2014年6月19日 木曜日
昨日の雨が嘘のように晴れ渡った今日、年長児達は新田高校の新生祭への招待を受けて参加しました。幼稚園から遠くない新田高校まで行くには、車の往来が激しい三差路と踏み切りがあります。みんなで事故のないように気を付けて無事高校まで到着すると、門にはL2Fの高校生の皆さんが看板を持って大歓迎で迎えてくれました。みんなお揃いの黒色のTシャツを着ていました。この日のためにみんなで揃えたTシャツの後ろには、クラス全員の名前が入っていて、とても素敵でした。子ども達も、少し緊張していたようでしたが「こんにちは。」「可愛いね。」と声を掛けて、ハイタッチをしてもらってとても嬉しそうでした。各グループに分かれて、担当のお兄さんお姉さんにこれからの流れを話してもらい、お財布に入れて持って来た50円を渡してチケットをもらいました。高校生が話してくれている間もみんな真剣に聞き、グループの目印で腕につけてもらったリボンや鈴をとても喜んでいました。
”フワフワみきゃん”では、自分たちの順番が回ってくると、一目散に中に入り楽しそうに飛び跳ねていました。お兄さんやお姉さんと手を繋いで跳んだり、お兄さんに抱っこしてもらって跳んだりと、みんなキャッキャ言いながら楽しんでいました。交代の時間になり、中から出てくる子ども達はみんな満足そうでした。
校内のお店では、事前に高校生がプランを考えてくれ、ドーナツやクレープ、ヨーヨーや金魚すくいなどみんなで手をつなぎ回ってそれぞれのグループごとにチケットでお買い物を楽しみました。途中、「のどが渇いたー。」という子どもの声を聞きジュースの所に連れて行ってくれたり、ヨーヨーを見つけて「やりたい!」と走って行った子に、「チケットをお姉さんに渡してね。」と優しく声を掛けてくれていました。そして、チケットについていたホッチキスの針に気付いて、「危ないからのけとくね。」と取ってくれるそんな姿に、少しの心遣いがとても嬉しい気持ちになりました。
ヨーヨーのコーナでは、一人一個ということでしたが、夢中になった子ども達は、3つ4つ取り、とても集中して真剣に取っていました。子ども達が嬉しそうに遊んでいるので、高校生や先生が「3つでもいいよ。いっぱい取れたね。」と言ってもらい、両手にヨーヨーを持って大喜びでした。その上、とても素敵な景品までもらってまたまた大喜びしていました。
ドーナツのコーナーでは、かわいいトッピングのついたドーナツを売っていました。子ども達はどれにしようかとすごく悩んだ末決めると、すぐにパクリと食べてしまいました。Aちゃんは、初めて食べるトッピングが食べれないと言っていましたが、自分で高校生に「上のやつは食べれんけん、のけてください。」とお願いすることができ、みんなと一緒に美味しいドーナツを食べることができました。
一人三枚もらった券を全部使ったK君は、どうしてもフランクフルトが食べたくて、自分から「券がないんやけど、フランクフルト食べたいです。」と言いに行き、「いいよ。かわいいから1本でも2本でもあげる。」とお姉さんにサービスしてもらっていました。
又、チケットを使いきれず、お財布に1枚残っていたCちゃんは、「お姉ちゃんとお兄ちゃんが作ってくれたチケットやけん持って帰って見せてあげるんよ。」と大事そうにお財布に入れて持って帰っていました。
後半のコースは、最後に高校生が1列に並んでくれ、笑顔でハイタッチをしてくれ、先生も一緒に見送ってくださいました。門に向っている途中で、仮装した別のお兄さんお姉さんが来てくれ、子ども達を囲んで風船のプレゼントをしてくれました。少し本物みたいな”カオナシ”には、子ども達も少し驚いていましたが、最後の最後まで心もこもったかかわりをして下さり、とても嬉しかったです。今日までに券を手作りしたり、他のコーナーの係りの人達にも連携をはかったり、様々な心配りをしたり、これだけの大変な計画をクラスで団結して、子ども達の為にしてくれた高校生はとても素敵で輝いていました。子ども達も社会の中での貴重な体験が出来、自分の思いを伝えることも出来ていました。新田高校のL2Fの皆さん、新田高校の先生方、高校生の皆さんありがとうございました。今後も、このような機会があれば地域にも出掛け触れ合い、素晴らしい体験が出来ればと思います。
☆★L2Fのみなさんとみきゃんの前で記念撮影★☆
2014年5月31日 土曜日
今日は、26年度第1回目のフリースクールがありました。“風”をテーマにして、教師達で話し合いを進めていき、子ども達の身近にあるものを考えました。
劇では、風で動く身近なものという事で、教師が落ち葉、たんぽぽの綿毛、鳥、かざぐるまの役になって演じていきました。そして、風には様々な力があることが分かりました。劇の中でたんぽぽが風に乗って飛んでいくのを見て、A君が「パラシュートと同じだね。」とつぶやきました。パラシュートのビニールがたんぽぽの綿毛、重りが種とイメージしていたようです。鳥は風に乗って飛び、風がなくなっても羽にある羽毛と翼の下からの抵抗により再び高く舞い上がることができること。かざぐるまは、息をフーと吹くとその風で回り、走ることでもっと風が起こり速く回転することなどが、劇のストーリーの中で表現され、様々な所で風が起こり役に立っていることが分かりました。
各コーナーに分かれての活動では、ヨット、パラシュート、風鈴、かざぐるま、風輪に分かれて作りました。
ヨットでは、風を受けて進むヨットを作ろうという事で、帆の部分を工夫して倒れないようにしたり、自分達が作ったヨットを並べて、息を吹いて進める競争をしたりしていました。又、うちわを使って風を起こすと、扇ぎ方で進み方が変わることを発見し、うちわの扇ぎ方を工夫している子もいました。
パラシュートでは、見本を見てすぐに作り高いところから飛ばしていました。B君は、重りが重くなるとすぐに落ちてしまうことを発見すると、長時間浮くようにと重さにこだわって作ったり、パラシュートを2つつけるとどう飛ぶのかなど、自分達で試行錯誤しながら作っていました。
風鈴では、材料を工夫し様々な材料を利用して作っていました。家庭から持ってきてくださった缶や、音の鳴る飾りなど目的を持って作る姿がありました。子ども達が作った風鈴を見てみると、どれも同じものはなくそれぞれが工夫して作っていました。風が吹くと揺れて、とても涼しい音が鳴っていました。
かざぐるまでは、幼稚園で作った物を思い出しながら、お母さん達に教えてあげていました。完成したかざぐるまをもTえ、とても嬉しそうに走ったり、風の吹く方向に合わせると、クルクルときれいに回るよう遊びながら考えたりしていました。
風輪のコーナーでは、みんなカラフルに色を付けて均等に切ると、平らな所で転がしていました。風を受け上手く転がる風輪が出来ていました。
最後は皆で作った作品をみんなの前で見てもらい、とても嬉しそうでした。みんなそれぞれ違った素敵な作品が出来ていました。今回のフリースクールでは“風”をテーマにして、子ども達の身近にあるものから学びました。時間いっぱい作ったり、遊んだりすることが出来ました。風というテーマはとても奥が深く、たくさんの現象が見られます。冬頃はもう一度『第2弾“風”』をテーマにして、また違った視点から学んでいきたいと思います。
2014年5月8日 木曜日
半袖、半ズボンで登園する子ども達も増え、園庭では、ほっぺを真っ赤にして額に汗が光っている子の姿が見られます。そんな子ども達は、テントや図書館の下など、自分達で涼しいところを見つけて遊ぶようになります。
年長児は、去年植えたちゅうりっぷの球根を掘ってみることにしました。きれいな花を咲かせたちゅうりっぷは切って部屋に飾り、残った茎と葉っぱは数日置いていると、次第に葉っぱが枯れて茶色になってきました。花を切って茎が枯れるまで置いたことで、球根が育ってきたので土をかえしてみると、植えた時は一つだった球根が、小さな球根が2個も3個もできていました。いくつもに増えた球根を見た子ども達は、「赤ちゃんが出来とる!!」と驚きながら、友達同士で見せ合っていました。又、幼稚園の駐車場にある畑には、様々な野菜が育っています。その中には、今きれいな花が咲いている野菜があります。じゃが芋は薄紫色の素敵な花が花を咲かせています。去年子ども達が植えた生石農園のじゃが芋も花を咲かせて、少しずつ生長をしているので、生長の様子も子ども達と一緒に見ていき、気付いていきたいと思います。又、うさぎ小屋の隣にある小さな畑では、菊の花のような形の春菊の黄色い花、白くて清楚な大根の花、小松菜の花は黄色い菜の花、ネギ坊主もあります。植物と触れ合い優しい心を育てていきたいと思います。
今日は、ミキスタディ―との交流がありました。先生の出した英語のクイズに大きな声で答えたり、楽しそうな笑い声も聞こえたりと、とてもいい刺激になり、良い交流が出来ました。
赤コースの子ども達は、待ちに待った手作り給食でした。子どもぁ力のリクエストで、ししゃもの天ぷらを作ってもらい、具沢山の炊き込みご飯、キャベツと揚げの炒め煮、酢の物、果物と何回もおかわりをし、食事を楽しく美味しくいただきました。
2014年4月11日 金曜日
今日は春風が吹くたびに、最後まで残っていた桜の花びらがヒラヒラと空を舞っていました。それを見て、年長児は手を広げて花びらを集めていました。
今日から、新学期の始まりです。みんな新しい帽子をかぶり、進入児は制服を着て元気に笑顔で登園してくれました。門を入ってすぐの所に、職員の写真を貼っていると、バスから降りた子ども達が立ち止り、自分のクラスの担任を指さしたり、たまたま通った先生を見て、「らいおん組の先生やったね。」と色々なクラスの先生を見ていました。
ままごとや砂遊び、ブランコやすべり台では年長児が年少児をリードしながら遊んでいました。進入児のAちゃんは、未就園児保育で色水をしたことが楽しかったようで、登園するとすぐに「お花すりすりしたいんよ。」と言って色水の所に一目散に行って、きれいな色水を作っていました。ままごとコーナーでは、野菜を好きな形に切ると、コップ一杯に詰めました。そのコップをもって、うさぎ小屋に行くと、一つひとつを穴からエサにしてあげていました。
年長、年少児が二人乗り自転車に乗り、園庭をぐるっと回って楽しんでいました。すべり台では、トンネルを作ってもらって「すごいすごい!!トンネルや。」と、とても喜んで滑る姿が見られました。慣れてくると、年少さんも自分のしたい遊びを見つけて、片付けの時間まで楽しそうに遊んでいました。
降園準備も、自分たちですることが出来る子もたくさん見られました。ひまわり組のS君は、バス乗ると「あー♪楽しかった♪」とニコニコの笑顔で話してくれました。バスから降りると、すぐにお母さんに「今日は楽しかった♪」と抱きつく姿を見て、とてもうれしくなりました。
来週からは通常保育が始まり、給食も始まります。月曜日から元気いっぱいの子ども達に会えるのがとても楽しみです。
職員紹介(年長組)
★らいおん組・きりん組★ ★ぞう組・くま組・くじら組★
みずきよしみ・むらたあさみ・みよしみさこ いのうえさき・まるやまとしお・じんおかえり
2013年12月16日 月曜日
気が付けば2学期もあと1週間になりました。ぞう組では先週からままごとが盛んになっています。きっかけは「誕生日の友達をお祝いしよう。」から始まりました。2日前誕生日を迎えたA君には内緒で、思いを込めたパーティーメニューを作り、招待し、歌を歌いながら料理を出していました。そして、今日は「たくさんのお客さんを呼びたい。」と朝から張り切っていました。Hちゃんは、野菜の形を利用してお皿に柄をデザインしたり、大きなパプリカをお皿の代わりに使ったりしてイタリア料理のようなきれいな料理を作り、Yちゃんは大根とにんじんをすりおろし、小さなざるを使ってこしてスープを作るなど、今話題の和食を作っていました。そして、沢山の料理をテーブルに並べると「飾りが足りない。」と自分たちで駐車場に花を摘みに行き、飾っていました。
手作り給食で副園長が色を意識したり、一手間二手間心を込めて料理をしてくれていることを聞いたり、家でお母さんたちが自分たちの為に料理をしてくれる姿を見たりしている子どもたちが、今日は自分たちが人の為に料理をすることを楽しんでいる姿にとても嬉しく思いました。
また、年長5クラスで集まって鍵盤ハーモニカの練習をしました。中には初めて鍵盤を使う子どももいて、音が出ると大喜び。自分の楽譜を持っている子どもたちは「自分たちで練習をする。」と張り切っていました。
その後は、みんなの大好きなパンと副園長の副食です。今日はコーンスープだったのですが中には何とマカロニとご飯が入ってぼりゅうむたっぷりになっていました。ままごとをしている子どもたちは、「また古森先生がいつもと違う料理にしてる。」と興味津々。そして、明日はどんな料理を作ろうかとイメージの刺激にもなっていました。
2013年11月27日 水曜日
寒くなりサッカーや鬼ごっこなど体を動かして遊ぶ子どもが多くなってきました。年長児は自分たちで何鬼をするのか、ルールをどうするのか決めて楽しんでいます。また、今日は干し柿作りに向けて沢山の子どもたちが縄をなっていました。これまでに何度もなったことのあるA君は先生や友達から「縄ない名人」と呼ばれ、少し照れながらもスイスイなっていました。初めてなう子も仕方を少し教えるとすぐにコツをつかんでいました。くま組のSちゃんは昨日からしめ縄づくりに挑戦中!お母さんも昨日の参観中に「今年はそのしめ縄を飾れるように頑張って。」と応援してくれました。昔の人の知恵を自分のものにしていく子どもたちに感心させられます。
ぞう組は今日、習字がありました。4月からひらがなを教えてもらい、今日で50字すべて教わりました。菅野先生の丁寧な指導で力強く大きな字を書けるようになってきた子ども達。参観の保護者も「みんな上手に書けてるね。」と褒めてくださっていました。また、きれいな字を書く為の姿勢も指導してもらっています。今日の昼食後には姿勢を見直す為にコアキッズ体操をしました。背中の肩甲骨(天使の羽)を友達と触りあって確かめたり、赤ちゃんの時の動きを思い出し、寝返りをしたりしました。鉛筆になって真っ直ぐ転がる運動では真っ直ぐ進めない子も多くいました。いろいろな場面で姿勢を意識するようコアキッズ体操も取り入れていきたいと思います。
今日も多くの方が参観に来てくださいました。「今日の習字に来てくれる。」「最後の日のご飯を一緒に食べてくれる。」とそれぞれ楽しみにしています。遊びの部屋も含めて都合の良い時間に参観してください。
2013年8月29日 木曜日
2学期まであと4日、今日は全クラスの夏季保育でした。早く遊びたいAちゃんは、魚釣りのコーナーに水が入っていないことに気が付いてバケツを両手に「ヒョイッ!」と持って水を運んでくれました。大人が持って思いと感じるバケツを「軽い!軽い!」と何度も運んでいましたが両手にバケツを持つと左右の量が違うと運びにくいことにも気付いていました。
遊んでいると突然、図書室の横から「ワァー!」と何人もの子どもたちが飛び出してきて踊りが始まりました。教師が夏の研修で教わってきた曲です。初めは手足が伸びず、元気がなかったのですが、副園長から歌の意味を教えてもらうと次第に乗ってきてどんどん楽しくなりました。もしかすると運動会でも登場するかもしれません。「ノリノリ…♪ノリノリ…♪」
そして、今日は何と言ってもゴーヤチップス屋さん!登園するとテラスにゴーヤチップス屋さんができているのに気付いた子どもたちは、「いつ買いに行くの?」「10じ30ぷんかいてんって書いてあるよ。」「40円だって!」といろいろな所で話題になっていました。そして時間が近づくと『ピンポンパンポン』とアナウンスが流れ、「ゴーヤチップス屋さんを開店します。40円です。お土産にいかがですか。」との放送に子どもたちの動きが速くなる、速くなる。年少さんやひよこ組さんでもかき氷の経験から10のお金が沢山いるということを覚えていて10101010と1と丸を沢山描いてそれらしい40円を表現する子、広告の数字を見つけてきて切り抜く子、お姉ちゃんに頼んで作ってもらう子と何とかお金を用意しようとする姿を見て、いま生きる為の知恵を働かせているなと感心させられました。
調理師さんが園の農園で獲れた沢山のゴーヤを使って、子どもたちの為に調理をしてくれたのでした。全園児で分け合うと1人分は少しになりました。そのゴーヤをお土産に持ち帰って家族で分け合って食べることが今日の課題でしたが、その少しのゴーヤをどうするかで様々なエピソードや葛藤が見られました。「僕は4人家族やけんみんなで分ける。」「お父さんが帰ってくるのが遅いけんおいとってあげる。」という子もいれば「こんな量ではみんなで分けれん。僕だけでなくなる。」「僕と妹の分しかないから、お母さんはいらないって言うかな?」など思いはそれぞれ、どんな知恵をしぼるのでしょう。幼稚園でも沢山のエピソードがあった子ども達。家に帰ってどんな話をしているのか楽しみです。
コメント (「素敵な経験をありがとうございました♪」 ぞう組 井上沙紀 はコメントを受け付けていません)