2008年8月24日 日曜日
青空が広がる中、東の空には朝日がさし、空を見上げると真上には、お月様が見え、まるで、元気な三葉っ子を出迎えてくれているようなすがすがしい朝でした。お泊まり保育明けの今朝は幼児達は、あ、い、う、え、おの各グループで力を合わせて布団やシーツをたたんで運びました。朝の身支度を終えると園庭に出て副園長の話を聞いたり、みんなで元気よくラジオ体操をしたりした後、スタンプラリーカードのゴールに副園長から印を押してもらい完成することが出来ました。ちょっぴり不安気に登園してきた子も無事にゴールまでたどりついたことを喜び誇らしげな表情が見えました。
そんななか、調理室からおいしそうないい臭いが漂ってくると「今日の朝ごはんは、何だろう?」と楽しみにしながら次の活動はバイキングレストランのセッティングの開始です。みんなで力を合わせてテーブルや椅子を運んだり、お母さんやお父さんの食事のためのチケット売り場を作ったり・・・と幼児達が主体となって、考えたり、工夫したりして進めていきました。
もちろん、受付ではチケットを売ってお金を受け取る子、そのチッケトとバイキング用のお皿をお客さんに手渡す子など幼児達が頭を使いながらお客さんを出迎えました。チケット売り場で、名前と人数を聞いた後、お金を受け取り、幼児達手作りの「あさごはん」チケットを渡します。お客さんは、お皿を持って園庭にセッティングされた、テーブルと椅子に座って頂きました。
親子朝食会は、食育は心を育てる場であることを保護者と確認し合い「いただきます」と「ごちそうさま」の心を子どもに伝えていく目的であることを副園長から説明がありました。そして、みんなで食べ残しをしないでマナーを守って食事をすることを約束して会食が始まりました。
本日のメニューは、・かぼちゃ入りごはんのおにぎり(昨日の残り物ですが)・玄米のおにぎり(黒豆入り)・納豆・ひややっこ・煮物・ゴーヤサラダ・味噌汁・お吸い物・カレーライス・野菜漬け・いりこと昆布の佃煮・デザート(りんご、なし、すいか)です。
それぞれが意識をもって自分で食べきれる量を考えて適量を選んで取る姿が見られました。どのテーブルからも「おいしい、おいしい」という声が聞かれ、次々とお替りをしていました。幼児達は、もちろん保護者の方からも大好評で・・・次々と売り切れになるメニューも続出。本日の朝ごはんが大好評だった裏側には、朝早くから準備を進めて頂いた他の先生達の力、そして、幼児達の為にメニューを試行錯誤しながら考えたり、中心となって調理を進めてくれた副園長の大きな力があります。大勢の方に支えてもらいながら楽しく食事をすることが出来たことを感謝し、裏方で働いている人達がいたことを忘れてはいけないと痛感しました。
2日間のこのお泊まり保育は、幼児達にとってかけがいのない貴重な経験になったに違いありません。
生きるということは、何でしょう?生きるということは、「衣、食、住」です。先日、東京まで行って食育研修をさせて頂いた私にとって三葉幼稚園のお泊まり保育は「生きるということ」の実践として学ぶ貴重な経験になりました。大変、嬉しく思い感謝の気持ちでいっぱいです。
2008年7月9日 水曜日
太陽がサンサンと照っている中、元気な三葉っ子は、太陽に負けないぐらい、キラキラと輝いて園生活を楽しんでいます。園庭のあちらこちらでは、異年齢の交流が多く見られ、身近にある素材を利用して年少児が年長児の真似をして魚を作ったり、メッシュの布に泳がせて水族館作りを楽しんだりする姿が見られました。また、やぐらでは、マイクを片手にカラオケを楽しんでいる年少児の歌に年長児や年中児がお客さんになって耳を傾けている姿がありました。提灯が飾られたり、お化けのお家作りが始まったりしたことで夕涼み会への期待も高まってきています。
本日、きりん組は、元気とパワーをプレゼントするためにケアフル竹原に行きました。以前、合歓の木訪問を経験していることもあり、子ども達は、とてもはりきっていました。みんなで考えた内容を協力してすすめ、利用者の方と一緒に七夕さまを歌ったり、アブラハムの子やめざまし体操を楽しんだりしていました。子ども達の意欲的な姿を見ることができ、担任は、感心すると共に大変、嬉しく思いました。また、利用者の方と触れ合いながら自己紹介する際は、握手をして名前や年齢を言ったり、利用者の方に誕生日や歳を聞いたりと和やかな雰囲気が流れました。その中で利用者の方から聞いた、「大正、明治」という言葉に「それ何?」と不思議そうにしたり、「91歳は、もうすぐ100歳やけん、すごいね」と驚いたりと色々な感情を抱いた子ども達でした。30分間程の交流でしたが、みんなで考えた内容を協力しながらすすめることが出来、子ども達も満足そうな表情で「楽しかったな。面白かったね。」と友達と共感し合っている姿が見られました。みんなと一緒に考えた内容を協力してすすめ、お年寄りの方々と楽しみを分かち合えた喜びは、子ども達にとってかけがえのない経験になったと思います。副園長先生から園を出発する前に「きりん組さん、頼むね。三葉幼稚園の代表としてお願いします。」と励ましの言葉をいただいきました。副園長先生から自分達を一人前として認められ責任を任せられ、それに応えることができたという自信は、今後の成長の糧になるものと思います。
2008年6月10日 火曜日
梅雨のように不順の天候が続くなか元気な三葉っ子のために晴れ間が広がった本日、高木農園では、モンシロチョウがとびかい、まるで子ども達を出迎えてくれているようでした。さつま芋の苗を植えるために黒いマルチをはった畝を前にした子ども達からは、「これ畑なん」「土が見えんよ」「この黒いビニールは、何やろう」という、つぶやきが聞かれ不思議そうに見守る姿が見られました。そんな中、副園長からマルチの説明を聞きました。「マルチをはっていると雨が降っても土が流れないこと、土が程よく温かくなること、雑草が生えにくくなること、水分を保つことなど」子ども達は、真剣な表情で聞いていました。また、年中の頃、植えたじゃが芋とさつま芋のお母さんの違いや生長の仕方、植え方について聞き早速、長い畝にそってクラスごとに並んでさつま芋の苗を植え始めました。役員さん方がマルチの穴に棒を斜めにつき差して穴のトンネルをつくって下さった中に根の部分を下にして優しく差し込みトンネルを閉じるとできあがりです。説明をよく理解して誰一人逆さに植える子はいませんでした。集団のなかで話をよく聞いて理解して行動することができている姿に教師達は、大変嬉しく思いました。
さつま芋畑の横の空地には、かぼちゃ、うり、きゅうり、なす、ピーマン、トマト、そして、さと芋と様々な野菜が植えられていました。副園長から野菜の不思議、関連性をクイズもまじえながら話して頂くと子ども達は興味深く聞いて答えていました。みなさんは、かぼちゃの花を知っていますか。うりの花、きゅうりの葉から何かを発見したことがありますか。かぼちゃの黄色のラッパ状の花の元には丸い実がなりそれが大きくなっていきます。うりの葉は、かぼちゃの葉より小さくて実はきゅうりより少し大きく表面はツルツルしています。きゅうりの花は、かぼちゃとうりと同じように黄色ですがさらに小さく実は、イガイガしていて触ると、とても痛いのです。そして、これらのどの葉っぱもどうして触ると痛いんでしょう。そんな質問にぞう組の女児から「虫から守るためにイガイガがついている」との声が・・・植物も自分を守り子孫を残すためにトゲがあったり、匂いがあったり、生命の不思議を感じます。かぼちゃ、うり、きゅうりを漢字で表すと南瓜、瓜、胡瓜になります。どれにも瓜がついています。みんな親戚でよく似ています。こんなことを考えると、とても楽しくなります。本日、畑を用意して頂いた遠藤さん、手伝いをして頂いた役員さん方に感謝すると共に自然に親しみながら副園長の語りを子ども達と一緒に聞くことができた私にとっては、最高の学びになりました。
2008年5月26日 月曜日
青空が広がる中、目をキラキラ輝かせて遊びを楽しんでいる、三葉っ子は、今日も元気いっぱいです。藤棚の下の砂場では、心地良い風が吹き、その心地良いそよ風を感じながら、大きな山を作ったり、穴を掘ったり、そして、温泉作りを楽しんだりと色々な遊びが見られました。また、先週の続きをする年長児の姿が見られ「今日は、絶対に成功させような。」と意欲をむき出しに挑戦する姿が見られました。まるで、目的を確認し合っているかのように山を作る子、パイプを慎重にL字にして埋め込む子、そして、その上に砂を盛り固める子、それぞれが自然な形の中で役割を持って動いていました。いよいよ、イメージする形が完成し、「せーの」の掛け声でみんなが見守る中、水を流し始めました。「出てこい、出てこい」「うまくいきますよーに」ドキドキ、ワクワクした表情で待っていた子ども達は、水道のように水が流れ始めると「ヤッター大成功」と大歓声をあげました。砂場は、今日も大きな学びの場であったと感動すると共に共有することの素晴らしさ、共感し合う喜び、共同的な遊びの大切さを実感することが出来、とても嬉しくなりました。この発見、驚き、感動をこれからも子ども達と一緒に溜め込んでいきたいと思います。
一方、事務所前の花壇では、大事件が起きました。ダンゴ虫とりに夢中になっていた子ども達は、次第に花壇に入り、そこに咲いている草花を踏み潰してまるで荒地のようになってしまいました。可憐に咲いていた花は折れ、これから咲く百合の花は根元から切り離され、ちゅうりっぷの球根は踏み固められていました。ダンゴ虫を集めることを楽しみに登園して来る子ども達にそれを許しながら、命について語り合ったのか、子ども達の楽しみのために犠牲になったダンゴ虫は、その命を犠牲にして子ども達に何を教えてくれているのか、私達は話してきたのだろうか、そして、犠牲になった草花の命を無駄にしてはいけない、私達人間は様々な自然の犠牲のお陰で命を頂いていることを決して忘れてはいけないし、感謝しながら生きることを伝えていかなければならないと教師達で話し合ったのでした。今日は、子ども達から、またひとつ問題提起してくれ教師も毎日が学習です。
2008年4月22日 火曜日
心地良い晴れ間の中、元気いっぱいな三葉っ子は、体をおもいいきり動かして遊びを楽しんでいます。テラスの近くでは、咲き終わった花びらや青々と色付いている、みつばのクローバーを利用して色水作りを楽しんでいました。「どーれにしようかな」と赤い花びらを選んだAちゃんは、早速すりばちに入れて少しずつ水を加えて、すりこぎですり始めました。「何色になるのか楽しみだね」と教師が言うと、それを見ていたBちゃんが「ちちんぷぃぷぃのぷぃ たのしい いろになーれ」と指を回し始めました。Bちゃんの素敵な呪文を耳にした子ども達は、「なに、なに、どうしたの」と目をキラキラと輝かせて集まってきました。「うゎーすごい。きれいだね」「色水ってすごいね」「魔法で変身したの」「じゃあ、これは、何色になるのかな」と次々と試す姿がありました。子ども達の会話やつぶやきってとても素晴らしいと感動した私です。
色々な経験を積み重ねることで、教えあったり、考えを出し合ったりそして、一緒に遊んだりすることで共同的な遊び、学びに発展すると思います。教師も子どもたちの成長に負けないように五感をしっかりと働かせて共に成長したいと思います。
追伸、園庭の片隅や物陰でひっそりとたんぽぽが咲き始めているのを見つけました。それを見かけた年少児が一生懸命に水をやっていました。昨日、一本咲いていたたんぽぽが今日は二本になり、その側ではやくも綿毛に変身しているたんぽぽもありました。子ども達は、その不思議に興味津々です。保護者の皆様も参観日の際、是非、探してみてください。
2008年3月7日 金曜日
園庭は今日も遊ぶ気満々で登園した子ども達の熱気であふれていました。昨日砂場でキング山とながら川を作って遊んだことがとても楽しかったひまわり組の子ども達は所持品の始末を終えるとそそくさと砂場へ走って行き、一人二人と集まってあっという間に砂場はひまわり組の子ども達でいっぱいになりました。そして昨日の続きをしようと足を踏み入れると、アララ・・・川がなくなっているではありませんか!「これは大変だ!!」と一生懸命に川の形を作り直そうとしましたが、なかなかうまくいきません。そこへやってきたひつじ組の子ども達が手直しをしてくれて溝ができました。誰かの「水を流すぞ」の声で鍋やコップなどを持ってきて、水を汲むと一斉に流し、水が流れると大喜びで何度も何度も水を運ぶ姿がみられました。異年齢児が一緒に遊ぶことで遊びがより発展し、橋をかけたり、樋を使ったりしてダイナミックになっていきました。
そしてその中には口数が少なく、いつもは消極的なきりん組のYくんの姿がありました。発表会後から時々砂場で遊ぶようになり、それが徐々に楽しくなって最近は毎日砂場で片付けの時間まで楽しむようになってきました。Yくんも砂場では「よーし、ここに川を作ろう」「水を流そう」などとよくしゃべり、イメージしたものをとてもいい表情で作っています。
砂場には生きていくために必要なあらゆる生活の知恵が埋もれています。卒園まで毎日楽しんで知恵と活力を掘り起こしてそれをお土産に小学校に行ってほしいと願っています。
卒園式まであと7日、秒読みに入りました。寂しいようなそれなのに焦っている自分に、年長児として立派な姿で卒園させようと言い聞かせています。
2008年2月7日 木曜日
今日は年長青コースの雪あそびでした。バスに乗り込み、出発しました。50分程走って久万高原に入った頃、「まだかな」と窓の外を覗くと子ども達の目に道路の端に残っている雪が飛び込んできました。「わぁー」と歓声が上がり、周りが雪景色になった頃にはバスの中では♪ゆきやこんこ あられやこんこ♪とみんなで大合唱が起こりました。
スキーランドに着いて、古森先生から顔や頭には雪を当てないことや、そりの滑り方、ルールなどを話していただき、雪あそびが始まりました。
子ども達は雪合戦や雪だるま作り、雪山登り、そり滑りなどを楽しみました。
園で泥だんご作りや砂遊びをよくしているAくんやKくんは雪だんごを作るのもとても上手で、ゴロゴロ転がしてだんだん大きくしていました。
そり滑りでは最初は怖そうと言っていた女の子達も1度滑ると、「もう1回やりたい」「今度は2人で滑る」などと言って繰り返し滑っていました。私も子どもを誘って一緒に滑ってみましたが、スピードが出てとても楽しく、何度も楽しむ子どもの気持ちに共感することができました。
昼食は温かいうどんをみんなでいただきました。たくさん遊んだ子ども達はお腹も空いて♪今日のうどんはなーにかな ザルに乗ったうどんかな? それとも温かいうどんかな?♪と作詞作曲をしていたYくんもツルツルぺろりと完食しました。
その後、「あと10分遊んでいいよ」と古森先生の声を聞くとたくさんの子ども達が坂を駆け登り、寝転がってごろごろ転がっていました。太陽が出たり、少し吹雪いたりして自然の雪にたくさん触れることができとても喜んでいました。
役員さんや遊びのお部屋の先生方にお手伝いに来ていただきました。ありがとうございました。
明日は年長赤コースが雪あそびです。
コメント (「明るく、楽しく、元気よく!!」?みんなで力を合わせたお泊まり保育? きりん組 山田 美和 はコメントを受け付けていません)