドを出し過ぎていないか確認していました。「これくらいが良いと思うよ。」「これはちょっと出し過ぎじゃない?」その場に居ると子ども達の会話が聞こえてきます。ケーキを一つ作るだけでも、ケーキやお皿、ロウソクにいちご等、子ども達の楽しい発想がたくさん出てきて、とても面白いなと感心させられました。
ケーキ屋さんコーナーの横では、M先生やN先生が干し柿をつるす為の縄をなっていました。子ども達も教えてもらいながら縄をなっていましたが、「先生、出来な~い‥‥」と言うと先生が手を添えて教えてくれて、最初は出来なかったのに何回か繰り返すうちに、いつの間にか上手になっていました。出来ないからすぐに諦めるのではなく、繰り返して縄をなっていく子ども達の根気強い姿を見て、すごいなと感動させられました。
1週間前に頂いた渋柿はまだ少し時期が早かったので、薄暗いプールでヘタを水で濡らしたキッチンペーパーで巻いて大切に保存しています。教師が干し柿用の縄をなう方が早いのですが、それでは子ども達に「食べる体験」しかさせてあげられません。三葉の保育は、子どもと一緒に準備をしていく中で縄をなう等の生活の知恵も身に付けていくのだなと思いました。
2022年11月14日 月曜日
昨晩のこと。明日に作品展を控え、作品展示の最終確認をしていると年長児のペットボトルのお城が崩れてきているのを園長が見つけ、すぐに修理が始まりました。学年を越えて色々な学年の教師が集まり、『明日は保護者に子ども達の素敵な作品を見てもらいたい!』と一生懸命に準備を進めてきました。
そして、今日。教師達の思いが通じたかのような晴天の秋空の下、令和4年度の作品展・バザーが開催されました。今年でコロナ禍での開催は3年目になりますが、コロナの感染者が増加傾向にあることも踏まえ、今年も人数と時間の制限を設けての開催となりました。
午前9:00。開門と同時に子ども達が保護者と一緒に笑顔でやってきました。まず始めに子ども達を迎えてくれたのは、正門に飾られたアーチです。先日のブログでも紹介されていましたが、素材は藁とペットボトル、落ち葉やまつぼっくり・・・。捨てられる物を利用したSDGsのアーチです。利用できる物を上手に使う三葉らしさのあるアーチでした。
そして、すぐ目に飛び込んできたのが、超大作の2メートルを超えるペットボトルのお城、年長の協同作品「夢のお城」です。1階テラスの一角にできた大きなお城に参会の保護者も釘付けで、「これを作るためのペットボトルだったんだ。」「年長さんってすごいねー♪」と感心されていました。年長児達の協力と今までに身に付けてきた技術と創造性等、全ての結晶で完成したお城ですが、このお城を作っている大量のペットボトルは年長児のみならず、年中や年少児等、色々な学年の子ども達が持って来てくれて出来上がったお城でもあったのです。
子ども達が見てもらいたいのは、やっぱり自分が作ったり描いたりした作品です。お父さんやお母さんの手を引いて作品の所まで連れていくと喜んで作品の説明をして、「上手にできてるね!」「頑張ってるね♪」と褒めてもらって、とても嬉しそうにしていました。そんな親子のやり取りを見て、私達教師もホッと温かい気持ちになりました。
子ども達の個人作品と共に、前述の年長児の協同制作「ペットボトルのお城」そして、年中児の「さんさんらんど」は子ども達の遊びの共同作品でした。木材で作った滑り台や廃材で作った遊具や果樹園を見て、「すごいね!」と感心してくださっていました。
年少児の集合作品「バナナの森にようこそ」は、子ども一人一人が廃材で作った動物がバナナを食べに来ています。自分が作った動物のことを一生懸命に説明しているのを保護者の皆さんが優しい眼差しで聞いてくださっているのが印象的でした。
プレ年少は「芋づる電車」を作りましたが、そこに一人ひとりが描いた可愛いお顔が乗っているのを見て、「これを作ったって言ってたんだね♪」と子どもの目線になって、作品を一緒に微笑ましく見てくださっていました。
園庭では先生達の手作り品が並ぶ「子どものお店」や手作りの芋アイスやみたらし団子が食べられる「喫茶」、調理師さんのお店や後援会のお店で賑わっていました。子どものお店は、子ども達が買い物をしやすい値段の物が多く、子ども達は何円使うかを決めて、自分で計算して買い物を楽しんでいました。
喫茶では天気が良かったこともあり、午後も大賑わいで芋アイスや手製のみたらし団子は追加する程で、「おいしーい!」「おかわりほしい!」とみんな笑顔で食べていました。
コロナ禍3年目の作品展は、子ども達がこれまでに体験してきた『嬉しい!楽しい!できた!』が作品にたくさん表現されていたように思います。こうした「今しかできない、今だからこそできる体験」は、保護者の皆様の理解や協力、子ども達のためにとしてくださる地域の方々のお陰だと感謝しています。本当にありがとうございました。
【作品展・バザーの落とし物】
お心当たりの方は事務所までご連絡ください。
コメント (「屋根よりたかいこいのぼり〜♪」 ひつじ組 髙松由衣 はコメントを受け付けていません)