2018年7月19日 木曜日
今日も猛暑の中、熱中症の気遣いをしながら環境を準備しました。子ども達の様子を見ていると、昨日と今日の遊びの様子が違っていました。子ども達は本能的に昨日より今日の方が風があって温度が少し低めなのを感じとっているようで、今日は三輪車もテントの周りを走り回っていました。そんな中、滑り台に集まっている年長さんが気になって行ってみました。 話を聞くと、「せみの声がすごく聞こえたから近くにいるかと思って探している」と言っていました。
子ども同士で耳を澄ませながら、「こっちの木にいる!」と真剣に言い合いながら探している姿を見て、とても子どもらしくて可愛いなと思いました。そこで、年少さんもせみ探しに誘ってみると、図鑑を首からぶら下げてきて、せみの鳴き声を聞きながら「このせみかな」と言いながら、友達と園庭を走り回ってせみのいる木を探していました。そして、「せみがどこにいるんだろう」とジャングルジムに登って、背の高い銀杏の木を見上げて探していました。これから続く暑い夏、子ども達はせみの声を聞きながら夏を楽しんで、たくましく成長していってほしいと思いました。
また、今日は午前中に避難訓練を行いました。年少児の中には非常放送に驚いて泣いてしまう子もいましたが、園長の説明の放送をしっかり理解して、静かに園庭の日陰に移動することができました。子ども一人一人が自覚を持つことで、危険を回避することができるんだと思いました。今後の避難訓練も教師は冷静に判断し、意識を持って行動していきたいと思いました。
今日の給食の献立は、胚芽米、コロッケ、五目煮、パプリカサラダ、オレンジでした。
2018年6月12日 火曜日
今日の園庭は、昨日の雨であちこちに水溜りがあって、絶好の泥遊び場になっていました。沢山の子ども達が服まで泥だらけにしながら楽しそうに遊んでいました。その中で、花壇の前に年中組子ども達が集まっていました。覗いてみると、花キャベツの葉にツマグロヒョウモンの幼虫がいて、昨日「蝶の館」と言って作った網の目から逃げ出していたのです。その幼虫はそっと網の目の花キャベツの葉っぱに返してあげました。
その後、りす組で以前いただいて飼育していた4匹の蝶の幼虫の1匹が蛹になっており、みんなで観察していると、1匹の蛹から赤色の液体が出ており、子ども達から「血が出ているのかな」「うんちかな」と心配そうな声が上がりました。「どうしてだと思う?」という先生の声掛けに子どもなりに一生懸命考えていましたが、考えても分からなかったため、みんなで図書館に行って調べることになりました。
昆虫の本を開いて先生と一緒に答えを探しました。みんなで頭をくっつけて1ページ1ページめくっていくと....ありました。「ちょうちょになるために、体にあるいらない水分を出す」ということが分かりました。その事を聞いて、心配をしていた子ども達は「自分達がうんちやおしっこをするのと一緒なんだ」とほっと安心したようでした。
今、幼稚園にはツバメの赤ちゃんや様々な生き物や自然があって、毎日子ども達は命や自然に触れて学んでいるということを再度確認することができました。
また、今日幼稚園にいるツバメが子どものツバメにあげる餌を運んできて、食べさせようとして下に落としてしまいました。それを見せてもらうと子ども達は、「こんな虫を食べるんだ~」と図鑑を見ながら虫の名前を調べていました。三葉図書館は本を借りるだけでなく、子ども達が分からないことを自分で調べて理解していく場所であり、それを積極的に利用しながら学んでいるということを実感しました。
今日の給食の献立は、胚芽米、鶏肉と野菜の炒め物、中華スープ、ごまサラダ、果物でした。
2018年5月28日 月曜日
今日の天気は、“くもり時々雨”雨が降る前にと、戸外では、子ども達が好きな遊びを楽しんでいました。きりん組のS君はスタンプ遊びで、ロケットを作りその周りを「宇宙は青だから…」と言って、青色のスタンプをいくつもいくつもポンポンと押して、仕上げました。また、それを見ていた年中、年少児も刺激を受けて、ただ押すだけでなく形に押していく姿がみられました。
また、ファンタジー(透明なトンネル)をお家にみたてて、遊んでいました。外から他の学年の子ども達が「お~い」と呼ぶと中から「お~い」と答え外から内からかけ合いを楽しんでいました。
しばらくしてそろそろ片付けの時間と言うことで片付けを始めると雨がポツポツから急にザーと振ってきました。外で遊ぶことが大好きな子ども達は、教師が「雨が降ったね~。どうする?」と聞くとA君が「かみさまにお願いするー」と言って、突然手を合わせました。それを見て、他の子どもたちも手を合わせました。その姿がとっても可愛かったです。「神様にお願いするより他に何かないかな?」てるてる坊主に気付いて欲しくて聞いてみましたがなかなか出てきません。そこで「♪てるてるぼうず♪てるぼうず!」と歌ってみると「あっ!てるぼうずや!」とS君が気付いてくれました。そしてみんなで、“てるてる坊主”を作ることになりました。まずは、頭の部分です。どの子もとても上手に硬く丸めることが出来ていてびっくりしました。次は体です。新聞紙や広告、包装紙や浸し染めなど好きな紙を一枚選んで作っていきました。
そして、Yちゃんが「可愛いけん。帽子かぶせてあげたい」と言って廃材箱へ帽子の材料を取りに行きました。それを見ていた、他の子達も廃材箱を覗き込みながら、イメージを広げ、S君は、丸い段ボールを家に見立てたり、Nちゃんは、「電車に乗っとんよ」と電車に乗せたり、K君は「お風呂に入っとるんよ」Aちゃんは「このてるてる坊主はドレス着とんよ」などと、どんどん子ども達のイメージが広がっていく様子に驚かされると共に楽しくなりました。お部屋に飾ってお帰りの仕度をしながら窓の外を覗いたAちゃんが「はれとる~。てるてるぼうずさんのおかげや~」「ありがとう」と声をあげました。その姿がとても可愛く雨のおかげで子ども達の違った一面をみることができました。
☆今日のメニュー☆
パン、具だくさん焼きそば、やさいのあまずあえ、りんご、牛乳でした。
2018年5月14日 月曜日
今日は昨日の天気が嘘のような晴天のなか、初めて親子運動会の練習を赤、青コースに分かれて通して行いました。
「おひっこしゲーム」では、子ども達が自分なりにどの先生のところに行こうか考えて動いている姿がとても微笑ましかったです。
年少ダンスの「汗かき親子体操」では、年長のお兄さん、お姉さんがお母さんの代わりになってペアで踊ってくれて、最後親が子どもを抱きしめるところでは、年長さんが自分から年少さんの身長に合わせるようにしゃがんで抱きしめるところを見て、思いやりがあって優しいなと思いました。
年長、年中のダンスをテントの中で年少さんが踊っている姿を見て、自分の出番以外でも楽しんで参加している姿を見てとても嬉しく思いました。
給食を食べる前に、ひまわり組では先週みんなで植えたカイワレ大根がどうなっているのか見ました。種から芽が出て6〜7cm程に伸びていて、みんな目をキラキラ輝かせて見ていました。植物が生長する様子を身近に実感出来たのではないかと思いました。
降園前には、「おちたおちた」の手遊びを初めてしました。私が「地震!」と言うと頭を押させたり、「火事!」と言うと口を押さえたりと、初めてやったのにも関わらず自分達で考えて楽しんでいる姿がとても可愛らしかったです。
明日からも暑い日が続きますが、親子運動会本番に向けて子ども達と頑張っていきたいです。
今日の給食はパン、肉うどん、野菜の味噌和え、バナナでした。
2018年4月24日 火曜日
最近、ひまわり組では、ダンゴ虫探しが大ブームです。年中児や年長児に教えてもらって、事務所横の花壇や桜の木の下など色々な所から沢山のダンゴ虫を見つけていました。今日は朝から雨が降っていたにもかかわらず、ひまわり組のK君は図書館下のチューリップの鉢を1つ1つずらしながら、沢山のダンゴ虫を集めていました。最初は、K君の手に収まり切らない程のダンゴ虫が集まっていました。それを、ヨーグルトカップに入れるとダンゴ虫は土の中にいたことを思い出して、ダンゴ虫の上から砂を入れました。それを見た教師が「いきうめになって、これじゃー息ができないね」と言うと、急いで、土の中に指を突っ込んでダンゴ虫を出して砂を入れました。そして、「ごはんがいるね」と話しかけてきたので図書館に行って何を食べるか調べることにしました。“だんごむしのかぞく”という絵本を開くと丸くなっているダンゴ虫の絵がありました。それを見てK君は体を丸めて「ダンゴ虫」と言って、ダンゴ虫のマネをしていました。絵本のページを1枚づつめくっては、カップの中のダンゴ虫と比べて色が同じなどいろいろなことにきづいていました。
K君とA君が部屋に大事そうにダンゴ虫を持ち帰ると、皆が集まってきました。興味津々の子ども達と相談してお部屋で飼うことにしました。虫かごを渡すと、みんなが大事そうに一匹づつ虫かごに移して砂を入れました。すると、K君が「息ができなくなる」と言ってダンゴ虫をお皿に並べました。また、絵本できゅうりやにんじんを食べることを知ったので「きゅうりは食べるよ」と言って包丁ままごとの所にあるきゅうりを持って来てあげました。これだけじゃ隠れる所がないと皆で雨に濡れていない所を探して石や落ち葉を見つけて入れました。
自分達で興味をもったことは、こんなにも夢中になって活動するんだと思いました。その後も虫かごに顔を寄せ合いながら覗き込んでいました。今、ひまわり組の子ども達はダンゴ虫やテントウムシなど色々な虫に興味を持っています。A君は入園間もない頃自分が捕まえたダンゴ虫を指で潰してしまいました。その時に教師と土に埋めて花を飾ってあげたことを覚えていて「強くもったらダメ。しぬよ」と友達におしえてあげていました。犠牲になった1匹のダンゴ虫から虫にも命があって大事に育てることを学んでいたのだと思いました。一つ一つの経験、失敗から学んでいく姿に気付き援助を惜しまずしていきたいと思いました。
2018年3月2日 金曜日
今日も戸外で子ども達は元気いっぱい好きな遊びを見つけて遊んでいました。木登り、鉄棒、つりかん、なわとびなど色々な遊びにチャレンジしていました。
ひまわり組では、最後の身体測定をしました。今日は自分たち頑張って脱いでたたんで、着て…。今までに、何度も身体測定を経験し、夏は水着の着替え、生活発表会では衣装の着替えと何度も着脱をしてきたことで脱ぐのも早くなり、全員が脱いで畳むのに、20分でできていました。一人で上手く脱げなくても手伝ってもらう子、上手くたためず友達にたたみ方を教えてもらう子など子ども同士で協力しながらする姿がたくさん見られました。また、測るときは名前を言って「お願いします」と元気いっぱい言うことができていました。又終わったら「ありがとうございました」とお礼も言うことができていました。会議室を通りかかった年長のT先生が子ども達が自分たちで服を脱いでたたんだことを褒めてくれて、「静かにきちんと順番を待つことが出来たらもっといいね」と声をかけてくれました。子供達の今まで想像できないくらい静かに体操座りで待っている姿に本当に驚いて、もうすぐ年中さんになるんだなぁーと感じました。服を着るのは脱ぐ時よりも早くて、ボタンを一生懸命自分でして、襟を友達に折ってもらうなど、子ども同士で手伝い合う姿を見てその成長した姿に嬉しく胸があつくなりました。
又、今まで描いてきた絵をまとめて、表紙作りをしました。「ひまわり組になってどんなことしたかなぁ?」と聞くと「遠足や芋掘り、乗馬、遊技場、夕涼み会(おばけやしき)運動会、生活発表会、おもちつきなど沢山出てきました。又Mちゃんは、最近行った施設訪問の絵を描いていて、「おじいちゃんおばあちゃんにこにこでみてくれたんよ」と嬉しそうに話しながら描いていました。つりかん、ブランコが楽しかったなどと友だちと話しながら描いている姿も見られました。
今日は楽しみにしていたひな祭り給食でした。ひまわり組はすみれ組さんと一緒に先生が家から持ってきて飾ってくれたおだいりさまとお雛様の前に子供達の作ったお雛様も並べてそれを見ながら食べました。ひな祭りの歌が流れる中「おいしいね」と言いながら楽しい食事会になりました。
もうすぐ年中さんになる子ども達、1つ1つ出来るようになったことを確かめながら1日1日を大切にしていきたいと思った1日でした。
2018年2月2日 金曜日
今朝は、とても冷たい風が吹いて霜が下りていて幼稚園の水たまりも凍っていました。ひまわり組のH君は「おはよう。今日僕の家の車白くなっとったー」と大興奮で登園して来ました。そして、所持品の片付けを済ませ、友達を誘って園庭に出ると凍った所を見つけて「すごーい。ツルツル滑るー」と言って大喜びで滑って楽しんでいました。ふと気が付くとすぐ側にうさぎ組のT君が自分で色を塗った(赤鬼)お面をつけて立っていました。それを見た子供達が「きゃー」と言って逃げ回り、鬼ごっこがスタートしました。
年少組さんも、昨日から豆まきを楽しみにしていてお面(つの)の色塗りや豆づくりしてきました。豆を入れる箱は沢山の廃材箱から選んできた気に入った大きい箱や、小さい箱に入れていました。卵パックを選んだI君は、走ったら落ちることに気付き、フタになるようにもう一つ卵パックを上からかぶせて落ちないようにしていました。昨日作った豆では少ないと今日も朝から豆を増やしている子もいました。
発表会の練習を朝早めにすませ、年少組とたんぽぽ組が会議室に集まりまめまきをしました。「先生やみんなの中にどんな鬼がいるかなぁ?」と聞くと『おこりんぼおに、わがままおに、なきむしおに』など色々な鬼が出てきました。他の学年もクラスごとに「おにはーそとー」「おにはーそとー」と楽しみました。くま組ではYちゃんがT先生に「おこりんぼおにー、おこりんぼおにー」と言いながらこの時ばかり豆を投げつけてきて、先生もその姿に大笑いしていました。(ちょっぴり反省です)
たんぽぽ組でひよこ組から上がってきたE君とH君は、鬼のお面をつけひよこ組へ行って「おにだぞー」と大暴れしていました。また、ひまわり組の子供達がお面をつけて、外に行く途中、会議室に行く途中のひつじ組さんに会いました。「こわいー」と振り返ると後ろからおにのお面をつけたぱんだ組さんのおにが…。鬼に挟まれてひまわり組の子ども達は、大パニックになっていました。
お昼は、節分メニューで恵方巻きが出ました。南南東を向いて静かに食べると幸せがやってくるんだって…と伝えるとM君やY君SちゃんIちゃんは、すぐに向きを変えてそちらの方向見てました。とっても大きい恵方巻きの中には沢山の野菜(にんじん・かんぴょう・きゅうり・ごぼう・あつあげ・桜でんぷ等)が入っていました。
お昼に園長先生が節分の話を放送してくれました。「頭の上の固いところは角?」子供達はすぐに確認していると「ではありません」の言葉にホッとしていました。また、豆の数でお腹の中にいた時が1だから…と放送に合わせて、指を一本づつ増やしていき、年少さんは5個年中さんは6個年長さんは7個と知り、一つ多く豆を食べてもうすぐ大きい組さんになることを確認しました。ひまわり組のM君は教師の年を聞くとすぐに答えることができてビックリしました。
この1年で話を聞く力、それを理解する力も身についているんだと思い子どもの成長にびっくりしました。
コメント (「せみはどこかな?」 ひまわり組 岸田亜寿美 はコメントを受け付けていません)