2012年4月28日 土曜日
「明日は参観日だよー!!」と前日の降園時に言うと「えー!?明日お母さんくるー!!」と子ども達は嬉しそうに言いながら帰っていきました。そして久しぶりの初夏を思わせる気候の中、順次登園してきた子供たちから裸足になって戸外へ出て行きました。
今日はたくさんのお父さんやお母さんが保育参観に出席され、子ども達の様子を見てくださいました。砂場で思いっきりスコップで穴を掘ったり、山を作ったり、お母さんたちも一緒になって遊んで下さっていました。そして、「さあ、おまつりにんじゃ踊るよー!!」の合図で曲がかかると、園庭にいた子ども達が自分のクラスの先生の回りへ集まり、「そーれそーれお祭りだー」と大きな声で歌いながら、踊り始めていました。ビデオカメラやカメラを向けられた子ども達は、いつもよりも元気よく踊っていました。次はリトミックの曲がかかると年長児が中心になって年中児・年少時もリズムに合わせて手足をしっかり動かせている姿に、保護者の方々も嬉しそうに見てくださっていました。その後は、各学年ごとにかけっこをしました。まずは年少児。スタートラインの並んで、「よーいどん」の合図で教師が先にゴールして、子ども達を手を広げて迎えると、嬉しそうに飛びついていきました。次は年中児。スタートラインに並ぶと、競争意識を持って走り、中には教師を追い抜いていく子もいて驚きました。いよいよ最後は年長児。さすが走り方にも迫力があり、年中児との体力の差を感じました。
クラス別保護者会では、お母さんが大事な話をしている間は、傍で静かに絵本や紙芝居を見たりして、待っていました。メイン活動の年長フォークダンス「みんなでいっしょにどうぶつ体操」では、「ボヨーン、ボヨーン、ボヨーン」の合い言葉が大人気で、楽しく踊ることが出来ました。親子ゲーム「ぼうしとりドン」では、一度実際にやってみた後、「お家でも負けないように作戦を練ってください」と言うと、「おう!!」と力強い返事が返ってきました。かいわれ大根を育てる箱作りでは、牛乳パックやジュースのパックを使って作りました。作り方の説明をどの子のよく聞いていて、年少児はお母さんと、年中・年長児ではほとんど自分たちで作ることが出来ました。かいわれの種は、連休後に子ども達と一緒にまくことになっています。
今日はたくさんの方が参観に来ていただき、入園・進級して間もない子ども達の姿を見てくださいました。これからたくさん遊んで、今よりもっと元気いっぱい、笑顔いっぱいの子ども達を育てていきたいと思います。
2012年3月15日 木曜日
「明日は卒園式だね」と言って、ちょっぴり寂しそうに帰った子ども達。今日の朝は、お天気も晴れてとても気持ちの良い気候でした。門をくぐって入る子ども達は、いつもと違った雰囲気に少し緊張しながらも、にこにこ笑顔でお部屋に入って行きました。そして友達同士で顔を合わせると、「今日髪型違うね」「今日で年長さん最後だね」と、お互いに言葉を交わしていました。
いよいよ卒園式。会議室に控えた子ども達は、「トイレ大丈夫?」「襟大丈夫?」と自分達で服装を整えたり、トイレの心配をしたり、姿勢をしっかり正して入場の合図を待っていました。そして「第40回卒園式を始めます」と言ってピアノが流れると、たくさんの保護者の拍手の中を、胸をはって入場してきました。みんなで歌う最後の園歌も、元気よく歌いました。
修了証書授与では、担任が一人ひとり顔を見ながら名前を呼ぶと、大きな声で「はい」と返事をして壇上に上がり、副園長から「〇〇ちゃん、卒園おめでとう」と言葉をかけてもらうと、どの子もニコッと笑って証書を受け取りました。そして回れ右をして反対を向くと、お母さんがにこにこしながら待っててくれました。花道を堂々と歩いて「ありがとう」と言いながら、証書を渡しました。副園長の挨拶の中で、大地震で学んだこと、幼稚園でのみんなのお仕事は遊ぶこと仲良くすること、自分のことは自分ですること、みんなで助け合うこと、みんなで1つのことをやり遂げるようになること、そして小学校へ行くと、お勉強と言う仕事と、新しいお友達を作るお仕事が増えることと言う話を、真剣に聞いていました。
わかれの言葉では、在園児を代表して13名の子ども達が、年長児に向けてお祝いをしてくれました。年長児のわかれの言葉では、代表の子ども達が壇上にあがり、三葉幼稚園で楽しかったこと・嬉しかった3年間の思い出を振り返りました。みんなで歌った”君とぼくのららら”では、年長児と保護者、そして教職員が一つとなって心を込めて歌いました。今までの思いがよみがえり、涙を流しながら歌う子どももいました。
そして緊張しながらも、一生懸命描いた砥部焼のお皿、3年間の思い出がたくさん詰まったアルバム、小学校に行って勉強で使う国語辞典、大きくなったらなにになりたいかを撮った卒園DVD、自分達で描いた絵が表紙になって、お父さんお母さんのメッセージが入った卒園文集、後援会からいただいた紅白のお餅を、卒園記念品として、子ども達の手に配られると、卒園文集では、「みんなが作った表紙がこんなになったよ!!」と見せると、「うわーやったぁー!!」と大喜び。一人ずつ渡すと、自分のページがどこにあるかなぁとめくっている子もいましたが、「やっぱり帰ってからのお楽しみ」とわくわくしている子もいました。そして、たくさんの先生が見送ってくれる中、にこにこ笑顔でアーチをくぐって帰る子どもたちを笑顔で見送ることが出来ました。預かり保育の子ども達も、年長さんの卒園のお祝いのお餅を分け合っていただきました。あまーいお餅は年長さんとの思い出の味でもありました。
この1年間、本当にあっという間に終わってしまいました。今まで子ども達と過ごし、たくさんの思い出が出来ました。じゃがいも掘りや稲刈り、夕涼み会、運動会、作品展、生活発表会、年長でしか出来ないお泊り保育など、いろいろな行事がありました。そして、副園長が作ってくれた手作り給食も本当に気持ちよく食べ、食べられなかったものも、食べられるようになって、心も身体も大きく成長しました。楽しかった3年間を忘れないで、小学校に行ってもみつばっこパワーで頑張って欲しいと思います。いつまでも応援しています。
2012年2月23日 木曜日
今日も朝から雨。子どもたちは外で遊べず残念そうにしていたのですが・・・。ところがところが、園庭を見た年少児、そして2階テラスの上の年長児の目がキラキラ輝き「古森せんせーい!!」の大合唱!!園庭にぞくぞくとトラックやショベルカーが入って来たのでした。
年少児たちは冷たいテラスも気にせず、体操座りをして見入っていました。「お尻が冷たいよ?」とあわてて子どものお尻の下にマットを敷くと、「楽しくて今日はおうちに帰りたくなーい」と大興奮のA君の姿もありました。どうなるのかな?と2階テラスから見ていると、どんどん泥場がなくなり、泥場の枠がなくなっていきます。「あーぁ・・・」と、残念そうに言っているともう一台ショベルカーが乗ったトラックが入って来ました。しばらくすると、トラックの後ろの枠が開き、ショベルカーが動き始めました。「え?え?え?落ちるよー!!あのショベルカーどーなるん?」と、子どもたちは息を飲みました。すると、ショベルカーはショベルを伸ばして地面につけて支え、少しずつ進んで、タイヤを斜めに地面につけてクルっと一回転反対に回り、今度はトラックの上にショベルカーのスコップを置いて支え下まで降りました。それを見た子どもたちは、「すっごー!!あーやってトラックから降りるんやね!!」と感心して言っていました。
すると、らいおん組のR君とYちゃんが自由画帳とカレンダーを持ってきて、ベンチに座りスケッチを始めました。その後、きりん組のTちゃんとHちゃんたちも来ました。「先生?泥場がすごいことになっとるね」と言って、工事をしている全体の絵を描き始めました。すると、「あの青いやつは何?」「あれは、移動するトイレよ」「あー工事現場によくあるやつや」と会話をしていました。そして、「これ、毎日変わるけん、毎日スケッチしたらおもしろいかも」とつぶやいたR君は、そのページに?と書きました。そのアイディアに私たち教師は、とても驚いたのと、すごいなぁと感心しました。
途中クラス活動が入り、「じゃあ続きはお昼が終わったらね」と言って終わり、昼食後も続きを始めた年長児たちでしたが、また午後の風景は午前中とうってかわって、泥場はきれいにならされていました。「午前中と違う?」とそれに気付いたR君は、変わった風景にすぐ気がつき、次のページには?と書きました。このように刻々と変わる風景を描きつづっていく姿に、興味を持ったことを大人以上に表現する力が育っていることに驚きました。実は、今週から園舎増築工事が始まったのです。工事中は園庭が狭くなり、不便になりますが、その代わり子どもたちは毎日工事風景を楽しみます。工事中は園庭が狭く、何でも興味をもち、自分たちの体験を学びにしていくことを、楽しみにしています。
今日久しぶりにくま組・ひつじ組がミキスタディーさんとの交流がありました。英語のお買い物では、自分たちのTシャツやズボンを買ったり、グーチョキパーの手遊びを英語でしたりして、楽しく遊ぶことが出来ました。子どもたちもいつの間にか英語で買い物を楽しんでいる姿が見られ、よかったなぁと思いました。
2012年1月31日 火曜日
今日赤コースは、園内総練習でした。朝からドキドキしながら登園して来た子どもたちは、DVD撮影のため、クラスにカメラマンが来ると、「うわ?!!」と大はしゃぎでした。それぞれ自分たちの衣装を着た子どもたちは、友達同士で見あいこしたり、乱れを直したりしていました。
10時30分スタート、1番バッターは年中りすぐみ・ぺんぎんぐみ・ぱんだぐみさんの歌です。幕の裏では、「どきどきする・・・」と、胸を押さえながら、緊張していましたが、大丈夫。しっかり上手に歌うことが出来ました。
昨年の発表会で年長児の劇や進行に憧れていた子どもたちが、今度は自分たちでプログラムを書いて、進行するのです。同じグループで集まって、長い文章を一生懸命言う練習も、進んでしていました。
年少児は、自分たちの出番になり、舞台に並ぶと、初めての園内総練習ですが、そんなことは気にせず、みんなに見てもらうことが嬉しくて、元気よくジャンプをしたり、踊ったりしていました。その雰囲気につられ、回りで見ていた子どもたちも、自然に踊り始めていました。
年中児は、歌も踊りもオペレッタも、とても張り切ってしていました。よさこいソーラン節では、昨日の練習では鳴呼の音がそろわず、副園長から慣れで踊っていると言われて、手をしっかりあげて、みんなで一緒に鳴らすと言う約束をしていました。今日はどの子どもたちも手をしっかりあげ、みんなとひとつになって鳴呼を鳴らすことが出来ました。
年長きりん組は、自分たちで作った衣装を着ると大喜びで、部屋じゅうを歩いてみたり、友達と「かわいいね」「似合う似合う」と言い合ったり、大騒ぎでした。しかし、いざ舞台に立つと大勢のお客さんがいて、すこし緊張していたのか、声が小さかったけれど、最後までやり遂げることができました。まだ課題が残っていますが、本番までしっかり練習をしてみんなから拍手をたくさんもらえるよう、頑張ります。
らいおん組では、以前に動物園に行ったことを劇にし、今日は休んでいる友達の分まで、みんなでフォローしあいながら、進めていました。年長児になると、自分たちで考え、みんなで助け合いながら進めていく姿が見られ、子どもたちの発達の素晴らしさを見ることができ、とても感動しました。
発表会のしめくくりは、なんといっても年長児の鍵盤ハーモニカと、歌です。鍵盤ハーモニカは、年少の時から親しみのある「お花がわらった」の演奏です。歌は、人形劇で一緒に歌った「虹のむこうに」を歌いました。みんなでひとつなって、きれいな声で歌うことが出来ました。
当日、子どもたち一人ひとりが一生懸命する姿を、楽しみにしていてくださいね!!
2011年12月19日 月曜日
土日をはさんだ今朝、園庭にはうすやきね、かまどがずらりと並んでいました。それをバスの中から見た子どもたちは、「今日はおもちつきだー!」と門から走って入って来ました。かまどからはもくもくと煙が上がっており、2階のテラスからは子どもたちが珍しそうに覗いて見ていました。
まず、青コースの子どもたちが、お餅をつくクラス、丸めるクラス、写真を撮るクラスに分かれて、スムーズに活動出来るよう工夫をしました。おもちをつくクラスでは、役員さんと運転手さんが蒸したもち米をうすに移しこねていると、「頑張れ?頑張れ?」と応援しながらうきうきしていました。
いよいよお餅をつく番になると、4人ずつきねを持って10回ずつ、ついていきます。クラスみんなが一つになって「せーの1・2・3・4・5・6・7・8・9・10」と数を数えながら次々と交代をしていきました。自分の背より大きいきねを持った年少児のA君は、「うわ?僕より大きいよー!!」「重たいねぇ?」と言いながら、ぺったんぺったんとついていきました。
丸める所では、副園長や役員さんに丸めやすいようにちぎってもらって、それを子どもたちが泥団子を作るように、「まーるくなーれ、まーるくなーれ」と呪文を唱えながら丸くしていきました。泥団子作りが得意な三葉っ子ならではこそ、上手に丸めることができるんだなぁと感じました。
お昼は、一足早いお正月。今日のメニューはつきたてのおもちが入ったお雑煮と、みんなで作った干し柿と、切り干し大根の煮物、小豆とさつまいものきんとんでした。お雑煮は、副園長が小さい時から食べてきた味。かつお節でダシをとり、そこに鶏肉を入れて煮込みました。そしてそれに野菜がたっぷり入って、栄養満点です。そして、かまぼこも火を通そうと、お雑煮のだしの中にさっと通して味をしめました。何度も何度もお替わりをする子供たち、年長フロアーでは、すぐにお鍋が空っぽになり、子どもたちはとても残念そうでした。
昔ながらのおもちつきは、家ではなかなか出来ない経験でもあり、子どもたちにとってとても良い経験になったと思います。ちなみに今日ついたおもちの材料であるもち米は、高木農園の遠藤さんから分けていただいた新米です。白いおもち、ピンクのおもち、そして幼稚園で収穫したさつまいものおもち。草もちが出来ないので、青海苔の入ったおもちなど、これも自園ではのメニューです。
2011年11月22日 火曜日
今朝は、寒さに慣れないからだには一段と寒さがしみ、冬を感じされられました。登園して来た子どもたちも「手が冷たいよ?」と言いながらやってきましたが、昼間の天気はポカポカ陽気で年少児年中児たちは元気いっぱいお店やさんごっこを楽しんでいました。年長児は、味生小学校の1年生に交流会に招待され、出掛けました。いつもは園外に行く時は、バスに乗って行くのですが今回はもうすぐ小学生になるということで、味生小学校へは通学路を歩いて行きました。園を出発する前には、列の間をあけすぎないこと、右側を歩くことなどいくつかの約束を確認してから出発しました。横断歩道や線路のところは、先頭に8人が並ぶと後ろの子どもたちもすぐに8列ずつに並び、信号が変わると右・左・右を確認してから手を上げて渡りました。
そして途中、新田高校の裏の道ではすっかり木々が衣替えし葉っぱが美しく色づいていました。それに気づいた子どもたちから「真っ赤だなー 真っ赤だなー つたの葉っぱが真っ赤だなー」と真っ赤な秋の歌声が自然にあがってきました。そして1番が終わると「歩こう 歩こう 私は元気」とまたまた歌いながら歩いてきました。小学校が見えてくると「あっ!見えた見えた!」と大はしゃぎ。そして小学校に着くと元気よく「おはようございます」と挨拶すると小学校の先生も「おはようございます。三葉幼稚園のみんな元気ですね!!」と言って下さり、とても嬉しそうでした。今日は味生保育園のお友達も一緒で、1年生も体育館に集合して交流会が始まりました。始まりの会では、1年生のお兄さんが進行を進めていて子どもたちはその姿をしっかり見つめていました。そして、小学校の先生から「廊下や部屋を走らないこと、味生っ子マーチが流れると終りの合図ですよ」という2つの約束を守ろうというお話がありました。
いよいよ自由活動の始まりです。「今日はらいおん、きりん、くま、ぞうで行動するのではなくて1年生の各お部屋へ自分たちで自由に行くんだよ」と言うと、早速友達といろいろなクラスを回っていました。1年生のクラスの前では、呼び込みをしている子どもたちに呼び寄せられ部屋に入ると、そこは秋の自然物、どんぐりや落ち葉、松ぼっくりを使って遊ぶコーナーがありました。また、隣のクラスでは、ボーリングやアクセサリー、落ち葉のくじ引きや宝探し、けん玉などの遊びがたくさんありました。自分から「これどうやってするんですか?」と聞いてやってみたり、順番を守ってボーリングに並んで待ったり、アクセサリー作りでは三葉の子らしく、本当に作るのが上手でどんどん考えて手際よく作って楽しんでいました。あっちに行ったり、こっちに行ったりと多忙しの子どもたちでしたが、味生っ子マーチがかかると「えーもー終わり?」と残念そうにしていました。
終わりの会ではくま組のR君とらいおん組のYちゃんがお礼の言葉を言いました。少し恥ずかしそうにしながらも、「今日はアクセサリー作りがとても楽しかったです。ありがとうございました。」と大きな声で言うことができました。
三葉幼稚園を卒園した子どもたちもたくさんいて、成長した姿が見れて私たち教師もとても嬉しく思いました。そして、子どもたちももうすぐ小学校へ入学するのだと楽しみにしている様子がうかがえました。
味生小学校から帰ってくると、戸外のテントの下に年中・年少さんが廃材で作った物がたくさんありました。近くに行ってみると、行くときにはまだ開店していなかったお店屋さんでした。そして「スシロー」「たこやき」と書いた看板がかかっており子どもたちは「お店屋さんだー!」と驚いていました。ひよこ組のY君はたこやき屋さんの店番をずっとしていました。お客さんが買いに来ると1パック渡すのではなく、パックの中のたこやきを1個渡していました。その姿を見て「かわいいー!」と周りで見ていた教師たちも微笑ましく思いました。
今日は参加できなかった年長児たちも、木曜日から参加して素敵なお店屋さんがどんどん広がっていくことでしょう。
2011年11月1日 火曜日
今日の朝、バスで登園してきた子どもたちは、「今日は、動物園行くんよね!!ちゃんとお弁当とお菓子忘れずに持ってきたよ!!」と、教師や友達に嬉しそうに言ってきました。先に登園していた友達と挨拶を交わしましたが、大事なことを忘れていました。それは、毎日していたうさぎさんの餌やりとお掃除でした。副園長が年長児に「動物園に行くのに、幼稚園のうさぎさんの餌やお掃除はしてあげたの?みんなはお弁当食べるのに、うさぎさんは食べなくていいの?」と声をかけたのです。すると年長児たちは、「それはダメ!!汚れたお家も嫌だし、ご飯をあげないのも嫌だ!!」と答えました。すると副園長が、砥部動物園のインドゾウ・タロウくんの話をし始めました。お父さん・お母さんから離されて1歳半の時に、道後動物園にやってきたタロウくんの話を真剣に聞いていた子どもたちは、「タロウくん寂しかったんだろうね・・・」と悲しそうに話す声が聞こえました。「かわいそうだけど、みんなのために頑張ってくれているんだよ。みんな優しくしてあげようと思ったよね、三葉幼稚園のうさぎさんもインコさんも同じなんだよ」と副園長が続けます。子どもたちは心に響いていたのか、うんうんとうなずいて聞いていました。
さあいよいよ出発です!!行きは赤コースが観光バスです。1号車にはきりん・りす・ぺんぎん・さくら、2号車にはらいおん・りす・ぱんだ・ひまわりが乗り、青コースはそれぞれ園バスに乗って出発しました。行きのバスの中では、「動物さんいるかな??」「どんな動物さんがいるかな?」と、早く行きたいなと言わんばかりの子どもたちは、とてもにぎやか・・・。「今日は他の幼稚園や小学生や中学生やお客さんがいます。みんなで人に迷惑をかけないよう、ルールを守りましょう。そして、動物さんをしっかり見てきてね!!」と、副園長の話をしっかり聞いている内に動物園に着きました。
10時30分にペンギンさんの餌やりがありますが、着いた時には終わりがけでしたが、年少児たちは、ペンギンを見るやいなや大はしゃぎ!!「うわー!!ペンギンさんだ!!」と階段を駆け下りて行くと、ペンギンさんたちもそれに応えるように、すーっと泳いで見せてくれました。
インドゾウのタロウのところでは、先日下見をした時に、飼育員さんと約束をしていました。それは、遠足の日に11時に三葉の子どもたちが来るので、飼育員さんも来て子どもたちに話をしてくださいとお願いをしていたのです。それに間に合う様に、タロウくんの所まで急いで行くと、ちょうどタロウくんが鼻を高くあげてお客さんに挨拶をしている所でした。そんなタロウくんの姿を見て子どもたちは「あっ!!タロウくん!!」と大きな声で呼びました。するとタロウくんは、それに応えるかのようにまた鼻を高くあげてくれました。タロウくんの大好物のリンゴとさつまいもを買ってきて「ここだよー!!」と見せると口を大きくあけました。その口をめがけて餌を投げると、なんとうまく口の中に入ったのです。子どもたちも「先生すごーい!!」と大騒ぎでした。
昼食はオアシスガーデンで全学年食べる予定でしたが、アニマルステージがあいていたので、年長4クラスが一緒に食べることにしました。今日は、みんなが揃ったお弁当は久しぶりだったので、子どもたちもとても喜んでいました。アニマルステージには、ちょうどアフリカゾウのとむくんが産まれる映像が流れていました。貴重な映像を見ながら、おしゃべりを楽しみながら、食べるお弁当、お母さんの心のこもったお弁当は美味しいのです。お弁当の後のおやつも遠足ならではで、友達と交換している子もいて、楽しい昼食の時間を過ごしていました。
いろいろな動物を見たあと、それぞれ感じることはあったと思いますが、中でも命の大切さについて学んだことが大きかったと思います。三葉幼稚園にいるうさぎさんやインコさんは、大切に飼育していかないといけないと思いました。帰った後、らいおん・きりん組の子どもたちは、バスから降りるとカバンも下ろさずうさぎ小屋に走って行きました。「今帰ったよ、ちゃんとご飯食べた?」「お部屋汚いけん、お掃除してあげるね」と語りかけ、掃除をしたり餌をあげたりしていました。
コメント (後援会総会・保育参観日♪ きりん組 河野ゆい はコメントを受け付けていません)