幼稚園の日記(ブログ)

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2008年5月12日 月曜日

 先週から浸し染めを利用して花を作ったり、こいのぼりのうろこに使ったりしてきました。さてさて今日は何に変身するのかな!何を作りたいのかな!と子どもたちの顔を思い浮かべながら考えていると、ぞう組の女の子たちが、登園してすぐ私のいる所にやってきて「一緒に作りたい」と興味を示してくれました。内心「よっしゃー、きたー!」と思い、簡単な花びらを作って貼り合わせていくあじさいを教えました。すると、バスから降りてきた年少さんや年中さんも「先生おはよう、何作りよるん?」と問いかけてきました。「何だと思う?」と聞き直すと「かわいいお花!」と答えてすぐ所持品を始末して再びやってきました。

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 ぞう組のYちゃんは、3色の色を使った浸し染めを毎日楽しんでいます。先週末に持って帰るのを忘れていたので、お父さんとお母さんに持って帰りたいと何枚も作っていました。目的を持って登園してくる子どもたちにそれに応えられる環境を設定することが、教師としての最大の職務であると毎日緊張感を持ってあたっています。子どもたちが幼稚園に来て幸せだなと思えるようにするためには、まず自分たちも子どもたちと幸せを共有する経験を毎日すること、それが私たちと子どもたちがここで生活し、生きていることなんだと反省会で話し合いました。明日は、どんな遊びが楽しめるのか、ワクワクして来れるよう私たち教師は工夫したり、考えたりする喜びも感じていきたいと思います。

 ところで、今日のパン給食のメニューの中に炒り豆腐がありました。豆腐120丁をくずしてゆで、色とりどりの野菜を入れてちょっと懐かしい味付けの炒り豆腐ができあがると、ぞう組の子どもたちは何度もおかわりをしながら全部平らげてしまいました。お家でもレシピの1つとして作ってみられるといいかもしれません。(レシピの必要な方は園まで・・・)

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 昨日よりも今日、今日よりも明日・・・と子どもたちがより良い生活ができるようにしていきたいと思います。

 ちなみに今日は、ぞう組の2回目の習字でした。ひらがなに入り、真剣に書く姿が見られました。その表情はしっかり年長さんです。

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2008年4月8日 火曜日

 今日4月8日は、小学校の入学式でした。昨日から降った雨も上がり、入学式に合わせたかのように暖かい一日となりました。各小学校に入学する卒園生にエールを送ろうと、今年も教師たちがそれぞれの小学校に分かれて行きました。少し緊張した顔も、私たちの顔を見ると、フッと和んでニコニコ笑顔になって行進していきました。(ちょっとは役に立ったかな!?と私たちは勝手に満足しています。)

 一人ひとり名前を呼ばれる時の返事も「ハイ」と大きな声ですることができ、卒園式の時と変わらない立派な一年生振りでした。また、味生小学校では古森先生が来賓として出席し、三葉の卒園生たちをしっかり見守って下さいました。来賓紹介で、古森先生の「おめでとうございます。」の声に「ありがとうございます。」と一極大きな声でお礼を言ったのは、きっと三葉出身の子たちでしょう!

 ぞう組だったHくんとMちゃんは、入学式の後、幼稚園に顔を見せに来てくれました。私たち教師が小学校に来てくれたことが嬉しかったそうです。そして、「やっぱり幼稚園の先生のほうが優しいよ」とくじら組だったFくんはお母さんに話したそうです。これからもずっとずっとみんなのこと応援していますよ!

 ところでいよいよ明日は三葉幼稚園の入園式です。桜の花も満開で、新しいお友達を心待ちにしています。そして、この入園式を喜んでいるのは、私たちだけではありません。何と今日!冬眠していたカメがムーと起きて枯葉の上に出てきました。「早くみんなに会いたいな。」と言っているのかもしれません!

 三葉幼稚園全員でお待ちしています。

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                 プールの横の大きなカブが

                 花を咲かせてこんなにおおきくなりました!!

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2008年3月11日 火曜日

 ぞう組の子どもたちは、「おはよう」の挨拶のかわりに今日の挨拶は「今日、最後のお弁当持ってきた?」「うん、持ってきた!」というやりとりでした。いつもより大事そうに下げているカバンの中には、お母さんが作ってくれた幼稚園最後のお弁当が入っていました。いつになくソワソワしている子ども達でしたが、さすがに開ける幼児はいませんでした。お昼のお弁当の楽しみと同じ位やっぱり遊びが大好きな子ども達なのです。

 青空のもと、自分のしたい遊びを見つけて遊び込む姿が見られました。包丁を使ったままごとコーナーでは、大根をチューリップ型に抜いて花びらで飾ったかわいい料理を作ったWちゃんとYちゃんができあがった物を古森先生や年少の子たちに見せたいと、テラスに飾りました。イメージした物に他の花や野菜を切ってつけるところなどさすが3年間三葉に通っただけのことはある!!と感心しました。又昨日から仲間入りした新しい遊具「スマイルたのしいお店屋さん」は、年中さんと年少さんたちに大人気です。この「スマイルたのしいお店屋さん」は各4つの個室にかわいい椅子がついていて、小さな窓からやりとりができるようになっています。ちょっと不思議に思ったのは、遊んでいる子たちがみーんな男の子だったことです。

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 いよいよお昼の時間です。今年に入って一番暖かかった今日は、園庭で全員が揃って最後のお弁当を食べました。色とりどりの帽子が混じって「いただきまーす」の大きな声。お弁当の袋を開けるとお母さんからのメッセージが入っている子たちが何人かいました。そのメッセージを読んでいると思わず涙がこぼれる程感慨深いものがありました。一人ひとりに対する思いはメッセージだけではありません。今日は特別に好きな物だけを入れてくれたお母さん、1段が2段になって盛り沢山のおかずが入っていたTちゃん。いつもより早く起きて作ってくれたことを喜んでいる女の子もいました。

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 ポカポカ陽気の中で最後のお弁当を全部食べたぞう組は、全員、感謝のカードを作ってひそかにお弁当袋の中に入れました。今まで3年間あるいは2年間自分の為に作ってくれたことに「ありがとう」の気持ちをこめて書いていました。最初と最後のお弁当って、親も子も忘れられない思い出ですね!お母さん達ありがとうございました。

 *ちょっといい話*

 昨日のバスの中で、ひよこ組のMちゃんとぞう組のSちゃんが心和む会話をしていました。それは、

M「私ね、もうすぐ引っ越すんよ」                             

S「どこへ?」

M「お部屋が変わるんよ」

S「うーん、それってひよこさんから年少さんになるってこと?」

M「うん、帽子が変わるんよ」

S「そうだね、もうすぐMちゃんは年少さんだもんね。私はあとちょっとで卒園していなくなるから、Mちゃんがこれから入ってくるひよこ組さんに優しくしてあげてね。

M「うん、わかった。」

         心がポカポカしてくるいいお話でした。

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2008年2月18日 月曜日

今日も先週から続いている各クラスのお店屋さんごっこは楽しく進められていました。ぞう組はこのお店屋さんごっこが始まった頃、ポップコーンとアイスクリームを作って売っていました。初めは他のクラスの年長組さんとひよこ組さんが沢山買ってくれていたのにある日突然売れなくなりました。その理由はきりん組とらいおん組のお店が繁盛し始めたからです。お客さんがぞう組まで足を運ぶことがなくなり、ぞう組のお店はひっそりと静まり返ってしまいました。そこでみんなで「どうしてだろう?」「どうすればお客さんが来てくれるのだろう?」と話し合いました。「お客さんを呼びにいこうよ。」とか、「店を違うものにしようよ。」といろいろな意見が出て、レストランに変更することにしました。ところがレストランを開業したものの女の子達はエプロンやバンダナ作りにばかり気合が入り、商品を作る所までいきません。男の子達も少々呆れ顔でした。ところが気が付くとお客さんが列をなして並んでいるではありませんか。「大変、早くしなくちゃ。」とIちゃんの一言で急いでメニューを作り、注文を聞いて早速料理を作り始めました。そこからはぞう組の協力体制はバッチリでいろいろな物が作られていきました。注文をとってからあっという間に作る姿を見て、なんておもしろいチームワークなんだろうと感心しました。例えば焼肉定食ではごはんを作ると人、焼肉・野菜を作る人、デザートを作る人、運ぶ人・・・とそれぞれに役割ができて作っていくのです。その時の声の掛け合いが絶妙でした。

そして今日、講演会に来る保護者をお客さんに巻き込もうと先週末に全員が招待状を書きました。そのおかげでお母さん方がお金を作ってお店に来てくださったのです。そのお客さんに群がるように注文をとる姿が見られました。他のクラスや他の学年も食育講演会の前に参加して下さる保護者の方に大喜びの子ども達は自主的に呼び込みをしたり、商品作りを頼んだりしていました。

よく見てみると、くま組のラーメン屋さんでは麺をゆで、打ち上げる格好を一生懸命している男児がいたり、くじら組ではうっかりお金を払わずに商品を持ち帰った年中児にお金の請求に行ったりと、そこそこて社会生活に密着した行動をする姿が見られました。「明日はこうしよう!」「〇〇を作っておこう。」と自分達で考え工夫しています。お店屋さんごっこはまだまだ続きそうです。

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さて、今日のもう一つのイベントは東京から『あなたと健康』でお馴染みの東城先生をお迎えして食育講演会がありました。一般の方々も来園され、多くの方々に食事の大切さ、心と体のつながりについて約1時間半にわたって講話していただきました。その後、昼食をとりながら質疑応答があり、自然療法などについて東城先生にそれぞれが指導を受けられました。又、3時から5時までは私達教師が幼児教育の大切さを教わりました。『生きる力』を幼児期につけることで一生幸せに生活することができるという内容の部分では、その大事な時期を預かっている私達が今、しているこの食育はきっと三葉でしかできない保育だと確信しました。古森先生を中心として食育を通して生きる力を育てる場をこれからも続けていきたいと強く思いました。
参加していただいた皆様、ありがとうございました。

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2008年1月18日 金曜日

 今朝は登園して来る年長児たちが、いつもより大きくカッコよくしかも胸を張って見えました。その理由は、全員が制服で登園したからです。とても凛々しく感じたのは私たちだけではなく、本人たちも友だちの姿を見て「ちゃんと短パンはいてきたよ」「白い靴下はいてきたよ」と嬉しそうに話していました。10時スタートのDVD撮影は園歌の収録から始まりました。5回撮り直しをしましたが、1番初めに収録したものが良かったようで、何事も最初が大事だなと思いながら次に進みました。2つめは「思い出のアルバム」です。5クラスが1つずつ季節のパートを受け持ち、歌と言葉を収録しました。春はぞう組、夏はらいおん組、秋はきりん組、冬はくま組、総合はくじら組で、1年中のまとめは全クラス・・・とそれぞれが心を込めて歌うことができました。今日の言葉の中には、入園してからのいろいろな行事も含めて、本園の保育内容に添った表現になっています。三葉幼稚園で育った幼児たちが経験し、感じ、身につけてきた内容を心に留めていてほしいという願いを込めました。この言葉が完成したのは、実を言うと2日前でした。変更になった言葉を各クラス一生懸命覚え直し、今日の日を迎えました。担任たちは内心ドキドキで、「失敗したらどうしよう」と不安でした。というのも、間違ったら初めから撮り直しをしなければならないからです。少しでも失敗するとストップです。しかし子どもたちは、私たちの心配をよそに、大きな声で堂々と歌ってくれました。何と素晴らしい集中力でしょう。5クラス全員が気持ちを1つにして仕上げた歌! 完成が楽しみです。1時間半にもおよぶ収録中、教師の失敗やカメラマンの失敗もあり、ちょっぴり気が抜けた瞬間もありましたが、古森先生の投げかけに集中力を回復し、最後まで頑張ることができました。又「大きくなったら何になりたいか」の収録もバッチリでした。このDVDの中には、古森先生をはじめ、各学年の先生たちもお祝いのメッセージを送ってくれています。卒園式の日にプレゼントされるこのDVD、内容はヒミツです。          

 138名の年長組が集合して活動するのは今日が最後でした。「みんなともだち」の歌をうたった後、淋しくなって泣いてしまう子もいました。「卒園まで涙はおあずけよ」と古森先生に言っていただいて笑顔になった子どもたち。卒園までもう少し。子どもたちと触れ合う時間を大切にしていきたいと強く思いました。

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2007年12月7日 金曜日

久し振りに降った雨に子ども達は「寒いねー」「暗いねー」と口々に言って登園してきました。ところが雨の為、裏通路を利用して入ってくると、何やらいい匂いが漂っているのに気付き、台所をのぞきこんで、「古森先生、おはよう。何、作ってるの?」と声を掛けていました。「さあ、何だろうね。楽しみにしていてね!」と古森先生が答えるとすーとお部屋に入っていきました。時間が経つにつれ、ギャラリーが増えて調理場の窓には子ども達が押しかけていました。
今日の昼食は松山給食センターさんのカレーライスだったのですが、昨日、中西恵先生(10月退職)が愛娘を見せに来てくれた時、実家から沢山、大根や白菜を持って来てくれたので、古森先生が新鮮なうちにと大根煮を作ってくださったのです。この匂いは園内に漂い、「あ、今日は大根だ!」と言う子さえいました。この匂いにつられていたのは子ども達だけではありません。今日のJAFコンサートをして下さることになっていた『JAF交通安全ドレミぐるーぷ』の方々も準備をしている時から「これは大根を煮てる匂いよね」「おいしそうな匂いね」と話していたそうです。3階ホールまでおいしい匂いが漂っていたとは驚きでした。

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さてさて、その来園された『交通安全ドレミぐるーぷ』の方々による交通安全コンサートはボーカル2人、ピアノ1人、フルート1人、ヴァイオリン1人の5名で結成されたグループの演奏でした。皆さんプロとしてそれぞれに活動されており、今日はボランティアで集まって子ども達に歌や演奏で交通安全についていろいろなことを知らせて下さる企画でした。とてもきれいな澄んだ歌声と生で聞く楽器の音色に感動を覚えました。子ども達は『さんぽ』『アンパンマンマーチ』『ドラえもん』『森のくまさん』『あわてんぼうのサンタクロース』等々を一緒に歌いながら楽しくコンサートに参加することができました。その中で、チャイルドシートやジュニアシートを利用し、車の後ろの座席に座ることや、道路を渡る時の諸注意を替歌などで覚えていきました。このようなプロによる演奏を子ども達に直接聞かせてあげることで心に響くものがあるに違いないと思っています。
発表会に向けての準備も始まってきました。歌や踊り、リズム遊び、劇遊びにつながるいいきっかけにもなりました。森のくまさんの替歌 ♪青の時 渡れます 赤黄 止まれです・・・♪ と歌っていたら今日の成果です。
明日は年中組の参観日です。お待ちしております。 

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