2015年10月20日 火曜日
今日、子ども達はいつもとどこか違う表情で登園してきました。みんないつも以上にとってもいい笑顔でした。それもそのはず!「家でみんなに褒められた。」「ご褒美にご飯食べに行った。」「感動して涙が出たって言ってた。」と運動会で褒められたことを次々と話してくれました。
とってもいい気分のまま遊び始めた年少児、年中児には憧れのリレーが大人気!リードの仕方まで真似をして、バトンを受ける前はピョンピョン飛び跳ねて待っている年少児の姿に思わず「かわいいー。」と教師たちは見とれてしまいました。また、その横の絵のコーナーでは「O君と並んでよさこいを踊っている所。」「リレーで頑張っている所。走っている時に応援が聞こえてきたんよ。」と話しをしながら楽しい絵を描いていました。きっとこの絵は今しか描けない絵です。
そして年長児は、稲刈りをしに高木農園に行って来ました。今回は出発前に副園長から鎌の使い方、包丁との違いを教えてもらい、また、手や足を切らない事、運動会のようにテキパキと行動することを約束していきました。
田んぼに到着すると、遠藤さんが待ちかまえて下さっていました。今日、稲刈りに付いて行けなかった副園長が代わりに説明してほしいと遠藤さんに電話でお願いしていたのです。そこで、遠藤さんはわざわざ、家から大小の柿の実が2つ付いた枝を持ってきてくれ「この柿の実、大きいものと小さいものだけど、見て!鳥は小さい実を食べてるでしょ。鳥はおいしい実がわかるから小さい実の方がおいしかったんだね。みんなの植えたお米も隣のお米より少し小さいけどおいしいお米になってるよ。」と自分たちのお米に期待を持たせてくれました。又、春に植えた3本の稲が何本に増えたのか数えてみるとナント34本になっていて、驚きました。鎌の使い方を遠藤さんが説明して下さる手本を真剣に見ていました。
そしていよいよ自分たちの稲刈りです。30本以上の株に悪戦苦闘!それでも自分の手で全員刈ることができました。手で刈った後は機械での稲刈りを一人ひとりさせて頂きました。3人組で遠藤さんと一緒に刈っていきました。機械が稲を刈って束ねる作業を一気にしてしまいます。子ども達の注目はどうやって刈っているのか。どうやって同じ大きさの束になるのか。どうやって紐が結ばれているのか。それぞれ自分なりに観察し、自分なりの考えを話し合っていました。
最後はみんなで束になった稲を稲木にかけていきました。「このまま10日間くらい天日干しにして、脱穀してから三葉幼稚園に届けるね。」という遠藤さんの言葉に「やったー。」の声と拍手が起こりました。あの稲がどのくらいのお米になるのかという話題も出ていました。
子ども達に沢山の経験をさせて下さった遠藤さん。大変ありがとうございました。
2015年9月25日 金曜日
今日の朝、幼稚園のポストに嬉しい便りが届いていました。それは敬老の日の前に投函したハガキの返事のハガキでした。そのことをクラスに戻って話をすると、「僕も電話があったよ。褒めてもらった。」「絵が上手に描けてるねって褒めてもらった。」「今度遊ぶ約束をしたよ。」と話す姿はとても嬉しそうでした。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…、今日のきりん組は学びの秋で習字の時間がありました。4月から始まった習字も半年がたちました。4月の頃は慣れない正座に苦戦し、すぐに姿勢が崩れていましたが、今日は菅野先生から「姿勢がきれいだね。」と褒めてもらいました。形として字を覚える子ども達は、菅野先生のきれいな手本を真似ながら大きく書いています。大人と違う感性で正しい字の形を学ぶ習字をとても大切に感じています。これからも習字の時間を通し、姿勢や集中力、正しい字の形を学びながら、字を書く事を楽しんでいきたいと思います。
年中は、味生地区女性防火クラブの方が来園してくださり、紙芝居や防災ダックの歌を通して、防災について教えて頂きました。防災ダックでは『かみなりの時はカメ(身を小さく丸くなる)』『津波の時はチーター(早く逃げる)』『ハチが来たときはぞう(ゆっくり動く)』と動物に例えて教えてもらい、歌に合わせて体を動かして覚えていきました。教えてもらった後は反対に運動会の踊りを防火クラブの方に見てもらうことになりました。『お客さんに見てもらう』ということで張り切った子どもたちはいつも以上に手を伸ばして踊っていました。その後、部屋に戻る時も「運動会の行進で」と言われると手を大きく振って行進していました。
今日の昼食の時間、一足早く配膳を始めた年少組から「ザワザワ」と声が聞こえてきました。その声に誘われ部屋をのぞいてみると「見て見て!ウサギさん!」「私も!僕も!」とうさぎの形になったバナナをみんなが見せてくれました。みんなとっても嬉しかったようで「私も!僕も!」で一人ひとりに声を掛けていきました。
副園長がお月見に何かをしてあげたいと考えてくれウサギバナナが誕生しました。年長児もすぐに話題となり、各テーブルで盛り上がっていました。一つのテーブルでは少しの大きさの違いから「お父さん、お母さん、子ども!」とうさぎの家族ができたり、レタスを草にみたててウサギのかくれんぼになったりしていました。そして、ウサギを動かして遊んでいたN君は頭が外れて「あっ!」と一瞬残念がった後、「あっ!白ウサギや!」と皮の下に隠れたもう一匹のウサギを見つけました。それぞれがイメージを広げた今日の給食!!とっても楽しい時間になりました。
2015年9月1日 火曜日
待ちに待った2学期が始まりました。子ども達は今日は手さげを引きずるようにして大荷物を持って登園してきました。そして「力持ちやから大丈夫。」と頼もしく胸を張りました。
年少児のI君は、門の前までお母さんが持ってくれていたのですが、友達の姿を見て「僕も持つ。」と言うと、土にすらないように『グッ!』と持ち上げ部屋まで持っていきました。お母さんから荷物を受け取った瞬間にすっかりお兄さんになったような表情になるのも子どものプライドでしょうか。
お兄さんと言えば……
今日は27年度のひよこ組さん(満3歳児学級)の顔合せ会がありました。まだ小さくて自由気ままなひよこ組さんは、毎年三葉幼稚園のアイドルです。今年も9月からひよこ組さんが増えることを伝えるとみんな大喜び。中でも喜び、張り切っていたのが、元ひよこ組の子ども達でした。登園した時は少しさみしく涙をためていた年少児のNちゃんもひよこ組さんがくると泣いてなんかいられません。せっせと世話をし、優しい声を掛けてあげていました。
その後、ひよこ組さんはホールに上がって顔合せ会を行いました。元気いっぱいのひよこ組さんはピアノが聞こえてくると歌い出し、とってもいい笑顔になりました。記念写真を撮るつもりで準備をしていた教師は、シャッターチャンス!!とパチパチパチと連写して、素敵な写真が撮れました。次は運動会で親子が踊る踊りを練習しました。特別講師は年長児のHちゃん。戻ってくると「緊張したー。」と言い顔で教えてくれました。
10時になるとひよこ組さんのいるホールに集まり始園式です。そこでひよこ組さんや9月から年少、年長に入る友達の紹介がありました。式から戻ると、きりん組では「ひよこ組さんかわいかったね。」「困っていたら助けてあげよう。」と盛り上がっていました。明日から一段とにぎやかになる三葉幼稚園。みんなで助け合いながら楽しい園生活になるようにしていきたいと思います。
降園前の集中豪雨の中で園庭に川ができていくのに気付いたきりん組の子ども達は「道が分かれていく。」としばらく道ができていく様子を観察していました。実はその後、教員の靴箱に水が流れ込み、副園長が「川を作っているんだよ。楽しいね。泳ぐ人はいませんか。」と声を掛けていました。こんな時も副園長は子どもに返って仕事を楽しんでいるのです。どんな場面でも乗り切ることができる事が生きる力になるのですね。これからもたくさん遊び、様々な事に興味を持ち、体験することを大切にしていきたいと思います。
2015年7月6日 月曜日
雨が降りそうで降らない今日の天気。自然を体で感じる子ども達は、しゃぼん玉コーナーに沢山集まっていました。「いつもより大きいしゃぼん玉ができるんよ。」と見せてくれると、「ソフトボールくらいの大きなしゃぼん玉ができていました。「なんでいつもより作りやすいんかな。」「上手に液が作れたんやない。」「あっ!土がぬれとるけんや。」とそれぞれ考えて話していました。そうです。しゃぼん玉は地面が濡れている方がよく飛ぶのです。遊びを通し、科学に触れることができていいる子ども達に感心させられました。
今、年長児は2階のテラスで朝顔を育てています。毎日、水をあげたり観察したりしている子ども達は芽が出たことにもすぐに気が付き、つるが伸びてくると支柱をしてあげんといかんね。」と話していました。三葉幼稚園では市販の支柱は使わずに、運転手さんが切ってくれた竹を使って支柱を作っています。支柱は、縦3本横2本の竹を針金で止め支えます。組み立てる際は1人ではうまく留められないので互いにする姿が見られました。その助け合う姿に頼もしさを感じました。きょうも、朝顔に水をあげていた子が、つるが隣の支柱に巻きついているのに気づき、自分の支柱に巻きつけ直してあげていました。どんな花が咲くか期待しながら世話をしたり観察したりしていきたいと思います。
また、今年長児はたくさんの、楽しい活動をする為にテキパキと行動することを意識して生活しています。教師も次の活動を伝えたり、自分たちで時間を決めたりするよう心掛けると、子ども達の方から「お昼食べたらアルバムの続きしようや。」「長い針が9になったけん掃除するぞ。」と自分たちで言い合う姿が見られるようになってきています。これからも自分たちで考えたり動いたり、刺激し合って活動したりしていけるようにしたいと思います。
2015年6月12日 金曜日
子ども達は「今日はじめじめするね。」「すぐに汗かくね。」と気候の変化に気づいていました。午前中はとても湿度が高く暑い一日となりました。「先生きてきて!水が
…水が…」という声に行ってみると、大きな水たまりができていました。」そして、「お風呂みたいに熱いんよ。」と言われ入ってみると、思っていた以上に温かく本当にお風呂の温度になっていました。子ども達はそこで「天然温泉や!」とどろどろになりながら遊んでいました。
戸外ではどろんこになって遊んだり、ひしゃくホッケーをしたりするなか、「トントントン」と木工をする心地いい音が響いていました。朝一番に登園していた年長児A君は「クワガタを作りたい。」と言って木材を選んで作っていました。足の数やはねの形がわからなくなると、なにげなく貼っていてクワガタのポスターを見に行き、確かめて必要な木材を探しに行っていました。クワガタを作っていて、ふと階段下に貼ってあるポスターの事を思い出して確かめに行ったA君の姿に感心しました。
年少さんやひよこさんも木工コーナーに興味を持ち、たくさんの子が金づちと木を持ち打っていました。年中、年長さんのする姿を見て真似をする年少さん。教師が教える前に打ち方を知っていて、中には失敗した釘を自分で抜こうとするひよこ組さんまでいました。怪我がないように見守りながら、子ども達の気づきを大切にしていきたいと思います。
また、数日前から子どもの人気スポットが復活しました。砂場横の青い家が壊れてしまっていたのです。それが元通り…いやそれ以上にバージョンアップして戻ってきたのです。子ども達が2,3人は入れる家はなぜか落ち着くようで、いつも誰かが遊んでいます。そして、どこで知ったか「5号車の運転手さんが作ってくれたんやろ。ありがとうを言わんといかん。」と話していました。
今回だけの事ではなくいろいろな人の心をもらっている子ども達。感謝をする心が育つように教師も様々な心遣いを持って保育していきたいと思います。
2015年5月21日 木曜日
昨日から始まった新たなボール遊び『ひしゃくでゴルフ!?』を今日も引き続き楽しんでいました。『ひしゃくでゴルフ?』となるのも当然!昨日玉入れから離れてしまったボールを副園長が「コン!」と寄せたことから始まった全く新しい遊びです。昨日の時点でコーンを立ててその間を通したり、ひしゃくでボールをキャッチしたり遊びが発展していました。その様子を見て、楽しくなった教師がひしゃくを持ちより、今日は6本になりました。すると、またまた遊びが変化!!
バスから降りた年少児R君は、すぐにひしゃくを持ちボールを打ちました。R君が打ったボールを教師が打ち返すと、それからラリーが続きました。その後、気が付くと年少児K君も加わり、最後には年少児2人で上手にラリーが続いていました。長い時間続け、顔を真っ赤にしていた2人に「大丈夫?」と聞くと「だって楽しいんやもん。」ととびっきりの笑顔を見せてくれました。
きのう、ひしゃくと出会い、ずっと遊んでいた年長児O君は、今日もいちもくさんにひしゃくで遊んでいました。年長児は山田先生が転がしたボールをゴール目指してシュートをするという『ラクロス?アイスホッケー?』が始まりました。ラクロスやアイスホッケーなんて知らないはずの5歳児のさまになっている様子にびっくりしました。その後はコートを水線で書いて試合です。1対1や3対3で打ち合いました。楽しくなるとなんでも自分たちで進める三葉っ子たち。水線が見えなくなると自分たちで波打ちながら水線を引き直し、何となくルールを決め、点数までついていました。
まさかのひしゃくがされどひしゃく、軽くて使いやすかったこと、すくう部分でボールを止めたりすくったり、ひしゃくの多様性がまさかの遊びを生みました。年少児にはキラキラしていたのも魅力だったようでひしゃくの争奪戦でした。遊びの天才三葉っ子達。これからも楽しい遊びを見つけたいと思います。
今日は今年度最初の避難訓練を行いました。最初ということで今回は副園長が放送で避難訓練は何なのか。地震の時、火災の時どうすればいいのかを教えてくれ、防災頭巾のかぶり方を中心に練習しました。また、教師のすべきことも確認しました。幼稚園での防災として、子ども達がすべき事と、教師がすべきことをしっかり身につけていきたいと思います。
今年度、初めてのミキスタディーパルズさんとの交流がありました。今回はらいおん組との交流だったのですが、年中の時にも交流していたこともあり、色々なクラスが積極的にトーマス先生やミキの友達と遊んでいました。また、ミキの子も「久しぶり」と声を掛けてくれ、体いっぱい動かして遊んでいました。その後、らいおん組でレッスンをし、手作り給食をみんなで食べました。また、1年間、刺激し合えたら良いなと思います。
2015年4月23日 木曜日
日中の気温が上がり、半袖、半ズボン、草履や裸足になって遊ぶ子どもが増えてきました。年長児は「今日は暑いけんベストを脱ぐ。」「お母さんと話して半ズボンにした。」と自分の衣服の調節をする姿が見られます。
園庭では、昨日に引き続き玉入れの環境が出ていました。しかし、子ども達はバスで登園するとすぐに「昨日と違う!」と玉入れのかごが違うことに気付いていました。そして、所持品の始末をすぐに終わらせて、玉入れに加わっていました。3つのかごは高さが違っていたり、斜めになっていたり、それぞれが違っていました。子どもによって狙うところも様々で、コツをつかんでいる年長のA君は、投げる角度も考え、何個も入れていました。
年長児は進級してこれまで、踊りの手本をしたり、年少さんの世話をしたり、今日もお母さんお父さん役として年少さんと親子遊びをしました。まだまだ思うように動いてくれない年少さんに声を掛けたり手を引いたり、何とかしようとする年長児の姿に微笑ましく思うことがありました。
今日、片づけをした後、年長はかけっこをしました。ここでもただのかけっこではなく、誕生月で走りました。教師も自分の誕生月に入り、中には本気で走り本気で子どもに負けてしまう先生も…。かけっこの練習ではなく遊びとして、そして、その中で頭も体もたくさん使って楽しみました。これからも心や体が自然に育つような様々な遊びを考えていきたいと思います。
そして、かけっこ後に副園長が話をしてくれました。片づけや準備、集まったり並んだりテキパキ早くすれば楽しいことが沢山できる事や、「自分の体の中にも時計があって、朝 早起きをして太陽にあたると時計が進み、たくさん遊んだり、お腹が減ったよーと知らせてくれたりするんだよ。」と話してくれました。その後の昼食の片づけでは張り切って机の片づけや掃除をしていた子ども達ですが、これからは子ども達と時間を決めて、子ども達が自分で気づいて活動を進めていけるようにしたいと思います。
コメント (「3本だった稲が…。みんなで稲刈りしてきたよ。」 きりん組 河野拓成 はコメントを受け付けていません)